情報用語辞典(C - 10 )
CS Communication Satellite。 通信衛星。
CS Customer Satisfaction。 顧客満足。
CS Commercial Sample。 ICのサンプル・チップ
CS Chip Selection。 ICLSIの動作選択信号。
CS C#のソース・プログラムの拡張子
C/S Client/Server。 クライアント/サーバLANで接続されたコンピュータ相互の機能分担を明確にした処理形態。 分散処理の基本的なモデルの1つであり、特定の機能を提供するサーバとこの機能を利用するクライアントに分けられる。 通常、クライアントは利用者が使用するコンピュータであり、サーバは処理能力の高いコンピュータであることが多い。 サーバの提供するサービスは、データベースや高速性が要求される演算処理であることが多い。 クライアントサーバモデルのメリットは、1つの処理をLANで接続されたシステム全体で分散して実行するため、特定のコンピュータに処理が集中することなく効率良く処理を進めることができる点にある。 また、このモデルのバリエーションには、クライアントとサーバを特定のコンピュータに限定せず、LANで接続されたコンピュータ全てがクライアントにもサーバにも成るモデルもある。
CSA Canadian Standards Association。 カナダ規格協会。
CSA Chief Software Architect。 ソフトウェア開発統轄役員。 米Microsoft社のBill Gates氏がCEOを退き、新たに設けた職位として注目された。
CSA Canadian Space Agency。 カナダ宇宙機関。
CS-ACELP Conjugate-Structure Algebraic Code Excited Linear Prediction。 CELPに基づく音声符号化方式。 1999年2月、PDCの符号化方式の一つとして採用された。 音声符号化速度 8kbps、エラー訂正 3.2kbps。
CScan Circular Scan。 巡回スキャン。
CSCF Call State Control Function。 3GPPが規定した仕様に基づく移動体通信網で、マルチメディア・サービス用のIMS網を構成するゲートウェイの一つ。
CSD Circuit Switched Data。 GSMで使用されていた回線交換型データ通信方式の一つ。 データ伝送速度9.6kbps。 V.42bis圧縮技術を利用すると14.4Kbps。
CSEE Canadian Society for Electrical Engineers。 カナダ電気技術者協会。
CSF Critical Success Factor。 重要成功要因。
CSI Computer Security Institute。 コンピュータセキュリティに関する学会。
CSIRO Commonwealth Science and Industrial Research Organization。 オーストラリアの研究機関の一つ。
CSIS Center for Strategic and International Studies。 米戦略・国際問題研究所。
CSIX Common Switch Interface。 共通スイッチ・インタフェース
CSL Sony Computer Science Loboratories, Inc.。 ソニーコンピュータサイエンス研究所。(http://www.csl.sony.co.jp/ソニーのコンピュータ関連技術開発を行う研究所。 所在地は東京都品川区。
CSLIP Compressed Serial Line IP。 ヘッダ圧縮をサポートしたSLIP
CSM Customer Specific Marketing。 顧客を重要度別に区分し、そのランクごとに対応策を変える手法。
CSMA Communications Systems Management Association。 通信システム管理協会。
CSMA/CA Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance。 LANの送信権を決める方式の一つ。
CSMA/CA+ACK Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance with Acknowledgement。 無線LANで採用されているアクセス制御方式。 電波を受信したアクセスポイントが送信元に正常に受信したことをACKフレームで返信する。 送信元はACKフレームを受信しないと次の送信は行わない。
CSMA/CD Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection。 複数の端末が一つの伝送路を共有するためのアクセス方式の一つ。 Ethernetが採用している。 送信しようとする端末は伝送路上の信号(キャリア)の有無を調べ、誰も送信していなかったら、データを送出する。 キャリアを検出した場合は、ランダムな時間だけ待った後で、再びキャリア検出から始める。 運悪く複数台の端末が同時に信号を送出した時は、信号の衝突(collision)が起こる。 この場合もランダムな時間だけ待った後、再びキャリア検出から始める。 IEEE802.3で規定されている。
CSMA/CD-A Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection using Arbitration。 車内LANの一種であるCANで用いられているアクセス制御方式。
