情報用語辞典(H - 3 )
HLLAPI High-Level Language Application Programming Interface。 米IBM社が開発した、高水準言語API
HLS Hue-Lightness-Saturation。 色相/彩度/明度。
HMA High Memory Area。 80286以上のCPUがリアルモードで扱えるアドレス100000hから上の約64kBのプロテクトメモリの領域。 MS-DOS Ver.5では、ここにプログラムやMS-DOSシステムをロードでき、フリーエリアを拡大できる。
HMD Head Mounted Display。 頭部搭載型ディスプレイ。 立体映像装置の一種。 バーチャルリアリティを体験するための装置で、ゴーグルやヘルメットのような形状のものが多く、両目の位置に小形のディスプレイがセットされている。 1968年にユタ大学のIvan E. Sutherland氏が発表した。 近年、キャノンの開発したものには、TFTカラー液晶とプリズムを利用して外界の景色とダブらせてみることが可能な装置もある。
HMFC Hydrogen Membrane Fuel Cell。 トヨタ自動車が開発した、水素分離膜型燃料電池。 作動温度400〜600℃。
HMI Human Machine Interface。
HMM Hidden Markov Model。 隠れマルコフ・モデル。 音声認識技術の代表的アルゴリズム。
HMOS High-density MOS。 高密度のnMOSを有する半導体チップ。
HN Handle Name。 ハンドルのこと。
HNA Hitachi Network Architecture。 日立製作所の大型汎用コンピュータ用のネットワーク・アーキテクチャ。
HNP Host Negotiation Protocol。 USB On-The-Go(OTG)規格で規定したプロトコルの一つ。 二つの機器を接続した後にホストとスレーブの役割を動的に切り替える機能に関連する。
Home page ホームページ。 WWWで提供される画面のこと。
HomePlug HPAが推進する、電源線利用の家庭内ネットワーク。 2001年6月26日、HomePlug 1.0をリリース。
HomePNA Home Phoneline Networking Alliance。 米国の宅内電話線を利用したインターネット接続サービスを共有するための家庭内ネットワークの業界標準規格。 2001年4月9日、ITU-Tが承認。
2003年6月4日、新仕様HomePNA3.0を発表。 128Mbpsに対応(拡張オプションで240Mbps可)。
HomeRF 米国の無線ホーム・ネットワークの業界団体。 1998年3月設立。 設立メンバは、米Compaq Computer社、米Ericsson Enterprise Network社、米HP社米IBM社米Microsoft社米Motorola社、米Philips Comsumer Communications社、米Proxim社、英Symboinics社。 下部組織として国内委員会(Japan Committee)がある。 1999年6月現在、80社以上が参加している。 国内では、日本ヒューレット・パッカード、日本アイ・ビー・エム、インテル、NECほか10社が参加。 家庭内や小規模オフィス向けにデータ通信と音声を統合したネットワークを安価に実現することを目標とする。 規格名はSWAP2.4GHz帯を利用する。
2003年、Wi-Fiとの標準化主導権争いに敗れ、推進団体HomeRF.org解体。
HORN法 Harmonic Overtones + Residual Noise。 2000年9月7日に、NTTが発表した、楽譜と歌詞から高品質な歌声を生成する歌唱音声合成技術。 楽譜とテキスト情報の歌詞を与えると、あらかじめサンプリングしてある人の歌声データベースによって自然な歌声を合成する。
HotJava 米Sun Microsystems社が開発したJava対応のWWW ブラウザ
HotSpot 米Sun Microsystems社が開発したJavaの高速化技術。
hot swap コンピュータの電源を入れたままで、コンピュータの部品や周辺機器を取り外したり取付けたりすること。
HP Hewlett-Packard Company。 1939年、Bill Hewlett氏とDavid Packard氏が共同で設立した、電機会社。 シリコンバレーの第1号会社。 製品第1号はオーディオ発信器。
1999年8月、Carly Fiorina氏が会長兼CEOに就任。 伝統的な大企業での初の女性CEO誕生となった。
2001年9月3日、米Compaq Computer社を250億ドルで買収することを発表。 買収完了は2002年前半。 米IBM社に迫るコンピュータ会社が誕生する。
2002年5月7日、合併完了。
HPウェイ 米HP社の経営手法・ノウハウ。 「HPの社員に関する基本方針は「共有」という考え方。目標を設定し、達成する責任の共有、従業員持ち株制度による企業所有権の共有、利益の共有、個人として、また仕事の面で成長する機会の共有、さらに、事業の下降期に生じる負担の共有も含む」(David Packard氏の自伝)
目標管理(MBO Management By Objective)制度:評価システムではなく権限委譲。 各々の担当領域にとって最適と思われる方法で、目標に向けて努力する自由を与える。
