情報用語辞典(W - 1 )
W Watt。 電力の単位。
WAAS Wide Area Augmentation System。 米連邦航空局が運営する、GPSの誤差を補正するシステムの1つ。 ワースと呼ぶ。
WABI Windows Application Binary Interface。 米Sun Microsystems社が開発したUNIX上でWindowsアプリケーションを実行するためのエミュレータ
WacNet Wireless ad-hoc community Network。 エイ・ティー・アール環境適応通信研究所の分散ネットワーク技術。 ワックネットと呼ぶ。
WACS Wireless-Access-Communication System。 米国の簡易型携帯電話。 ワクスと呼ぶ。
wafer ウェハー。 LSIのもとになる、高純度のシリコン単結晶を薄くスライスした円盤の通称。 この円盤の上に回路を焼き込んでLSIが作られる。 当然ながら、ウェハー直径が大きいほど、1度に得られるLSIの数が多くなり、生産効率が向上する。 ウェハー直径の単位は、インチや mm が使用される。 2001年現在、6インチ〜8インチラインでの生産が最も多く、最先端では300mm(12インチ)が採用され始めている。
WAI Web Accessibility Initiative。 アクセシビリティに関して研究を行うW3C内部の専門グループ。
WAIS Wide Area Information Server。 インターネット上のデータベース検索システム。 ウェイズと呼ぶ。
Wait ウェイト。 CPUメモリや周辺チップデータを送受信する時に、同期を取るために要するCPUの「待ち時間」のこと。 メモリや周辺チップの反応する速度がCPUと比較して遅い場合は、ウェイトをかける必要がある。 通常、ウェイトはクロック単位で数えられ、これが少ないほど処理が高速になる。 特に、ウェイトをかける必要がない場合を、ノーウェイト(no wait)と呼ぶ。
wakamaru 三菱重工業が開発した、人型の家庭向けロボットの愛称。 無線LAN内蔵、家族の顔をカメラで認識。 約1万語を音声認識し、情報を会話形式で伝える。 身長100cm、体重約30kg。 ワカマルと呼ぶ。
Wake on LAN LAN経由でパソコンの電源を入れる機能。 マジック・パケットを受け取るとパソコンの電源が入る仕組み。
Wake Up
on Ring
パソコンに接続したモデムに外部から電話がかかると、パソコンの電源が自動的にオンになる機能。 電源がオンになる前は、最小限の電源が入ったスタンバイ状態となっている。 日本アイ・ビー・エムのAptivaシリーズなどが採用している。
WAN Wide Area Network。 広域ネットワーク。 ワンと呼ぶ。 従来、WANは通信回線によって接続された広域網のことを指していたが、LANの普及に伴いLAN同士を通信回線で接続したネットワークのことを指すようになった。 また、WANを実現するための技術や製品として、ルータ及びブリッジ、ISDN、フレームリレー、ATMなどがあり、これらの充実が急速に企業の情報ネットワーク導入を促進している。
WAP Wireless Application Protocol。 WAP Forumが定めた無線電話用のプロトコル及びWeb コンテンツ記述言語の仕様。 携帯電話や携帯情報端末向けの文字情報サービスに使うコンテンツ配信技術。 今後の携帯電話インターネット・サービスの主流になる見通し。 WAPの仕様は、http://www.wapforum.org/で公開されている。
2001年7月31日、WAP2.0の仕様草案(パブリック・プレビュー版)を公開。 コンテンツ記述言語にXHTML BasicCSS(Cascading Style Sheet)を組み合わせたWML 2を採用。 また通信プロトコルとして、TCP/IPを採用したことにより、HTTP通信が可能となる。
WAP Wobble Address in Periodic Position。 HD DVDの書き換え可能な媒体などで使われるアドレス方式。
WAPブラウザ 携帯電話などに搭載されているブラウザソフト。 WAPWMLHDMLに対応。
WAP
Forum
無線電話機からインターネットにアクセスするのに必要な技術の標準化団体(http://www.wapforum.org/)。 米Ericsson社、米Motorola社、フィンランドNokia社、米Unwired Planet社、DDI、IDO、NTTドコモ、米AT&T Wireless Service社、米Bell Atlantic Mobile社、仏France Telecom社など、日米欧の移動電話事業者やメーカなど80社以上が参加。 WAP(Wireless Application Protocol)を規格化して公開している。
WAPI WLAN Authentication and Privacy Infrastructure。 中国規格協会らが策定した、無線LANの暗号化方式。 ワピと呼ぶ。
