情報用語辞典(T - 3 )
TLA Top-Level Aggregation。 IPv6アドレスでFPに続く、4〜16bitの13bitを指す。 地域IRが管理するもので、当初は、'0000000000001'に固定される。 FPとTLAを合わせた16bitを16進数で表記すると、'2001'となる。
TLA Three Letters Acronym。 3文字の頭文字から成る略語のこと。
TLB Translation Look-aside Buffer。 アドレス変換を高速にする仕組みの一つ。 メモリアドレスの変換を高速化するためのテーブル。
TLD Top Level Domain。 ドメイン名の末尾に来る文字列。 jpのような国別ドメインが一般的。
TLI Transport Level Interface。 UNIXのストリームとアプリケーションの間のインタフェースOSIモデルの第4層。
tlntadmn WindowsXP標準装備のコマンド。 DOSプロンプト画面で使用する。 Telnetサービスを制御する。
tlntadmnの書式
tlntadmn [コンピュータ名][共通オプション] start┃stop┃pause┃continue┃-s┃-k┃-m┃config 構成オプション
-sセッション情報の一覧表示
-kセッション終了
-mセッションにメッセージ送信
TLO Technology Licensing Organization。 技術移転組織。 大学内で発明された技術など知的財産権を提供・譲渡する機関。 2000年4月1日現在、文部省・通産省に認定されたTLOは、10機関。
TLP Transport Layer Protocol。 NTTドコモが、PDC方式のiモードで用いているトランスポート層の通信プロトコルFOMAでは、TCPの改良版であるWireless Profiled TCPを用いる。
TLS Transport Layer Security。 SSLに代わる新しい標準セキュリティプロトコル。 米Netscape Communications社や米Microsoft社が標準化作業に参画している。
TLT Trademark Low Treaty。 1994年に締結された商標法条約。 各国・地域での商標登録手続のユーザーフレンドリー化と国際的調和を目的とする条約。 1996年に発効。 日本は1998年4月加盟。
T-LVTTL Terminated LVTTL。 終端付き低電圧TTL。
TM Transaction Manager。 トランザクション処理モデルにおいてトランザクション管理を行う部分のこと。
TMCC Transmission & Multiplexing Configuration Control。 伝送多重化制御方式。 BSデジタル放送で採用される。
TMDS規格 Transition Minimized Display Signaling規格。 パソコングラフィクスの標準化団体VESAが提唱する規格。 従来各社でまちまちだった液晶ディスプレイの標準接続方式を統一するもので、液晶用のアクセラレータの選択肢を広げるものとして期待されている。
TMF Transaction Monitoring Facility。 トランザクション監視機能。
TMN Telecommunication Management Network。 複数のベンダで製造された他種類の電気通信装置で構成される電気通信網を適切に管理するための標準的なインタフェースプロトコルアーキテクチャを規定したネットワーク。 ITU-TISOで標準化作業中。
TMP Temporary。 一時的な作業場所。
TMR Triple Modular Redundancy。 一つの機能を3重に持ち、三つの結果を比較して不一致が生じた場合はその部分を切り離す方式。
TMR Tunneling Magneto-resistive。
TMR Track Misregistration。 HDD業界用語で、データトラックとヘッドの位置ズレの意。
TMR膜 Tunneling Magneto-resistive膜。 磁気抵抗効果を示すトンネル接合膜。 GMR膜より高い抵抗変化を示す。 TDKがTMRヘッドを2000年にサンプル出荷、2002年より量産予定。 50Gbit/in2の実現が見えてきた。
TMRC The Magnetic Recording Conference。 磁気記録関連の国際会議。
TMS Test Mode Select。 バウンダリ・スキャンのテスト・モード選択端子。
TN Twisted Nematic。 ねじれネマチック型。 液晶セルの種別の一つ。
TNC transnational corporation。 多国籍企業。
TNT Transparent Network Tranport。 MANあるいはWAN上でEthernetトークンリング伝送を提供する電話会社のサービス。
TOB Take Over Bid。 株式公開買付制度。 公開企業の買収のため、購入価格を公示して株式を買い集めること。
TOC Table Of Contents。 ディスクに保存した情報の位置などを記録したインデックス。
TOC Theory of Constraints。 制約条件理論。 製造プロセスや業務プロセス中のボトルネックを識別し、その工程の改善だけに注力しプロセス全体のアウトプットを高める技法。
