情報用語辞典(M - 3 )
MD Mini Disc。 ソニーが開発したパーソナルオーディオシステム。 直径64mm(2.5インチ)の光磁気ディスクを使用し、MOのように録音/再生ができるようになっている。 データを圧縮して記録し、1枚のディスクに最大74分の録音ができる。 また、磁界変調方式と呼ばれる記録方式を採用しているため、MOと異なりデータの消去と書込みをディスクの1回転で行うことができる。 現在のところ、MDはオーディオ用途にしか使われていないが、フロッピーディスクのような外部記憶装置として使うための規格案「MDデータ」が1993年7月に発表されている。 規格案では記憶容量は140MB、データ転送速度は150kB/s。 ATRAC1方式で、元のデータを約1/5に圧縮している。
MDデータ 音楽用MDを改良して作られたパソコン記憶装置。 使用できるメディア「MDデータディスク」には、繰り返し記録可能なディスク、読出し専用ディスク、一定領域を再生専用にしておき残りを書き換えられるハイブリッドディスクの3種類がある。 再生専用はCD-ROMと同様の光ディスクを、記録可能なものは光磁気ディスクを用いている。 サイズは2.5インチで、1枚に約140MBのデータの記録が可能である。
MDA Monochrome Display Adapter。 IBM PCに採用された表示方式。 80文字×25行(720×350ドット)の文字表示機能を持つ。
MDB Memory Data Buffer。
MDC more developed country。 中進国。 発展途上国の中で、経済的には豊かな国。(アラブの産油国など)
MDCT Modified Discrete Cosine Transform。 変形離散コサイン変換。
MDD Multi-valued Decision Diagram。 多値決定グラフ。 BDD(2分決定グラフ)の拡張版。
MDDI Mobile Display Digital Interface。 携帯電話機のカメラ・モジュールや液晶パネルに向けたシリアル・インタフェース規格。
MDF Main Distributing Frame。 加入者回線(一般家庭の電話回線)の接続形態の一つ。 NTTの交換機設備を使用せずにすむため、低料金の接続サービスを提供できる可能性がある。
MDI Media Dependent Interface。 メディア依存インタフェースLANポートの1種。 10BASE-T100BASE-TXで使用される。 8個のピンがあり、1番、2番が送信用、3番、6番が受信用で、他の4本は使用しない。 MDIポート同士を接続する場合、送信と受信の関係を守るためにクロス・ケーブルを使用する。 また、送信用と受信用を入れ替えたMDI-Xポートがあり、MDIポートとMDI-Xポートを接続する場合は、ストレートケーブルを使用する。
MDI Multiple Document Interface。 Windowsのアプリケーション・ソフトウェアが、複数のデータを同時に扱うときのユーザーインタフェース
MDI-ng Mobile Data Initiative Next Generation。 2000年9月11日に発足した、無線インターネット・アクセス技術の普及促進に向けた業界団体。 米Intel社米Dell Computer社米HP社米Motorola社東芝など10社が参画。
MDIO Management Data Input / Output。 制御データ入出力。
MDI-X MDI cross。 MDI参照。
MDLP Mini-Disc Long Play。 MDの録音時間を現行の2〜4倍に長くできる方式。 LP2モード(録音時間2倍)、LP4モード(録音時間4倍)を備える。 音声符号化方式にATRAC3を採用。
MDNs message disposition notifications。 IETFが定めたメールの開封確認機能の規格。 メール・サーバに関係なくメーラー同士が対応していれば良い。
MDRAM Multibank DRAM参照。
MDS Multipoint Distribution Server。
MDSR Multi-Dimensional Space Rotation。 カシオ計算機が開発した暗号技術。
MDSS management decision-making support system。 経営意思決定支援システム。
MDT mean down time。 平均ダウンタイム、平均故障時間。
MDT Mountain Daylight (Saving) Time。 米山岳部夏時間。
MD2 Message Digest algorithm 2。 1989年にMITのRonald Rivest教授が開発した一方向ハッシュ関数アルゴリズム。
MD5 Message Digest algorithm 5。 1991年にMITのRonald Rivest教授が開発した一方向ハッシュ関数アルゴリズム。 RFC1321で規定されている。 任意のメッセージを圧縮し、元の文章の長さに依存せず128bitのダイジェストを生成する。 ハッシュ値から元のメッセージを求めたり、同じハッシュ値を生成する別のメッセージを作成することが困難であることを利用して、データの改ざん検出に用いられる。 PGPでも採用されている。
MEA Multinational Environment Agreement。 多国間環境協定。
