情報用語辞典(S - 4 )
SF Spreading Factor。 CDMA技術における拡散率。
SFメディア Synthetic Ferri Media。 2001年4月に富士通が発表した、HDDの高密度記録用の媒体。 多層膜で構成される安定化層を記録層の下側に設けることで、媒体の熱揺らぎによる信号劣化を抑圧する。 2001年8月、この媒体を使用して、世界初の面記録密度100Gbit/in2達成(線記録密度750kBPIトラック密度142kTPI)を発表。
SFA Sales Force Automation。 情報技術を利用して営業部門・営業担当者の業務を支援し、生産性を大きく高めたり顧客満足度を向上しようという考え方。 顧客情報、顧客との接触履歴、商談の進捗状況、営業資料、営業担当者の行動予定などをシステムで一元管理する。 CRMの一環として扱うことも多い。
SFA system failure analysis。 システム故障解折。
SFDR Sprious Free Dynamic Range。 A-D変換器などの雑音特性の一種。
SFF Small Form Factor。 小型ハード・ディスクの機構の一つ。
SFIS Statewide Federated Information System。 全州連合情報システム。
SFMedia Synthetic Ferrimagnetic Media。 熱揺らぎを抑えた長手記録媒体の1つ。
SFN Single Frequency Network。 単一周波数ネットワーク
SFP Super Fine Positioning。 オリンパスが開発した光磁気ディスク用の小型ヘッド。
SFQ Single Flux Quantum。 単一磁束量子。
SFS Finnish Standards Association。 フィンランドのISO9000認証機関の名称。
SFS Stiction Free Slider。 ディスクに吸着しないHDD用ヘッド。
SFT Novell社のNetWare上におけるノンストップコンピュータの定義。 ノンストップコンピュータとはその役割により停止を許されないコンピュータを指し、あらゆるハードウェア上のトラブルに対して対策を立てておく必要がある。 NetWareではこの対策を「SFT」として明確にしており、単一のディスクの中での不良領域からデータを守る「SFT1]機能、ディスクそのもののクラッシュからデータを守るための「SFT2」機能、 ミラーサーバの利用によりマシンそのものの停止からデータを守る「SFT3」機能の3段階に分けている。
SG Study Group。 作業グループ。
SGI Sillicon Graphics, Inc.。 シリコン・グラフィクス社。
SGML Standard Generalized Markup Language。 文書の論理構造や意味構造をタグで記述する言語。
SGRAM Synchronous Graphic RAM。 高速DRAMの一種。 SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)にグラフィクス処理機能を追加したもの。 通常は1つのデータを処理するのに3クロックかかる所を、内部にパイプラインを持っているSGRAMでは、実質的には1クロックで処理できる。 入出力回路を外部クロックに同期させることで、100MHzレベルのデータ入出力が可能となる。 グラフィクス処理においては、(1)画像データをbit単位で書込む、(2)32bit I/Oに対して1byteごとに書込みを制御する。 (3)8カラムのデータを1サイクルで書込む、などの機能が備わり、画像を高速に処理できるようになっている。
SH 日立製作所が開発しているRISCマイクロプロセッサアーキテクチャ名。
sh Shell。 異なるshellを起動させるためのUNIXコマンド。
S-H Sample-Hold。 サンプル・ホールド。
SH-3 日立製作所が開発した組み込み用途向けのRISC CPU「SuperHシリーズ」の第3世代製品で、日立製作所やカシオのWindowsCEマシンでも採用されている。 初代SH-1はセガのゲーム専用機「サターン」や、デジタルスチルカメラブームの先駆けとなったカシオの「QV-10」に採用されたことなどから注目を集めるようになった。 性能の高さに比べて、消費電力やチップ面積が小さく抑えられているほか、様々な要求に答えられるパッケージングが用意されていることなどにより、小型携帯情報端末からカーナビゲーションシステムまで、幅広く利用されている。 現在、第4世代にあたるSH-4の開発が進められている。
SH-4 日立製作所が開発したRISCマイクロプロセッサシリーズの第4世代。 Dreamcastに採用されている。
SHA Software Houses Association。 ソフトウェア業者協会。
SHA-1 Secure Hash Algorithm-1。 1994年に米国のNISTが開発したハッシュ関数アルゴリズム。 FIPS PUB 180として標準化されている。 160bitのダイジェストを生成するため、MD5より強力とされる。 SSLS/MIMEバージョン2以降で採用されている。
