情報用語辞典(I - 6 )
IN Intelligent Network。
IN Information Network。 高度情報通信サービス。
In Band認証 ファイアウォールにおける認証方式のうち、HTTPFTPTelnet等のプロトコルそのものが持つ認証機能を利用する方式。
INCOMEX International Computer Exhibition。 国際コンピュータ博覧会。
Indeo AVIファイル形式の1種。 米Intel社が開発した。 Windows Media Playerには標準でIndeo CODECが搭載されている。 インデオと呼ぶ。
Indigo 米Microsoft社が開発しているLonghornで採用された通信スタック(ライブラリの集合)。
INET International Networking conference。 ISOCが主催するインターネットの国際会議。 アイネットと呼ぶ。 2000年度(第10回大会)は、7月18日〜21日に横浜で開催された。
inetd 必要な場合に各種デーモンを起動するスーパー・デーモン・プログラム。 めったに使わないサービスのために常にそのデーモンを立ち上げておくのは無駄なため、inetdを立ち上げておく。 ユーザーから要求があるたびに、inetdは必要な各種デーモンを起動する。 WWW(httpd)や電子メール(sendmailなど)のように、inetdから起動されないサービスもある。
InfiniBand パソコンサーバUNIXサーバ向けの次世代I/Oの仕様。 現行の共有バス方式から、スイッチを経由した1対1接続方式(ピアツーピア接続)になる。 米Intel社米Microsoft社米IBM社米Sun Microsystems社米Dell Computer社米Compaq Computer社などが中心となり、仕様策定中。 製品化は2001年予定。 2000年10月25日、InfiniBandの開発を行っているInfiniBand Trade Associationの開発会議で、Ver.1.0が発表された。 Ver.1.0は、転送速度2.5Gbpsで、銅線と光ファイバの両方をサポート。
InfiniBand
Trade
Association
InfiniBandの開発を行っている業界団体。(http://www.infinibandta.org/米Compaq Computer社米Dell Computer社米HP社米IBM社米Intel社米Microsoft社米Sun Microsystems社の7社が中心となり、世界180社以上が参加。
InfoBind NTTと神戸製鋼所が共同開発した音楽配信システム。 配信サーバクライアントソフトウェア、フラッシュEEPROMを利用した携帯型プレーヤ携帯型プレーヤ「SolidAudio」などから成る。 オーディオ圧縮技術はTwinVQを利用する。 「SolidAudio」向けのシステム。 1999年前半に実験開始。
InfoLead NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発した、Web検索システム。 仮想的な3次元空間を利用してWebページを検索しやすくするもの。
Info-MICA Information-Multilayered Imprinted CArd。 2004年2月12日、NTTが発表した、次世代メモリ。 インフォ・マイカと呼ぶ。 「薄層ホログラム原理」と「積層導波路構造」を用いたプラスチックメモリ。 切手サイズ大(25mm×25mm×厚さ2mm)のプラスチック樹脂で、100層の積層構造、1GBの記憶容量を持つ。
InfoPath 2003年2月10日、米Microsoft社が発表した、XDocsの正式名称。
INFOSTA Information Science and Technology Association, Japan。 社団法人情報科学技術協会。
Infostick 2001年1月5日、ソニーが発表した、Bluetoothの通信機能を備えるメモリスティック。 最大データ伝送距離は10m、最大データ伝送速度は1Mbps。 外形寸法は21.5mm×55mm×2.8mm、重さは約4g。 電波の送信出力は0dBm(Bluetooth規格のClass3)。
INIS international nuclear information system。 国際原子力情報システム。
INIT Initiateの省略形。 システム拡張機能書類。 Macintoshで使われる、システムを拡張するためのプログラム。
InkWell 米Apple Computer社が開発中の、MacOS X用ペン入力ソフト。 コード名Rosetta Stone。
INL Integral Nonlinearity。 積分非直線性。
