情報用語辞典(O - 3 )
OLA Open Library Architecture。 設計環境の整備促進を支援する米国の非営利法人Silicon Integration Initiative社が推進する回路ライブラリの標準化プロジェクト。
OLAP Online Analytical Processing。 エンドユーザーデータ分析要求を即座に処理する技術の総称。 オーラップと呼ぶ。 データベースを様々な形で検索・集計するなど、問題点や解決策を発見するために分析する処理のこと。 これを利用した典型的な例として意思決定支援システムがある。 多次元のデータベースを用い、利用者はデータベースの物理的な構造を知る必要がないのが基本。
OLC online computer。 オンライン・コンピュータ
OLCP On-line Complex Processing。 オンライン複合処理。
OLE Object Linking and Embedding。 米Microsoft社が提唱していたWindowsアプリケーション間のデータ連携機構。 あるアプリケーションで作成したデータを他のアプリケーションに埋め込める。 DDEの機能を拡張した機能で、初版のOLE1.0では、DDEで実現できなかったデータの埋め込み(エンベッド)が可能になっている。 OLEから、COMと呼ぶオブジェクト間の通信方式を採用したOLE2になり、現在のActiveXに至る。
OLE
オートメーション
OLE2の機能の一つ。 VBAなどのスクリプトを使ってアプリケーションを制御する際に核となる技術で、アプリケーションやオブジェクトが備えるメソッドやプロパティを他のアプリケーションから参照できるようにする。 この機能を使えば、別のソフトウェアや部品に処理を依頼して特定の作業を自動化できる。
OLE DB 米Microsoft社が策定したWindows標準の汎用データ・アクセス・インタフェース。 SQL系のデータベースだけでなく、表計算ソフトのデータなども扱える。 ファイル、スプレッドシート、データベース、ディレクトリ、パブリック・フォルダなど、様々なデータを表として捉え、同一手法でアクセスできるのが特徴。 実際のアクセス手法は、ソフト・ハウス各社がOLE DBプロバイダを開発することで実装する。
OLED Organic Light-Emitting Diode。 有機発光ダイオード。 発光層に蒸着された有機金属染料でRGBの発色が行われている。 オーレッドと呼ぶ。
OLEDディスプレイ OLED Display。 OLEDを使用したディスプレイLCDに比較して、自己発光のためバックライトが不要、全方位発光のため視野角が広い、応答速度が速い等の利点がある。
OLE DB
プロバイダ
データベースやスプレッドシート、メール、ディレクトリなど、異なるメディアごとに用意されるアクセス・プログラム。 米Microsoft社データ・アクセス手法を統一するために策定したOLEDBインタフェースに準拠して作成する。
OLERT online executive for real time。 実時間オンライン実行。
OLE2 Windowsアプリケーション間の連携機構。 DDEをベースにしたOLE1.0から、COMをベースにしたオブジェクト間通信機構に変わった。 埋め込み先編集(inplace activation)、OLEオートメーションなどを使える。 Windows95/WindowsNT3.5以降はOSの標準機能になった。
OLGA organic land grid array。 LSIのパッケージ形態の一つ。 米Intel社の1GHzマイクロプロセッサに採用されている。 4層構造で、信号配線にはCu使用。 パッケージの寸法、27.2mm×31.0mmで、厚さ1.0mm。 ハンダ・バンプ間隔237μm。 コア基板の厚さ800μmで、ビルド・アップ層の厚さは33μm。
OLM online monitor。 オンライン・モニタ。
OLPARS online pattern analysis and recognition system。 オンラインパターン解析・認識システム。
OLPS online programming system。 オンライン・プログラミング・システム。
OLRT online real time。 オンライン・リアルタイム。
OLT Optical Line Terminal。 光終端装置。 NTT地域会社の加入者収容局に設置される、光アクセス回線を収容する装置。
OLTP On-line Transaction Processing。 オンライン・トランザクション処理。 オンラインシステムにおいて、発生したデータが即座に処理される形態。
OMA Object Management Architecture。 分散オブジェクト環境に関する基本アーキテクチャ。
OMA Open Mobile Alliance。 携帯電話向けサービスの共通仕様を検討している団体。 オーマと呼ぶ。
OMA Optical Modulation Amplitude。 光搬送波の変調度。
OMAP Open Multimedia Application Platform。 米Texas Instruments社が提供する、携帯電話機などに向けたソリューション。 オーマップと呼ぶ。
OMAP3 2006年2月15日、米TI社が発表した、携帯電話向けアプリケーションプロセッサ。 65nm製造プロセスを使用し、CPU コアにはARM Cortex-A8を採用。 オーマップスリーと呼ぶ。