ShareStage NTTコミュニケーションズが2001年6月11日より開始予定のインターネットを介した情報共有サービス。 NTTコムがインターネット上に用意したディスク・スペースを提供するもの。 ファイルのアップロード/ダウンロードブラウザだけで実行できる。
SHBT Single Heterojunction Bipolar Transistor。 ベース層の片側にヘテロ接合を持つパイポーラ・トランジスタ
SHD Super High Definition。 超高精細画像伝送システム。 2000x2000画素からなる高精細画像の高速伝送を可能とする技術。
SHDSL Symmetric High-Speed DSL。 DSL規格の1種。 伝送速度は上り、下りとも2.3Mbpsの対称型伝送方式。
SHF Super High Frequency。 センチ波参照。
SHG Second Harmonic Generation。 第2高調波。
SHGレーザ Second Harmonic Generation laser。 第2高調波発生レーザ。 半導体レーザと光導波路素子を組み合わせて、赤外半導体レーザの出力光を、光導波路素子を使って1/2波長の光に変換する。 例えば、850nmの赤外半導体レーザを使用すると、425nm程度の青紫色のレーザ光を得る。
SH-Mobile ルネサステクノロジが開発した携帯電話向けアプリケーションプロセッサ。 エスエイチモバイルと呼ぶ。
Shockwave 米Maromedia社が開発した、マルチメディアタイトルをブラウザで展開するソフトウェア
SHP Surface Horizontal Package。 Rambus準拠DRAM用パッケージ。 TSOPに似ている。
S-HTTP Secure HTTP。 米Terisa Systems社が開発したHTTPの拡張版。 S-HTTPでは、サーバからクライアントへの通信で使う暗号方式と、クライアントからサーバへの通信で使う暗号方式が異なっても良い。 但し、管理者がHTML文書中に暗号方式などの作り込みをする必要がある。 暗号方式の選択の自由度が大きい。 アプリケーション層に暗号ロジックを埋め込む。
SI System Integration。
SI Service Information。 サービス情報。
SI Smithsonian Institute。 スミソニアン大学。
SI単位 Syeteme Internatinal d' Unites。 国際単位系。 1960年、ICPM(国際度量衡委員会)の決議により誕生。 SI単位表参照。
SIA Semiconductor Industry Association。 米国半導体工業会。
SIA Systems Integration Architecture。 富士通コンピュータ製品のインタフェース体系の構想。
SIAM Scanning Interferometric Apertureless Microscope。 光の干渉を利用した光学顕微鏡。
SIB Securities and Investment Board。 英国証券投資委員会。
SICAS Semiconductor International Capacity Statistics。 世界半導体キャパシティ統計。 日本電子機械工業会(EIAJ)や米半導体工業会(SIA)など日欧米、アジアの主要半導体メーカー約50社が加盟、四半期ごとの生産能力や稼働率を公表している。 サイキャスと呼ぶ。
SICE Society of Instrument and Control Engineers。 社団法人計測自動制御学会。
SICEJ Society of Instrument and Control Engineers of Japan。 日本計測制御技術協会。
SICOM Singapore Commodity Exchange。 シンガポール商品取引所。
SID Society for Information Display International Symposium。 ディスプレイ関連の国際学会。
SID Security IDentifier。 米Microsoft社WindowsNT/2000において、ユーザーやグループをドメイン・コントローラに登録(新規作成)するとき自動的に割り当てられる、ユニークな識別値のこと。 ユーザー名やグループ名を変更してもSIDは変更されない。 また、1度削除されたSIDは2度と使用されない。(再利用禁止) ファイル、フォルダ、サーバ・アプリケーションなどネットワーク資源へのアクセス権限の判定に使用される。
SID Strategic Information Delivery。 戦略情報配信。 ホストコンピュータサーバのデータをXML自動変換して様々な端末(パソコン、携帯電話、PDA、FAX他)に対応した形式に加工し、情報を伝達するインテリジェントな統合通信システムのこと。
SIE Serial Interface Engine。 シリアル・インタフェースプロトコル処理を実行する回路。