CSNC Compossible Synapse Weight Newron Calculation。 ニューロチップアーキテクチャの一種。
CSNET Computer Science Research Network。 米コンピュータ・サイエンス研究ネットワーク。 シーエスネットと呼ぶ。 1981年、全米科学財団(NSF)が構築。 米国及び海外の学術組織にインターネットを開放した。 1989年BITNETに吸収された。
CSO Chief Security Officer。 セキュリティ統括役員。 企業における情報セキュリティの責任者。
CSP Chip Sized Package。 チップとほぼ同じ外形寸法のLSIパッケージ。
CSP Certified Service Provider。 認定サービスプロバイダ
CSPS Constrained System Parameter Stream。 MPEGプロファイルの一つ。
CSS Contact Start Stop。 ハード・ディスク磁気ヘッドを接触させたまま起動、停止を行う方法。
CSS Content Scrambling System。 CPTWGが策定した映像データの暗号化方式。 不正コピー防止が目的。 DVDビデオ装置に組み込まれている。 「Master Key」、「Disc Key」、「Title Key」の3つの暗号化鍵データを組み合わせて映像データを暗号化する。 DVDオーディオ装置用には、同様の技術CSS-2が使用される予定。
CSS Cascading Style Sheet。 HTMLの拡張仕様Dynamic HTMLの要素の一つ。 HTMLでレイアウト情報などを記述する形式。 STYLEタグを使ってフォントの種類や大きさを、色、余白、インデントなどを指定してページを細かくレイアウトできる。 親要素から子要素にスタイルを伝播する「継承」の仕組みを採用しているのが特徴。 CSSはW3Cにより仕様の策定が進められている。 Level1(CSS1)は1997年12月に仕様が決まっている。 Level2(CSS2)の仕様は、1998年5月に策定され、仕様に関する勧告を公開した。 HTML4.0で本格的に導入された。
CSSゾーン Contact Start Stop Zone。 ハード・ディスクにおいてメディアの最内周に設けられた、メディアが回転を止めている時に磁気ヘッドを待避させておく場所のこと。 CSSゾーンでは、磁気ヘッドはメディアに接触しており、メディアが回転を始めると、風圧により浮上する。 浮上高さは風圧(揚力)とサスペンション(バネ)によりヘッドを押さえる力との釣り合いで決定する。 CSSゾーンは、磁気ヘッドの吸着を防ぐ為、表面をわざと粗く加工してある。 磁気ヘッドとメディアが接触する為、摩耗が生じる。 装置仕様でCSS寿命が規定されている。
CSS1 Cascading Style Sheet level 1。 ホームページにレイアウトやフォントなどの情報を追加するための規格。 HTML3.2策定時にワーキング・ドラフトとして公開された。 Netscape CommunicatorやIE4.0で実装されている。
CSS2 Cascading Style Sheet level 2。 CSS1を引き継ぎ、1998年5月に策定されたCSSの仕様。
CSS-2 Content Scrambling System-2。 著作権保護技術の一つ。 DVD-Audioで採用。
CST Central Standard Time。 米中央標準時(間)、中央部冬時間。
CSTA ECMAが規定したネットワークサーバPBX間のインタフェースの国際規格。
CSU Channel Service Unit。 DTEの持つシリアル・インタフェースを通信回線に接続するための装置。 DTEとDSUの間に設置する。 但し、通常DTEはDSUのインタフェースに対応しているため、CSUは不要であることが多い。
CSV Comma Separated Value。 カンマ区切り値。 レコード間を改行で、レコード内の各フィールドをコンマで区切っただけの、単純なデータ形式。
CT Computer Tomography。 コンピュータ断層撮影装置。
CT computer technology。 コンピュータ技術。
CT Computer Telephony。 コンピュータと通信技術の統合。 CTI参照。
CTEA Copyright Term Extension Act。 1998年、米連邦議会が成立させた、著作権の有効期間を延長する法律。 従来の著作権法で、個人の創作物の場合、作者の死後50年間、企業の創作物の場合、作品誕生後75年間となっていたものを、議会が認可すればそれぞれ20年延長できるとした。
2003年1月15日、米連邦最高裁は同法が違憲でないと判決。 議会にはその権限があると認めた。
CTFJ Comupter Telephony Forum Japan。 日本コンピュータ・テレフォニー・フォーラム。 CTIの推進を目的に設立された業界団体。 2000年4月現在、会員170社。
CTI Computer Telephony Integration。 コンピュータ・電話統合。 電話とコンピュータの融合による新しいサービスを提供する技術の総称。 単にコンピュータテレフォニーと呼ぶこともある。 つまり、コンピュータやそのデータベースを電話業務に連動させることにより、電話業務スタッフの人数を効率的に減らし、かつ質の高い電話サービスを提供しようというもの。 あまり着目されていないが、NTTでサービスが開始されたナンバーディスプレイは、電話番号とデータベースの照合を行う際の重要なポイントとなる。 アメリカでは既にCTIの分野でナンバーディスプレイは有効に活用されている。 重要な点は、WindowsレベルでもCTIのためのAPIが用意されていることで、これを利用すれば今まで数千万円以上の導入費用が必要だった電話業務システムが、百万円以内で導入できるようになる。
