情報用語辞典(C - 9 )
CP Common Part。 共通パート。
Cp値 Process Capability Index。 工程能力指数。 工程能力を判断する指標として用いる。 公差を6σで表した工程能力で割った値。 工程能力が高い(=バラツキが小さい=6σが小さい)ほど、Cpは大きくなる。
Cp = ([規格上限値] - [規格下限値]) / 6σ
CPA Computer Press Association。 コンピュータジャーナリズム振興のため、1983年に設立された組織。
CPA certified public accountant。 公認会計士。
CPAC Copy Protection Advisory Council。 デジタル著作物の不正コピー防止技術の選定などを手掛ける中立組織。
CPAN Comprehensive Perl Archive Network。 (1)Perlの最新ソース・コード、モジュール、各種ドキュメントを収録したWebサイト(http://www.perl.com/CPAN/)。
(2)CPANを検索するための、Perlモジュールの名称。
CPCI CompactPCIの略。
CPE Customer Premises Equipment。 ユーザーが管理・所有するネットワーク機器の総称。 通信事業者が局側で管理・所有する設備・機器と対になる概念。
CPE Computer Performance Evaluation。 コンピュータ性能評価。
CPFR Collaborative Planning, Forecasting, and Replenishment。 需要予測と在庫補充のための共同事業。 サプライチェーン全体を最適化するため、各社の需要予測をすり合わせる手法。
CPG Central Pattern Generator。 外部刺激無しで特定の振る舞いを生成、維持する神経回路。
CPI Cycles Per Instruction。 マイクロプロセッサが1命令を実行するのに必要なクロック数の平均。
CPI Consumer Price Index。 消費者物価指数。 総務省統計局統計センターが毎月発表する、物価を表わす指標の一つ。 食料、住居、家具・家事製品、被服及び履物、保健医療、交通・通信、教養娯楽、諸雑費の8分野の代表的な商品、サービスの価格の変化を示す。 米国では労働省が発表する。
cpi characters per inch。 テープあるいは印字媒体の文字の密度を表わす指標。
CPJ Cyber Publishing Japan。
cpl character per line。 キャラクタ/行。 1行当たりの文字数。
CPLD Complex Programming Logic Device。 複雑な構造のPLD
CPM critical path method。 クリティカルパス法。
CP/M Control Program for a Microcomputer。 米Digital Research社が開発したパソコンOS8080あるいはZ80向けのシングルユーザーOS。 Gary Kildall氏が開発。 1980年代初めが全盛期。
CPN Central Processing Node。 日立製作所CMOS メインフレームの構成単位。 6つのマイクロプロセサを密結合したものが1CPN。
CPO Cheef Privacy Officer。 最高プライバシー責任者。 個人情報保護の企業戦略を企画、運用する最高責任者。
CPP Current Perpendicular to Plane。 GMR素子に対して垂直方向に電流を流すGMRヘッド。
CPPM Content Protection for Pre-recorded Media。 再生専用媒体に向けた著作権保護技術の一種で、4C Entity社(東芝松下電器産業米IBM社米Intel社の4社で構成)が決めたもの。
CPRM Content Protection for Recordable Media。 SDメモリーカードに採用されている書き替え可能媒体向けの著作権保護技術。 米Intel社米IBM社松下電器産業東芝が共同で策定。 DVD-RAMにも適用される。
CPS Conversational Programming System。 会話型プログラミングシステム。
cps characters per second。 1秒間に転送される字数。 転送速度の単位の1種。
CPSA Copy Protection System Architecture。 DVD-Audioが採用する不正コピー防止技術。
CPSA Content Protection System Adopters Agreement for Blu-ray Disc Rewritable。 書き換え可能なBlu-ray Discにおける著作権保護規定。
CPTWG Copyright Protection Technical Working Group。 1996年4月に米国のコンピュータ関連の2つの業界団体を中核に、レコード、映画、家電を加えた5つの業界団体が設立した著作権問題検討グループ。