オープン・ドア・ポリシー:CEOも含めて全員がドアのないオフィスで仕事をする。 報奨金制度:生産高が一定水準を越えた場合に全員に賞与を支払う(戦前より実施)。
優等教育連携制度:エンジニアがStanford大学で学位を取得する(給与全額支給)。
高額医療費保険制度:従業員とその家族が対象(1940年代後半)。
米国最初のフレックス勤務採用。
HPA HomePlug Powerline Alliance。 2000年4月10日に、半導体やソフトウエア、ハードウエアなどの大手13社が設立した、電源線を利用した家庭内ネットワークの仕様を策定し、推進する団体(http://www.homeplug.org/)。 参加企業は、米3COM社、米AMD社、米Cisco Systems社、米Compaq Computer社、米Conexant社、米Enikia社、米Intel社、米Intellon社、米Motorola社、パナソニック、米S3's Diamond Multimedia社、米Tandy/Radio Shack社、米TI社
HPC High Performance Computing Act。 HPCC計画を推進するために1991年12月に制定された米国法。
HPC Hnad-held PC。
HPCC High Performance Computing and Communications。 HPCC計画。 1991年度に始まった、米国の高度な情報処理、情報通信の開発推進計画。 NREN(全米研究ネットワーク)の構築などが含まれており、インターネットの成長を支えた。
HPCCI High-Performance Computing and Communications Initiative。 米国のHPCC計画の推進団体。
HPCF Hard Polymer Clad Fiber。 ファイバの外装であるクラッド部分を高強度プラスチックで形成した光ファイバ
HPCS high performance computer systems。 高性能コンピュータシステム。
HPF High Pass Filter。 高域通過フィルタ。
HPF High Performance Fortran。 並列化Fortranの業界標準。
HPFS High Performance File System。 OS/2が採用するファイル・システム。 最大容量2TBのディスク装置、最大2GBのファイルが扱える。 最大256文字のロングファイルネーム使用可。
HPG High Performance Group。 SPECの下部組織で、大規模・高性能なコンピュータの性能評価を担当している部門。
HPGL Hewlett-Packard Graphics Language。 米HP社が開発したグラフィクス記述言語。 プロッタなどで標準的に使用されている。
HPIB Hewlett Packard Interface Bus。 IEEE488に定められたGPIBHP版。
HP@ML High Profile at Main Level。 MPEG2の仕様の一つ。
HP-PA HP Precision Architecture。 1986年に米HP社が開発したRISC技術。 以後のHP3000及びHP9000シリーズに採用されている。
HPSB High Performance Serial Bus。 IEEEで定められた高速シリアルバスの規格。
HPSS High Performance Switching System。 米Laurence Livermore National Laborotoriesの研究プロジェクト。
HPTLC High Performance Thin Layer Chromatograph。 高性能薄層クロマトグラフィー。
HP-UX 米HP社が開発したUNIX互換OSの名称。 HP9000ファミリー上で動作する。
HP1000 1966年に米HP社が開発したコンピュータのファミリー名。 実験室や製造現場で使用する測定装置向け。
HP3000 1972年に米HP社が開発したコンピュータのファミリー名。 小型及び中型のコンピュータ。
HP9000 1982年に米HP社が開発したコンピュータのファミリー名。 高性能UNIX ワークステーション及び業務用サーバ
HRFWG Home Radio Frequency Working Group。 米Compaq Computer社米HP社米IBM社米Intel社米Microsoft社が設立した家庭内無線ネットワークの標準化団体。
HRM Human Resource Management。 社員の能力を企業の重要な経営資源と捕らえ、各社員のビジネス活動の成果や、人材開発による能力向上までを含めて統合的に把握していく人事管理手法。
HRP Humanoid Robotics Project。 人間協調・共存型ロボットシステム研究開発プロジェクト。 平成10年度から平成14年度に、産業技術総合研究所などが中心となって行った、「人間の作業・生活空間において人と協調・共存して複雑な作業を行うことが可能な人間型のロボットシステムの開発」を目的とした国家プロジェクト。
HS Hyper Storage。 ソニー日立製作所、3Mが開発した光磁気ディスク(MO)の一種。 新しい記録方式(レーザーストローブ磁界変調記録方式)を採用して、高密度化を実現し、ダイレクトオーバーライトが可能。 メディアの大きさは従来の3.5インチMOとほぼ同じだが、記録方式は従来のMOとは互換性がない。 容量は現在650MBで、将来は1.3GB/2.5GB化を予定。
