情報用語辞典(N - 5 )
NT New Technology。 一般に米Microsoft社が開発したOS「WindowsNT」のこと。
NTドメイン WindowsNTネットワークの資源を管理するための枠組み。 論理的なグループの単位であり、セキュリティやユーザー・アカウントの集中管理を可能にする。 複数のNTサーバが1個のドメインに所属し、共通のユーザー・アカウントを使用できる。 複数ドメインで構成するシステムでは、各ドメイン間で「信頼関係」を結べる。 ドメインAとBで信頼関係を結べば、Bに登録済みのユーザーはAにアカウントがなくてもAのリソースを利用できる。
N-TACS Narrowband-TACS。 米Motorola社が開発したアナログ携帯電話方式。 エヌタックスと呼ぶ。
NTAS NT Advanced Server。 WindowsNT 3.1のサーバ版。
NTB Nippon Trust Bank Limited。 日本信託銀行。
NTFS New Technology File System。 WindowsNTのファイル・システムで、ファイルやディレクトリに対して、読出し/書込み/実行/変更/削除などのアクセス権をユーザーまたはユーザーグループ毎に設定できる。 Unicodeを使用し、255文字までのロングファイルネームに対応。 ディスクに対してどのような操作を行ったかを記録するログ機能を持つ。 また、複数のパーティション(物理的に異なるドライブでも可)を1つのパーティションとして扱う「ボリュームセット」機能もある。 これは、増設したHDDをそのまま使用中のパーティションの容量増加として扱うことができる機能である。
[HDD容量とクラスタサイズの対応]
HDD容量 クラスタサイズ
(標準設定(*1))
256MB〜512MB 512B
513MB〜1024MB(=1GB) 1kB
1025MB〜2GB 2kB
2GB超〜約1700万TB 4kB
(*1) NTFSでは、formatコマンドでクラスタサイズを指定できる。
NTFSDOS NTFSでフォーマットされたドライブをMS-DOSWindows95などからも読み出せるようにするソフト。 Mark Russinovich氏とBryce Cogswell氏が開発した。
NTG Nachrichtentechnische Gesellschaft。 ドイツ通信協会。
NTIA National Telecommunications and Information Administration。 米商務省電気通信情報局。
NTIS National Technical Information Service。 技術情報局。
NTL Non-Threshold Logic。 しきい値が一定でない論理形式。
nTLD national Top Level Domain。 国・地域毎に割り当てられたTLDccTLDのこと。
NTLM NT LAN Manager。 WindowsNTで使用されている認証 プロトコル
NTLM認証 NT LAN Manager Authentication。 Windows NTで採用されているログオン時の標準認証方式。 チャレンジ・レスポンス方式を使用。
NTP Network Time Protocol。 ネットワーク内に時刻情報を提供するプロトコルインターネットに接続したコンピュータ同士での時刻の同期方法がRFC1305で規定されている。 LAN内で誤差1〜2ms以内、WANを介しても数十ms以内の精度を実現する。
NtRAM No turnaround RAM。 韓国Samsung Electronics社が開発したシンクロナスSRAM
NTRU 米NTRU Cryptosystems社が開発した、公開鍵暗号。 エヌトゥルーと呼ぶ。 「ナップザック問題」をベースとする。 暗号化/復号処理が高速で、プログラム・サイズが非常に小さいことが特徴。 アルゴリズムは公開されている。
NTSC National TV Standards Committee。 テレビ放送の方式の一つ。 アメリカや日本のテレビ放送で使用されている、カラーテレビ放送の規格。 アメリカでカラーテレビ放送方式の標準化を手がけた組織の名称が、そのまま方式名となった。 走査線525本を30フレーム/秒で再生する。 アスペクト比は4:3、1フレームを2フィールドに分けて伝送する。 ヨーロッパではPAL方式が、フランスではSECAM方式が採用されている。
