情報用語辞典(ソ)
総当たり攻撃法 暗号解読において、全ての鍵の候補を実際に試す、最も単純な攻撃方法。 鍵長が56ビットの場合(例えば、DES)、最高2の56乗個の鍵を試すことになる。 解読者(攻撃者)が暗号文だけ、あるいはわずかの暗号文とそれに対応する平文しか入手できない場合はこの方法を使う。
相関係数 correlation coefficient。 回帰分析において二つの確率変数の関係を示す係数の一つ。 -1〜1の値をとり、絶対値が1に近いほど相関関係が強く、0に近いほど弱い。
層間絶縁膜 interlayer dielectric, interlayer insulation film。 半導体素子において、メタル配線と半導体層、あるいはメタル配線の層同士を絶縁するための膜。
走査周波数 scanning frequency。 CRTディスプレイでは、1つの画面を表示させるには電子銃が画面の左上から右下に達するまで、1ラインずつ走査することで表示を行って行く。 この時の画面を走査するスピードを表わすのが走査周波数。 水平走査周波数(horizontal scanning frequency)と垂直走査周波数(vertical scanning frequency)の2種類がある。
増設メモリ メモリ容量を増やすために後から組み込むRAMPCカード型、拡張ボード型、SIMMDIMMなどのモジュール型などがある。
ソース source。 (1)FET(電界効果型トランジスタ)の3端子のうちの一つ。
(2)ソースコードのこと。
ソースコード source code。 コンパイル前のプログラムの原コードのこと。
相対アドレス relative address。 ロードモジュールの命令が持つアドレス。 主記憶上にロードされる際に、任意のベースアドレスを基準とした実アドレスに変換される。
増幅 amplification。 入力した電気信号(電流、電圧あるいは電力)を大きくして出力すること。 その倍率(=出力/入力)を増幅率という。
相変化記録材料 レーザ照射の熱により相変化材料を結晶状態と非晶質状態(アモルファス)の間を遷移させ、読取りレーザ光の反射率を変化させることでデータを記録する。
双方向テレビ interactive television。 テレビを使った双方向型の通信・放送サービス。 ビデオ・オン・デマンド、ホーム・ショッピング、遠隔医療等のシステムを家庭に提供する。
双方向ページャ 双方向通信を可能にしたページャシステム。 下り専用のページャに上り(端末からの送信)を追加することで、端末からの位置登録情報及びショートメッセージが可能となる。 位置登録により、呼び出しエリアが削減され、下り信号の有効利用が可能となる。
総務省 Ministry of Public Management, Home Affairs, Posts and Telecommunications。 (http://www.soumu.go.jp/
ゾーンデータ Zone Data。 DNSサーバが管轄する範囲(ゾーン)の情報のこと。
ゾーン10進数 コンピュータ内部で10進数をそのまま格納するための表現形式の一つ。 ASCIIコードにて各桁1バイトで格納する。 符号は正の場合'1100'を、負の場合'1101'を最終バイト(=1の位)の上位4bitにセットする。 例えば、'5372'の表現は下記となる。
0011 0101 0011 0011 0011 0111 1100 0010
属性証明書 Attribute Certificate。 公開鍵証明書利用者のアクセス権限を証明するもの。
ソケット7 Socket 7。 90MHz動作Pentium以降導入したx86プロセサ装着インタフェース仕様。 75MHz〜200MHzのPentium、166MHz〜233MHzのMMX Pentium、MMX Pentium ODPなどのCPUで採用されているピン配列に対応したソケットで、 AMD-K6Cyrix 6x86、IDT WinChipなどもこれに対応している。
訴状 Complaint。 訴訟を起こすにあたって、原告が裁判所に提出する、原告が訴えようとする事実、請求する損害賠償の種類などを記載した文書。
外付け ハードディスクモデムなどの装置をコンピュータ本体の外に接続すること。 内部に搭載されている場合は、内蔵という。
ソニー 独創的な製品の多いことが特徴の、世界有数のエレクトロニクス企業。 1946年、井深大氏、盛田昭夫氏が、東京通信工業として設立。
ソフトウェア software。 コンピュータを動作させるための命令を記述したもの。 装置や機械を指すハードウェアに対比して創作された言葉。
ソフトウェア
開発技術者試験
2001年度春期より実施予定の新しい情報処理技術者試験。 従来の第一種情報処理技術者試験に代わるもの。
ソフトウェア
無線
第4世代の移動通信システム(第3世代はIMT-2000)の一つと見られている技術。 無線機の帯域幅、フィルタリングなどの機能を、ソフトウエアで設定・変更する。 TV、携帯電話、カーナビ等を同一端末で実行するマルチモード端末機の開発が可能となる。 また、機能のバージョンアップもソフトウェアのダウンロードで実行できる。
ソフトウェア
MIDI
software MIDI。 MIDI(Music Instrument Digital Interface)フォーマットで記述した楽器などの音を電子的に擬似発生させる時に、そのリアルタイム処理をソフトウェアで実行する方式。
ソフトウェア
RAID
Software RAID。 ソフトウェアによりRAIDを構成すること、またそのシステム。
ソフトエラー Soft Error。 α線障害のこと。 宇宙線中性子もその原因のひとつ。
ソフトコア Soft Core。 IPコアのうち、回路構成情報が提供され、任意の製造プロセスを使用できるもの。 配線設計が必要なため、製造期間が長くなる。
ソフトセクタ方式 soft sector。 可変長セクタ方式のこと。
ソフト電池 software battery。 パルティオソフトが開発した、ソフトウェアに従量課金するための技術。 ユーザーは使用する時間分のソフト電池を購入し、ソフトウェアに組み込む。
ソフトモデム soft modem。 パソコンソフトウェア的にモデム信号を合成する機能。
ソプラノ SOPRANO。 2000年10月25日、ソニーが発表したソフトウェア無線プラットフォーム名称。
ソリッド故障 一旦故障状態になると自然に元の機能を回復できず、故障状態が継続するような故障。
ソリトン soliton。 狭い範囲で盛り上がり、そのままの形状で伝導していく特殊な波。
素粒子 elementary particle。 物質を構成する最も小さい粒子のこと。 1897年の電子の発見が端緒。 その後、電子と陽子と中性子が素粒子と考えられていたが、1930年代以降、新しい粒子が発見され、陽子・中性子(ハドロン(hadron)粒子と総称)はもっと小さなクオーク(quark)から成ることが判明した。 現時点では、物質の素粒子は、クオークとレプトン(lepton、電子、ニュートリノ、ミューオンなどの総称)と考えられている。クオークとレプトンは共に電荷が1単位(e)だけ異なる2つの素粒子から成る3つの世代を持つ。世代が高いほど大きな質量を持ち、生成に高いエネルギーが必要。何故3世代あるのか? クオークとレプトンの関係は何か? の解明が大きな課題となっている。
クオークとレプトン
クオーク 世代 レプトン
ボトム トップ 第3世代 タウ タウ
ニュートリノ
ストレンジ チャーム 第2世代 ミューオン ミューオン
ニュートリノ
ダウン アップ 第1世代 電子 電子
ニュートリノ
-1/3e 2/3e 電荷 -e 0
ソリューション solution。 問題解決手法。 様々なWebサービスを連携させて得られる結果。