情報用語辞典(M - 6 )
MO Magneto-Optical disk。 光磁気ディスク。 磁性体の表面で反射するレーザー光の偏向角度が、反射面の磁気の向きによって異なるという物理現象を利用した外部記憶装置データの書込みは、強いレーザー光を照射しながら、磁気ヘッドで磁界を変化させて行う。 読出しは、弱いレーザー光を照射して、光ヘッドで偏向角度を検出して行う。 従来のMOでは、データの書込みの前に一度データを消去する必要があったため書込みに時間がかかるが、最近では消去すること無しに直接データを書込めるダイレクトオーバーライト方式採用の製品も登場して来ている。 記憶容量は、230MBが主流だが、640MBを超えるMOも登場して来ている。
MO mail order。 通信による注文、通信販売。
Mobile CMADS Mobile Current Mode Advanced Differential Signaling。 NECエレクトロニクスが開発した、携帯電話機向けのシリアル・インタフェース仕様。
Mobile Duron 2001年1月15日、米AMD社が発売開始したノートパソコン向けのDuron プロセサ。 700MHz版、600MHz版を発表。 CPUコアはDuronと同じ。 FSB 200MHz。 合計192kBのオンチップ・キャッシュ(1次キャッシュ128kB、2次キャッシュ64kB)内蔵。 0.18μmプロセス使用。 2001年5月14日、800MHz、850MHz版を発表。
2001年8月20日、900MHz版を発表。 PowerNow!を採用。
2001年11月12日、950MHz版を発表。
2001年12月17日、1GHz版発表。
2002年1月30日、1.2GHz/1.1GHz版発表。
MoCA Multimedia over Coax Alliance。 家庭内の高速ネットワークをテレビ用の同軸ケーブルで実現する仕様を検討する団体。
MOCS Mobile Operation Control Systems。 車両運行管理システム。
MOCVD Metal Organic Chemical Vapor Deposition。 有機金属化学的気相成長法。
MOD Microsoft Official Dealer。 米Microsoft社の公認販売店。
MODチップ MODは、Modification / Modifyの略。 ゲーム機のメインボードに取り付け、不正コピーしたソフトを実行させるためのIC。 ゲーム機の不正コピーチェック機構を無効にするもの。
MODEM MOdulator and DEModulator。 変復調装置。 モデムと呼ぶ。
MODS Multiplexed Optical Data Storage。 多重光学データストレージ。 2004年9月27日、英London大学Imperial Collegeが発表した、大容量光ディスク技術。 DVDサイズの両面各2層、1層の最大記憶容量250GB、ディスク1枚に最大1TB(=1000GB)を記録する。 データ記録のピットを非対称化し、内部に332通りの角度をつけて記録データ量を増やすというもの。
Modular
Storage
Server
2000年8月31日に、米IBM社が発表した、RAID装置の名称。 米Compaq Computer社との共同開発。 x86UNIXAlpha サーバに対応。 1ドライブ(18GB)から72ドライブ(4TB以上)まで拡張可能。 回転速度1万rpmまたは1万5000rpmのHDDを搭載する。
MOESI Modified,Own,Exclusive,Shared,Invalid。 マルチプロセッサのシステムでキャッシュのコヒーレンシを維持するプロトコルの一種。
MOF Micro-Op Fusion。 2002年9月10日、米Intel社が発表した、プロセッサ処理技術。 同時にいくつかの処理が実行可能な場合、1つの処理にまとめて処理するもの。 Baniasで採用する。
MOLAP Multi-dimensional Online Analytical Processing。 多次元データベースエンドユーザーが直接操作して、問題点や解決策を分析するアプリケーションの概念。 エムオーラップと呼ぶ。
MOLELEX molecular electronics。 分子電子工学。
MOM Message Oriented Middleware。 メッセージ指向ミドルウェア。