OME Open Messaging Environment。 米Novell社が開発したオープンメッセージングシステム。
OMG Object Management Group。 米国のオブジェクト技術標準化団体。 分散オブジェクト基盤CORBAを策定している。 コンピュータ業界の主要企業を含めた200社以上が参加している。
OMJ Optical Mini Jack。 MD機器等に使用されている、プラスチック光ファイバを介した光デジタル信号の入出力が可能な、ミニジャック形式のコネクタ。
OMP Osaka Media Port。
OMPAC Over Molded Pad Array Carrier。 BGAの別称。 オムパックと呼ぶ。
OMR optical mark reader。 光学式マーク読取装置。
OMS orbital maneuvering system。 衛星軌道操作システム。
OMT Object Modeling Technique。 オブジェクト指向設計技術。
OMT法 オブジェクト指向分析/設計方法論の一つ。 米Rational Software社のJames Rumbaugh氏が考案した。
OMWF Open MPEG Windows Forum。 パソコンMPEGデータを扱うためのAPIやビデオCDのほか、インターネットに適したMPEGデータなどに関する標準仕様を策定する業界団体。
ONA Open Network Architecture。
ONC Open Network Computing。 サン・マイクロシステムズ社が提唱する分散コンピューティング環境。
OneNote 2002年11月20日、米Microsoft社が発表した、メモ取り専用ツール。 Officeファミリーの一つ。
ONFAST Optical Near Field Aperture Storage Technique。 米Lucent Technologies社のBell Laboratoriesが開発したニア・フィールド記録方式。 オンファストと呼ぶ。
online コンピュータが別のコンピュータとネットワークを介して接続された状態のこと。 これに対して、接続していない状態をオフライン(offline)という。 ネットワークを利用して行う作業や操作の接頭語として使う。 例えば、パソコン通信サービスやインターネットを利用してダウンロードしたプログラムのことをオンラインソフトといい、ネットワークを利用して行う対戦ゲームなどをオンラインゲームという。
OnNow パソコンが家電のように使えるようにするための電力管理機能。 スリープ・モードから5秒以内での復帰、モデム着信によるスリープ・モードからの復帰などができる。 米Microsoft社Windows98WindowsNT5.0などで採用する。 常時電源がオンになっている状態でも熱や騒音が発生しないようにきめ細かい電力消費の制御が行えるように工夫されている。 このほか、スリープ状態での周辺機器の脱着を可能にする「Plug & Play機能」や「WDM」と呼ばれるデバイスドライバなど、複数の技術によってOnNowは実現される。
ONP Open Network Provision。 EU委員会が1987年にまとめた欧州版ONA計画。
ONS Object Name Service。 無線タグなどに入っている製品コードを入力すると、その製品の詳細情報が格納されているサーバIPアドレスを返す仕組み。
ONT Optical Network Terminal。 光加入者システムにおける加入者宅内の終端装置。 ONUとも呼ぶ。
ONTC Optical Network Technology Consortium。 米Bell Communications Researchなど九つの企業や大学からなるコンソーシアム。
ONU Optical Network Unit。 光アクセス装置。 光加入者系システムを加入者宅内に引き込む伝送装置。
Onyx 米Polaroid社が2001年5月31日に発表した、新たなデジタル印刷技術の一つ。 1枚の感熱印刷シートを用い、同時発表したOpalよりコストが低い。
OOA Object-Oriented Analysis。 オブジェクト指向分析。
OOAD Object-Oriented Analysis and Design。 オブジェクト指向システム開発方法論。
OOB Out-of-band。 ケーブルテレビ用の制御用データ・チャネル。
OOD Object-Oriented Desing。 オブジェクト指向設計。
OODB Object-Oriented DataBase。 オブジェクト指向データベース
OOP Object-Oriented Programming。 オブジェクト指向プログラミング。
OOPS Object-Oriented Programming System。 オブジェクト指向プログラミング。
OOPSLA Object-Oriented Programming,Systems,Languages,and Application。 オブジェクト指向技術の国際会議。 ウープスラと呼ぶ。
OO4O Oracle Objects for OLE。 OracleデータベースCOMインタフェースを使ってアクセスするためのモジュール。
OPA Online Privacy Alliance。 米国の民間企業や業界団体など約50社が設立した、インターネットのプライバシー保護に向けた組織。