INMARSAT International Marine Satellite Telecommunication Organization。 国際海事衛星通信機構。 大洋を航海する船舶向けの通信衛星を運用管理する国際機関。 インマルサットと呼ぶ。
INMP Initiative for Nanoscale Materials and Processes。 設計ルール45nm、32nmのトランジスタの開発を目指す産学協同のプロジェクト。
INN InterNetNews。 インターネットのニュース・サーバ用フリーソフトウェアの名。
iNOW! interoperability NOW!。 IMTCが制定したインターネット・テレフォニ標準規格。
InP Indium Phosphorus。 インジウム・リン。 化合物半導体の1種。
INPA Internet professional advisor。 インターネット全般の知識を持つ専門家。
INPI National Industrial Property Institute。 仏国立工業所有権研究所(http://www.inpi.fr/inpi/)。
INRIA フランス国立情報処理自動化研究所。 W3Cのホスト機関のひとつ。
INS Information Network System。 NTTISDN網。 1988年4月開始。
INSキー Insert キー。 キーボード上のキーの1つで、文字列入力時の挿入モード/上書きモードを切り替える機能を持つ。 通常はキーボード右上に配置され、キートップに「INS」「Insert」「ins」などと書かれているキーである。
INSネット64 ISDNを使ったNTTのサービスの名称。 64kbpsの通信が可能な2つのBチャネルと制御用の16kbpsの1つのDチャネルによる通信サービス。 一般家庭用の銅線による配線を使って行われる。
INSEC International Semiconductor Cooperation Center。 半導体国際交流センター。 インセックと呼ぶ。
INSEE Institut national de la statistique et des etudes economiques。 仏国立統計経済研究所。
INS-P INS-Packet Switching Service。 NTTコミュニケーションズが提供するパケット交換サービス。 INSを利用する。(=ISDNBチャネル、またはINSネット1500のDチャネルを使用した場合は64kbps、INSネット64のDチャネルを使用した場合は16kbpsの通信速度。
INSTAC Information Technology Research and Standardization Center。 情報技術標準化研究センター。
INTAP Interoperability Technology Association for Information Processing, Japan。 情報処理相互運用技術協会。 インタップと呼ぶ。
Intel 世界最大のCPU チップメーカ。 4bitマイクロプロセッサ4004を世界で最初に開発。 8bitCPU、8080の成功と16butCPUである8088がIBM PCに採用されたことがきっかけとなって急成長を遂げる。 現在のパソコン用CPUの主流であるPentiumプロセッサもIntel製。 Intel社は、1968年Fairchild Semiconductor社から転職したRobert Noyce氏とGordon Moor氏が中心となってCalifornia州Mountain Viewに設立した。 1985年にはメモリとして使用されるDRAM市場から撤退し、以降CPUに製品を絞ったため、日本企業との価格競争に巻き込まれず高収益企業となった。 パソコン分野では、Microsoft社と並び米国を代表する企業。
Intel Core Duo 2006年1月6日、米Intel社が発表した、デュアルコアの新プロセッサファミリー。 開発コードYonahと呼ばれていたもの。 標準電圧版T2600(動作クロック2.16GHz)、T2500(2.00GHz)、T2400(1.83GHz)、T2300(1.66GHz)を発表。 電源電圧は1.1625〜1.30V、TDPは31W。 バッテリーモードでは、動作クロック1GHz、電源電圧0.95V、TDP 13.1W。 2次キャッシュは2MB、FSBは667MHz。 また、低電圧版として、L2400(1.66GHz)、L2300(1.50GHz)版も発表。 電源電圧1.0〜1.2125V、TDPは15W。 バッテリーモードは同じ。