MOM 2000 Microsoft Operations Manager 2000。 2001年7月18日、米Microsoft社が発売開始した、サーバ管理ソフトウエア
Monahas 米Intel社が開発中の携帯機器向けの次世代アプリケーションプロセッサの開発コード。
Mondex 米MasterCard International社などが提唱するICカード型電子マネーの方式の一つ。 1999年10月29日、Mondexの普及を目指す日本モンデックス推進協議会が発足。 MasterCard International社、三和銀行、ジェーシービー(JCB)、大日本印刷、日商岩井、日立製作所松下電器産業の7社の代表幹事会社を含め、130の企業・団体が参加。 協議会は、日本に取引慣行に合うようにMondexの規格を見直し、早期の実用化を目指す。
Mono 2001年7月9日にFSFが発表した新プロジェクトの一つ。 GNU/LinuxOSC#プログラムを動作させるオープンソース.NET プラットフォームを開発する。 開発は米Ximian社(クシミアンと呼ぶ)が中心となって進める。 (同社のCTOは、GNOMEの開発者Miguel de Icaza氏)
MONOS Metal Oxide Nitride Oxide Silicon。 フラッシュ EEPROMの電荷蓄積部を従来の浮遊ゲートから窒化膜に変更した構造。 モノスと呼ぶ。
Montara-GM 米Intel社が開発したグラフィックス統合型チップセットの開発コード名。 DDR-266をサポート。 Intel 855GM。 DDR-333をサポートしたIntel 855GMEが後に追加。 FSBは400MHz。 モンタラジーエムと呼ぶ。
Montecito 米Intel社が開発中のItanium2の後継プロセッサの開発コード。 2004年登場予定。
2003年1月15日、2005年の出荷予定を発表。 0.09μmプロセス使用。 デュアルコア搭載。 24MBのキャッシュメモリを搭載。
Monterey 1998年10月に開始された、米IBM社米Intel社、米Santa Cruz Operations社、米Sequent Computer Systems社(その後IBM社が買収)による共同プロジェクト。 IA-64上で動作するUNIXの開発を行っている。 モンテレーと呼ぶ。
Monty 米Sun Microsystems社が開発中の、Java VM高速化技術のコード名。 モンティと呼ぶ。
MOOD Methodology for Object Oriented Design。 米IBM社のClive Gee氏が考案したオブジェクト指向設計方法論。 ムードと呼ぶ。
Mooreの
法則
米Intel社の設立者の一人、現会長のDr.Gordon Mooreが1965年に提唱した、マイクロプロセッサに集積するトランジスタ数は年率約40%、つまり2年で2倍になって行く、という経験則。 現在では、CPU性能が約18ヶ月で倍増すると解釈されている。
MoO3 molybdenum oxide/molybdenum trioxide。 酸化モリブデン。 半導体の一種。 バンドギャップが3.45〜3.83eVと広いことが特徴(Siの3倍以上)。 また、製造技術的な特徴としては、一般のSi基板上に、MoO3の単結晶を700℃と比較的低温で形成でき、低コストであること。
MOPASS Mobile Passport。 メモリカードICカード機能を一体化したカード。 メモリカードの上位互換。
mopera NTTドコモが提供するインターネット接続サービス。 モペラと呼ぶ。
MOPS Million Operations Per Second。 1秒間に実行できるオペレーションの数。 DSPなどの性能指標に用いられる。 モップスと呼ぶ。
MOPy Multiple Original Prints。 ネットワークで受信したデータプリンター側に蓄積して必要な枚数をそのままコピーする機能。
Morgan 米AMD社の0.18μmCMOSプロセス版の次世代Duronの開発コード名。 モルガンと呼ぶ。
MORIS Magneto-Optical Recording International Symposium。 光磁気記録技術に関する国際会議。 モーリスと呼ぶ。
Morph 村田製作所が開発した、人型ロボット。 身長約34cm。 モルフと呼ぶ。 Bluetoothを搭載、遠隔操作可。
MOS Metal Oxide Semiconductor。 金属酸化膜半導体。 モスと呼ぶ。
MOS Mean Opinion Score。 平均評点。
MOS型固体