CTIA Cellular Telecommunications Industry Association。 米国セルラー通信工業会。
CTL controlの略。
CTO Configure To Order。 注文仕様生産。 BTOが仕様の決まった製品、もしくは簡単な仕様変更にしか対応しないのに対し、ユーザーの注文に応じて全面的に仕様を変更する生産方式。
CTO Chief Technology Officer。 技術最高責任者。
CtoC Consumer to Consumer。 電子商取引で、個人と個人の間の取引。 オークション等。
CTP Composite Theoretical Performance。 複合理論性能。 コンピュータの性能尺度。 国際合意および日本の輸出管理において使用される。 算術及び論理演算の実行速度を測定して、64bitワード長に換算した値。
CTP Capital Turnover Point。 資本回収点。
Ctrlキー コントロールキー。 キーボード上の他のキーと組み合わせることによって特定の機能を実現する。 モディファイアキーの1つ。 キートップに「CTRL」「Ctrl」「Control」などと書かれ、一般にキーボードの左側に配置されている。 良く使われる組合せは、CTRL+C(処理の中断)、CTRL+D(入力の終了)、CTRL+S(表示の一時中止)などがある。 エディタソフトウェアのなかには、Ctrlキーとアルファベットキーの組合せで、カーソル移動などの機能を実現しているものも多い。
CTRON Central TRON。 情報通信機器向けのTRON OS
CT/RT Central Terminal / Remote Terminal。 FTTHで、局からき線点までは光化し、その先はメタル線を使う方式。
CTS Computerized Typesetting System。 コンピュータを使って電子的に文書を編集し印画紙やフィルムを製作するシステム。
CTS Clear To Send。 RS-232C信号の一つ。 受信側から送信側に対して、データ受入準備ができたことを知らせる。
CTT Center Tapped Termination。 デジタル論理回路の入出力部の基本回路の一つ。 信号線と、電源及び接地それぞれの間に、終端抵抗を挿入する方式。
CT2 Second generation Cordless Telephony。 英国で商用化された発信専用のデジタル・コードレス電話システム。
Cu配線 Cuは、銅(Copper)のこと。 従来、LSIの配線材料としては、Al(アルミニウム:Aluminium)が使用されているが、これに代わり、Cuを配線材料として利用する手法が現れた。 Cuの比抵抗は約2μΩcm、Alの比抵抗は約3μΩcm。 LSIのプロセス微細化に伴ってトランジスタの高速動作が可能になってきた反面、チップサイズの増大にも関係して、配線による遅延が増大してきた。 配線遅延の低減には多層配線が有効である。 チップ面積中に配線できる配線総数が増大することにより、実効的な平均配線長が短くなるからである。 しかしながら、多層配線は製造コストが上昇する。 そこで、Cu配線が一躍脚光を浴びることとなった。 単純化して考えると、配線遅延は、配線抵抗、配線容量の積に比例する。 Cu配線は配線抵抗を低減する手段となる。 なお、配線容量を低減する手段として、低誘電率の絶縁膜の採用が始められている(low-k材料参照。) 1998年に米IBM社が実用化した。
CUG Closed Users Group。 パソコン通信事業者が特定の企業やグループ向けに提供する専用サービス。 電子メールや電子掲示板、電子会議室などの機能があり、部外者はアクセスできない。 今でも多くの企業が情報共有のためにインフラとして利用している。
CUI Character based User Interface。 文字を主体としたユーザーインタフェース。 クーイと呼ぶ。
CURE Collaborative Use Research Engine。 検索エンジンの1種。 キュア参照。
CU-SeeMe CUは、Cornell Universityの略。 米Cornell大学で開発されたインターネットを使ったビデオ会議システム、あるいはそれを実現するプログラム。 プログラムの原形は1992年夏に同大学のTim Dorcey(ティム・ドーチェ)氏によって作られた。 パソコンにビデオカメラをつなぎ「リフレクタ」というサーバに接続することによって、複数のパソコン間で互いに顔を見ながらリアルタイムで会話ができる。 また、リフレクタに接続しなくても小人数で直接パソコン間で会話したり、動画のやり取りを行える。 大量のデータを扱うので、スムーズな画像を得るには高速のモデムや専用回線での接続が必要。 シーユーシーミーと呼ぶ。
CUTE Clean Urban Transport for Europe。 欧州で2001年11月〜2005年12月に実施される燃料電池バスの実証走行実験。 キュートと呼ぶ。
CVCF Constant Voltage Constant Frequency Power Supply。 定電圧定周波数電源装置。 入力電圧及び周波数の変動や出力不可の変化によらず、出力電圧及び周波数を一定に保つ電源装置。