Intel Core Solo 2006年1月6日、米Intel社が発表した、シングルコアの新プロセッサファミリー。 開発コードYonahと呼ばれていたもの。 標準電圧版T1300(動作クロック1.66GHz)を発表。 電源電圧は1.1625〜1.30V、TDPは27W。 バッテリーモードでは、動作クロック1GHz、電源電圧0.95V、TDP 13.1W。
Intel Core 2 Duo 2006年5月6日、米Intel社が発表した、次期デュアルコア プロセッサの名称。 開発コードConroe、Meromと呼ばれていたもの。
Intel Core 2 Extreme 2006年5月6日、米Intel社が発表した、次期デュアルコア プロセッサの名称。 Core 2 Duoの高性能版。
Intel DX4 米Intel社486浮動小数点 コプロセッサを内蔵し、かつ内部動作クロックがバスクロックの3倍のマイクロプロセッサ
Intel IXA Intel Internet Exchange Architecture。 2001年2月28日、IDF米Intel社が発表した、次世代ネットワーク向け通信プロセサアーキテクチャの一つ。
IntelliEye 米Microsoft社マウスの移動を光学式センサで検知する技術。
IntelliMouse 米Microsoft社が開発したマウス。 サムホイールと呼ぶ、車輪型の第3のボタンが中央に配置されているのが特徴。 サムホイールにWindowsのスクロールバーの機能を割り当てることができる。
Intel PCA Intel Personal Internet Client Architecture。 2001年2月28日、IDF米Intel社が発表した、次世代ネットワーク向け通信プロセサアーキテクチャの一つ。
INTELSAT International Telecommunications Satellite Organization。 国際電気通信衛星機構。 1964年設立。
Intel 430TX 1997年2月に米Intel社が発表したPentium向けのPCI/メモリ制御チップセットノート型機でも使用できるように省電力に設計されている。
Intel 440LX 1997年8月に米Intel社が発表したPentiumU用のチップセットAGPSDRAMUltra DMAをサポートしている。
Intel740 米Intel社が'98年春に発表した、同社初のPC向けグラフィックスアクセラレータチップ。 グラフィクスアクセラレーション処理を細かく分け、処理ユニット毎に並列に動作するようにした「HyperPipelined 3Dアーキテクチャ」を採用するなど、同社がCPU開発で培ってきた技術が盛り込まれている。 製品として、GA-7408/AGP2(アイ・オー・データ)、Stealth II G460(Diamond)、AGP-V2740(ASUSTek)、C740AGP(GOYA)、CARDEXPERT 740(CARDEX)などがある。
intent 英Tao Groupが開発した、CC++Javaに対応する組込み型アプリケーションの開発・実行環境(プラットフォーム)。 OCPAが普及・推進を行う。
INTERALIS International Advanced Life Information System。 国際版生命保険総合情報システム。
InterBase 米Borland Software社がオープンソースとして公開しているデータベース管理ソフトウェア
INTERMAG The IEEE International Magnetics Conference。 磁気記録関連の世界最大の国際会議。
International RFCの分類のひとつ。 インターネットと直接関係のない団体などが開発した技術、直接プロトコルなどとは関係のないドキュメント。 広く告知したい内容は、別にFYI(For Your Information)番号が付けられる。最近発行されたRFCのサマリーも含まれる。
Internet 世界各地の大学や企業の研究所のLANを相互に接続したネットワーク。 世界120ヶ国以上の130万を超えるコンピュータが結ばれており、ユーザー数は1000万人を超えると推定されている。 電話回線によるUUCPや専用回線によるIP接続が行われている。 電子メールftpによるファイル転送、Telnetによる外部のコンピュータからのログインWWWによる世界中のホームページへのハイパーリンクといったサービスが利用できる。 日本では、WIDE Internet、NACSIS(学術情報センター)、TSIN(国際理学ネットワーク)、JAINなどのネットワークインターネットへ接続されていた。 現在では個人や一般企業などの非研究機関に対して、有料でインターネットへの接続サービスを提供するネットワーク プロバイダと呼ばれる会社もあり、もはや研究機関だけのネットワークではなくなっている。 パソコン通信サービスとの接続も進み、世界規模の実用コンピュータネットワークとして注目されている。
