情報用語辞典(P - 2 )
PC Personal Computer。 パソコン
PC Programmable Controller。 機械のオンオフ制御を順序通り行うための制御装置。
PCカード PC card。 パソコン用のカード型周辺装置の規格。 米国のPCMCIAJEIDAが共同で規格化し、厚さに応じてTypeI、TypeII、TypeIIIの3種類がある(コネクタ部は68ピンで共通)。 TypeIは厚さ3.3mmでメモリカードとしての使用を前提に規格化されている。 TypeIIは厚さ5.5mmとなり、モデムカードSCSI インタフェースカード/サウンドカードなどの I/O用途でも使えるよう拡張されている。 またTypeIIIでは厚さは10.5mmとなり、カード型ハードディスクなどの用途で使われている。 現在のノートマシンでは、TypeIIかTypeIIIのスロットを装備したものが一般的で、TypeIIIスロット1基はTypeIIスロット2基として使えるのが普通である。 また、TypeI〜IIIでは、下位互換性が保たれているので、TypeIIIのスロットにTypeI/IIのカードを、TypeIIのスロットにTypeIのカードを装着して使用することができる。 PCカードの弱点は、バス幅が16bit(または8bit)、データ 転送速度が最大16MB/s(あるいは8MB/s)と、 デスクトップマシンのPCIバススロットに比べるとバス幅、転送速度ともに劣っていること。 最近ではこの弱点を克服した、CardBusZV Portなどの拡張規格も登場している。
PCクラスタ PC Cluster。 PCまたはPCサーバを多数相互接続し、スーパーコンピュータレベルの超高速並列処理を行う技術、またはそのシステム。
PCクラスタ
コンソーシアム
PC Cluster Consortium。 2001年10月4日、NEC富士通など21社が設立した、PCクラスタの育成や関連ソフトウェアの開発・普及を目的とする協議会。(http://www.pccluster.org/
PC房 韓国で広まっているインターネット・カフェ(全国で2万5000軒)。 PCバンと呼ぶ。
PCA Payment gateway Certificate Authority。 SETでの取引におけるペイメント・ゲートウェイの電子証明書を発行する主体。。
PCA Personal Internet Client Architecture。 米Intel社が2000年9月20日に発表した、無線携帯端末向けのアーキテクチャ。 アプリケーション開発向けの枠組みを提供する。
PCA Plastic Cell Architecture。 NTTの未来ねっと研究所が、2000年8月25日に発表した、汎用情報処理アーキテクチャー。 処理の目的に応じて再構成可能な論理回路をネットワークで結ぶと言うもの。
PCAV Partial Constant Angular Velocity。 ディスク回転制御方式の一つ。 半径方向の読み出し位置によって、CAVとその他の方式とを切り替える。
PCB Printed Circuit Board。 プリント回路基板。
PCC Promotion & Communication Committee。 DVD Forumの普及促進部会。
PC Card
Standard
1995年3月に発表されたPCカードの標準規格。 PCMCIA2.0やJEIDA4.2の後継規格。 5V動作に加え、3.3V動作も可能になった。 CardBus仕様を採用。
PC-DOS Personal Computer-Disk Operating System。 米IBM社版のMS-DOS
PC DTV
Promoters
Group
2000年8月21日に公表された、パソコンとデジタルTVの融合を図る業界団体。 米Intel社米Microsoft社、加ATI Technologies社など14社が参加。
PCF Point Coordination Function。 無線LAN規格IEEE802.11で取り決めた集中制御方式。
PCI Peripheral Component Interconnect。 パソコン用入出力バスの一つ。 1992年に32ビットのバス仕様として策定、現在は64ビット。 ISAバスやVL-Busがシステムやプロセサに依存していたのに対し、PCIバスは独立した仕様になっている。 AT互換機の他にMacintoshワークステーションなどでも広く使われている。 信号線の数は62ピン。同期信号は33MHz。
PCIA Personal Communications Industry Association。 米国のページャ事業者団体。