SIF Sound Intermediate Frequency。 音声中間周波。
SIF Source Input Format。 352×240画素の表示モード。
SIFS Short Inter-Frame Space。 無線LANにおいて、受信側がデータ・フレームを受け取ってから、ACKフレーム(正常受信を通知するフレーム)を送信するまでの時間。
SIG Special Interest Group。 分科会。 シグと呼ぶ。
SiGe Silicon Germanium。 バイポーラ・トランジスタの製造プロセスにおいて、ベース領域にGeを注入することにより、高速化、低電力化を達成する技術。 米IBM社が最初に実用化した。 携帯電話、無線通信用のICに採用されつつある。 Geは原子番号32番、4価の金属元素でSiと並び代表的な半導体。 高純度のGeは、塩化ゲルマニウムの加水分解後、水素還元を行うことによって得る。 Geの濃度が高いほど高周波特性を得られるが、Ge濃度が高くなるとSiGe中の歪みが大きくなり結晶欠陥が発生する。
SiGeC SiGeと同様にバイポーラ・トランジスタベース領域にGeCを混入する半導体プロセス技術。 SiGe技術よりも高い高周波特性を低い電流量で得られる。 IMEC米Motorola社松下電器産業等が開発中。 Cのドープにより、Geによる格子歪みを緩和でき、さらにGe濃度を高めることができる。
SIGGRAPH Special Interest Group on Computer Graphics。 米国コンピュータ学会コンピュータグラフィクス分科会。
SIGINT signal intelligence。 ELINTCOMINTの総称。 シギントと呼ぶ。
SIIT型 Stateless IP/ICMP Translation algorithm。 IPv4IPv6間の通訳を行う手法の一つ。 米Sun Microsystems社が開発。
SIL Single In-Line。 SIPの別称。
SIL Solid Immersion Lens。 光ディスク装置などで、近接場効果を利用して解像度を高めるために使われるレンズ。
Silicon Valley シリコンバレー。 サンフランシスコ郊外のサンノゼ地区にある盆地帯。 San Jose、Palo Alto、Santa Clara、Sunnyvale、Cupertino、Mountain View、Los Altos、Menlo Park等の地域。 主要な半導体メーカーが集結していることから、半導体の原料となるシリコンの名を取ってシリコンバレーと呼ばれるようになった。 Intel社などの大企業だけでなく、コンピュータ関連のベンチャー企業も多数集まっている。
SiLK 米The Dow Chemical社が販売しているLSIの層間絶縁膜用の有機系材料。 比誘電率2.64で、米IBM社が0.13μmプロセスにて採用している。 シルクと呼ぶ。
SIM Single In-line (memory) Module。 LSI メモリをプリント基板にコンパクトにまとめたモジュール。 パソコンのメモリ増設用などのボード。
SIM Scanning Ion Microscope。 走査型イオン顕微鏡。
SIM Solid Immersion Mirror。 韓国Sumsong Electronics社が開発した光学部品で、反射望遠鏡の原理を応用した近接型の光ディスク装置用対物レンズ。
SIM Subscriber Identity Module。 GSM方式の携帯電話機などで利用されている小型のICカード
SIMカード Subscriber Identify Module Card。 GSM方式の携帯電話に差し込んで使用するICカード。 加入者情報や短縮ダイヤル等の情報を記録する。
SIMD Single Instruction Multiple Data。 一つの命令で複数のオペランド対に対して同一演算を施すこと。 MMX technologyは、オペランドのデータ・タイプとしてパック化形式を定義しており、厳密には単一のオペランド対のみである。 通常は、演算回数を指定するベクトル命令のことを指す。
SIMEX Singapore International Monetary Exchange。 シンガポール国際金融取引所。
SIMM Single In-line Memory Module。 メモリ チップを小さな基板上にまとめたメモリモジュール。 データをやり取りするための信号線が基板の端に横一列に並んでいるので、この名前となった。 基板の端の形状や信号線の数によっていくつかの種類が存在する。 ピン数が30のものと72のものがあり、それぞれデータ・バス幅は16bitと32bit。 30ピンのものは486では使われていたが、ほとんど姿を消した。 72ピンのものをPentium以上のプロセサで使用する場合には、2枚単位で増設する。 基板上に乗っているメモリチップの種類(主にFP RAMかEDO RAM)や速度(主に60nsか70ns)によって細分化される。 シムと呼ぶ。
SIMO Single Input Multiple Output。 単アンテナ対複数アンテナ。