HS Harmonized Commodity Description and Coding System。 国際統一商品分類。
HSA Head Stack Assembly。 キャリッジHGAをスタック状に取り付けた組立構造体のこと。 プリアンプを搭載した小型基板を取り付けることもある。
HSB Hue-Saturation-Brightness。 色相/明度/彩度。
HSBI High Speed Back-plane Initiative。 通信機器などにおけるプリント配線基板の相互接続に向けた高速シリアル・インタフェースの標準化団体。
HSCSD High Speed Circuit Switched Data。 高速回線交換データシステム。 GSMで使用されるデータ通信方式の一つ。 フィンランドNokia社が開発し、ETSIが標準化。 最大通信速度は下りが43.2Kbps、上りが14.4Kbps。
HSDPA High Speed Downlink Packet Access。 W-CDMAの下り方向の高速パケット技術。 3GPPで標準化が進められている。
HSF High Sierra Format。 ハイシエラフォーマット
HSFS High-Siera File System。 CD-ROMのファイル・システム(ハイシェラ・フォーマット)。
HSM Hierarchical Storage Management。 階層型ストレージ管理。 アクセス頻度の低いファイルをハードディスクから光ディスクなどのメディアに移し、両者を透過的に扱う技術。
HSN hospital satellite network。 米の病院間通信衛星ネットワーク。
HSOP thermally enhanced SOP。 表面実装型パッケージの一つ。
HSOPA High-Speed OFDM Packet Access。 高速OFDMパケットサービス。 最大通信速度40Mbps(下り)。
HSQ Hydrogen-Silsesquioxane。 SiO2のSi原子に結合する4つのO原子のうち1つをH原子で置換したlow-k材料
HSSG Higher Speed Study Group。 IEEE802.3aeの前身。 10GbpsのEthernet仕様を提案した。
HSSI High-Speed Serial Interface。 高速シリアルインタフェース。 最大52Mbps。 T3の接続にしばしば使用される。
HST Hawaiian Standard Time ; Hawaii Time。 ハワイ標準時。
HSTL High Speed Transistor Logic。 小出力の入出力インタフェース
HSTP High Speed Transfer Protocol。 次世代のOSI プロトコル
HSYNC Horizontal Synchronizing signal。 映像信号において画面を描画する際に水平方向のタイミングを計るための信号。
HT Horizontal Tabulation。 水平タブ。
HTML Hyper Text Markup Language。 WWWシステムのページ記述言語。 ブラウザで表示するファイルを作るためのテキスト編集用言語。 "<"と">"ではさんだ予約語(タグ)を使って書式やリンクなどを記述する。
HTMLウィルス Webページ(HTMLファイル)を閲覧しその中のVBScriptを実行すると、ユーザーのマシンにある他のHTMLファイルにそのVBScriptを書き込むウィルス
HTMLパーサ HTML Parser。 HTML構文解析機能。 WWWブラウザが持つ。
HTMLメール HTML Mail。 Webページをそのまま処理(表示)できるメール。 非対応のメーラーも多いため、注意が必要。
HTML 4.0 W3Cが1997年12月に策定したHTMLの最新仕様。 それ以前の版とは異なり、HTMLでは文書の構造を記述するためのマークアップだけを記述し、プレゼンテーション(見栄え)はスタイル・シートで指定するようになった。 また、アクセシビリティの向上、各国言語に対応した国際化が図られている。
HTSSOP thermally enhanced thin shrink SOP。 表面実装型パッケージの一つ。
HTTP Hyper Text Transfer Protocol。 WWWシステムのファイル転送プロトコルTCP/IPの上位層に位置する。 URLを指定して特定のファイルを取出したり、フォームの内容をサーバにポストする等の機能がある。 RFC2616で規定。
HTTPサーバ WWW サーバのこと。 WWWブラウザからの要求に応え、HTML文書をブラウザに返す役割を果たす。
httpd HyperText Transfer Protocol Deamon。 UNIXシステムに常駐するHTTPサーバの名称。
HTTPR Reliable HTTP。 2001年7月23日、米IBM社がドラフト仕様を公開した、HTTP通信の信頼性を高める拡張技術。
HTTPS HyperText Transfer Protocol+SSL。 データが他人に盗聴・改ざんされないように暗号化されたHTTP
HumanML Human Markup Language。 人間の特徴や背景(文化や社会的背景、動作、心理、意図)を記述し、データとして取り扱うためのXMLベース言語。
HV hybrid vehicle。 ハイブリッド車。 HEV参照。