PCI BIOS AT互換機において、PCIバスをサポートするためのBIOSプラグ・アンド・プレイを実現するために各種リソースの割り付けを行う。
PCI EAS PCI Express Advanced Switching。 米Intel社が開発中のPCI Expressの通信・ネットワーク機器向けバージョン。
PCI Express 2002年4月17日、PCISIGが発表した、3GIOの正式名称。 次世代のシリアルインターフェース技術。 1チャネル当たり4bitで、1方向の通信を割り当てる。 ホットプラグ採用。 第1世代では、各チャネル2.5Gbps。
PCI Express x1 PCI Expressを1レーン(2.5Gbps)使用するインタフェース。 PCI Expressは複数レーンを使用して帯域幅を向上できるスケーラビリティを持つ。(x1、x2、x4、x8、x16、x32)
PCI-PCI
ブリッジ
2本のPCIバスを接続するための装置。 PCIバスには、接続可能なデバイスが最大10個という制限がある。 そこでPCI-PCIブリッジをデバイスの1つに接続し、第2のPCIバスを形成して接続可能なデバイス数を増やすのが目的。 例えばV3社のCloverLeaf-960では、ロード数を最大で18個まで増やすことができる。 また、PCI-PCIブリッジを利用することで、高速性の要求されるデバイスを局所化し、負荷を分散させることもできる。
PCISIG Peripheral Component Interconnect Special Interest Group。 PCIの規格に関して討議する業界団体。 ピーシーアイシグと呼ぶ。
PCI-X 1998年9月に米Compaq Computer社米HP社米IBM社PCISIGに提案していた133MHzで動作する32/64bit幅のPCIバスの新仕様。 2000年6月13日に正式発表された。 最大転送速度は1.06GB/s。
PCjr 1983年に発売された米IBM社の最初の家庭用PC。 1985年に製造中止。
PCL Printer Control Language。 1990年、米HP社が開発したパソコンページプリンタを制御するためのページ記述言語。
PC LAN IBM PCIBM PC/AT 互換機ネットワーク
PCM Pulse Code Modulation。 パルス符号変調。 アナログ音声を一定周期で数値化(サンプリング)し、デジタル信号として保存すること。 音楽CDWindowsWaveファイルなどで用いられ、現在最も一般的な音楽データ記録方式となっている。 44.1kHz/16bitのPCM録音とは、入力されるアナログ音を1秒間に44100回、16bitのデータに置き換えることを言う。
PCM Phase-Change Memory。 相変化メモリ。 独Infineon社と米IBM社が共同研究している不揮発性メモリ技術。 データを電気量ではなく、特殊素材の状態変化で保持するもの。
PCMCIA Personal Computer Memory Card International Association。 メモリカード協議会。 PCカードの国際標準化団体。 1989年に発足。
PCN Personal Communications Network。 欧州で実用化準備中のパーソナル移動通信システム。
PCN PointCast Network。 PointCast社がインターネット上で提供していた情報提供サービス。 2000年5月に終了。
PCR Polymerase Chain Reaction。 耐熱性DNAポリメラーザを用いて、微量のDNAを短時間に増幅する方法。
PC-RW Phase Change Rewriteable。 ソニーが中心になって策定した、書き換え可能な光ディスクの仕様。
PCS Personal Communications System。 米国で実用化準備中のパーソナル移動通信システム。
PCS Personal Communications Showcase。 米国の携帯電話関連の展示会。
PCT Private Communications Technology。 米Microsoft社が開発したセキュリティ技術。
PCT Patent Cooperation Treaty。 特許協力条約。 1970年ワシントンで締結された特許出願方式統一のための条約。 各国特許庁への重複出願の回避と出願人・特許庁の負担減とを目的とする。 1978年1月発効。 日本は1978年10月に加盟。 約100カ国が加盟している。 一件のPCTへの出願で、指定した国々で別々に出願したと同様の効果が生じる。