Opal 米Polaroid社が2001年5月31日に発表した、新たなデジタル印刷技術の一つ。 2枚の感熱印刷シートを利用したもの。
OPC Optical Proximity Correction。 光近接効果補正。 半導体のマスクレイアウトの補正技術の一つ。
OPC Optimum Power Control。 光ディスク装置において記録膜の感度や半導体レーザごとの波長バラツキによる記録状態の違いを補正するためにレーザの光出力を調整すること。
OPEC Organization of Petroleum Exporting Countries。 石油輸出国機構。 オペックと呼ぶ。
OPEC Organization of Pacific Economic Cooperation。 太平洋地域経済協力機構。
OPEF Open Physical Exchange Format。 回路ライブラリのマスク・レベルのデータ記述形式を標準化するための組織。
Open cBank イーシー・ワンが提供する、EJBに準拠した企業システム向けコンポーネント(ソフトウエア部品)の流通を目的としたサービス。 全てのコンポーネントは、cFramework上で実行される。
OpenCV ロシアのIntel研究所が開発しているソフトライブラリ。 オープン・ソースで、著作権使用料なしに利用できる。 特に、2001年12月11日に発表された、Version 2.1では、コンピュータが2台のカメラを駆使して、人間の視覚と同様に物体認識、距離認知を行うソフトをサポート。
OpenDSL 2000年8月7日、米3Com社、米Cisco Systems社、米Intel社など25社が設立した、ADSL モデムの相互接続性確保を目的とした業界団体。
OpenEDA 2000年6月、米Si2社が立ち上げたWWWサイトEDAツールやデータ・モデルのソース・コードをオープン・ソース方式で提供することを目的とする。
Open
Firmware
IEEE(米国電気電子技術者協会)が策定したブート・ソフトの規格。 マシンのブート・ソフトと拡張ボードなどのROMがこの仕様に従えば、デバイス・ドライバの自動ロードなどが可能になる。
OpenGL グラフィクスライブラリの1つ。 グラフィクスアクセラレータを駆動するためのコマンドセットを適宜している。 米Silicon Graphics社のGWS用グラフィクスライブラリであるGLから発展した。 GLがウィンドウやマウスの制御を含めたグラフィクスライブラリであったのに対し、OpenGLではウィンドウをシステム依存部分として排除し、その機能をレンダリング部分に特化した。 しかし実際には表示媒体としてのウィンドウが不可欠であるため、OpenGLプログラムにはGLXやWGLといったシステム依存のライブラリを使用する必要がある。 現在では、OpenGLの動作環境として米Silicon Graphics社のGWSの他に、Windows95/NTMacintoshJavaなど、 多くのプラットフォームで利用できる。 OpenGLのターゲットとしては、CAD/CAMシステム、3DCGツールなど、商用ソフトウェアが中心である。 米Microsoft社は米Silicon Graphics社からライセンスを受け、WindowsNTに搭載した。
OpenHCI Open Host Controller Interface。 USBコントローラLSIのレジスタ・セットを規定した標準仕様
OpenMG 1999年11月にソニーが発表した音楽著作権保護技術。 音楽を暗号化してパソコンに記録するが、再生はそのパソコンだけで可能となり、不正コピーが防止できる。
OpenMG X 2002年8月7日、ソニーが発表した、著作権管理・配信技術。 OpenMGの拡張版。
OpenMORE 米Synopsys社と米Mentor Graphics社が共同開発したIPコア評価基準。
OpenPGP IETFが標準化(RFC2440)している、PGPをベースとする電子メール暗号技術規格。
OpenPGP
Alliance
2001年5月29日に設立された、OpenPGPの業界団体。 OpenPGPを用いた電子メールシステムの相互運用性を確保することが主目的。
OpenPLANET 1996年に四国電力が開発した家庭内ネットワーク・システム。 家庭内の電気機器をネットワーク経由で操作するアーキテクチャ。 1999年7月から、高知県内にて、全国の電力会社が参加し、IPA(情報処理振興事業協会)が進めるプロジェクトとして、実証実験が行われている。
Open Source
Development
Lab
米HP社米Intel社米IBM社NECが、2000年8月30日に発表した、大規模システム向けLinux開発を目的に共同で設立する、各社から独立した非営利の研究所。 2001年1月24日、米Oregon州Portlandでの開設が発表された。
OPENSTEP 旧NeXT Software社のオブジェクト指向 OS。 NeXTマシン向けに開発されたNEXTSTEPからハードウェア依存性を除いたもの。
OpenTV 米OpenTV社が開発したディジタル放送受信機向けミドルウェア。 OpenTV社は、蘭Myriad International Holdings(MIH)社と米Sun Microsystems社の共同出資会社。
OpenVoB Open Voice over Broadband。 2000年8月に設立された、異なる広帯域ネットワーク・プラットフォームにおける音声通信の普及促進を目的とする業界団体。 但し、新仕様の策定や標準化等は行わない。 すでに確立された、あるいは普及されつつある技術を用いて、広帯域音声通信を普及させるための実装モデルを開発する。