TOE TCP/IP Offload Engine。 CPUと独立して、TCP/IP処理を行うハードウェアのこと。
TOEIC Test of English for International Communication。 米ETS(Education Testing Service)が開発した国際コミュニケーション英語能力テスト。 トーイックと呼ぶ。
TOICA TOkai Ic CArd。 JR東海が名古屋エリアで2006年秋からのサービス開始を予定している非接触ICカード方式の乗車券。 JR東日本のSuica、JR西日本のICOCAと同等。 トイカと呼ぶ。
TOPIX TOkyo stock Price IndeX。 東証株価指数。 日本株式市場全体の動きを表す指標のひとつ。 東証市場第一部全銘柄の時価総額が、基準時(1968年1月4日の終値=100)の時価総額に比較して、どの程度増加したかを表すもの。
TOPS コンピュータの複合理論性能CTPの単位。
Torr 真空関係で多く用いられている圧力の単位。 トールと呼ぶ。 1 Torr = 1 mmHg = 133.322 Pa である。
ToS Type of Service。 IPヘッダの中の8ビットの領域。 3ビットのIP Precedenceと、Delay、Throughput、Reliability(それぞれ1ビット)からなる。 サービス品質を指定するために設けられた領域だが、従来はほとんど利用されていない。 米HP社は「Web QoS」というWWWサーバの負荷分散システムに、アプリケーションごとに優先度を設定するソフトウェア(Application Classification Engine)を搭載し、ToS領域にACP(Application Code Point)と呼ぶタグを埋め込み、ネットワーク側と連携させたQoSを実現している。
IP Precedence
(3bit)
Delay
(1bit)
Throughput
(1bit)
Reliability
(1bit)
(No Use)
(2bit)
TOSA Transmitter Optical Subassembly。 小型の光送信モジュール。
toto サッカーくじの愛称。 2000年10月28日より静岡県でテスト販売開始され、2001年3月より全国で開始予定。 1口100円で、J1、J2リーグの13試合の結果を予想する。 1等(全試合的中)、2等(1試合はずれ)、3等(2試合はずれ)が設定。 売上金の分配は、50%が当選金、35%が収益、15%が経費。 収益の分配は、3分の2がスポーツ振興事業資金として、スポーツ団体と地方公共団体などに、残りの3分の1が国庫納付金。
TP Transaction Processing。 トランザクション処理。 ISO 10026で規定。
TPモニタ オンライン・トランザクション処理の監視・制御をするミドルウェア。 トランザクション処理モニタ。 オンライン・トランザクション処理システムの構築に重要な役割を担う。 機能は大きく分けて2つ。 1つはデータの整合性を保証するための機能。 もう1つは大量のユーザーをサポートするための機能である。 データの整合性を取る機能には、トランザクションのログを管理する機能、トランザクションに障害が発生した場合に処理以前の状態にデータを戻すロールバック機能、複数データベース間にまたがるトランザクション処理のデータの整合性を取る2フェーズ・コミットなどがある。 大量ユーザーをサポートする機能としては、トランザクションのキューイング、優先順位付けによるスケジューリング、レスポンスが速いサーバに処理を割り振る負荷バランシングなどがある。
TPA  <3it/a>Trading Partner Agreement。 IT業界向け電子取引契約の標準となる規約。 2001年10月22日にドラフト版がリリースされた。 EECAESIAEDIFICERosettaNet(ロゼッタネット)が共同で策定。
TPC Transaction Processing Performance Council。 トランザクション処理性能評議会またはそこが作ったベンチマーク・テスト。
TPC Trans-Pacific Cable。 太平洋横断ケーブル。
TPC Transmit Power Control。 無線LANにおける送信出力制御の機能。
TPC Turbo Product Codes。 ブロック符号ベースの誤り訂正符号方式。
TPC-A TPCが1989年に定めたベンチマーク・テスト。 単位はtpsを使用。
TPC-B TPCが1990年に定めたベンチマーク・テスト。 単位はtpsを使用。
TPC-C TPCが1992年に定めたベンチマーク・テスト。 単位はtpmを使用。 データベースの入力や更新を行う一連のトランザクション処理を実行する。
TPC-D TPCが1995年に定めたベンチマーク・テスト。 ベンチマーク・テストに使用するデータベースは、1GB,10GB,30GB,100GB,300GB,1TBから選定する。
TPC-W 2000年7月7日に米TPCが発表した、電子商取引環境を提供するシステムの性能や価格性能比などを評価するためのベンチマーク・テスト。
TPC-3 1989年に太平洋に開通した海底ケーブル。 全長13,320km。 回線容量は280Mbps。