WARC World Administrative Radio Conference。 世界無線通信主官庁会議。 ITUの下部機関の一つ。 国際無線通信規則の策定、無線周波数の世界的な割り当て調整、周波数帯域別利用方法等を決定する会議。 ワークと呼ぶ。
Warez インターネット上で商用ソフトウェアの違法コピーを配布するWWWサイトの総称。 Softwares の wares を取り、s を z に変えたアングラ表現。 ワレズと呼ぶ。 日本では、「割れ物」と隠語で呼ぶこともある。 違法コピーデータの他、プロテクトを外すためのシリアル番号データも配布されている。 主に、FTPを用いるダウンロードで、ダウンロードするだけなら、現在の日本の著作権法に触れはしないが、使用すると抵触することになる。 また、サーバIPアドレスの記録が残るので、「君子危うきに近寄らず」が良。
WARF Wisconsin Alumni Research Foundation。 米University of Wisconsinの特許管理団体。 ワーフと呼ぶ。
WaRP Watermark Review Panel。 DVDに使う電子透かし技術の検討組織。 ワープと呼ぶ。
WAS Web Application Server。 Web ブラウザを利用する情報システムの構築に必要な機能を提供するソフトウェア群。
WaSP Web Standards Project。 1998年8月に設立された、W3Cが定めたWWWの標準技術をブラウザ開発者に対して啓もうし、完璧に対応させることを指導する組織(URL:http://www.webstandards.org/)。 メンバは全員ボランティアで、全世界で約12000人が活動。 2000年4月に公開された米Microsoft社のInternet Explorer 5.5β版に対して、標準をサポートしていないとしてクレームを発した。
2001年12月、活動休止。
WatchPad 2001年10月11日、シチズン時計と米IBM社が共同開発を発表した、Linux搭載の腕時計型コンピュータ。 入力は、タッチパネルLCDファンクションキー3個、マイク、リューズ組み込みスイッチ、加速度センサ。 GUIにはMicroWindowsを採用。 外部インタフェースは、BluetoothIrDA。 外形寸法は、W46mm×L65mm×T16mm。 重量43g。 稼働時間約1日で、クレードルで充電。 ソフトウェア及びアーキテクチャの設計はIBM社、実装設計をシチズンが担当。 試作機段階で、製品化は未定。
Waterscape 2001年6月8日、日立製作所が発表した、一切ボタンのない情報端末。 本体内部に加速度センサを内蔵し、本体を傾けたり振ったりすることがコマンドとなる。(ジェスチャコマンドと呼ぶ) 端末は手のひらサイズ。 情報転送は、クレードルと呼ぶデータ転送用充電器を介して行われる。
WATS wide area telephone service。 電話サービスの1種。 一定地域内で大量に電話を利用する顧客向けの割引サービス。 発信WATS(テレマーケティングや電話市場調査等)、着信WATS(通信販売や予約受け付け、苦情処理)がある。 フリーダイヤルも着信WATSの1種。 ワッツと呼ぶ。
Wave Wavetable方式の音源またはそのデータファイル。 Windowsでは、音声ファイルの標準的なファイル形式。 通常は拡張子として、wavが付く。 音楽CDは通常、Wave形式に変換してからCD-Rに書き込む。
Wavetable シンセサイザ等で音を合成する方式の1つ。 元になる波形を、メモリに記憶されている実際の楽器の音や効果音のデータから得る。 Wavetable方式の音源では、FM音源などのような単純は系の演算による方式に比べ、実際の音に近いリアルな音質を得られる。 最近のサウンドカードは、この方式を採用する傾向にある。
WBEM Web-Based Enterprise Manegement。 DMTFが策定した、Webをベースとした企業内管理。
WBMP Wireless Bitmap。 WAPコンテンツ記述言語WMLでサポートする独自の画像フォーマット。
WBS Work Breakdown Structure。 ソフトウェア開発の見積り方法の一つ。
WBS World Broadcasting System。 世界放送網。
WBT Work Breakdown Structure。 ソフトウェア開発の見積り手法の一つ。
WBT Web Based Training。 イントラネットを利用した教育システム。
WBU-TC World Broadcasting Unions Technical Committee。 世界中の放送事業者団体を統括する団体。
WCAG Web Content Accessibility Guidelines。 WAIが発表した、WWW コンテンツ製作者向けのアクセシビリティ向上に関するガイドライン。(W3C勧告)
WCC World Computer Conference。 世界コンピュータ会議。
WCCF West Coast Computer Conference。 西海岸コンピュータ会議。
