情報用語辞典(W - 2 )
Whistler 2001年発売予定の米Microsoft社Windows2000後継OSの開発コード名。 ウィスラーと呼ぶ。 2000年10月31日、β版を(日本語版も)公開。 2001年6月19日、製品の正式名称をWindows1 .NET Serverと発表。
WhiteCap 2.4GHz帯を使用する無線伝送方式の1種。 最大データ伝送速度11Mbps。 アクセス制御方式は、ダイナミックTDMA。 1次変調方式には、CCKBPSKQPSKを使用する。 2次変調方式は、直接拡散方式のスペクトラム拡散方式
Whitney 米Intel社チップセット 810の開発コード名。 ホイットニーと呼ぶ。
WHOIS インターネットに接続するマシンや組織の情報を提供するサービス。 NICJPNICが提供。
WHQL Windows Hardware Quality Labs。 米Microsoft社認証部門。 機器がWindowsシステムに対応していることを認定する。
WIA Wearable Internet Appliance。 ウエアラブル・インターネット端末。 2001年1月のCESの基調講演で、Bill Gates氏が日立製作所製のWIAを披露して注目された。
Wicon Wireless Connectivity World。 短距離無線通信インタフェース全般に関する展示会。 前身は2003年まで続いたBluetooth Congress。 ウィコンと呼ぶ。
WIDE Widely Integrated Distributed Environments。 1988年に発足した、慶応大学の村井純教授が中心となって進める大規模分散環境の研究プロジェクト。 ワイドと呼ぶ。
WIDER World Institute for Development Economics Research。 世界開発経済研究所。
Wide SCSI SCSIのバス幅を2倍にすることでデータ 転送速度を高速化するSCSIの拡張規格。 SCSI-2規格の中で定義されている。 データバス幅を16bit/32bit化し、Fast SCSIとの組合せによりデータ転送速度は毎秒20M/40MBを実現する。 なお、Wide SCSIでは、従来のSCSIと同じ50ピンのケーブルと、68ピンのケーブルの2本を用いることになる。
Wide Ultra
SCSI
SCSI-3に含まれる規格。 最大データ 転送速度は40MB/s。
Wide UXGA Wide Ultra Extended Graphics Array。 1920×1200画素の表示モード。 UXGAの横方向が1600画素から1920画素に広がった仕様。
WIFE Windows Intelligent Font Environment。 Windows3.1用のフォント。 ワイフと呼ぶ。
Wi-Fi WECAが発行する、IEEE 802.11b準拠の無線LAN製品の相互接続性認証ロゴ。 2000年3月に認定プログラム開始。
Willamette 米Intel社デスクトップマイクロプロセッサの開発コード名。 2000年2月14日に正式発表された。 Coppermine(PentiumV)の後継。 1.5GHz以上の周波数となる見込み。 SSE2を搭載。 FSBは、400MHz。 P6コアの後継となる新アーキテクチャを採用。 パイプラインの段数は20段。 使用プロセスは、0.18μmCMOS。 2000年後半に出荷予定。
WiMAX Worldwide Interoperability for Microwave Access。 マイクロ波アクセスの相互運用を図るための国際的な非営利団体、及びその規格名称。 広域の無線MANが対象。 IEEE802.16から生まれた。 ワイマックスと呼ぶ。
WiMedia 米Eastman Kodak社など9社による、高速無線マルチメディア伝送を実現する近距離通信規格。 IEEE802委員会で、IEEE802.15.3として規格策定中。
Winchester 米AMD社が開発中のNewcastleの後継のマイクロプロセッサの開発コード。 90nmのSOIプロセスで製造。 ウィンチェスターと呼ぶ。
Windows 米Microsoft社が開発したパソコンOSMS-DOSアーキテクチャの後継としてマウスで操作するGUIを駆使した一連のOS群の総称。 Windows3.1Windows95WindowsNTWindowsCEが販売あるいはパソコンにプリインストールされている。 1998年6月25日に全世界一斉にWindows95の後継であるWindows98が発売された。 日本語版Windows98は同7月25日に発売された。
WindowsCE 米Microsoft社が開発したハンドヘルドPC向けのOSWindows95WindowsNTに似た操作性を持っている。 WindowsCEマシンには米Microsoft社のビジネスソフトOfficeのサブセット版であるPocket Word、Pocket Excelが標準で搭載され、Officeのデータをそのまま表示、編集できる。 電子メールやスケジュール機能にInformation Manager、WWW閲覧機能にPocket Internet Explorerが供給されている。 WindowsCE2.0以降はハンドヘルドPCを始め、ウォレットPC、産業機器、インターネットTV、ゲーム機など、幅広い分野への組み込みが期待されている。 WindowsCE搭載のハンドヘルドPCとしては、カシオ計算機のカシオペア、NECのMobile Gear(モバイルギア)、日立製作所のPERSONA(ペルソナ)などが国内で販売されている。 2000年6月15日、Microsoft社は、WindowsCE 3.0を発売開始。