PCT Pressure Cooker Test。 品質管理試験の1種で、圧力釜(Pressure Cooker)を用いて、高圧、高温、高湿の加速試験を行うもの。 プレッシャクッカテストと呼ぶ。
PCTE Portable Common Tool Environment。 ポータブル共通ツール環境。
PC UNIX PC/AT互換機で動作するUNIX。 ライセンス・フリーで自由に配布されているもの(場合によってはサービスに見合った料金を課している)、及び製品として販売されているものがある。 前者には、Linux、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDなどがある。 後者には、米SunSoft社のSolaris x86、米Santa Cruz Operation社のUnixWare、米Berkeley Software Design社のBSD/OSなどがある。
PC-VAN NECが運営していたパソコン通信サービス。 現BIGLOBE。
PCWG Personal Conferencing Work Group。 米国のパソコンを使ったビデオ会議システムに関する標準化団体。
PCX 米Zsoft社が開発した、ラスタグラフィクスファイルのフォーマット
PC-1 2000年に太平洋に開通した海底ケーブル。 全長20,898km。 回線容量は160Gbps。
PC100 米Intel社が策定したベースクロック100MHzに対応するSDRAM DIMM メモリ規格。
PC133 PC100のベースクロック133MHz対応版規格。
PC1600 DDR SDRAMモジュールの規格の1種。 200MHzまでのメモリクロックに対応。 最大データ転送速度が1600Mbpsであることからの名称。
PC2100 DDR SDRAMモジュールの規格の1種。 266MHzまでのメモリクロックに対応。 最大データ転送速度が約2100Mbps(2128Mbps)であることからの名称。
PC2700 DDR SDRAMモジュールの規格の1種。 333MHzまでのメモリクロックに対応。 最大データ転送速度が約2700Mbps(2666Mbps)であることからの名称。
PC3200 DDR SDRAMモジュールの規格の1種。 400MHzまでのメモリクロックに対応。 最大データ転送速度が3200Mbpsであることからの名称。
PC-8 IBM PCの拡張ASCII文字に含まれる記号セット。
PC-8001/
8801シリーズ
NECが開発した8bitパソコン。 PC-8001は1978年に発売開始され、PC8801がビジネス用途に耐えられるマシンとして1981年に発売されている。 それぞれ、8bitパソコンとしてはゲームからビジネス用途に至るまで大変な人気を得たマシンである。
PC95 米Microsoft社社が提唱する、パソコンWindows95を使う際に必要とされる ハードウェア 仕様のガイドライン。 PC95を記述した文書は「Hardware Design Guide for Windows95」という書籍で発売されている。 PC95の規格は最低限必要とされる「必須仕様」と、さらに性能を引き出すために必要とされる「推奨仕様」の2つに大きく分かれている。 また用途に応じて、「Basic PC」(ビジネスアプリケーションを利用したり開発するためのパソコン)、「Multimedia PC」(マルチメディアアプリケーションを利用したり開発したりするためのパソコン)、 「Mobile PC」(携帯型パソコン)の3つのカテゴリーにも分類されている。 PC95準拠であることを示す「WindowsCompatible」のロゴを取得するための最低限の「必須」項目は、i386 互換以上のCPU、4MB以上のメインメモリISAバス、3.5インチ1.44MBFDDPlug & Play対応BIOS、コネクタのアイコン表示の採用−などとなっている。
PC97 次バージョンのWindowsWindowsNTを動かすために要求されるハードウェア 仕様のガイドライン。 1996年8月にRevisionIが発表されており、Basic、Entertainment、Workstationの3カテゴリーに分けて、それぞれの仕様を明示している。 USBが必須となり、新しい電源マネージメント仕様(ACPI)や、Win32対応デバイスドライバ(WDM)などへの対応を特徴とする。 また、IEEE1394の対応はEntertainmentでは必須とされ、他のカテゴリーでも推奨項目に挙げられている。