CPU Central Processing Unit。 中央処理装置。 人間の脳にあたるコンピュータの中枢部分。 プロセッサとも呼ばれる。 特にパソコンのCPUは1つのチップに集約されている場合が多く、マイクロプロセッサとも呼ばれる。 主に数値演算装置と制御装置で構成されており、命令の解釈と実行、メモリやその他の装置との間のデータ転送機能を持つ。 CPUが一度に処理できるbit数に応じて、8bitCPU、16bitCPU、32bitCPUなどと呼ぶ。 また、アーキテクチャの違いによって、CISCRISCの2種類がある。 ちなみに、パソコンのCPUには、米Motorola社680x0米Intel社80x86の各々の系列の2種類のCISC CPUが多く使われており、 代表的なパソコンとして前者にはMacintosh、後者にはIBM PC/AT(および互換機)やPC-9800シリーズなどがある。
CPU
アクセラレータ
いろいろな方法でCPUをパワーアップし、パソコンの処理能力を向上させるモジュール。 新世代のCPUに交換する方法や同一CPUの動作クロックの高速なものと交換する方法などがある。 中でも米Intel社OverDriveプロセッサは、CPUアクセラレータとして有名。
CPUコア CPU Core。 システムLSI等のASICに搭載することを目的とした、CPUの機能ブロック。 英ARM社のARMコアや日立製作所SHコア等が有名。
CPUソケット CPUの差込口。 デスクトップ パソコンでは、 Intel系CPUの多くは基板に直付けではなく交換可能なCPUソケットに指す方式になっている。 CPUによって大きさやピン数/配置などが異なっているため、対応するソケットも個々に決まっている。 また、最新のPentiumU用のSECと呼ばれるパッケージ用にはCPUスロットも使われている。
CPUパワー 演算処理能力、データ転送処理能力などCPUの持つ性能のこと。
CPUボード CPUが搭載された専用のプリント基板。 コンピュータによっては、このCPUボードを交換することが可能。 メンテナンス性の向上やCPUのグレードアップ、異なるタイプのCPUの利用といったメリットがある。 装着方法は、主にマザーボードに差し込むドーターボードタイプのものと拡張スロットに挿入するタイプの2種類がある。
C-QAM Carrierless-Quadrature Amplitude Modulations。 100Mbps Ethernetの標準化案。
CR Call Reference。 ISDNにおいてDチャネル上の第2層論理リンクコネクション上の複数の第3層の呼制御メッセージを識別するために用いられる番号。
CR Carriage Return。 改行。
CR Cell Relay。 セル中継方式。
CR Card Reader。 カードリーダ。
CR Control Register。 制御レジスタ。
CR Convenience Radio。 簡易ラジオ放送局。
CR Computerized Radiography。 デジタルX線撮影装置。
CR candidate release。 キャンディデート版。 正規リリース直前のソフトウェアのバージョン。
CRAM Chalcogenide Random Access Memory。 カルコゲナイド化合物(S、Se、Teの化合物)を使う不揮発性の随時書き込み読み出しメモリ。 シーラムと呼ぶ。
Cray Cray Reserach, Inc.。 1972年、Saymour Cray氏が設立した、米国のスーパーコンピュータ製造会社。 160MFLOPSのCRAY-1を1976年に出荷した。
CRB Central Reserve Bank。 米中央準備銀行。
CRC Cyclic Redundancy Check (Code)。 巡回冗長検査(コード)。 データ伝送において、データ全体の特定の長さの冗長ビットを負荷して、データの誤りを検出する機能。
CRCC Cyclic Redundancy Check Codes。 巡回冗長検査符号。
CRIC Copyright Research and Information Center。 社団法人著作権情報センター。
CRICO Center for Research and Information of Consumer Organizations。 消費者団体調査情報センター。
CRID Content Reference ID。 TV-Anytimeシステムにおいて、所望のコンテンツを特定するためのID
CRITF critical frequency。 危険振動数、臨界周波数、臨界振動数。
CRL Certificate Revocation List。 X.509ベースの認証システムで、有効期限中に何らかの理由で失効した証明書を告知するためのリスト。 発行元のCAが作成して公開する。 失効した証明書の通し番号とタイム・スタンプを付け、偽造を防ぐため発行元のCAがデジタル署名する。
CRL Communications Research Laboratory。 郵政省・通信総合研究所。(http://www.crl.go.jp/1997/index-J.html) 略称、通研。
CRL-DP CRL-Distribution Points。 CRLのスキームの一つ。 あるルールに従ってCRLを分割して、それぞれのCRLを独立して管理する。 1つのCRLのデータ量増加を抑える。 対応するCRLが置かれている場所をあらかじめデジタル証明書に記載しておく必要がある。
CR/LF Carriage Return/Line Feed。 復帰/改行。 PC系で使用される。 ちなみに、MacintoshではCRのみ、UNIXではLFのみである。
CRLS Cisco Routing and LAN switching。
