情報用語辞典(C - 8 )
CON Console。 コンソール。 MS-DOSWindowsでは画面(出力)及びキーボード(入力)を表す。
CONAD Continental Air Defense。 米本土防空軍。
CONFIG.SYS DOS及びOS/2のシステム設定ファイル。 ルートディレクトリに置かれる。 デバイスドライバのロードや、起動時設定の変更等を行う。
Conroe 米Intel社が開発中の、デスクトップ向けデュアルコア プロセッサの開発コード。 Preslerの後継。
ContactXML 2001年12月12日、イー・ブリッジ、インフォテリア、クレオの3社が発表した、コンタクト情報を記述、交換するためのXML仕様。 コンタクト情報とは、主にビジネスで必要な連絡先情報(人名、住所、所属組織、電話番号、メールアドレスなど)のこと。
ContentGuard 2000年4月に、米Xerox社と米Microsoft社が共同設立した、著作権保護技術普及を行う会社。 XrMLをコアとする。
Control Data Control Data Systems, Inc.。 1957年に設立された、米国のコンピュータ会社。 本社はMinnesota州Arden Hills。 初代社長はBill Norris氏。
CONV converterの略。 変換器。 コンバータ。
COO Chief Operating Officer。 最高執行責任者。 社長。
Cookie WWWサーバWWW ブラウザに送り込む識別情報。 本来WWWサーバへのリクエストは1回ごとに切断されるため、WWWサーバ側では複数のページへのアクセスを連続したものとして把握することができない。 複数のリクエストを関連付けるための技術がCookieである。 WWWページの利用者別のカスタマイズや、セッション管理などに用いる。 Netscape Navigatorが最初に実装した。 WWWブラウザがWWWサーバにアクセスした際に、毎回異なる(一意性のある)文字列をサーバが送り返す。 この文字列をCookieという。 ブラウザは受け取ったCookieを、以後そのサーバに対するリクエストに含める。 サーバ側では発行したCookieを保存しておき、リクエストと照合して、ブラウザを識別する。 Cookieにセッションを対応付けることで、ほかのブラウザから干渉を受けずに処理を行える。
[Cookieの仕様] (参考文献:日経インターネットテクノロジー 1998年4月号)
レスポンス・ヘッダー (WWWサーバ → WWWブラウザ)
フォーマット Set-Cookie: NAME=VALUE; expires=DATE; path=PATH; domain=DOMAIN_NAME; secure
NAME=VALUE Cookieの基本となる唯一不可欠な情報。Cookie名(NAME)とその値(VALUE)を指定する。
expires=DATE Cookieの有効期限。「Sunday,22-MAR-1998 09:30:45 GMT」のように指定する。何も指定していない場合、そのセッションが終了すると消去される。
path=PATH パス。
domain=DOMAIN_NAME Cookieを転送してきたドメイン名。ブラウザでWWWサーバにアクセスするとき、このドメイン名が一致するCookieを送信する。
secure これが指定してあるときは、SSLのようなセキュリティが確保されているチャネル上でのみ転送される。
リクエスト・ヘッダー (WWWブラウザ → WWWサーバ)
フォーマット Cookie:NAME1=STRING1;NAME2=STRING2;・・・
備考
  • 「NAME」と「PATH」が同じ新しいCookieが転送されてきたらブラウザは古いものと置き換える。「NAME」または「PATH」が異なるCookieならば追加していく。
  • ブラウザが備えるべき、Cookieの数や容量の最低限の数値。Cookieの数は300。1 Cookieあるいは「NAME=VALUE」の容量は4096バイト。1つのドメインまたはサーバ当たりのCookieの数は20。
COP Coefficient of Performance。 エネルギー消費効率。
COPA Child Online Protect Act。 米児童オンライン保護法。 1998年10月にインターネット上の児童ポルノの規制を目的に制定された法律。 「未成年(17歳以下)にとって有害な情報」を芸術性を含まない性的な表現とし、そうした情報を営利目的で未成年に閲覧させた者には5万ドル以上の罰金と6ヵ月以内の懲役を科す、というもの。 2003年3月6日、米連邦控訴裁にて、言論の自由を侵害するとして、違憲判決。 1999年にも違憲判決が出たが、2002年連邦最高裁にて差し戻しされていた。
COPANT Council of the Pan American Standards Commission。 汎アメリカン規格委員会の評議会。 汎アメリカン標準化委員会。
COPEE Council on Office Products Energy Efficiency。 コンピュータや事務機器の電力消費テストを標準化する委員会。 コピーと呼ぶ。
Coppermine 1999年10月に米Intel社が出荷開始したPentiumV プロセサ最上位CPUの開発コード名。 カッパーマインと呼ぶ。 Katmaiの上位プロセサ。 FSBはFSB 100MHz対応として、500E、550E、600E、650、700MHz品が、133MHz対応として、533EB、600EB、667、733MHzがシリーズ化される予定。 「E」は、プロセサ・コアがCoppermineであることを、「B」は、FSB 133MHz対応であることを示す。 650MHz以上は混同の恐れがないため記号を省略する。 0.18μmルールのCMOSプロセスで製造、2810万個のトランジスタを集積する。 CPUと同じ周波数で動作する256kBの2次キャッシュを同じシリコンチップ上に搭載。 CPUと2次キャッシュ間のデータ・バス幅は288bit(うち32bitはECC)、2次キャッシュの連想方式は8ウェイ(現行PentiumVは4ウェイ)でヒット率向上を狙う。 1次キャッシュへのバッファも6ライン(現行4ライン)に増加。 Intel社発表のベンチマークは、SPECint_base95で29(現行26)、SPECfp_base95で25(現行21)。(600MHz動作時、外部バス133MHz) パッケージも変わる。 チップセット820