MEA Mobile Enterprise Alliance。 2003年に設立された、ジュネーブに本部を置く、モバイル関連企業の国際的な任意団体。
MEC Motion Estimation Coarse。 粗い動き予測。
Media Bus ASUSTeK社製Pentiumマザーボードが採用している独自バス。 PCIバスにISAバス相当のコネクタを追加している。 ASUSTeK社がMedia Bus対応のサウンド(SoundBlaster互換)+SCSI インタフェースカード、サウンド+ビデオカードを発売している。
MediaGX 米Cyrix社が開発したマイクロプロセッサ。 米Intel社x86プロセッサと互換性のあるCPU機能に加えて、メモリコントローラ、 グラフィクス機能、PCIバス接続機能などを1つのチップ上に統合している。 マザーボード上の部品の数を減らすことができるので、スペースの制約が厳しいノートパソコンや、普及型のデスクトップPCなどに使われている。
MediaHighway 仏Canal Plus Technology社が開発したディジタル放送受信機用ミドルウェア。
Media ID DVD-RAMの媒体1枚ごとに割り振った固有識別子。
MEDIS-DC Medical Information System Development Center。 財団法人医療情報システム開発センター。
Medium 用紙サイズの1種。(用紙サイズ一覧表参照。) 縦18インチ×横23インチ。
MEDLARS medical literature analysis and retrieval system。 医学情報提供システム。
MEEPR4 Modified Extended EPR4。 HDDに用いられる信号処理方式の一種。
MEF Metro Ethernet Forum。 2001年6月12日に発足した、MANとして光Ethernetを普及させるための米国業界団体。
MegaVi 2000年7月に、ジャストシステムが発売開始した低価格なビデオ編集用ソフトウェア(製品名:MegaVi DigitalVideo)。 MPEG1ファイルの編集、保存も可能。 また、WaveファイルやMP3ファイルをBGMとして利用できる。
Meiryo 米Microsoft社が開発中の、Windows Vistaで採用される新日本語フォント。 Sans serif系(角ゴシック)の日本語ClearTypeフォント。 JIS2004規格対応。 メイリオと呼ぶ。
Melissa 1999年3月に蔓延したコンピュータ・ウィルス。 メールソフトの添付ファイルの形態で感染する。 感染したコンピュータのメール・ソフトのアドレス帳上位50人に感染ファイルを添付したメールを送付するという強力な感染力を有するため、メール・サーバが過負荷になる。 ファイルの破壊等は行わない。
Memphis Windows98の開発コード名。
MEMS MicroElectroMechanical System。 米Lucent Technology社の光スイッチ素子が使用している直径500μm程度のミラーを制御する技術。
Mendocino 米Intel社の第2世代Celeron プロセサの開発コード名。 メンドシノと呼ぶ。 Mendocinoは、デスクトップPC対応品であり、ノートPC向けはDixonが対応する。 2次キャッシュ容量128kBをチップに内蔵し、PentiumUと同等の性能を発揮できるようにした。 FSBは、66MHz。 300A、333、366、400、433、466、500MHz版があり、2000年初めに600MHz以上のものが登場する見込み。 なお、「A」は、2次キャッシュ内蔵であることを示す(333MHz以降は全て2次キャッシュ内蔵のため、省略)。
MEO middle earth orbit。 地上からの高度が1万km程度の衛星軌道。 メオと呼ぶ。
MEOS Medium Earth Orbit Satellite。 高度が数万kmの軌道を飛ぶ通信衛星。
MeP Media embedded Processor。 東芝のデジタル家電向けコンフィギュアラブル・プロセッサ
Merced 米Intel社米HP社と共同で開発を進めている、64bitアーキテクチャを採用した新CPUの開発コード名。 マーセッドまたはマセドと呼ぶ。 1999年10月4日、Itaniumという正式ブランド名が発表された。 VLIWと呼ばれる高速化手法に近い考え方が取り入れられているが、現行のx86IA-32)との互換性を確保するなど、あくまでもIntelとHPによる独自の技術がベースになっている。 公式発表によると、1999年末のリリースが予定されているが、リリース後もしばらくは、大規模サーバハイエンド ワークステーション向けのCPUとしての利用が想定されている。 なお、Mercedで採用される64bitアーキテクチャは「IA-64」と名付けられ、これに伴い、現行のPentiumPentium ProPentiumUなどのアーキテクチャは「IA-32」と呼ばれることとなった。 主記憶として16〜64GBを必要とするのではないか、という噂。
Merlin 米Microsoft社が開発した、ハンドヘルドPC向けの新OSであるPocket PC 2002の開発コード名。 IEEE802.11b規格のワイヤレスネットワーク機能とセキュリティ機能を備える。