Opera ノルウェーOpera Software社(http://www.operasoftware.com/)が開発・販売するWeb ブラウザ。 その特徴は、プログラム容量が非常にコンパクトであること。 ダウンロード時容量1.15MB、インストールサイズ2.4MB。 ハードウェア環境は386SX以上、メモリ6MB以上で快適に動作する。 CSS1、及びCSS2の一部に対応。 SSLやフレーム、プラグイン・ソフトなどに対応し、電子メール送受信機能も備える。 現在のところ、対応プラットフォームは、Windows3.1/95/98、及び、WindowsNT3.5/4.0、及び、OS/2。 但し、日本語版は、開発中。
OPI Open Prepress Interface。 PostScript環境と非PostScript環境を結びつける技術。
Op i.LINK ソニーとシャープが取り纏めたプラスチック光ファイバ(POF)を使用したIEEE1394仕様の仮称。 ミニジャック型コネクタを使用した携帯型機器対応。 符号化方式には8B/10B、伝送方式には全二重通信を採用。 データ伝送速度は最大100Mbps、データ伝送距離は最大10m。
2001年10月1日、仕様 ver.2.0を発表。 伝送速度200Mbps/400Mbpsに対応。
Opodo 欧州の大手航空会社9社が共同設立したネット旅行会社。(http://www.opodo.com/) オポドと呼ぶ。 設立参加は、エール・リングス(Aer Lingus)、エールフランス(Air France)、アリタリア(Alitalia)、オーストリア航空(Austrian Airlines)、英国航空(British Airways)、フィンエアー(Finnair)、イベリア(Iberia)、KLM、ルフトハンザ(Lufthansa)。 Amadeusシステムを採用。
OPS Open Profile Standard。 W3Cで標準化が進められているユーザーの個人属性に関するフォーマット及び交換方法。 OPSを利用する場合、まずユーザーのパソコンなどに、氏名、性別、年齢、住所、好みなどを格納しておく。 WWWサーバにアクセスしてユーザーの属性情報を送る必要が生じた時、パソコンに保存されているOPS情報を転送すればいちいち入力する手間が省ける。 例えば、Webサイトにユーザー登録をする場合、あるいはWebサイトがユーザーの属性に合わせて、異なるサービスを提供する場合などに有効である。 以前から利用されているCookieと似ているが、Cookieに含まれる情報はWebサイトの名称と識別用文字列くらいである。 個人属性情報はユーザーがそのサイトを訪ねた時に入力して、Web側でその属性情報と識別用文字列を対応させて管理している。 このためユーザーはWebサイトごとに氏名や住所を入力しなければならない。 W3Cではプライバシの観点から、P3P(Platform for Privacy Preferences)プロジェクトとしてOPS情報の取り扱いについても議論を進めている。
[ OPSとCookieの比較 ](参考文献:日経インターネットテクノロジー 1997年8月号)
項目 OPS Cookie
情報の内容構成 氏名、住所などのプロフィールの構造が規定 ドメイン名や有効期限など、数項目のみ
情報の転送先 アクセスしているページ本体を提供するサーバのみ アクセスしているページからリンクを張るサーバも可能
転送先による
転送情報の区別
あり(転送先に該当する情報のみ転送) なし(転送先を問わずに全ての情報を転送)
セキュリティ 認証/暗号化を推奨 任意
プライバシ ポリシーが規定されており、ユーザーの承認なしに情報を渡さない 任意
Opteron 米AMD社が開発したサーバ向け64bit デュアルコアプロセッサ。 開発コード名はSledgeHammer。 オプティオンと呼ぶ。
2003年9月10日、モデル846とモデル146を発表。
2003年11月17日、モデル148/248/848を発表。 動作周波数2.2GHz。 2次キャッシュ1MB。 8XXは8ウェイサーバ向け、2XXは4ウェイサーバ、1XXはワンウェイサーバ向け。
2004年2月17日、TDPが55WのHE(High Efficient)3種(846/246/146、実クロック2GHz)と30WのEE(Energy Efficient)3種(840/240/140、実クロック1.4GHz)の低電圧版を発表。
2004年5月18日、モデル150/250/850(実クロック2.4GHz)を発表。 2次キャッシュは1MB。
2005年9月26日、モデル180/280/880を発表。
2006年3月6日、モデル185/285/885を発表。 クロック周波数は2.6GHz。
2006年4月11日、モデル256/856(実クロック周波数3GHz)を発表。 シングルコア・ロードマップの最終製品。
OPTIMA Optically Interconnected Distributed Multi-stage Tb/s ATM Switching Network Architecture。 NTTが開発した、Tビット/秒を目指す高速ATMスイッチ・アーキテクチャ。 オプティマと呼ぶ。
Optionキー Macintoshで、他のキーとの組み合わせにより欧文の特殊な記号を入力するキー。 アプリケーションによっては、特別な機能を持たせることもある。