HVC High-tech Visual Promotion Center。 財団法人新映像産業推進センター。(http://www.hvc.or.jp/) 旧ハイビジョン普及支援センター。 1988年設立。 1998年に名称変更し組織体制を一新、再スタート。 2001年4月にMMCAと統合される予定。
HVC Holographic Versatile Card。 TC44が規格策定を行っている次世代大容量光ディスク技術。 30GBの記憶容量を持つカード。
HVD High Voltage Differential。 SCSIインタフェースのDifferential信号伝送方式のこと。 Ultra-2 SCSIで採用されたLVD方式と区別するため、こう呼ばれることがある。
HVD Holographic Versatile Disc。 TC44が規格策定を行っている次世代大容量光ディスク技術。 ホログラム技術を応用し、12センチ径で1テラバイトの記憶容量を目指す。
HVD-R Holographic Versatile Disc Recordable。 1度だけ記録可能なHVD。 記憶容量は200GB。 TC44が規格策定を行っている。
HVD-ROM Holographic Versatile Disc Read Only Memory。 読み取り専用のHVD。 記憶容量は100GB。 TC44が規格策定を行っている。
HVPE Hydride Vapor Phase Epitaxy。 水素系化合物を用いた気相成長法。
HW hardwareの省略形。
Hydra Hybrid Document Reproduction Apparatus。 プリンタ、コピー、スキャナ、FAX機能が一体化した装置。
Hydra 米Microsoft社が開発したMicrosoft Windows Based Terminal Serverの開発コード名。 コンピュータの導入、維持・管理などの費用削減を図るため構築するWindows NTシステム。 原理的には、Windows NTサーバをマルチユーザー対応に拡張したもの。 各ユーザーごとのアプリケーションを全てサーバ内部で実行、その結果をクライアントに送信する。 クライアントPCに必要なのは、送信されたデータの表示と、キーボード/マウス入力のみなので、低コストシステム構築が可能。
HYIC hybrid ic の略。 HIC参照。
HyperLAN ETSI-BRANが規格化した、無線通信方式。 最大データ伝送速度54Mbps。 OFDMを利用。 アクセス制御方式にTDMAを使用する点が、IEEE802.11aと異なる。(IEEE802.11aはCSMA/CA)。
Hyper Pipelined
Technology
米Intel社Pentium4アーキテクチャNetBurstが採用する技術の一つ。 パイプラインの段数を20ステージに増やし、高速動作を可能にする技術。
hypertext ハイパーテキスト。 1965年にテッド・ネルソン氏が提唱した概念。 互いに独立したテキスト同士を関連付け、参照可能としたテキスト体系のこと。 WWWではHTMLに導入したアンカー・タグ(Aタグ)がそれを実現している。
hyperthreading 2001年8月28日に米Intel社が発表した、高速処理のアーキテクチャ。 ハイパースレッディングと呼ぶ。 Pentium4にすでに搭載されているが使われていない追加レジスタを利用して、プロセッサにより多くの処理をさせるというもの。
HyperTransport 米AMD社が開発したバス技術。 LSIの高速、高性能、ポイント・ツー・ポイント接続を実現する汎用のバス。 最大データ伝送速度は、12.8GB/s。
2004年2月2日、HyperTransport Consortiumが新仕様 HyperTransport2.0を発表。 最大データ伝送速度は、20GB/s。
Hytelnet Telnetで情報にアクセスするためのハイパーテキスト形式のユーザーインタフェース。 ハイテルネットと呼ぶ。
HyTime Hypermedia/Time-Based Structure Language。 ハイパーメディア形式の情報を階層構造で示すためのISO規格(ISO/IEC 10774)。 ハイタイムと呼ぶ。
Hz ヘルツ。 周波数の単位で、1秒間に繰返す周期の数を表わす。 コンピュータでは、CPUの動作速度を示すクロック周波数の単位として使われる。 1883年、Heinrich Hertzが電磁波を定義したことにちなむ。
H.261 ITU-Tで制定されたISDNの64kbps〜2Mbpsで利用するための映像圧縮フォーマット。
H.262 MPEG2のサブセット。
H.263 ITU-Tが1995年に国際勧告したテレビ会議/電話用動画符号化方式。 MPEGと同様、フレーム間の差分を記録する。 伝送速度は28.8k〜2Mbps。 アナログ電話回線によるテレビ電話の利用を想定している。 Version2では誤り耐性を規定。
H.264 ITU-Tで制定されたデジタルビデオ用の新圧縮形式。 ITU-TISOが共同で標準化した映像圧縮符号化方式のこと。 MPEG4 AVCとも言われている。 データ圧縮率は、MPEG2の2倍以上、MPEG4の1.5倍以上。 理論上は、現行のDVDディスクの画質を保ちつつ、同じ容量で2倍以上の時間の映像を保存できる。
H.323 ITUで定められたインターネット・テレフォニの標準規格。 帯域が保証されないネットワーク(例えばIP ネットワーク)を通して通信を行うためのプロトコルを定めている。 1998年2月にバージョン2が承認され、実用化に向けた様々な提案、議論が行われている。