Merom 米Intel社が開発中の、ノートPC向けデュアルコア プロセッサの開発コード。
MES Manufacturing Execution System。 製造実行システム。
MES FET Metal Semiconductor FET。 金属半導体電界効果型トランジスタ。 メスフェットと呼ぶ。
MESI Modified Exclusive Shared and Invalid。 キャッシュメモリのコヒーレンシを保つためのプロトコルの一種。 メシと呼ぶ。
METAタグ HTMLでファイルの属性などを指定するタグ。 ブラウザ上には表示されない。 言語コードの指定や、文章のキーワード、著者名などの記述に利用される。
Metro 2005年4月25日に米Microsoft社が公開した、次世代OS Longhornに採用される予定の文書フォーマットのコードネーム。 メトロと呼ぶ。
MEX Metropolitan expressway public corporation。 首都高速道路公団。 1959年6月17日設立。
MF medium frequency。 中波。 ヘクトメートル波。 300kHz〜3MHzの電磁波。(波長100m〜1km)
MFAA Macromedia Flash Advertising Alliance。 2001年1月11日、米Macromedia社、米America Ooline社、米DoubleClick社他が結成したマルチメディア広告の団体。
MFC Microsoft Foundation Class。 米Microsoft社がVisual C++に搭載したクラス・ライブラリ。 Windowsの最新機能がMFCに組み込まれるため、Windowsでアプリケーションを開発する場合の事実上の標準ライブラリになっている。
MFLOPS Million Floating-Point Operations Per Second。 1秒間に実行する浮動小数点演算の回数を示す単位。 メガフロップスと呼ぶ。
MFM Modified-Frequency Modulation。 記録符号化方式の一つ。 フロッピーディスクや容量40MB以下のHDDで採用されている。
MFM Magnetic Force Microscope。 磁気力顕微鏡。
MFP Mini Flat Package。 プラスチックSOPあるいはSSOPの別称。
MGCF Media Gateway Control Function。 3GPPが既定する仕様に基づく移動体通信網で、マルチメディア・サービス用のIMS網を構成するゲートウェイのひとつ。
MGCP Media Gateway Control Protocol。 IP ネットワーク上で、VoIP ゲートウェイの機能を制御するためのプロトコル
MGI Mobile Games Interoperability Forum。 2001年7月3日、スウェーデンEricsson社、米Motorola社、フィンランドNokia社、独Siemens社が共同設立した業界団体。 モバイル・ゲームの標準仕様策定を目指す。
MGW Media Gateway Function。 3GPPが規定する仕様に基づく移動体通信網で、通常の音声通話サービスに使う回線交換網(CSドメイン)を構成するゲートウェイの一つ。
MH Modified Huffman。 ハフマン符号化の一つ。 ファックス・データの圧縮などに使われる。 ITU-Tで標準化されている。
MHDL MIMIC Hardware Description Language。 アナログHDLの標準候補の一つ。
MHEA Mechanical Handling Engineers Association。 機械処理技術者協会。
MHEG Multimedia and Hypermedia Experts Group。 マルチメディア通信システムの標準規格。 エムヘグと呼ぶ。
MHEG-5 Multimedia and Hypermedia Experts Group part5。 マルチメディア コンテンツをテレビに表示するための記述言語。 英国の地上波放送と、日本のCSディジタル放送(SKYPerfecTV)で採用されたが、普及は進まず、XMLにその座を奪われた。
MH/MR Modified Huffman/Modified READ。 データの圧縮/伸長技法の一種。
MHN Multimedia Handling Node。 NTTが開発した新ノード・システム。 広帯域系(B-ISDN)を提供するMHN-A、ISDN(回線交換)や高機能サービス系などを提供するMHN-S、ISDN(パケット)を提供するMHN-P、フレーム・リレーを提供するMHN-Fのサービス・モジュールから成る。
MHP Multimedia Home Platform。 DVBが策定した次世代データ放送仕様。 JavaVMをベースとする。
MHS Message Handling System。 電子メール・サービス間の相互接続を考慮して開発されたメッセージ通信の国際規格。 CCITTが定めたX.400の通称。 ISO 10021で規定。
MHTML MIME Encapsulation of Aggregate HTML。 画像情報が添付されたHTMLファイルを1ファイルにまとめ電子メールで送付できるMIME形式に変換したもの。
MHz 動作周波数の単位。 1MHz=1000kHz=1000000Hz。