NTT Nippon Telegraph and Telephone corporation。 日本電信電話株式会社。 1999年7月1日に、持ち株会社の日本電信電話(新生NTT)、市内通話の東日本電信電話(NTT東日本)と西日本電信電話(NTT西日本)、長距離・国際通話のNTTコミュニケーションズの4社に分割・再編成された。

[主要NTTグループ](参考文献:日経コンピュータ 2000.6.5号)
企業名 売上高
(1999年度実績)
(一部推定値)
従業員数
うち営業
うちSE
設立年月 主な事業 支店数
グループ
会社
NTT-ME 3000億円 18,000
2,000
7,000
1999年4月 NTT東日本、NTT西日本の設備の保守、全国の中堅企業へ通信機器の販売 14ヶ所
9社
NTT
コミュニケー
ションズ
1兆7010億円
(7月〜3月決算)
6,750
400
650
1999年7月 国内の大手企業1000社を対象に、回線販売やISP、各種ネットワーク・サービス、大企業向けシステム構築、アウトソーシング 10ヶ所
55社
NTT
コミュニケー
ションウェア
4000億円 9,200
600
170
1997年9月 NTT向け社内システムの開発、運用。一般企業向けのASPサービス 11ヶ所
0社
NTT
ソフトウェア
508億円 1,580
150
1,200
1985年7月 NTT、大手企業、中堅企業向けのシステム構築。他社、あるいは自社製パッケージ・ソフトの販売 2ヶ所
2社
NTTデータ 7164億円 10,334
1,465
5,754
1988年5月 官公庁や金融機関など一般企業向けSI、アウトソーシング・サービス 国内9ヶ所、
海外4ヶ所
59社
NTTドコモ 1兆7170億円 4,450
200
(営業+SE)
1991年8月 移動体通信事業。携帯電話を使った企業情報システムの構築 16ヶ所
16社
NTT西日本 2兆700億円 67,600
200
600
1999年7月 西日本地域の企業向けに対する回線販売。システム構築 30ヶ所
23社
NTT東日本 2兆1710億円 60,000
400弱
1,000
1999年7月 東日本地域の企業向けに対する回線販売。システム構築 22ヶ所
33社
NTT
資材調達
取決め
1980年に日米両国の政府間協議で合意。 外資系企業などが日本国内で販売する米国製の通信事業者向け機器などのシェアが一定比率以上になるように、NTTの調達計画への政府関与を決めたもの。  1999年6月にいったん期限を終えるため、日米両国政府が1999年5月から交渉開始している。
NTT法 「日本電信電話株式会社等に関する法律」。 NTT地域会社(NTT東日本、NTT西日本)のサービス等に関して規定している。 東西NTT地域会社は県内通話を担当し、長距離・国際通話はNTTコミュニケーションズの専管事項と規定している。 本法律に基づき、NTT地域会社の通信料金は認可制となっている。 なお、NTTコミュニケーションズはNTT法の規制を受けないため、通信料金は届け出制である。
NTT
料金割引
サービス
2000年3月1日現在。
回線 サービス サービス対象 指定できる
番号数
内容
アナログ テレホーダイ
1800
市内電話 2 月額1800円で夜11時から朝8時まで無制限。
タイムプラス 市内電話 無制限 月額200円で市内通話が朝8時から夜11時まで5分10円、
夜11時から朝8時まで7分10円。
テレホーダイ
3600
隣接20kmまで 2 (*1) 月額3600円で夜11時から朝8時まで無制限。
エリアプラス 隣接20kmまで 無制限 月額200円で隣接地域通話が朝8時から夜11時まで3分10円、
夜11時から朝8時まで4分10円。
テレチョイス
30
市外電話 1 月額100円で市外通話が30%割引。
ISDN i・アイプラン
1200
市内通話 1 月額1200円で3000円分の通話が可能。
i・アイプラン
3000
市内通話 1 月額3000円で7500円分の通話が可能。
INS
テレホーダイ
(市内プラン)
市内電話 2 月額2400円で夜11時から朝8時まで無制限。
INS
タイムプラス
市内電話 無制限 月額350円で市内通話が朝8時から夜11時まで5分10円、
夜11時から朝8時まで7分10円。
INS
テレホーダイ
(隣接プラン)
隣接20kmまで 2 (*1) 月額4800円で夜11時から朝8時まで無制限。