Windows DNA Windows Distributed interNet Application。 米Microsoft社が1997年9月に発表した、Dynamic HTMLを基本とする3階層の分散・アプリケーション・アーキテクチャ。 アプリケーション全体をプレゼンテーション、ビジネス・ロジック、ストレージの各層に分ける。 プレゼンテーション層(ユーザーインタフェース部分)にDynamic HTMLを利用してマルチプラットフォーム・アプリケーションとする。 ビジネス・ロジックはInternet Information Server上で動き、ユーザーの操作に応じてDynamic HTMLページを動的に生成する。 その際、必要に応じてデータベース検索やファイル・アクセスを伴う。
Windows Me Windows Millennium Edition。 2000年9月14日に発売開始予定の、米Microsoft社Windows98の後継OS。 基本機能は、Windows98 Second Editionと同じ。 使い勝手や信頼性の向上が図られている。 日本語版は2000年9月22日に発売開始。
Windows
Media
米Microsoft社が1999年に発表した動画・音声配信ソフト。 配信サーバ・ソフト「Windows Media Services」、動画コンテンツ作成ソフト「Windows Media Tools」、プレーヤー「Windows Media Player」で構成される。 ネットワークの混雑に応じて自動的に配信するデータ量を調整する機能の採用により、動画や音が途切れにくくしたことや、新開発の音声圧縮技術「MS Audio」を採用してアナログ電話回線でも高音・低音がハッキリ聞こえるようにしたことなどが特長。
Windows
Millennium
Edition
Windows Me参照。
Windows
.NET Server
2001年6月19日、米Microsoft社が発表した次期Windows Serverの正式名称。 開発コードは、Whistler
WindowsNT 米Microsoft社が開発、販売している32bitOS。 米国では1993年に発売された。 日本語版は、最初のWindowsNT3.1が1994年1月に発売され、現在最新のバージョンは4.0になっている。 WindowsNTは主にネットワーク環境での仕様を前提にしており、Windows3.195の上位OSとされている。 WindowsNTには、ネットワークサーバのためのWindowsNT Serverと、クライアントマシン用のWindowsNT WorkStationに分かれている。 WindowsNTの主な特徴は、プリエンプティブ(非協調的)なマルチタスクOSであること、Win32と呼ばれる32bitAPIを採用しており、Windows95用アプリケーションが使えること(NTのバージョンによって若干異なる)、 Windows3.1やDOS用のアプリケーションも実行できること、Windows95よりも高い信頼性と安定性を備えていること、などである。 WindowsNT3.xの画面は、Windows3.1に良く似ている。 しかしNT4.0になってから、Windows95に似たものになった。 WindowsNTは世界中の企業で使われており、大型コンピュータUNIXが使われている分野へも進出しているが、ネットワークOSとしてはセキュリティーが弱いといった指摘もある。 また、主流を占めるWindows95とはデバイスドライバも異なっており、プラグ・アンド・プレイにも対応していない。 デバイスドライバとプラグ・アンド・プレイについては、次期バージョンであるWindowsNT5.0で対応する予定。
WindowsNT
Embedded
米Microsoft社の組み込み機器用OS。 サポートするマイクロプロセッサは、x86のみ。 最小構成は、メモリ容量16MB、ディスク容量20MB。 Win32API、セキュリティ機能、ネットワーク管理機能等を搭載可能。
Windows Vista 2005年7月22日に、米Microsoft社が公表した、Windows XPの後継となるクライアント用次期Windowsの名称。 Windows XPの後継で、開発コードLonghornと呼ばれていたもの。 2006年第4四半期にリリース予定。 ビスタと呼ぶ。 「眺望」の意。
2005年7月27日、β1リリース。
2006年3月21日、開発遅延のため、発売開始時期を2007年1月以降と発表。
