情報用語辞典(マ)
マーキス・
パートナー
Marquis Partners。 ビジネスのカギを握る戦略的なパートナー。
マーク・エッジ
記録
Mark Edge Recording。 光記録方式の1種。 マークのエッジをデータの反転('1' ⇔ '0')に対応させる。 マーク1個で2個の変化を記録できる(=両エッジを使う)ため、線記録密度向上が可能。
マーケット
プレイス
Market Place。 ネットワーク上に電子的に作られた市場、取引き空間。
マージ merge。 合併、合体させること。
マイクロ micro。 100万分の1。 つまり、10の-6乗を表わす接頭辞。
マイクロカーネル Micro Kernel。 OSのコアであるカーネルを、必要最低限の機能に絞って小型化したもの。 WindowsNTが採用している。
マイクロコード micro code。 マイクロプロセサの通常の一つの命令に対応するマイクロ命令の集まり。
マイクロ
コンピュータ
Microcomputer。 マイクロプロセッサを中心にして構成されるコンピュータシステム。 1チップマイクロコンピュータや1ボードコンピュータなどを指す場合が多いが、パーソナルコンピュータやオフィスコンピュータなど、 マイクロプロセッサを使用しているコンピュータ全般を指すこともある。 マイコンと略されることが多い。
マイクロ・
スライダ
micro slider。 ミニ・スライダの70%の寸法のスライダ。 70%スライダとも呼ぶ。 スライダ参照。
マイクロチップ micro chip。 1つのパッケージに収められた集積回路。
マイクロ波 micro wave。 周波数300MHz〜300GHz、波長1m〜1mmの極超短波。
[マイクロ波の利用分野]
  • 300MHz〜800MHz帯:テレビ放送、無線通信
  • 800MHz〜3GHz帯:携帯電話、GPS、携帯衛星システム
  • 3GHz〜15GHz帯:マイクロ波中継システム、衛星放送
  • 15GHz〜30GHz帯:衛星間通信、地上・衛星間通信、高速無線LAN
  • 30GHz〜300GHz帯:事故回避車載レーダ、ITS、ミリ波LAN
マイクロ
プログラム
microprogram。 コンピュータの機械語の命令の動作を細分化した基本動作命令の集まり。 コンピュータの動作を制御するのに使用。
マイクロ
プロセッサ
Microprocessor。 1つの集積回路の中に、コンピュータの演算機能と制御機能(CPU機能)のほぼ全てを収めたもの。 CPU、MPUとも呼ばれる。
マイクロ命令 マイクロプロセッサの基本的な動作(レジスタ間のデータ転送、主記憶へのアクセス、データの桁ずらしなど)を記述したもの。
マイクロFC micro FC。 小形燃料電池のこと。 (FCは、Fuel Cell)
マイコン マイクロコンピュータ(micro compter)の略。 1チップのマイクロプロセッサを中心に作られたコンピュータCPUROMRAMインタフェース部分などが1つのLSIに集積されていて、 自動車や家電品などに組み込まれて使われる。 使用目的が決まっているため、プログラムはROMに書込まれている。
マイスナー効果 Meissner effect。 完全反磁性。 超電導体に磁場を加えても磁束を侵入させないようにする効果。 この効果により、超伝導体の上に磁石が浮く現象を生じる。
マイペディア MYPEDIA。 日立デジタル平凡社が販売するCD-ROM マルチメディア百科事典。
マイライン My-Line。 利用する電話会社をユーザーが事前に登録することで、電話会社の識別番号を省略できるサービス。 全国の電話/ISDN ユーザーが対象。 2001年5月に開始予定。 ユーザーは「市内通話」「県内市外」「県外通話」「国際通話」の4区分それぞれに使用する電話会社を選択する。
マウス mouse。 画面上に表示されたボタンなどのオブジェクトを選択したり、グラフィクス形のソフトウェアでドローイングしたりするためのポインティングデバイス。 机上で移動させ、内蔵のボールで移動方向と距離をコンピュータに伝える機械式と専用のパッド上に光を当て反射光で移動距離と方向を検知する光学式がある。 マウスの移動に応じて画面のポインタ(マウスカーソル)が移動する。 上部には1個から3個程度の押しボタンが付いており、アイコンやメニューの上で押すことで指示を与えるようになっている。
マウス
インタフェース
mouse interface。 ポインティングデバイスであるマウスを接続するための専用のインタフェースあるいはポート。 現在のほとんどのパソコンには標準で装備されている。