TPC-4 1992年に太平洋に開通した海底ケーブル。 全長9,850km。 回線容量は560Mbps。
TPC-5 1995年に太平洋に開通した海底ケーブル。 全長24,500km。 回線容量は10Gbps。
TPG Test Pattern Generator。 テスト・パターン生成用ソフトウェア
TPI Track Per Inch。 1インチ当たりのトラック数。
TPM Trusted Platform Module。 PCプラットフォームのセキュリティ技術を策定する業界団体TCGが作成した仕様に準拠するセキュリティチップ。 セキュリティ対策を施すモバイルコンピュータに採用されている。 アクセス保護はもちろん、ハードウェアやソフトウェアに改ざんを発見した場合、コンピュータを起動できなくする。 ファイルの暗号化機能も持つ。
tpm transaction per minutes。 トランザクション処理性能を示す指標。 TPC-Cで使用する単位。 1分当たりのトランザクション数を示す。
TPNS teleprocessing network simulator。 通信網シミュレータ
TP-PMD Twisted Pair-Phisical Media Dependent。 光ファイバではなくUTPを使用したFDDIANSIで規格化されている。
TPQFP Test Pad QFP。 テスト・パッド付きQFP。
TPS Transaction Processing System。 元々は、トランザクション処理システムの略称だったが、現在では、処理性能を示す単位(tps)として使用される。
tps transaction per second。 トランザクション処理性能を示す指標。 TPC-ATPC-Bで使用する単位。 1秒当たりのトランザクション数を示す。
TQC Total Quality Control。 総合的品質管理。 米国のA. V. Feigenbaum氏の提唱によるもので、1958年に米国を訪問したQCチームにより紹介された。
TQFP Thin Quad Flat Package。 薄型の表面実装型LSIパッケージの一つ。 薄型4方向フラット・パッケージ。
TQM Total Quality Management。 製造業における総合品質管理。
tracert Windows標準装備のTCP/IP関連コマンド(trace route)。 DOSプロンプト画面で使用する。 目的ホストにパケットが届くまでの経路を調べる。
tracertの書式
tracert [-d][-h 最大ホップ数][-j ホストリスト][-w 時間] 対象ホスト
対象ホスト経路を検索したいホスト名、IPアドレス、FQDNを指定
-dIPアドレス指定時、ホスト名に名前解決を行わない
-h探索可能な最大ホップ数を指定(デフォルトは30)
-j経由すべきゲートウェイ(ルータ)アドレス指定(最大9個)。ただし、指定されていないゲートウェイを経由することもある(loose source routed)
-w途中のルータやホストからの応答待機時間(タイムアウト)指定(デフォルトは4,000 ms)
TrackIR 米NATURALPOINT社が開発した、赤外線センサにより人の頭の動きを検知する動作認識により、マウス カーソルを移動させる入力装置。 マウスクリックキーボード上の特殊キーを割り当てている。
TrackPoint 米IBM社ノートパソコン ThinkPadに取り付けられているポインティングデバイスキーボードの'G'、'H'、'B'の間に立っている小さなジョイスティック
Transmeta Crusoeを開発した会社。 1995年、Dave Ditzel(デイブ・ディツエル)氏が設立。 Ditzel氏は、1980年に世界で初めてRISCCPUの論文を発表した技術者。 Tranmeta社は、Linuxの創始者Linus Torvalds(リーナス・トーバルズ)氏が所属する会社でもある。
TRAVAN 米3M社が開発、米Seagate Technology社やアイワなどが製造・販売しているテープ・ドライブ。 1/4インチテープ(3.5インチのQIC)を使用。 記録容量4GB、最大データ転送速度567kB/sのTRAVAN TR-4、記録容量10GB、最大データ転送速度1MB/sのTRAVAN NS20の2種類がある。 今後開発されるTRAVAN NS36は18GBとなる見込み。
TREAD Act Transportation Recall Enhancement, Accountablity, and documentation act。 2000年に米国において制定された、自動車の安全性を強化する規制。 トレッドアクトと呼ぶ。
Trident WindowsIEレンダリング・エンジン。 トライデントと呼ぶ。
Trillian 米Intel社が開発中の64bitCPU MercedLinuxを移植するプロジェクト名称。 米Intel社米HP社米IBM社、ほかの企業が参画している。
TRIMIS Tri-service Medical Information Systems。 三軍用医療情報システム。
