情報用語辞典(W - 3 )
WL-CSP Wafer-Level Chip Scale Package。 ウェハー上に再配線回路とバンプを直接形成することで、ベア・チップと同じ外形寸法を実現するパッケージ。
WLICC World LCD Industrial Cooperation Conference。 世界液晶産業協力会議。 2001年7月3日、第1回会議が東京で開催された。
WLL Wireless Local Loop。 加入者宅への回線を無線にするシステム。 FWAのこと。
WMA Windows Media Audio。 米Microsoft社が開発した、音楽データを圧縮する手法の一つ。
WME Wireless Media Extensions。 無線LANQoSに関する仕様IEEE802.11eの草案で、フレームに送信の優先順位を与える方式。 EDCAとも呼ぶ。
WMEC World Monetary and Economic Conference。 世界通貨経済会議。
WMF Windows Metafile。 Windowsで使われている、グラフィクスデータを扱うメタファイルフォーマット
WML WAP Markup Language。 WAP プロトコル群で規定される情報記述言語。 HDMLをベースとしている。
WML Wireless Markup Language。 無線電話向けのコンテンツ記述用XML言語。 ECMAScriptをベースにしたWMLScriptが使える。 1998年10月、米Ericsson、米Unwired Planetなどからの提案を公開。
WMT Windows Media Technology。 米Microsoft社が開発した音声および動画圧縮技術。
WMV Windows Media Video。 米Microsoft社が開発したビデオ信号の符号化形式。
WNG Wireless LAN Next Generation。 IEEE802.11内に設けられた、無線LANと第3世代移動体通信の相互利用などを検討するグループ。
Wnn Watashino Namaeha Nakanodesu。 UNIX上のかな漢字変換日本語入力システム。 オムロンソフトウェアが開発。 フリーウェアのWnn4、商用ソフトウェアのWnn6がある。 1999年7月、モバイルWnnが登場。 同時に、Wnn4の配布条件が、GPLに準じたオープン・ソースとなることが発表された。
WO wireless operator。 無線通信士。
WO write once。 一度だけ記録できる追記型メディア、及び追記型記憶装置のこと。
w/o without。 付属しない。
WOA Wiring On Array。 数珠つなぎになった隣りのドライバICに信号を伝送する技術の伝送。
Wonder Gate バンダイの携帯ゲーム機「ワンダースワン」用通信アダプタ。 携帯電話に接続し、ネットワーク端末として使用する。 2000年5月に発売予定。
Woodcrest 米Intel社が開発中の、次世代Xeon DP。 ウッドクレストと呼ぶ。
Worldwide
E-Commerce
Fraud
Prevention
Network
2000年9月に設立された、インターネットにおける不正行為防止を目的とした業界団体。
WORM Write Once,Read Meny。 1回だけ記録でき、自由に読み出せること。 ウォームと呼ぶ。
WOSA Windows Open Service Architecture。 WindowsWindowsNTを異なるシステムに接続して利用できるようにするためのアーキテクチャ。 ウォサと呼ぶ。
WOW Windows On Win32。 16ビットWindowsアプリケーションを実行するためのWindowsNTのサブシステム。
WPA Wi-Fi Protected Access。 2002年11月、Wi-Fiの業界団体Wi-Fi Allianceが策定した、無線LANセキュリティ規格。 WEPに代わる新規格。 共通鍵暗号方式。 暗号鍵保護のためTKIPを、またユーザー 認証EAPを採用。
WPAD Web Proxy Autodiscovery Protocol。 米Inkotomi社、米Microsoft社、米Real Networks社、米Sun Microsystems社が共同で策定したプロキシ・サーバの自動検出プロトコル。 Internet Explorer5.0が実装している。
WPAN Wireless Personal Area Network。 近距離の無線ネットワーク
WPC Write Precompensation Circuit。 記録補償回路。
WPS Windows Printing System。 米Microsoft社が開発したWindows用のプリント・システム。