撮像素子
面上に並べたフォトダイオード(画素)で光電変換して得た電荷をMOS FETを使ってスイッチング回路で1画素ずつ選択して読み出す撮像素子。 スイッチで縦と横の信号線をそれぞれ1本ずつ選択することで画素を特定する。 これを全画素に対して順次繰り返し、1画面分の電荷を読み出す。 現在製品化されているのはほとんどがCMOS型である。
Mosaic 世界最初のGUIによるWeb ブラウザ。 モザイクと呼ぶ。 1993年、イリノイ大学NCSAが発表。 開発者のMarc Andreessen氏は、Mosaic Communications社(現Netscape Communications社、AOLに買収)を設立し、Netscape Navigatorを開発、無償配布し、インターネットの爆発的普及に貢献した。
MOS FET Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor。 金属酸化膜半導体で作った電界効果型トランジスタ。
MOSS MIME Object Security Service。 PEMに準拠し、MIMEに対応したフォーマット。 RFC標準だが、普及には至っていない。
MOST Media Oriented Systems Transport。 欧州自動車業界で標準になりつつある情報系車内LANインタフェース規格。 IDB-Mの有力候補の一つ。 プラスチック光ファイバを使い、データ伝送速度24.5Mbps。(2001年に実用化予定。) MOST Cooperationが2000年6月16日に示したロードマップでは、48Mbps規格も策定中で2004年までに実用化。 150Mbpsを2001年に策定、2005年実用化。 400Mbpsを2006年策定予定。
MOST
Cooperation
欧州の自動車メーカを中心に結成された車内LAN標準化団体。 MOSTを推進している。
MOT Management Of Technology。 技術経営、または技術に関連する知識に基づく企業経営。
Motif OSFで開発されたGUIコンピュータシステムを使用するユーザーの操作性を統一するために、画面の表示から、入力に対する応答まで規格化されている。 アプリケーション作成者に提供される部品は、多機能で通常の画面操作に関するものはほとんど含まれている。 但し、CADや画像処理などの特別に高度で詳細なものに関しては、下の階層のXウィンドウや専用のグラフィクスライブラリを用いる。
Motion-
JPEG
JPEGを動画に応用した圧縮方式。 動画の各フレーム画像をJPEG圧縮するため、MPEGより圧縮率は低いが、フレームが静止画像として存在するため、編集がし易い。
MotionViewer ソニーが開発した、2001年7月開始の動画配信サービス用ビューワJavaアプレットを使用し、コンテンツと同時に配信する。 プログラム・サイズは20k〜30kB。 MPEG4をベースとする符号化方式。
Motorola Motorola, Inc.。 1928年、Paul V.Galvin氏が、米Illinois州Chicagoに設立した半導体会社。(設立当時は、Galvin Manufacturing Corporation) 680x0シリーズのマイクロプロセッサや、PowerPCが有名。
MoU Memorandom of Understanding。 覚書。
Mount Rainier Mt. Rainierとも表記する。 米Compaq Computer社米Microsoft社、蘭Royal Philips Electronics社、ソニーの4社が主導する標準化グループが策定した、CD-RWフロッピーディスクと同じ使い勝手で取り扱うための仕様。
MOUSE minimum (mimimal) orbital unmanned satellite of the earth。 小型情報収集衛星。
MOVE 英ARM社が開発した、MPEG4等の動画データの符号化・復号化の高速化技術。 ARM アーキテクチャCPU コア向けに最適化したソフトウェアと、符号化用のコプロセッサから成る。
MOVPE Metal Organic Vapor-Phase Epitaxy。 有機金属気相成長法。
Mozilla 元々は、米Netscape社のブラウザNetscape Navigatorの開発コード名。 現在は、Mozilla Organization(http://www.mozilla.org/)が開発拠点となったオープンソースのブラウザ・ソフト