Trio64 S3社のRAMDAC内蔵ビデオチップで、Windows3.1が全盛期の頃、普及価格帯のビデオカードに搭載され人気を博していた。 その後、動画アクセラレーション機能を持つ「Trio64+」を経て、現在「Trio64V2」になる。 Trio64V2内蔵RAMDACは170MHzで、使えるメモリによって、FP/EDO/DRAMベースのTrio64V2/DXと、 SDRAM/SGRAMベースのTrio64V2/GXに分けられる。 3D機能を追加した128bitエンジンの次世代チップ「Trio3D」も既に発表されている。
Triple-DES DESの強度を上げるため、56bitの鍵二つを用いる。 鍵Aで暗号化→鍵Bで復号化→鍵Aで暗号化という三重の処理を行って暗号化し、逆の処理をして復号化する。
実質の鍵長は112bitとなる。
Tripwire 第三者によるファイルの改ざんをチェックするソフトウェアハッシュ関数でファイルやディレクトリの内容、属性のハッシュ値を定期的に算出し、ファイルの改ざんの有無を検出する。
Triton Neptuneに続く米Intel社製のPentiumプロセッサ用PCI チップセット。 高速アクセスが可能なPBSRAMEDO RAM、バスマスタIDEに対応しており、これらを組み合わせることによってNeptuneに比べ最大30%の高速化を実現している。 なお、PCIチップセットとはPentiumプロセッサ、メモリ、スロットを効率よく接続するための要となる集積回路数点(Tritonは3つ)からなるチップ群であり、 このチップセットに何を採用しているかでマザーボードの性能が決定付けられる。 トライトンと呼ぶ。
TritonII PCI チップセットの開発コード名。 一般にTritonIIと呼ばれるPCIチップセットには、ハイエンド向けの「430HX」と、主にホームパソコン向けの「430VX」の2種類がある。 HX、VXとともに、(1)メインメモリへのアクセスの高速化、(2)PCIバスの転送効率改善、(3)USBへの対応、などが図られている。 HXではさらにマルチプロセッサ(2個まで)をサポート、最大メモリも512MBまで拡張されている。
TRIZ ソ連生まれの問題解決技法。 米国にて完成度を高められた。 提唱者アルトシューラーが数多くの発明を分析して、問題解決のための原理、法則を見出した。 パソコン用ソフトも開発されている。 トリーズと呼ぶが、ロシア語であり、英語であえて訳せば、Theory of Inventive Problem Solvingというところ。
TRMM Tropical rainfall measuring mission。 熱帯降雨観測衛星計画。 熱帯地域の降雨分布等を気象衛星で観測する、日米共同計画。 気候変動メカニズムや気象予測などの研究目的。
TRON The Realtime Operating system Nucleus。 坂村健東京大学助教授が提唱するコンピュータ及びマイコンなどの開発プロジェクトとそのOS。 トロンと呼ぶ。 理念は、超小型のコンピュータからスーパーコンピュータまでの全てのコンピュータのアーキテクチャとユーザーインタフェースを統一しようとするもの。 工業用のITRON、OA機器用のBTRON、汎用のCTRON、これらを統合するネットワーク用のMTRONに分けて、OSやCPUなどの開発が進められている。
Troy 米AMD社が開発中のサーバ/ワークステーション用マイクロプロセッサの開発コード。 90nmのSOIプロセスで製造。 トロイと呼ぶ。
TRPC Transaction Remote Procedure Call。 トランザクション処理用のリモート・プロシージャ・コール。
TRS Trunked Radio System。 業務用移動体通信。
TRST Test Reset。 バウンダリ・スキャンのテスト・リセット端子。
TRT型 IPv6-to-IPv4 Transport Relay Translator。 IPv4IPv6間の通訳を行う手法の一つ。 IIJが開発。 アドレス解決手法はNAT-PT型と同じ。 プロトコル変換をトランスポート層で実行する。 IPv6のTCP/UDP パケットをIPv4のTCP/UDPパケットに乗せ換える。
True Color 24bitカラー参照。
TrueType WindowsMacOSで使われている一般的なアウトラインフォントの規格。 米Apple Computer社が開発し、米Microsoft社に技術供与した。 印刷と表示に同じフォントを使うため、アプリケーションにも夜が、WYSIWYGが比較的容易に実現できる。 しかし、Type1系フォントに比べると精度が低く、DTPなどの本格的な印刷物の制作には向かない。 主なTrueTypeフォントとして、WindowsではMSゴシックやMS明朝、MacintoshではOsakaなどがある。
TrustBridge 2002年6月6日、米Microsoft社が発表した、企業向けID認証システムのコード名。 2003年登場予定。
TRUSTe Webサイトの個人情報管理体制をチェックする米国の非営利団体(http://www.truste.org/)。 AOL、MSN、マイクロソフト、ヤフーなど米国系事業者の多くが認証を受けている。 トラスト・イーと呼ぶ。
Tru64 UNIX 米Compaq Computer社Alphaプロセッサ上で動作するUNIX米DEC社(Compaq Computer社が買収)が開発したDigital UNIXを改名したもの。