SIMOX Separation by Implanted Oxygen。 酸素イオン打ち込みによってSOIを形成する技術。 まず、Si基板に高エネルギー(180KeV程度)でO(酸素)イオンを注入し、その後高温熱処理を施すことにより、Si基板内部にSiO2層を形成する。 米IBM社が実用化している。
SIMS Secondary Ion Mass Spectrometry。 二次イオン質量分析法。
SINAD Signal to Noise And Distortion Sensitivity。 受信感度の測定基準の一種。
SINET Science Information Network。 学術情報ネットワーク。 国立情報学研究所(NII)が管理する、学術研究用専用の情報通信ネットワーク。 サイネットと呼ぶ。
SIONet semantic information network。 2001年4月27日、NTTが発表したピアツーピアを使用した情報検索技術。
SIP Single In-line Package。 挿入実装型パッケージの一種。 パッケージ本体の一つの側面だけからリード・ピンが出ている。 シップと呼ぶ。
SIP Session Initiation Protocol。 IETFの標準化作業の一環として開発が進められているIP電話プロトコルIP ネットワーク上で通常の電話にある着信課金、転送、発信者番号通知などの機能を実現するもの。
SiP System in Package。 ひとつの機能システムを1パッケージに収めたLSI
SIPC Simply Interactive Personal Computer。 米Microsoft社が提唱する家電製品と操作性が似たパソコンのコンセプト。
SIP Center SIP (Session Initiation Protocol)ソフトウェアを開発するWWWサイトを運営している業界団体。 SIP製品開発に関する参考資料、テスト用プラットフォーム、開発ツール、フォーラム、FAQ、ニュース、イベント・スケジュール、報告書、製品カタログ等を提供している。
SIPPs Standard Interconnect Performance Parameters。 LSIの配線(インタコネクト)に影響を与える半導体製造プロセス仕様の表現方法(パラメータ)。 EDAツールの標準化を狙ったもの。 2000年6月20日、米Si2により認証された。 シップスと呼ぶ。
SIPS Strategic Internet Professional Service。 インターネット・ビジネスに特化したコンサルティング会社。 戦略立案からWebサイトのデザイン、業務システムの設計・開発、マーケティングに至るまで、ネットビジネスにおける一貫した支援サービスを提供する。
SIR Serial Infrared Interface。 IrDAが定める赤外線通信方式の物理層。
SIR Serial Infrared。 米HP社が開発した、赤外線を使用した2デバイス間での無線通信技術。 距離最大1m。
SIR Signal to Interference Power Ratio。 信号対干渉雑音電力比。
SIR Signal to Interference Ratio。 受信信号と干渉信号の間の比率。
SirCam コンピュータ・ウィルスの1種で、ワーム型。 サーカムと呼ぶ。 感染したパソコンの「ごみ箱」のなかに入り込むという特徴を持つ。 Outlookのアドレス帳に載っているすべての電子メールアドレスに自身のコピーを送信する。 また、送信の際にHDDからランダムなドキュメントを付加する。 ある条件を満たすとファイルやフォルダを削除するという破壊的な活動を行う危険性がある。 感染対象はWindowsマシンだが、ウイルス自身がメール送信機能を持つので、使用しているメーラーは関係ない。
SIS Strategic Information System。 戦略情報システム。
SIS Secret Intelligence Service。 英秘密情報局。
SIT Static Induction Transistor。 静電誘導型トランジスタ。
SITA Society of International Telecommunications of Airline。 国際航空情報通信機構(旧:国際航空通信共同体)。
Si2 Silicon Integration Initiative. Inc.。 設計環境の整備促進を支援する米国の非営利法人。
SJAC Society of Japanese Aerospace Co., Inc.。 社団法人日本航空宇宙工業会。
SJIS Shift JIS。 シフトJIS参照。
Skype KaZaA開発者のヤヌス・フリス氏とニクラス・ゼンストロム氏が開発した、ネット電話サービス向けのP2P フリーソフト
SkyWalker 東京デジタルホン、東海デジタルホン、関西デジタルホン3社が1997年11月から始めた文字メッセージ・サービス。 インターネット・メールとの間でもやり取りが可能。
Sky Web J-フォン(デジタルホン)が1998年12月から始めた携帯電話向けの情報提供サービス。