情報用語辞典(U - 2 )
UL Underwriter's Laboratories Inc.。 米保険業者安全試験所。 1984年に米国デラウェア州法により設立された非営利団体。
UL規格 ULが制定した規格。 世界で最も権威ある安全規格。
ULH Ultra Long Haul。 超長距離伝送。
ULP Upper Layer Protocol。 上位レイヤ・プロトコル
ULSI Ultra Large Scale IC。 超大規模集積回路。 1チップ上に100万個以上のトランジスタが集積されているもの。
Ultra ATA ハードディスクのインタフェースであるIDE規格の拡張仕様。 それまではIDE規格の最大データ 転送速度は16.6MB/sだったが、これにより約2倍の33MB/sに一気に引き上げられた。 なお、Ultra DMA/33という規格は、Ultra ATAで規定された転送方式の中の1つである。 エンハンストATAとともにANSIには規格化されていないが、すでに多くのドライブやインタフェースが出回っており、デファクトスタンダードとなりつつある。
Ultra ATA/100 Ultra ATAの100MB/s転送対応規格。
Ultra ATA/133 2001年7月31日、米Maxtor社が発表した、Ultra ATAの133MB/s転送対応規格。 2001年後半に製品登場見込み。 Ultra ATA/100Ultra ATA/66と下位互換性を持つ。
Ultra ATA/66 Ultra ATAの66MB/s転送対応規格。
Ultra DMA IDEに接続したハード・ディスクの転送モードの一つ。 米Intel社と米Quantum社が共同で開発し、1996年6月に発表した。
Ultra DMA/33 ATA/ATAPI-4規格に含まれている高速転送モード。 最大データ 転送速度は33.3MB/s。
Ultra DMA/66 現在策定中のUltra ATA/66と呼ばれている規格で採用される予定のATA(IDE)転送モードで、最大66MB/sをサポートする。
Ultra SATA/1500 2000年11月21日に、米Intel社が発表した、2001年登場予定の第1世代のシリアルATAの呼称。 転送速度150MB/s(ケーブル上の転送速度は1.5Gbps、1byteデータを10bitに変換する)。
Ultra SCSI パソコンと周辺機器を接続するためのSCSI インタフェースの拡張規格であるSCSI-3規格の一つ。 Fast-20 SCSIとも呼ばれる。 転送データ速度が、従来のFast SCSIの10MB/sに対して、2倍にあたる20MB/sとなっている。 同データ転送速度をさらに倍の40MB/sにしたUltra-2、4倍の80MB/sにしたUltra-3も登場する予定。 (数字はいずれもWide仕様ではない8bitバス利用時のもの。 )
UltraSPARC-V 米Sun Microsystems社が開発している1GHzクラスの64bitSPARC プロセッサの呼び名。 製造プロセスは、0.15μmCMOS、Al配線。 2300万個のトランジスタを集積する。 2000年末製品出荷の見込み。 2001年8月、米TI社と共同で、周波数900MHzで、Cu配線、低誘電率絶縁膜、0.1μmゲートトランジスタのプロセス技術を採用した新バージョンを開発。 2900万個のトランジスタを搭載し、1プロセッサ当たり最大16GBのメモリをサポートするメモリ・コントローラ、9.6GB/sの相互接続バスECC付きの8MB外部キャッシュをサポートするコントローラ、エラーを分離訂正しシステムの信頼性を高めるアップタイムバスなどを内蔵。
2001年11月15日、1.05GHz版を発表。 ベンチマークは、SPECint 610、SPECfp 827。 製品化時期は2002年の予定。
UltraSPARC-i 米Sun Microsystems社が開発中の低価格版UltraSPARC-。 開発コードは、Jalapeno。 製造プロセスには、米TI社の0.13μmCMOSプロセスを用い、8700万個のトランジスタを集積する。 1MBのキャッシュメモリをチップ上に搭載する。 未使用部分の電源を落とす機能や、各ブロックを異なるクロックで動作させる非同期式データ転送バス等の新技術が採用されている。
Ultra Wide SCSI 現在、ハイエンドのポジションに位置しているSCSI規格。 Ultra SCSIを50ピンから68ピンのインタフェースにし、バス幅を16bitから32bitへ拡大して転送速度40MB/sを実現。
Ultra 160/m Ultra-3の仕様のうち必須項目のみをみたす仕様。 転送速度 160MB/s。
Ultra-2 Ultra SCSIの高転送版仕様。 転送速度 80MB/s。 データバス幅は16bit(データバス幅が16bitであれば、Wideが付くのが正式であるが、8bit幅のNarrowタイプが製品化されていないため、単に Ultra-2 SCSIと呼ばれる)。
Ultra-3 Ultra-2 SCSIの高転送版仕様。 転送速度 160MB/s。
Ultra320 SCSI 次世代SCSI規格。 データ転送速度は、チャネル毎に320MB/sで、デュアルチャネルでは640MB/sが可能。 データバス幅は16bit。 信号インタフェースはLVD、最大接続長12m、最大接続台数16。