Windows XP 2001年2月5日に、米Microsoft社が発表した、Windows2000後継OS(開発コード名Whistler)。 2001年2月13日に正式名称を発表。 家庭ユーザー向けがWindows XP Home Edition、企業ユーザー向けがWindows XP Professional。 Home EditionはProfessionalのサブセット。 β2版を2001年3月に供給予定。 製品発売は、2001年後半の予定。 2001年10月25日発売開始予定。 日本語版の発売日は2001年11月16日。 64bit版も同時出荷。
[ ハードウェア条件 ] 2001年10月25日、全米で一斉発売開始。
2001年11月16日、日本で発売開始。
Windows2000 米Microsoft社が開発しているサーバOSWindowsNTの後継の位置付け。 2000年2月17日に、WindowsNT Workstation 4.0の後継「Windows2000 Professional」、同Serverの後継「Wiundows2000 Server」、同Server Enterprise Editionの後継「Windows2000 Advanced Server」の3種類を発売予定。 日本語版も2000年2月18日に発売予定。 元々、NT5.0という呼称が一般的だったが、1998年11月にWindows2000に改称した。 将来的にWindows95/98系統のクライアント用OSとの融合を目指すMicrosoft社の姿勢が窺える。 2001年以降に64bit版が出荷される予定(β版は2000年5月〜6月頃)。
Windows2000
Professional
Windows2000クライアント版。
Windows2002 米Microsoft社が開発しているサーバOSWindows2000の後継。 開発コード名Whistlerと呼ばれていたもの。
Windows3.1 米Microsoft社が開発したパソコンOSマウスで操作するGUIを取り入れている。 MS-DOS上で動作するため厳密に言えばOSとは言えないが、インタフェースの完成度の高さや、対応アプリケーションの多さなどから、OSと呼べるレベルのものである。 英語版は1992年4月、日本語版は1993年5月に発売され、世界中でヒット。 Windowsの地位を確立した。 特に日本では3.1以前のWindowsがほとんど話題にならなかったのに対し、Windows3.1では、多くのユーザーがDOSからWindows環境へ移行した。 Windows3.1は、前バージョンのWindows3.0に比べ、安定性や処理速度が向上した。 またTrueTypeフォントやアプリケーション間の連携機能であるOLEも採用された。
Windows95 米Microsoft社が開発、販売しているパソコン用32bitOS。 その名の通り1995年に出荷開始されており、現在世界で最も使われているOSである。 Windows3.1と比べると大幅な改良が加えられている。 OSの32bit化と、それに伴うMS-DOSとの統合が一番大きな特徴。 WindowsNTと同様のプリエンプティブマルチタスクをサポートし、より一層の動作の安定と高速化が図られた。 ユーザーインタフェースにも大幅な変更が加えられた。 プラグ・アンド・プレイに対応したのも大きな特徴の1つ。 これにより、周辺機器を取り付けた時のセットアップが簡単になっている。 また、ネットワークマルチメディア機能の強化も図られている。 2000年12月22日、Microsoft社は、2000年末にて全てのパッケージ販売とOEM供給を終了することを発表。
Windows98 米Microsoft社が開発、販売しているWindows95の後継OS。 英語版は1998年6月25日に、日本語版は7月25日に発売された。 基本的な仕様はWindows95と変わらない。 Windows95の上位互換であり、Windows95用のソフトがそのまま使用できる。 また,USBIEEE1394AGPといった新しいインタフェースに正式に対応していることも特徴の1つである。
Windowsキー Windows95対応キーボードが備えているファンクションキーの一つ。 米Microsoft社のキーボード「NaturalKeyboard」で初めて採用された。 Windows95上でWindowsキーを押すとスタートメニューが表示される。 スタートメニューをマウスでクリックした時と同じ動作であり、いちいちマウスに手を伸ばさなくても、素早くキーボードでアプリケーションを起動できるというメリットがある。 また、特定の英字キーと同時に押すと、特定のアプリケーションを起動することもできる。
Windows
Terminal
米Microsoft社社が提唱したネットワーククライアントマシン。 WindowsCEベースのOSを搭載し、Windows95/NTよりも軽快なマシンでクライアント用途に使用する。 NCに対向する位置付けのマシン。
WINDS Wideband InterNetworking engineering test and Demonstration Satellite。 NASDACRL(通研)が共同開発中の超高速インターネット衛星。 2005年末、打ち上げ予定。