PC98 PC97に続き、1997年に米Microsoft社米Intel社が発表したハードウェア仕様Win98WinNT5.0を視野に入れたPCのガイドラインとなっており、「Workstation PC98」「Entertainment PC98」「Mobile PC98」などのカテゴリーに分けられ、それぞれ詳細にハードウェア情報が規定されている。 最低限のコアシステムとしては、MMX Pentium 200MHz相当のCPUに32MBのメモリフルカラーで800×600ドットの表示が可能なグラフィックシステムが必要。 新たな仕様として、デバイスベイの装備や、DVDプレイバック機能やデジタルTV放送に対応したビデオコンポーネントの搭載などが推奨されている点がポイント。 また1999年1月までに、ISAバス用ボードやCOMボードに接続するタイプのモデムを廃止することが義務づけられている。 なお、次なるPC99のドラフト仕様も、同社のサイトで公開されている。
PC-98
シリーズ
NECが1982年に発売を開始した、独自アーキテクチャのパーソナルコンピュータMS-DOSが動作する日本語環境を提供したことで、国内でのトップシェアを築いた。 エプソンがPC-98シリーズの互換機を提供していたこともある。 独自の拡張バスである「Cバス」や640×400ドットのグラフィックモードを次々に取り入れ、PC/AT互換機に歩み寄りを見せている。 NECの主力がPC98-NXに移った後も、基幹業務にPC-98シリーズを利用している企業は多い。
2003年8月7日、9月末での販売終了を発表。 市場から完全撤退。
PC98-NX 1997年9月にNECが発表した、パソコンの新シリーズ。 15年間続いたPC-98シリーズの路線を転換し、米Microsoft社が策定したPC97/PC98システムデザインに準拠、つまりPC/AT互換機の流れを汲むアーキテクチャを採用している。 ISAスロットを完全に廃止し、デスクトップ機ではUSBキーボード採用、 DOSのサポートを行わないなど斬新な仕様が特徴。 PC-98シリーズとの互換性はない。
PC99 PC98に続き、1998年7月に米Microsoft社米Intel社がインターネット上で公開したハードウェア仕様。 一般消費者向けの「Comsumer PC99」、企業向けの「Office PC99」、CAD/CAEなどのハイエンド向けの「Workstation PC99」、オーサリング向けの「Entertainment PC99」、ノート機向けの「Mobile PC99」のカテゴリーに分かれる。 最低限のコアシステムとしては、Pentium 233MHz相当のCPUに32MBのメモリ、128kBの2次キャッシュUSBの搭載、モデムまたはネットワーク・カードといった通信機能搭載、フルカラーで800×600ドットの表示が可能なグラフィックシステムが必要。 また、ISAスロット/デバイスの撤廃が規定され、それに代わるものとしてUSB搭載およびIEEE1394が推奨されている。 1999年7月1日以降は、PC99を満足していないと、Designed for Windowsのロゴを取得できない。 次世代向けのハードウェア仕様は、2001年の予定。
[Consumer / Office / Mobile PC99の主な仕様]
項目 Consumer PC99 Office PC99 Mobile PC99
プロセッサ Pentium
300MHz以上
Pentium
233MHz以上
2次キャッシュ 128kB以上
主記憶 32MB以上 64MB以上 32MB以上
ACPIのサポート 必須 スマート・バッテリ
もしくはACPI対応
バッテリ必須
OnNowのサポート 必須
BIOSによる
USB キーボードの認識
必須 不要
USBの搭載 2ポート必須 1ポート必須
IEEE1394の搭載 推奨
ISAスロット/
デバイスの搭載
不許可
キーボード
ポインティング・デバイス
USBを推奨
外部パラレル・デバイス
接続インタフェース
USBを推奨
外部シリアル・デバイス
接続インタフェース
USBまたはCardBus
推奨
ワイヤレス機能 推奨(IrDA準拠の
赤外線ポートなど)
オーディオ機能 推奨
通信デバイス モデム必須 ネットワーク
カード必須
モデム必須
ディスプレイ解像度 1024×768ドット、
6万5000色以上
800×600ドット、
6万5000色以上
NTSCもしくは
PALでの画像出力
推奨
DVDの搭載と
MPEG2の再生
推奨
グラフィクス・アダプタの
接続バス
AGP推奨
(×2モード)
AGP推奨
(×1モードでも可)
3次元描画の
アクセラレーション
必須 推奨
ビデオ入力とキャプチャ 推奨
大容量フロッピの搭載 推奨
デバイス・ベイ 推奨