CRM Customer Relationship Management。 顧客関係管理。 店舗、直接営業、代理店、電話、インターネットなど様々な販売チャネルを通じた顧客のコンタクト(接触)や取引の履歴情報(販売、クレーム、点検・修理、問合せ等)を一元管理し、個々の顧客に最適な対応(契約更新、買い替え需要での提案等)を実施することにより、顧客維持率を高めるという概念。
cron 指定した日時に特定のプログラムを起動するUNIXデーモン
CROS computer reliability optimization system。 コンピュータ信頼性最適化システム。
CRP Continuous Replenishment Program。 連続自動補充発注。 商品在庫を自動的に補充する仕組み。
CRS Computer Reservation System。 座席予約システム。
CRT Cathode Ray Tube。 陰極線管(ブラウン管)。 広くはパソコンディスプレイ モニタをさすが、正確にはブラウン管のことを言う。 現在は、デスクトップパソコンに接続できる液晶ディスプレイモニタのシェアが伸びていることから、これと区別するためにブラウン管式のディスプレイをCRTと呼ぶこともある。
CRT Copyright Royalty Tribunal。 米著作権審判所。
CRTC Canadian Radio-Television Commission。 カナダラジオテレビ電気通信委員会。
CRTPB Canadian Radio Technical Planning Board。 カナダ無線技術企画委員会。
CRU customer-replaceable unit。 顧客交換可能ユニット。 顧客がインストール・保守・交換できるコンポーネント。
CRUD データベースの基本操作、Create、Read、Update、Deleteのことでクラッドと読む。
Crusoe 2000年1月19日、米Transmeta社が開発したモバイル・コンピューティング向けに特化したx86プロセサ完全互換のマイクロプロセッサのブランド名。 クルーソーと読む(ロビンソン・クルーソーから命名)。 発表された製品はTM3120(400MHz動作でインターネット家電をターゲット)とTM5400(700MHz動作でWindows搭載ノートパソコンをターゲット)の2品種。 消費電力はいずれも約1W。 初めての「ソフトウェア・ベースのマイクロプロセサ」と銘打ち、機能の3/4はソフトウェアで実現する。 内部的には128ビット及び64ビットのVLIWアーキテクチャを採用。 x86命令を内部命令に変換する「コード・モーフィング・エンジン」(Code Morphing Engine)を持つ。 これは、x86プログラムをVLIWに翻訳しつつ主記憶中のキャッシュにためていく。 これにより、プロセサのトランジスタ数を減らし、性能や互換性を維持したままで低消費電力化を実現している。 同様にソフトウェアで実現する省電力技術「LongRun」も採用。 これは動作周波数と電圧を1秒間に数100回も最適に変化させる電力管理技術で、例えば700MHz動作(駆動電圧1.45V)のTM5400は、400MHz(1.4V)、333MHz(1.3V)で動作可能。
TM3120は動作周波数333〜400MHz、96kBの1次キャッシュを集積。 主記憶にはSDRAMを使用。 2000年1月より量産出荷開始。 製造プロセスは米IBM社の0.22μm、チップ面積は77mm2、集積トランジスタ数は900万個である。 400MHz品の価格は89米ドル。
TM5400は動作周波数500〜700MHz、128kBの1次キャッシュと256kBの2次キャッシュ、16kBのRAMを集積。 主記憶にはDDR SDRAMを使用。 製造プロセスはIBMの0.18μm、チップ面積は73mm2、集積トランジスタ数は2370万個である。 2000年中頃より量産出荷開始予定。 700MHz品の価格は329米ドル。
但し、Crusoeは、x86互換であるが、米Intel社製品とのハードウェア互換性はなく、全く新しいボード設計が必要となる。 パッケージは、TM3120、TM5400ともに474ピンBGA。 また、ソフトウェア・ベースであるだけに必要とするメモリ容量が大きい。 TM5400の2次キャッシュ容量を倍増(512kB)したTM5600も登場。 2000年6月末に米NewYorkで開催されたPC EXPOで、米IBM社NEC日立製作所の3社がCrusoeを搭載したノートパソコンの試作機を発表した。
2001年6月25日、台湾TSMCの0.13μmプロセスを使用した、TM5800(動作周波数 700MHz/733MHz/766MHz/800MHz、2次キャッシュ512kB)、TM5500(動作周波数 667MHz/700MHz/733MHz、2次キャッシュ256kB)を発表。
2001年10月15日、1GHz版を発表。 品名は、TM6000。 2002年後半出荷予定。
2005年5月31日、香港Culturecom社によるCrusoe関連資産の買い取りが発表された。
CRYPTREC CRYPTography Research & Evaluation Committee。 暗号技術評価委員会。 電子政府に向けた暗号技術の評価を行うために2000年4月に組織化。 クリプトレックと呼ぶ。 共通鍵暗号方式公開鍵暗号方式の両者を対象とする。
Cryzip 2006年3月に発見されたトロイの木馬ウィルス。 感染すると、Cドライブの特定拡張子のファイルをZIP化しパスワードを掛け、パスワードの入手に300ドルの送金を要求する。