CVD Chemical Vapor Deposition。 化学的気相成長法。
CVGS Connectix Virtual Game Station。 米Connectix社が開発した、WindowsMacintosh上でソニーのプレイステーションのゲーム・ソフトを実行するソフトウエア
CVO Commercial Vehicle Operations。 高速道路を走るトラック向け情報通信システム。
CVP Constrained Video Parameter。 MPEGプロファイルの一つ。
CVP Content Vectoring Protocol。 ファイアウォール製品がアンチウィルス製品などと連携するために使用するプロトコル
CVS Concurrent Versions System。 バージョン管理システム。 主にソフトウェアの開発作業で使用される、ファイルのバージョンを管理するソフトウェア・ツール。 ファイルはリポジトリと呼ばれる貯蔵庫に保管され、必要に応じ取り出され、変更されてまた戻される。 それぞれの作業をチェック・イン、チェック・アウトと呼ぶ。
CVSD Continuous Variable Slope Delta modulation。 音声符号化方式の一種。
CVT continuously variable transmission。 無段変速機。 ギアを使用せず、無段階に自動車のスピードを変速するための装置。
CW Continuous Wave。 連続した波。
CW Communications Workers of America。 米通信労働組合。
CW Contention Window。 IEEE802.11eの候補であるWME方式で、他の無線端末と送信の衝突を避けるために設ける待ち時間。 長さは乱数で決める。
CWDM Coarse Wavelength Division Multiplexing。 波長間隔が比較的広い波長分割多重。
cXML Commerce XML。 米Ariba社が策定している電子商取引に関するXMLの仕様。 電子商取引の通信手順、メッセージのタグ・セットを規定する。
CXO Chief X-Box Officer。 米Microsoft社X-Box開発最高責任者。
Cyber-SIGN キャディックス社が開発したサインを使った認証システム。 サインの文字の形の照合(筆跡鑑定)だけでなく、ペンの動き、スピード/リズム、筆圧といった動的署名照合技術を用い、セキュリティを高めている。
CyberSURFR 米Motorola社の販売する高速データ通信のための次世代ケーブルモデム。 サイバーサーファーと呼ぶ。 光ファイバーと同軸ケーブルが混在するハイブリッドファイバーコアックスネットワークで使用される。 伝送速度がスループットで768kbpsにもなり、通常のモデムに比べてはるかに高速。 高速なデータ伝送が必要とされるインターネットのアクセスやオンラインサービスなどに向いている。
Cyclops 米IBM社が開発中のスーパコンピュータBlue Gene計画のBlue Gene/Lに続く2代目。 サイクロプスと呼ぶ。
Cygwin GNUプロジェクトによる開発ツール群をWindows環境用にCygnus Solutions社が移植し、フリーソフトウェアとして無償配布しているもの。 CygwinとはGNU+Cygnus+Windowsの意。 Cygnus Solutions社は現在Red Hat社の一部門で、Cygwinは、http://www.jp.redhat.com/download/より入手できる。
Cyrix x86 互換 CPU「MediaGX」、「6x86MX」などで知られるCPUメーカー。 元々は、x86用の浮動小数点演算ユニット(FPU)メーカーとして頭角を現して来た。 1997年末に半導体製造メーカーである米National Semiconductor社に買収、合併された。 その後、台湾VIA Technologies社がNS社より、買収した。
CyrixV 2000年2月22日に台湾VIA Technologies社が発表した新CPU。 旧米Cyrix社が開発していたもの。 FSB133MHzに対応。 64kBの1次キャッシュと256kBの2次キャッシュを内蔵。 マルチメディア処理用拡張命令3D Now!を実装。 実動作クロックは不明。
CZP Circular Zone Plate。 円形ゾーン・プレート。
C2 Cryptomeria ciphering。 DVDレコーダ内でコンテンツを暗号化する方式。
C2レベル 米National Computer Security Centerが出版したコンピュータ・セキュリティに関する評価基準「Trusted Computer System Evaluation Criteria(通称:オレンジ・ブック)」に基づいたコンピュータのセキュリティ・レベル。 安全性が最も低いレベルからD,C1,C2,B1,B2,B3,A1がある。 C2レベルではユーザー単位でのアクセス制御、割当メモリの初期化、及び監査機能などを備えることが必須条件となっている。
C-4 Controlled Collapse Chip Connection。 フリップチップの一種。 シーフォーと呼ぶ。
C7 VIA Technologies社が開発した、デスクトップ向けプロセッサ。 クロック周波数は、1.8GHzと1.5GHz。 SHA-1暗号化標準をサポート。
C7-M VIA Technologies社が開発した、モバイル向けプロセッサSHA-1暗号化標準をサポート。