WRAM 三星電子が製造するビデオカードメモリ「Windows RAM」のこと。 従来のビデオカードで使われていたVRAMは、アクセス速度が遅く価格も高かった。 WRAMはVRAMと同様に表示用と描画用の2つのポートを持つ上、VRAMよりアクセス速度が速い。 さらに高速なブロック転送などの機能をメモリ自体が持っている。 しかし三星電子以外は製造していないため、今まではMillenniumぐらいしか採用していなかった。
WRB Web Request Broker。 米Oracle社のWebServerに付属するミドルウェア。
WRC World Radiocommunication Conference。 世界無線通信会議。
WS Workstation。 ワークステーション参照。
WSAPI 米O'Reilly & Associates社のWWW サーバであるWebSiteの外部アプリケーション用インタフェース
WSC World Semiconductor Conference。 世界半導体会議。 欧州、日本、韓国、米国、台湾の各半導体工業会が集まり、世界的な取り組みについて議論する場。
WSCL 米HP社が開発した、Webサービス対話言語。
WSDL Web Services Description Language。 XMLを利用してWebサービスの機能を記述する言語。
WSF Weather Support Force。 気象情報局。
WSFL Web Service Flow Language。 米IBM社が開発した、Webサービス・フロー言語。
WSH Windows Scripting Host。 Windows98以降でコマンド行からVB Scriptなどのスクリプトを実行する環境。 Perlもサポートされている。
WS-I Web Services Interoperability Organization。 2002年2月6日、米Microsoft社米IBM社などが共同設立した、Webサービス推進コンソーシアム。 標準化団体への規格提案を行う。
WSIS 世界情報社会サミット。 1998年のITU世界国際電気通信連合の会合で代表者によって提案、最終的に国連総会で採択。
WSJ The Wall Street Journal。
WSM Wireless Scheduled Media。 無線LANセキュリティ仕様IEEE802.11eの草案で、アクセスポイントが端末の送受信のタイミングを管理する方式。 HCCAとも呼ぶ。
WSP The World Wide Web Standards Project。 1998年8月、Web開発者などにより組織された団体で、ブラウザ・ベンダーにW3C標準を完全にサポートさせることが目的。
WSTS World Semiconductor Trade Statistics。 世界半導体市場統計。
WSXGA+ Wide Super Extended Graphics Array Plus。 1680×1050画素の表示モード。
WTC World Trade Center。 米New Yorkの世界貿易センター。 110階建てビルディングだったが、2001年9月11日、同時発生した大規模テロの標的となり、2機の旅客機の激突により崩壊した。
WTLS Wireless Transport Layer Security。 WAP Forumが定めたセキュリティプロトコル
WTO World Trade Organization。 国際貿易機構。 1995年にGATT(関税及び貿易に関する一般協定)に代わる機関として発足。 ジュネーブに本部があり、世界135カ国が加盟している。
WTO Warsaw Treaty Organization。 ワルシャワ条約機構。 冷戦時代の東側の軍事機構。 1955年、西側の北大西洋条約機構(NATO)に対抗して発足。 1991年に解体。
WTP Wireless Transport Protocol。 WAP Forumが決めた携帯機器向け通信プロトコルで、インターネットTCP/IPに相当するプロトコル。
WTS Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition。 WindowsNT Serverにマルチユーザー機能を追加したOS
WUGNET Windows Users Group Network。 1988年に設立されたWindows ユーザーと開発者の組織。
WWDU Work With Display Units。 VDT作業に関する国際会議。
WWG Wireless Working Group。 2000年1月22日に設立発表された、1394TAの作業部会。 IEEE1394の無線対応について、コンピュータと家電製品の相互運用性などを検討する。
WWMCCS Worldwide Military Command and Control System。 世界軍事通信システム。
WWRF Wireless World Research Forum。 仏Alcatel社やスウェーデンEricsson社、米Motorola社、フィンランドNokia社、独Siemens社が主導して設立した無線通信に関する非営利団体。