マウスパッド mouse pad。 マウス用の下敷き。 機械式マウス用のものはボールが転がりやすいように表面に摩擦係数の高いウレタンなどの素材が使用されることが多い。 光学式マウス用のものは表面が鏡面状で反射率の低います目(グリッド)が印刷されていることが多い。
マグネトロン magnetron。 磁電管。 マイクロ波用真空管の一種。 通常、円筒形の陽極と、中心軸にある陰極とで構成され、電場と垂直に磁場をかけると、その大きさが臨界値をこえた付近で発振が起こる。 レーダー用(尖頭出力数メガワット)、電子レンジ用(数百ワット)等広く使用されている。
マクロ macro。 一連の操作手順を一つのコマンドに定義付けたもの。
マクロ・ウィルス macro virus。 パソコンデータやアプリケーションに悪影響を与えるコンピュータ・ウィルスの一種。 文書ファイルに感染し、増殖する。 MS-WordやMS-Excelのファイルを対象とするものが多い。 Wordの「Class」「Cap」、Excelの「Laroux」などが有名。
曲げ強度 基板にかけた荷重に対する、基板のたわみで定義される値。 基板材料のヤング率や基板の形状に応じて変動する。
マザーズ Market of the high-growth and emerging stocks。 1999年12月、東証が開設した新市場。 新興企業育成が目的。
マザーボード mother board。 コンピュータの部品の一つで、CPUメモリなどを装着する心臓部となる基板のこと。 メインボードとも言う。
マジック・パケット magic packet。 LAN経由でパソコンの電源を入れるために使用する、特殊なパケット。
マシン machine。 コンピュータ用語として使う場合、コンピュータ自体を指す。
マスクROM mask ROM(Read Only Memory)。 ROM参照。
マスターブラウザ Master Browser。 Windows ネットワークで中心となるマシンのこと。 起動したマシンは、自分の名前をマスターブラウザに通知すると共に、ブラウザリストと呼ぶ稼動中マシンの一覧表を入手し、ネットワーク上のマシンの名前を知る。 停止時には、停止通知を行う。 また、12分間隔で、自己の存在をマスターブラウザに通知する。
マゼンタ magenta。 4色分解のCMYKのMで、赤版を指す。
待受アプリ 携帯電話の待受状態で起動・常駐させておけるアプリケーション。
まちgoo gooの地域情報サイト。
マック互換機 ライセンスを受けて製造した、Macintosh用のOSが動作するマシン。 米Apple Computer社製より安価な製品やプロフェッショナルユーザーに特化したハイエンドな製品を投入することで、市場から指示された。 米国ではRadius社やPowerComputing社、日本ではパイオニアやアキアなどが参入した。 1997年にスティーブ・ジョブズが暫定CEOに就任してからは、MacOSのライセンス方針を転換。 マック互換機を排除する方向に進んでいることから、ほとんどのメーカーがこの分野から撤退している。
松下電器産業 松下幸之助氏が創業した総合電機メーカー。 1918年3月27日、「松下電気器具製作所」として発足した。 1935年12月、松下電器産業に改名。 「ナショナル」「パナソニック」のブランドで有名。
マディソン計画 Madison Project。 1999年春に開始される米国の音楽コンテンツ市場の80%を独占する大手レコード会社5社(米BMG Entertainment社、米EMI Recorded Music社、米Sony Music Entertainment社、米Universal Music Group、米Warner Bros. And Warner Music Group)と米IBM社の音楽配信共同プロジェクト。 米国サンディエゴ市でのフィールド実験を足がかりに、インターネットを利用した音楽コンテンツのオンライン配信の実現を狙う。
Windowsを指す業界スラング。
磨耗故障 Wear Out Failure。 疲労・磨耗・老化現象等により、時間の経過とともに故障率が高くなる時期を磨耗故障期間と呼び、その時期に発生する故障を磨耗故障と呼ぶ。