INS
エリアプラス
隣接20kmまで 無制限 月額350円で市内通話が朝8時から夜11時まで3分10円、
夜11時から朝8時まで4分10円。
INS
テレチョイス
30
市外通話 2 月額200円で市外通話が30%割引。
(*1) 2ヶ所中、1ヶ所は市内電話番号でも可。
NTT-AT NTTアドバンステクノロジ。
NTT-BB NTTブロードバンドイニシアティブ。 2001年6月29日にNTTが設立した、大容量のブロードバンド向けコンテンツの配信を行う100%子会社。
NTT-BJ NTT番号情報。
NTT-BP NTTブロードバンドプラットフォーム。 2002年7月15日、NTT東日本が設立した、無線LANインターネット・アクセス事業の新会社。 資本金10億円。 無線LANアクセスとコンテンツ配信料回収代行を行う。 2002年秋に正式サービス開始予定。
NTT
DoCoMo
NTT Do Communications Over The Mobile Network Inc.。 NTT移動通信網株式会社。 NTTドコモと呼ぶ。
NUBIC Nihon University Business Incubation Center。 日本大学国際産業技術・ビジネス育成センター。 日本大学のTLO
NuBus MITが開発したものをオリジナルに、米Apple Computer社が電気的・物理的仕様を変更し、Macintoshで採用した32bitバス
NUI NetWare Users International。 世界中のNetWareユーザーグループの任意団体。
NUL nullの省略形。 空白コード。 ヌルと呼ぶ。
null ASCIIコード及びEBCDICコードの最初の文字。 16進コードでは'00'。 空白文字を意味する。 C言語では、文字列の終わりを示すコードとなっている。
NULL
パスワード
パスワードを設定していないこと。 ユーザーIDやパスワードを共にリターンキーのみの入力で済ませたり、ユーザーIDがroot等の容易に管理者を類推できるものでパスワードの設定がないもの等。
NUMキー キーボードの一部を10キーパッドとして利用するための機能切り替えキー。 IBM PC系のキーパッドにあるほか、10キーパッドのない多くのノートパソコンにも備わっている。
NUMA Non-Uniform Memory Access。 非均一メモリアクセス。 共有メモリ・アーキテクチャの一つ。 ヌーマと呼ぶ。
Num Lock Numeric Lock。 キーボードについている数字/カーソルキーの切替えを行うキーパッド。
NURBS Non-Uniform Rational B-Splines。 CGにおける曲線表現技術の一つ。 ナープスと呼ぶ。
Nutch オープンソースの検索アルゴリズムを開発する非営利プロジェクト。 ナッチと呼ぶ。
NUTEK National Board for Industrial and Technical Development。 スウェーデンの工業関連の公的機関。 ニューテックと呼ぶ。
NVCA National Venture Captial Association。 米国ベンチャ・キャピタル協会。
NVOD Near Video On Demand。 1つの番組を複数のチャンネルで10分程度の時間差をつけて順次放送する方式。
NVRAM Non Volatile RAM。 不揮発性メモリ。 エヌブイラムと呼ぶ。
NVSMW Non-Volatile Semiconductor Memory Workshop。 IEEEが主催する不揮発性半導体メモリワークショップ。 フラッシュメモリや強誘電体メモリなどの技術に関して討議される。
NVT Network Virtual Terminal。 ネットワーク仮想端末。 Telnetにおける仮想的な端末の仕様。
NW3C National White Color Crime Center。 米司法省ホワイトカラー犯罪局。
NYNMA New York New Media Association。 米New Yorkのニューメディア業界団体。
NYSE New York Stock Exchange。 ニューヨーク証券取引所。
NYT New York Times。 ニューヨーク・タイムズ紙
NZPA New Zealand Press Association。 ニュージーランド通信。