WCCP Web Cache Control Protocol。 ルータキャッシュ・サーバを連携するためのプロトコル
W-CDMA Wide-Code Division Multiple Access。 次期携帯電話データ通信で使われる技術の1つ。 広帯域CDMAと表記されることもある。 CDMAはスペクトラム拡散技術によって同じ周波数域の信号を使って複数の通信を同時に行う技術。 W-CDMAは、これをマルチメディアに対応できるように帯域を広げたものだ。 NTT移動通信網グループ(NTT DoCoMo)がこの方式の採用を決定している。 IMT-2000の有力候補となる通信技術。 実験システムの仕様によると、移動中の最大伝送速度が385kbps、静止中の最大伝送速度が2Mbpsと、現在の9600bpsに比べて格段に高速になっている。
WCEMA West Coast Electronic Manufacturer Association。 西海岸電子機器製造業者協会。
WCL World Confederation of Labor(Labour)。 国際労働組合連合。 国際労連。
WCO World Customs Organization。 世界関税機関。
WD Working Draft。 作業原案。
WD Working Distance。 光ディスク装置で、ディスク面と対物レンズの距離のこと。
WDC World Data Center。 世界データセンター。
WDL Windows Driver Library。 アップデータされた、あるいは追加されたWindows用のドライバを提供するライブラリ。
WDM Win32 Driver Model。 Windows98で新たに導入するデバイス・ドライバ・モデル。 WindowsNT用デバイス・ドライバと構造的には同じだが、若干の機能拡張がある。
WDM Wavelength Division Multiplex。 波長分割多重伝送方式。 Bフレッツの100Mbps伝送で使用されている。 波長は、1310nmと1550nmの組合せ。
WDS Wave Dispersive X-ray Spectrometer。 波長分散型X線分光器。 WDXとも言う。
WDS Wireless Distribution System。 無線LANを経由して有線LAN同士を接続すること。 無線リピータ機能とも呼ばれる。
WDW Walt Disney World。 ディズニーワールド。
WDX Wave Dispersive X-ray Spectrometer。 波長分散型X線分光器。 WDSとも言う。
WDYT What do you think?。 『どう思いますか』の省略形。
Web WWWの別称。 ウェブと呼ぶ。
Webクリッピング 米Palm社が開発した、Palm用のWebアプリケーション技術。 情報取得条件やフォーム入力はオフライン、情報の送受信時のみオンラインとする。 また、コンテンツの必要部分のみを抜き出す。
Webサービス web service。 Webの情報をプログラム化したもの。 単なるWeb上のに掲載した情報提供ではなく、プログラムによる情報提供サービスを目的とする。 米Microsoft社.NETの基本となる構想。 プログラム化することにより、様々なWebサービスを連携させたソリューションを作り出すことができる。
Webホスティング 米Microsoft社Visual Studio.NETで開発したWebサービスWebサイトへ転送して動作検証をするための機能。
Web Bug問題 米Microsoft社のOffice製品に組み込まれている機能(文書中に、リモートのWeb サーバ上の画像ファイルへのリンクを埋め込んでおけば、文書の表示時に、そのサーバから画像データを自動的に取り込む)を用いて、文書にアクセスしたユーザーIPアドレスを追跡できるという、プライバシー保護問題。 この機能は、画像ファイルを文書中に取り込まないため、文書ファイルの大きさを小さくできるというメリットはあるが、画像のダウンロードをユーザーに通知しない等が問題視されている。
Web-EDI 専用線や専用ソフトを使った従来のEDI(電子データ交換)と異なり、WWWブラウザを使って受発注データのやり取りを行うシステム。
WebMark2001 2000年8月29日に、BAPCoが発表した、WWWサイトアクセス性能の評価基準。
WebMD 米国最大の健康・医療情報サイト。(http://www.webmd.com/) ウェブエムディと呼ぶ。 日本法人もある。(http://www.webmd.co.jp/
Web Parts 2000年6月6日に米Microsoft社が発表したDigital Dashboards向けのコンポーネント技術。 WWWベースのコンテンツや各種サービスの提供をDigital Dashboards環境で容易にする。
Web
Server