マルチウィンドウ multi-window。 1つのディスプレイ上に複数の独立した表示エリア(ウィンドウ)を設け、複数のアプリケーションソフトを同時に利用できるようにした表示方法。 画面上にウィンドウを設けることを「ウィンドウを開く」という。 画面を分割するだけの簡単なもの(タイルウィンドウ)から、画面の好きなところへ、好きな大きさで複数重ねながら表示できる複雑なもの(オーバーラッピングウィンドウ)まである。 OSにウィンドウ機能を付加するソフトウェアをウィンドウシステムと呼ぶ。 WindowsMacintoshのFinder(ファインダ)、UNIX用のX Windowなどがその例。
マルチキャスト multi-cast。 あるユーザーグループに対して同一のデータを同報する技術。 バックボーンネットワークトラフィックを軽減できる。
マルチキャスト・
アドレス
Multi-cast Address。 Ethernet上の特定のグループ(LANカード)に属する全端末に送信するマルチキャストの際に使用するMACアドレス。 下位3バイトは、FF.FF.FF。 ブロードキャスト・アドレスは、FF.FF.FF.FF.FF.FFとして全6バイトをマスクするため、LANカードを問わず、全ての端末に送信されるが、マルチキャストの場合は、上位3バイトで特定LANカードを示すため、無関係な端末の場合は、LANカードのレベルでフレームが破棄され、ネットワークの負荷は軽くなる。
マルチコア multi core。 1個のチップに複数個の同一コアが搭載されているもの。
マルチスキャン
モニタ
multiscan monitor。 複数の水平/垂直走査周波数に対応したモニタ。 1024×768ドットなどの高解像度表示とDOSVGA表示(640×480ドット)などに1台で両対応する。 現在市販されているモニタの多くがマルチスキャンモニタである。
マルチ・スレッド multi-thread。 プログラム内部で並列処理を行うこと。 スレッドOSCPUに実行を割り当てる単位で、それをプログラム内部に複数持つことにより並列処理を行う。
マルチ・セッション multi-session。 CD-Rの書込み方式の一つ。 セッションとは、記録開始マーク「リードイン」、データ本体、記録終了マーク「リードアウト」から構成されるデータの記録単位。 マルチ・セッションはこのセッションが連続したデータ構造を指す。 マルチ・セッション非対応の機器は、最初のセッションしか再生できない。
マルチタスク Multi-task。 タスクとはプログラムの処理単位を指す。 すなわち、マルチタスクとは複数のプログラムを並行して実行させること。 UNIXWindowsはマルチタスクをサポートしたOSである。
マルチ
ディスプレイ
multi-display。 1台のコンピュータに複数のディスプレイを接続して同時に使用すること。 通常は、コンピュータのスロットに、マルチディスプレイに対応したビデオカードを複数枚挿して実現する。 Windows98で標準でサポートされるようになった。 Windows98では、AGPまたはPCI接続のディスプレイボード、及びマザーボード上のビデオカードを最大9枚までサポートする。 各ディスプレイのデスクトップはつながっており、上下左右に仮想的に並ベることができる。 ビデオボードは、装着するPCIスロットの位置(割り込み順)によって、優先順位が自動的に決まる。 マザーボード上のビデオ回路やAGP接続のビデオボードは順位が高くなる。 マルチディスプレイを使うには、2番目以降のディスプレイボード用のマルチディスプレイ対応ドライバが必要になる。
マルチパス干渉 無線通信において、送信元から直接到達する電波と、障害物を反射して到達する電波が干渉すること。
マルチバンドUWB multi-band UWB。 UWBで使用する周波数帯を500MHz〜700MHz単位で分割し、別々に伝送する規格。 共存する無線インフラが使用するバンドは使わない等、柔軟性が高い。
マルチ
プラットフォーム
multi-platform。 ソフトウェアや周辺機器などのハードウェアが、異なるアーキテクチャのハードウェア上で同じように動作すること。
マルチプログラム multi-program。 あるプログラムから別のプログラムを起動して動くようなプログラムのこと。 見かけ上は一つのプログラムだが、実際には複数のプログラムが動いている。
マルチプロセッサ Multi-Processor。 複数のCPUを1つのシステムに搭載すること。 特に2基のCPUを塔載したシステムはデュアルプロセッサシステムとも呼ばれる。 パソコンにおいては、PentiumPentiumProPentiumUで標準サポートされていることもあって、 すべてのCPUが同じ役割で(並行して)処理を行う「対称型マルチプロセシング」と呼ばれる構成が一般的である。 なお、マルチプロセッサシステムを活かすには、マルチプロセッサを効率良く利用する機能をOSが備えている必要がある。 Windows95/98にはこうした機能がないが、WindowsNTでは、マルチプロセッサ対応機能が搭載されている。