WWW World Wide Web。 インターネット上でのコミュニケーション手段の一つ。 ハイパーテキストを使った情報共有環境。 ブラウザを用い、画像レベルの情報伝達が可能。 ティム・バーナーズ・リー氏らによって1989年に提案されて以来、爆発的な勢いで全世界に広まった革命的な広域情報検索システム。 このサービスの持つ魅力が、インターネットを一部エリートだけのものから一般家庭にまで浸透させたといっても過言ではない。
WWWサーバ Web Serverのこと。
WWWサイト Web Siteのこと。
WWWブラウザ ブラウザ参照。
WWWC World Wide Web Consortium。 W3C参照。
WXGA Wide eXtended Graphics Array。 1280×800画素の表示モード。
WYSIWYG What You See Is What You Get。 出力イメージをそのままに画面表示しながら編集できるシステムのこと。 ウィジウィグと呼ぶ。 米Xerox社のパロ・アルト研究所で提唱された。 パソコンの分野では、Macintoshから導入され、Windows環境にも広まった。
W2K Windows 2000のこと。
W3C World Wide Web Consortium。 WWWに関する標準化組織。(http://www.w3.org/
Web技術の標準化を進めている非営利団体。 1994年10月設立。 MIT/LCSINRIAKeio-SFCがホスト機関として共同運営している。 240を超える組織がW3Cのメンバーとして参加しており、国際的な共通技術を事実上の標準として推進する活動や、プロトタイプの開発・提供を行っている。 同組織のWebサイトにはWWWのセキュリティに関する情報も用意されている。 特にLincoln Stein氏によるSecurity FAQ(http://www.w3.org/Security/Faq/)は必読。
W3Cは様々な技術情報をWeb上に公開している。
ノート(note)
WWWに関する様々なアイデアやレポート、技術的メモなどの記録。参考文書であり、内容保証はない。
W3C勧告(Recommendation)
WWWに関する技術使用やガイドラインをまとめた文書。W3Cメンバーの合意を表す。
下記のプロセスを経て作成される。
  • ワーキング・ドラフト(Working Draft)
    ワーキング・グループ(WG)が主体となって仕様を作成し、ある程度固まった段階で、W3Cディレクタに提出。W3Cディレクタの審査後、仕様を公開する。
  • 勧告案(Proposed Recommendation)
    ワーキング・ドラフトに対するコメントを参考に仕様を見直した後、一般公開し、W3Cメンバーによる投票実施。投票結果を基にディレクタが下記のいずれかを決定する。
    1. W3C勧告として承認(細部修正はありうる)
    2. ワーキング・ドラフトに戻す
    3. 仕様を破棄
W3Cの活動は4つのドメインに分類される。
  1. USER INTERFACE(UI)
    コンピュータユーザーの関係に関する話題を扱う。
    • HTML:HTMLの仕様策定
    • スタイルシート:CSSやXSLなどのスタイルシートに関する活動
    • DOM:各種のプログラミング言語を使い、HTMLやXMLなどの文書を制御するAPIを定義
    • Math:数式を記述するための言語MathMLに関する作業
    • グラフィクス:WWWで利用される画像フォーマットに関する仕様策定
    • 国際化:WWWの国際化の観点から各仕様を検討したりガイドラインを作成するための作業
    • フォント:フォントの扱いに関する作業
    • Amaya:W3Cが提供する様々な新技術のテスト環境としてのWWWブラウザ「Amaya」の開発・保守
  2. ARCHITECTURE
    コンピュータ間の情報交換のための各種プロトコルの作成を行う。
  3. TECHNOLOGY AND SOCIETY(T&S)
    WWWにおける様々な社会的問題を解決するための活動を行う。
    • メタデータ:RDFなどのメタデータの記述に関する活動
    • DSig(Digital Signature Initiative):情報の作成者を保証するための電子署名に関する活動
    • P3P(Platform for Privacy Preferences):WWWにおけるプライバシー保護のための標準を定義
    • エレクトリック・コマース:電子商取引に関する問題を議論する場を提供
  4. WEB ACCESSIBILITY INITIATIVE(WAI)
    WWWのアクセシビリティを向上させるための活動(他のグループが策定した仕様のレビュー、ガイドラインの作成等)