Ultra-4 STAが1999年4月に公表したUltra-3 SCSIの高転送版仕様。 転送速度 320MB/sで2001年に仕様標準化予定。 0.18μm CMOS技術が採用される見込み。
Ultra-5 STAが公表したUltra-4 SCSIの高転送版仕様。 転送速度 640MB/sで2003年に仕様標準化予定。 0.15μm CMOS技術が採用される見込み。
Ultrium 米IBM社米HP社、米Seagate Technology社が共同で策定したテープ・ドライブの新仕様LTOハイエンド向け製品仕様。 1/2インチテープを使用。 記録容量100GB。
ULTRIX PDP-11とVAXシリーズ向けの米DEC社UNIX
UMA Unified Memory Architecture。 グラフィクス制御チップが主記憶をビデオ用メモリとして利用できるようにする機構。 グラフィクス専用のメモリを削減でき、低コスト化を図れる。 VESAにより制定された。 ビデオメモリが不要になればビデオカードが安価に製造できるため、パソコン全体の製造コストを下げられることになる。 しかし、CPU/メモリ間のデータバスが表示用に定期的に使用されることになり、全体のパフォーマンスは若干低下するという欠点もある。 同種のコンセプトを持った規格にAGPがある。
UMA Upper Memory Area。 DOSが直接管理していたメモリ1MBのうち、コンベンショナル・メモリ640kBを除いた384kBの名称。
UMB Upper Memory Block。 MS-DOSの環境において、UMA中の未使用領域にメモリをマッピングしたもの。
UMD ソニーのPSPが採用する光ディスク記憶媒体。 記憶容量1.8GB。 直径60mm。 データ転送速度11Mbps。 暗号化にAESを採用。
UMIN University Medical Information Network。 大学病院医療情報ネットワーク(http://www.umin.u-tokyo.ac.jp/)。
UMIS Urban Management Information System。 都市行政管理情報システム。
UML法 Unified Modeling Language法。 オブジェクト指向分析/設計における標準モデリング言語。 プログラム設計図の統一記法を定義したもの。
UMPC Ultra-Mobile PC。 2006年3月9日、米Microsoft社が発表したモバイル PC。 タッチスクリーン式ディスプレイを装備、OSWindows XP Tablet PC Editionを搭載、Bluetooth対応。 開発コードOrigamiと呼ばれていたもの。
UMTS Universal Mobile Telecommunications System。 欧州における第三世代の移動体通信システム。 広域サービスでは簡易移動での使用で144kbpsのデータ通信、静止時使用で2Mbpsの伝送速度をサポート。
UN United Nations。 国際連合。(http://www.un.org/) 本部はNew York。 なお、国連下部組織のWebサイト一覧は、http://www.unsystem.org/
UNC Universal Naming Convention。 国際命名規則。 特定のリソースを「\\サーバ名\共有名」という形式で表す。
UNCAST United Nations Conference on the Applications of Science and Technology。 科学技術利用に関する国連委員会。
UNCED United Nations Conference on Environment and Development。 国連環境開発会議。 地球サミット。
UN/CEFACT United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business。
UNCITRAL United Nations Commission on International Trade Law。 国連国際商取引法委員会。
UNCPUOS United Nations Committee on the Peaceful Uses of Outer Space。 国連大気圏外平和利用委員会。
UNCSTD United Nations Conference on Science and Technology for Development。 国連科学技術開発会議。
UNCTAD United Nations Conference on Trade and Development。 国連貿易開発会議(http://www.unctad.org/)。 アンクタッドと呼ぶ。
UNDP United Nations Development Program。 国連開発計画。
UNEDA United Nations Economic Development Administration。 国連経済開発局。