マルチ・
ホーミング
multi homing。 1ヶ所から複数のネットワークに接続している状態。
マルチボリューム multi-volumn。 ボリューム参照。
マルチメディア multi-media。 ビデオ、静止画、CGアニメーション、音声などあらゆるメディアコンピュータでコントロールする複合系メディアのこと。 これまでのVTRLDCD、映画などと異なり、ユーザーの操作によって様々なストーリーが展開されるインタラクティブ(対話)性を持つことができるとされる。 但し、今後も様々なメディアが生まれる可能性もあるため、マルチメディアの定義は非常にあいまいな状態である。
マルチメディア・
カード
MultiMediaCard。 メモリカードの1種。 米Sundisk社が開発。 切手大で携帯電話への適用を狙う。
マルチメディア
端末
マルチメディアコンテンツ再生用のコンピュータ。 視覚的なメニュー画面や、音声による操作ガイド、タッチ・パネルなどを備え、簡単に操作できるようにしてある。
マルチメディア
パソコン
multi-media PC。 マルチメディア環境を実現するためのパソコン。 一般的に、音声、静止画、動画、文字など、様々なメディアを統一して処理できる能力を持ったパソコンをこう呼ぶ。
マルチメディア
プロセッサ
multi-media processor。 メディアプロセッサ参照。
マルチモーダル Multi Modal。 キーボードマウス、音声等複数の手段を併用しながら、アクセスすること。
マルチモード multi mode。 光ファイバの種類の一つ。 ファイバ径は125〜750μm。 コア径は、50〜700μm。 素材は石英ガラス、あるいはプラスチック。 伝送距離は石英ガラス製で最長でも約2km。 LEDなどの拡散光源を使用する。 光信号が通る経路が複数あるため、信号の到着時間がばらつき、伝送帯域に限界がある。 最大伝送帯域は、数十M〜数Gbps。 プラスチック製はさらに距離が落ちるが、曲げに強いという特徴がある。 但し、ファイバ価格は石英ガラス製の数倍。 主な用途はLAN、家庭内光配線。
マルチユーザー multi user。 コンピュータを複数のユーザーが利用できるようにした形態。
マルチリード型 CD-RWを読み出せるCD-ROM装置やCD-R装置のタイプの一つ。
マルチリンクPPP multi-link PPP。 ダイヤルアップ接続する時、Windows98にセットアップしてある複数のモデムを使って、1ヶ所の通信相手と通信を行う機能。 この場合のモデムとは、ハードウェアとしてのアナログモデムのことではなく、コントロールパネルのモデムにセットアップしてあるモデムのこと。 典型的な使い方はISDNが備える2本の回線(64kbpsのBチャンネル)を同時に使って128kbps通信を行う場合だが、2本のアナログ通信回線と2台のモデムを使うことも可能。 但し、接続相手の対応が必要であるほか、単純に束ねている通信回線の速度にはならない。 現在、マルチリンクによるISDNの128kbps通信は、ターミナルアダプタが備えるマルチリンク機能を使って接続することが多い。
マルチNAT IPアドレス変換機能の一つ。 LANに接続された複数のパソコンから同時にインターネットにアクセスできる。 IP Masqueradeのこと。
丸め誤差 (1)浮動小数点の演算によって起こる誤差のこと。 パソコンで整数以外の数値を扱う場合、浮動小数点を使うことが多いが、この表現では小数点以下の数を1/2nの級数として扱う。 例えば、Pentiumの場合nは最大52であり、最大1/252の丸め誤差がある。
(2)10進法における四捨五入のように、数量を有効数字桁内に収めるために切り上げ、あるいは切り捨てることにより生じる誤差。
マンハッタン現象 Manhattan Phenomenon。 ツームストーン現象のこと。
マンマシン
インタフェース
man-machine interface。 人間と機械を人間工学的な見地から効率良く仲介する仕組み。 略してMMIと呼ぶことが多い。 ヒューマンインタフェースともいう。 コンピュータの場合は、ソフトウェアの操作方法なども含む。 最近のGUIのメリットの1つは、アプリケーションの種類によらず、統一されたマンマシンインタフェースが提供されていること。