COPS Common Open Policy Service protocol。 ポリシー・サーバからネットワーク機器に対してポリシー情報を配布する際に使われるプロトコルIETFにて標準化作業が行われており、1999年4月の時点では、Internet Draftだが、すでに製品への実装が始まっている。 ネットワーク機器側には、ポリシーとして設定できる項目をまとめた情報ベース(PIB)を実装する必要がある。
COPS Common Operations。 2001年10月9日、米Lucent Technologies社ベル研究所が発表した、携帯電話用ソフトウェア言語CDMAGSMなど各種規格に対応しており、国際ローミングが可能。
COPUOS Committee on the Peaceful Uses of Outer Space。 宇宙空間平和利用委員会。
CORBA Common Object Request Broker Architecture。 オブジェクト指向技術の標準化団体である米OMG(Object Management Group)が策定した分散オブジェクト技術の共通仕様。 クライアント−サーバ型で、ネットワークに接続した別のコンピュータで操作するオブジェクトに対し、処理を依頼する規約をまとめたもの。 分散システム環境でオブジェクト同士がメッセージを交換するための共通仕様。 オブジェクト同士がメッセージ交換するための基盤ソフトウェア、またはそのフレームワークをORBと呼び、CORBAでは、(1)ORBの基本構造にかかわるインタフェース、(2)各種プログラミング言語からORBを利用するための規定、(3)実装の異なるORB間で相互運用を補償するための規定、の3つを定めている。 コルバまたはコーバと呼ぶ。
CORE Council of Registrars。 ドメイン名の登録業者(レジストラ)評議会。(http://www.gtld-mou.org/)。 主要なインターネット関係団体/組織に支援されており、CORE-MoU(Memorandum of Understanding)という覚書に基づいて登録業者として認定された各国企業で組織されている。 InterNICとは独立した新ドメイン登録/管理サービスgTLD(Generic Top Level Domain)を運用している。
Core Hopping 演算処理を、あるプロセッサコアから、他のプロセッサコアへ飛び移らせること。(並列処理ではない) 間欠処理により発熱の集中を抑え、全体的に処理性能を向上させる。
Corona 米Microsoft社が開発中の、Windowsの次世代マルチメディア技術。 コロナと呼ぶ。 2002年中にリリース予定。
Cortex-M3 2004年10月19日、英ARM社が発表した、組み込み用新プロセッサ。 最大1.2DMIPS/MHz。
COS Chip on Suspension。 ハードディスク装置において、磁気ヘッドを支える薄い板バネ(Suspension)の上に、プリアンプと呼ばれる記録再生を行うICチップを搭載する実装技術。 チップの大きさは、およそ1mm角前後。 実装技術とともにプリアンプのアーキテクチャも変わる。 現状のプリアンプはマルチチャネル型(2〜12チャネル)で、ハードディスク装置の持つ複数の磁気ヘッドの処理を1個あるいは2個で処理しているが、COSになると1個のプリアンプが1個の磁気ヘッドの記録再生処理を行うことになる。 COSの目的は処理信号帯域の向上にある。 現状の実装技術では磁気ヘッドとプリアンプの距離が長く(といっても30mm程度だが)、信号伝送に支障をきたす。 COSでは、その距離を数mm以下にすることができる。 近い将来、1Gbpsレベルのデータ転送速度から採用される見込みである。
COS Corporation for Open Systems International。 1986年に設立された、オープンネットワーク関連の非営利研究開発組織。
CoS Class of Cervice。 通信品質の保証、帯域確保などQoSを実現する技術の一つ。 米Cisco Systems社の独自方式。
COSATC Commission on Scientific and Technical Communication。 科学技術情報委員会。
COSBA Computer Services Bureau Association。 コンピュータ業務局協会。
COSDES Committee on Software Development Estimation System。 ソフトウェア開発見積システム技術委員会。 コスデスと呼ぶ。
COSE Common Open Software Environment。 UNIXの共通デスクトップ環境やネットワークAPIを策定するプロジェクト。 コージーと呼ぶ。
COSI Committee on Scientific Information。 科学情報委員会。
COSMETS Computer System Meteorological Service。 気象庁の気象資料総合処理システム。
COSMIC Computer Software Management and Information Center。 コンピュータ・ソフトウェア管理・情報センター。
COSPAR Committee on Space Research。 国際宇宙空間研究委員会。 国連科学連合会議の下部機関として、1958年設立。 コスパーと呼ぶ。
COSRIMS Committee on Research in the Mathematical Sciences。 数学科学研究委員会。
COSS Common Object Service Specification。 分散オブジェクト環境における基本サービスの標準仕様。 コスと呼ぶ。
COST European Co-operation in the Field of Scientific and Technical Research。 欧州科学技術研究協力委員会(http://www.belspo.be/cost/)。
COT Customer Owned Tooling。 ASIC ユーザー(=システム設計者)がLSI設計を行うこと。
Covisint connectivity(連結性)、visibility(可視性)、international scope(国際領域)を統合した造語。 米GM社、米Ford Motors社、独DaimlerChrysler社が2000年2月に発表した共同部品購入システムの名称。 コビシントと呼ぶ。 3社合計で年間3000億ドル(約30兆円)に及ぶ部品購入を1本化し,経費削減を狙うもの。 自動車1台当たり約12万円のコスト低減を見込む。 日産自動車と仏ルノーも加入。
COZI communications zone indicator。 通信帯域表示器。