UNEP International Environmental Technology Center。 国連環境計画国際環境技術センター。
UNESCO United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization。 ユネスコ(http://www.unesco.org/)。 国連教育科学文化機構。
UNGA United Nations General Assembly。 国連総会。
UNGA President 国連総会議長。
UNI User Network Interface。 ユーザー端末とネットワークとのインタフェース規約。
UNIC United Nations Information Center (Centre)。 国連広報センター。
UNICEF United Nations Children's Fund。 国連児童基金(http://www.unicef.org/)。 ユニセフと呼ぶ。
Unicode 2バイト系の統一文字コード。 米Apple Computer社米Microsoft社などが提唱した。 これを受けてISO(国際標準化機構)が国際規格として採用(ISO10646)した。 米Unicode社が標準化と普及を進めている。 ISOは全世界の文字に対応させるため、4バイト系コードを定義している。
UniCom China United Telecommunications Corp.。 1994年に設立された中国全土で通信サービスを提供する通信事業者。
UNIDO United Nations Industrial Development Organization。 国連工業開発機構(http://www.unido.org/)。 ユニドと呼ぶ。
U-NII Unlicensed National Information Infrastructure。 米FCCが定めた、無免許で使用できる無線周波数帯。
UniPhier Universal Platform fo High-quality Image-enhancing Revolution。 松下電器産業が開発したデジタル民生機器の開発プラットフォーム。 ユニフィエと呼ぶ。
UNISIST United Nations Intergovernmental System of Information in Science and Technology。 国連科学技術交流機構。
UNISPACE United Nations Conference on Exploration and Peaceful Uses of Outer Space。 国連宇宙平和利用会議。
Unisys Unisys Corporation。 1986年、米Burroughs社と米Sperry社が合併して、米Pennsylvania州Blue Bellに設立されたコンピュータ製造会社。 ユニシスと呼ぶ。
United Linux 日本のターボリナックス、米SCO社、ブラジルのコネクティバ社、独SuSE社が共同設立した、企業向けLinuxの統一仕様の普及を目指す業界団体。 2003年1月、米IBM社米AMD社が技術パートナーとして参画。
UNIVAC 1951年6月14日、世界初の商用コンピュータプロセサ動作周波数8KHz、主記憶9000B、消費電力125kW、重量8t。 ユニバックと呼ぶ。 40システム以上が販売された。 1MBのデータを128cpiで格納する磁気テープを使用。
UNIX 1969年に米AT&Tベル研究所が開発したOS。 多くのハードウェアで使われており、標準の仕様を実装したオープンシステムとして広く普及した。 UNIXは元々、ベンダー独自のCPUを搭載したミニコンワークステーションで主に使われていた。 しかし、現在は米Intel社のCPUを搭載したパソコンで稼動するUNIXもある。 現在、製品化されているUNIXは米国の企業が開発したものが主流である。 日本の企業が独自に開発したUNIXもあるが、多くの国内ベンダーはUNIXよりもWindowsNTを推進している。 このほか、いくつかの組織や研究者たちがパソコン向けにフリーのUNIXを開発して配布している。 代表的なフリーUNIXには、FreeBSDLinuxMINIXなどがある。 UNIXの最大の特徴は、様々なハードウェアで稼動していることである。 OS自身の大部分がC言語で書かれており、移植性が高いため、多くのベンダーのハードウェアに移植されている。 同じUNIXといっても、稼動するハードウェア仕様が異なるため、同じアプリケーションソフトが別のUNIXで動作するわけではない。 同じソフトを動作させるためには、元となるプログラムのソースコードを、そのハードウェア用のコンパイラコンパイルし直さなければならない。 しかし、それぞれのベンダーが独自に拡張している部分も有り、コンパイルし直すだけでは動かないケースの方が多い。 UNIXと一口に言っても、互換性があるわけではない。 このため、UNIXのベンダーたちは互換性や移植性を高めるためにUNIXの標準化を推進している。 UNIXの技術的な特徴は、(1)一つのOSで一度に複数の処理を実行できること(マルチタスク)、(2)複数のユーザーが同時に利用できること(マルチユーザー)、である。 