インターネット誕生の歴史 (日経バイト 1999年2月号 p.175)
インターネットの起源は、1969年に米国防総省高等研究計画局(ARPA)が始めた全米規模の実験的な広域コンピュータ・ネットワークARPANETである。 ARPANETは当初、軍事研究を支援するために設計され、爆撃などで部分的に停電しても機能できるような構成を採った。 このARPANETで標準として使った通信プロトコルTCP/IPで、現在のインターネットでも一般的に使われている。
1988年にARPANETが解体されたとき、インターネットのバックボーンになったのが「NSFnet」である。 NSFnetは、1986年に全米科学財団(NSF)が学術使用を目的として米国各地にあるスーパコンピュータを相互接続するために構築したネットワークである。 その後、インターネットの商業利用が進み、学術利用に限るNSFnetをバックボーンにすることがインターネットの実情にそぐわなくなった。 1995年3月にNSFnetの運用が終了し、以後インターネットは接続サービスを提供する企業が相互接続することで維持されてきた。
一方、WWWはEU12カ国が共同運営する欧州素粒子物理学研究所(CERN)で、Tim Berners-Leeという技術者によって1987年に開発されたのが原形である。 Timが1989年にまとめた提案書では、情報を掲載する文書をHTMLという言語で記述し文章中の単語に別の文章とリンクする指示を書き込める、ユーザーの目的とする情報の置き場所をURLによって指定する、といった使用が述べられていた。これらの仕組みをTimはWorld Wide Webと名付けた。
Timの公開した資料に目を止めたユーザーたちが、WWWブラウザの開発に取り組み始めた。 その中に、米イリノイ大学でソフト開発に従事していた学生の一人Marc Andreessenがいた。 彼が中心になって開発したブラウザがMosaicである。 インターネットで公開されたMosaicは大きな反響を呼び、ホワイトハウスまでがMosaicを入手してWWWページを開設するに至った。
時を同じくして、米Silicon Graphics社の創始者であるJim Clerkは同社を辞めて新規ビジネスを模索していた。 JimはMarcをはじめMosaic開発メンバの学生を誘い、Mosaicを超えるブラウザを開発すべくMosaic Communications社を設立した。 彼らのWWWブラウザは1994年末に完成し、インターネット上で公開された。 この後、Mosaic Communications社に対してイリノイ大学がMosaicという名称の使用禁止を求めたため、社名をNetscape Communicationsと変更、ブラウザ名もNetscape Navigatorと変わることになる。
米Microsoft社も1995年以降、WWWブラウザの開発に注力し始めた。 現在、NetscapeとMicrosoftがバージョンアップを繰り返しながら、し烈なシェア争いを続けている。
Internet
Television
インターネットに接続する機能を標準装備した家庭用テレビ機器。 すでに登録されているURLを選択してホームページを見るほか、パソコンキーボードの代わりにリモコンを操作してURLを入力したりする。 電子メールを送受信する機能などもあり、画面上に表示された文字盤から文字を選んで入力する。 インターネット上に流れているニュースや天気予報などを好きな時に見られるというメリットがある。 独自のブラウザを搭載し、テレビ用に見やすくデザインされたフォントを用いるなどして、データの読み込みを高速にするタイプもある。
Internet2 米国の120を超える大学によるインターネット研究開発プロジェクト。
InterNIC Internet Network Information Center。 インターネット資源(ネットワークアドレスやドメイン名など)を一元管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority)の下部組織。(http://www.internic.net/) 北米のIPアドレス、およびcomやorgなどのトップ・レベルのドメイン名の管理を行っている。 下部組織としてアジア太平洋地域を担当するAPNIC(Asian-Pacific Network Information Center)や日本担当のJPNICなどがある。
Intra-POP Intra-Point of Presence。 通信事業者の設備内のネットワーク
INWG International Netowrking Working Group。 1972年に設立された国際的コンピュータ・ネットワークの研究組織。