Winevar 2002年11月に発見されたコンピュータ・ウィルスの一種でワーム型。 添付ファイルには「.pif」または「.ceo」の拡張子が付く。 ファイル削除等の破壊活動を行う場合がある。
WinFS Windows Future Storage。 米Microsoft社が開発しているLonghornで採用される見込みの、ストレージ機能を強化した、NTFSFAT32の後継ファイルシステム。 特に大容量ストレージに対応した、高速・高機能検索機能がサポートされる予定。 NTFSと互換性を持つ。
WinHEC Windows Hardware Engineering Conferemce。 パソコンハードウェア技術者を対象にした会議。
WIN.INI 米Microsoft社Windowsの起動ファイルの一つ。 現在の環境や個別アプリケーションを記述する。
WinModem 米3Com社が開発した、ソフトウェアMODEM
WinMX インターネット上でファイル交換を行うフリーソフト。 中央サーバを置かず、ピアツーピアユーザー同士を結ぶ。
WINNLS Windows National Language Support。 米Microsoft社Windowsが提供する、複数の異なる言語に対応するための機構。 ウィンエヌエルエスと呼ぶ。
Winny インターネット上でファイル交換を行うフリーソフト。 中央サーバを置かず、ピアツーピアユーザー同士を結ぶ。 日本で開発された。 WinMXと異なるのは、送信側と受信側を直接結ばず、多数のパソコンを経由する点と、送信データを暗号化する点。
2004年5月10日、京都府警が、著作権法違反ほう助容疑で、開発者の東京大学大学院助手を逮捕。
WINS Windows Internet Name Service。 Windows ネットワークでは基本的にコンピュータ名をブロードキャストすることでマシンのアドレスを求める。 しかし、この方法ではブロードキャスト・パケットがルータを通過できないため、ルータの向こうにあるマシンにアクセスすることができない。 そこで導入された機構がWINSである。 クライアントがWINSサーバに問い合わせることで、ルータの向こうにあるサーバのアドレスを求めることができる。
WinSock Windows Socketsの略。 Windows上でTCP/IPアプリケーションを開発する時に使うAPIネットワークプロトコルを利用してネットワーク上のマシンのSocketとデータをやり取りする際に使う。
Winux 2001年3月27日に発見された、WindowsLinuxの両方に感染するコンピュータ・ウィルス。 Windowsの実行型ファイルであるPEファイルと、Linuxの実行型ファイルであるELFファイルに感染する。 この感染ファイルを実行すると、100KB以上の実行型ファイルを探し出して感染を広げていく。
Win-Win お互いに有利(メリットがある)こと。
WIP Web Interoperability Pledge。 「Web互換性への誓い」。 1997年4月、米国のZDNetが中心になって行ったキャンペーン。 WWWページを作る際に標準タグしか使わない、というもの。 米Microsoft社や米Netscape Comunications社のユーザーを無視した独自仕様ブラウザ開発に対する抗議の姿勢を示した。
WIPO World Intellectual Property Organization。 世界知的財産権機関。 ワイポと呼ぶ。 1970年設立。 本部はジュネーブ。 日本は1975年4月に加盟。工業所有権と著作権が対象。
WIPS Whetstone Instructions Per Second。 コンピュータの処理性能を表す単位の一つ。 ウィプスと呼ぶ。
Wireless USB USB 2.0の無線版。 距離3mで480Mbps、距離10mで110Mbpsのデータ転送が可能。
Wireless 1394 IEEE1394のデータを無線で伝送する技術。 1394TAが標準化活動を行っている。 最大データ伝送速度70Mbps。 アクセス制御方式は、TDMA。 1次変調方式には、16値QAM、64値QAM、BPSKQPSKを使用する。 2次変調方式は、OFDM
wisenut 検索エンジンの1種。 ワイズナット参照。
WISPr Wireless ISP Roaming。 ホットスポット・サービスにおけるローミング技術の標準仕様を検討する、米Wi-Fi Allianceの関連団体。 ウィスプルと呼ぶ。
Witness (株)日本交通事故鑑識研究所と練馬タクシーが共同開発したドライブレコーダ。 CCDカメラ、加速度センサー、記録メモリを内蔵。 車前方視界のJPEG画像を毎秒5枚撮影し、異常を検知した場合、記録メモリに、検知前12秒、検知後6秒の画像と加速度、スピードを記録するシステム。 ウィットネスと呼ぶ。 witnessの意は、目撃者。
WITSA World Information Technology and Service Alliance。 世界情報サービス産業機構。
WiX Windows Installer XML。 2004年4月5日、米Microsoft社が公開した、オープン・ソースソフトウェアWindows インストールパッケージをXMLソースコードから構築するためのツールセット。