このため、1台のコンピュータで複数のユーザーが様々なアプリケーションを同時に稼動することができる(実際には時分割多重で動いている)。 マルチスレッド複数のCPUをサポートするUNIXもある。 メモリの管理方法には、仮想記憶と呼ばれる方法を採用している。 物理的な主記憶容量よりも大きなメモリ空間を管理できるため、大規模なデータを扱うことが可能である。 UNIXは、当初からネットワークに接続して利用することを想定して開発された。 現在、LANで主流となっているEthernetTCP/IPなどのネットワークを標準でサポートしている。 また、UNIXワークステーション同士をネットワークでつなげて分散環境を構築したり、クライアント/サーバ環境で運用することもできる。 データを通信し合うだけでなく、ファイルやプリンタを共有したり、インターネットサーバとしても使われている。 UNIXのGUI基盤はXウィンドウシステムである。 これは米MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されたネットワーク指向のウィンドウシステムである。 現実に使用されているUNIXでは、その上のGUI層として、一般にOSF/Motifを採用している。 さらに、UNIX共通の操作環境として、CDEが標準として確立されている。 CDEの上では、ユーザーはマウスを使った直感的な操作で簡単にコンピュータを繰れるようになる。
1993年、AT&A社は米Novell社にUNIXを売却した。
UNIX95 X/Openが、統一UNIX仕様の第1版に完全準拠している製品に対し発行する「UNIXブランド」。
UNIX98 X/Openが、統一UNIX仕様の第2版に完全準拠している製品に対し発行する「UNIXブランド」。
UnPBX 音声処理ボードを搭載して、簡易PBXとして動作するパソコンサーバ
UNSC United Nations Security Council。 国連安全保障理事会。
UNSCC United Nations Standards Coordinating Committee。 国際連合規格調整委員会。
UNSF United Nations Security Force。 国連平和軍。
UNSF United Nations Special Fund。 国連特別基金。
UNSPSC United Nations Standard Products and Services Classification。 1999年に、UNDPと米Dun & Bradstreet社の商品分類コードを統一したもの。 製品やサービスの論理的に分類するための標準分類コード。 5レベルの階層構造を持つ。各レベル2桁の数字で表わす。
  • レベル1 -- Segment:カテゴリー
  • レベル2 -- Family:製品ID
  • レベル3 -- Class:用途、機能
  • レベル4 -- Commodity:機器名
  • レベル5 -- Business Function:事業区分(レンタル/リース、卸、小売、OEM等)
ECCMAが管理している。
2001年8月31日、英語のほか,25カ国語に対応させることを発表。
UN/SPSC UNSPSCと同じ。
UNTDB United Nations Trade and Development Board。 国連貿易開発理事会。
UNU United Nations University。 国連大学(http://www.unu.edu/)。
UOL Universo Online。 ブラジル・サンパウロに本拠を置く、南米最大のISP
UPADI Pan American Federation of Engineering Society。 全米技術協会連盟。
UPC Universal Price Code。 米国で使用されている商品コード。
UPF Uni Picture Format。 赤外線通信プロトコル IrTran-Pで、機器間の画像データの交換に利用する画像フォーマット。
UPI United Press International。 UPI通信社。 1958年にUPとINSの合併により設立された米国の通信社。
UPnP Universal Plug and Play。 家電製品とパソコンを接続するときに自動的に相手を認識する技術。 TCP/IPを使ったネットワーク上でプラグ・アンド・プレイを実現する。 HTTPを用いて、XML形式の情報を交換する。
UPS Uninterruptable Power Supply。 無停電電源装置。 システムの電源が停止あるいは低下した場合のバックアップ電源。 小型で安価なものは、システムが正常終了できる数分間をバックアップするだけであるが、高級なものは、発電装置を備え、数日間の電源供給が可能。
UPS Ultraviolet Photoelectron Spectroscopy。 紫外光電子分光法。 光電子のエネルギー測定により、表面のバンド構造を分析する。
UPSR Uni-directional Path Switched Ring。 ネットワークをリング状に形成し各経路を2重化する形態の一つ。 常時バックアップ用のデータを反対方向に流す。 BLSRに対抗する方式。