WWWサービスを行うサーバのことでWWWサーバともいう。 インターネットやイントラネット上で、ホームページという形態による情報発信を行う。 Webサーバの所在はURLというネットワーク上の住所で指定される。 Webサーバには、ホームページの元となるHTMLファイルや、そこからリンクしている画像ファイルなどが保存されている。 おもにHTTP プロトコルを使用してアクセスするため、HTTPサーバと呼ぶこともある。 企業ベースでは、社内に専用のWebサーバを設置したり、プロバイダレンタルサーバをWebサーバとして運用することも多い。 最近では個人が自宅にWebサーバを設置するケースも少なくない。
Web Site Webサーバが設置されているコンピュータ環境のこと。 URLで示されたサーバの登録先を指す場合に使う言葉。 Webサイトは、Webサーバで情報を公開するだけでなく、ネットワーク上に流れる各種の情報を中継する機能を備えることが多い。
Web
Surfing
インターネットを大海になぞらえ、そこにある無数のホームページを波に見立て、 Web ブラウザというサーフボードを使い、波乗りをするが如く次から次へとリンクをたどってホームページを巡回すること。 どちらかというと、目的もなく気の向くままに、ホームページを見てまわることを指す言葉。 ネットサーフィンともいう。
Web Tablet 米Intel社が開発中の家庭用無線インターネット閲覧タブレット。 2001年1月のCESプロトタイプを公開。 家庭内のパソコンと無線接続し、家庭内のどこからでもWeb閲覧を可能にしようとするもの。 プロセッサには、StrongARMを採用。
WebTV WebTV Networksが運営するサービスで、家庭用のテレビを使ってインターネットに接続する。 アメリカでは1996年の秋にスタートしたが、日本では1997年12月にサービスが開始された。 インターネット接続機能を標準搭載したインターネットテレビと異なり、すでにあるテレビに専用端末を接続し、これを電話線につなぐという簡単な操作でセットアップできる。 リモコンの操作でオンラインサインアップを行えば後はテレビを操作する感覚でインターネットを楽しめる。 家族での使用を想定しているため、一つの端末に対し6人分のIDが提供され、それぞれに電子メールアドレスがもらえる。 ホームページから送られる画像はセンター側で加工され表示待ちのストレスが軽減されている。 各ページはテレビに表示することを前提にテレビサイズに合わせて折り返して送られるほか、テレビ向けに文字を読みやすくするテクノロジなどが投入されている。
[WebTVに合わせたコンテンツ作りの主なポイント]
(参考文献:日経インターネットテクノロジー 1998年2月号)
分類 ポイント
画面サイズ 幅544ドット×高さ378ドット(横スクロール機能無し)
画像形式 なるべくJPEGを使う(GIFなどはすべてWebTVセンターでJPEGに変換してクライアントに転送される)
真紅や純白は使用しない(画面のひずみの原因となる)
文字サイズ 小さい文字は使わない
ページ・デザイン 重要な情報は最初の表示画面(上部)に配置
1ページに配置する項目数は少なくする(視聴者は1点を見つめ続ける傾向にある)
登録(SUBMIT)ボタンはフォームの最下部右端に配置(リモコン操作では左から右、上から下へという画面操作の流れは特に重要)
Web3D WWWブラウザ上で、オブジェクト3D表示をするための技術。
WEC World Energy Conference(Council)。 世界エネルギー会議。
WECA Wireless Ethernet Compatibility Alliance。 ワイヤレスイーサネット製品互換性推進協議会。 IEEE 802.11b準拠の無線LAN製品の相互接続性を認証する機関。 合格した製品に対し、認証ロゴWi-Fiを発行する。 1999年に設立。
WEEE Directive on Waste from Electrical and Electronic Equipment。 エレクトロニクス機器での有害物(Pbや水銀等)使用を規制する、欧州における規制案。
WEF World Economic Forum。 世界経済協議会。
WEP Wireless Equivalent Privacy。 IEEE802.11のオプションとして規定されている、データ暗号化機能。 共通鍵暗号方式。 暗号鍵長は、40bitまたは128bit。
WESSA Windows Embedded Strategic Silicon Alliance。 2001年2月6日、米Microsoft社が発表した、次期WindowsCEへの対応を表明する半導体メーカが結成した業界団体。 参加企業は、米Intel社日立、NEC、東芝、英ARM社など、有力メーカー16社。
WfM Wired for Management。 米Intel社が定めたパソコンの運用管理規格。
WFSW World Federation of Scientific Workers。 世界科学者連合。
WFTU World Federation of Trade Unions。 世界労働組合連盟。
WFW Windows For Workgroups。 Windows3.xにネットワーク機能を拡張したOS。 日本語版は発売されていない。
WG working group。 ワーキング・グループ。