大型コンピュータ | メインフレームともいう。 コンピュータ誕生以来、常に最高度の処理能力を追求してきた種類のコンピュータ。 従来は多数の端末装置が接続され、集中処理型の利用方法が中心であった。 しかし、パソコンやワークステーションの性能向上につれて分散処理化が進んでいるため、大量のトランザクション処理は残るとしても大型コンピュータの用途は変化しつつある。 |
オークション規制法 | 2002年11月20日に成立した、古物営業法改正案。 オークションによる盗品売買防止が目的。 インターネットオークション業者の営業届け出、販売元の身元確認、盗品の疑いがある場合の警察への通報、取り引き記録の保存などを義務付けるもの。 1年以内に施行される。 |
オーサリング | authoring。 文字、静止画、動画、音声などの各種マルチメディアデータを収集、編集、配置し、マルチメディアコンテンツとして構成すること。 |
オーサリングツール | authoring tool。 オーサリングを効率的に行うことをサポートするソフトウェア。 |
オートシッピング | auto shipping。 オートリトラクト参照。 |
オート・ ネゴシエーション | Auto Negotiation。 LANスイッチとクライアント間で通信モードや速度などを自動的に識別する機能。 |
オートパイロット | autopilot。 自動操縦。 通信ソフトなどで、通信時間の短縮、通信費の削減のため、あらかじめ登録された操作手順に従って、ソフトウェアに自動的に操作を実行させること。 |
オートパワーオフ | auto power off。 ある時間パソコンが操作されないと、自動的に電源を切る機能。 バッテリ駆動されるノートパソコンなどで採用されている。 |
オートマトン | automaton。 コンピュータの抽象モデル。 状態遷移部と、記憶部とを組み合わせることによって、単純化した形にモデル化したもの。 |
オートメーション | automation。 Windowsが備える、あるソフトから別のソフトを操作する機構。 ActiveX(COM)技術に基づく。 以前はOLEオートメーションと呼んでいた。 オートメーションを利用することによって、他のソフトが備える機能を、部品として別のソフトから利用できる。 別のソフトを操作する方をオートメーション・クライアントまたはオートメーション・コントローラと呼ぶ。 別のソフトに機能を公開する方をオートメーション・サーバまたはオートメーション・コンポーネントと呼ぶ。 |
オートリトラクト | auto retract。 ハードディスクの電源が切れた時に、自動的に磁気ヘッドを安全な場所(シッピングゾーン)に退避(リトラクト)させる機能。 オートシッピングとも言う。 ちなみに、シッピングゾーンは5インチ以上の大型ディスクでは円盤の外側、最近の3.5インチ以下のハードディスクでは中心部付近のものが多い。 今日のハードディスクはオートリトラクトは標準の機能だが、かつてのPC-9800シリーズ用SASIハードディスクなどでは、電源を落とす前にSTOPキーなどを押して手動でヘッドをリトラクトさせる必要があった。 |
オートリピート | auto repeat。 キーボード上のキーで、一定時間以上押しっぱなしにした時に入力トリガーが自動的に繰り返し発生すること。 通常、パソコンやワークステーションのキーボードのキーはオートリピートされるようになっている。 オートリピートが開始されるまでの時間やリピートの間隔は、ソフトウェア的に変更できるものが多い。 |
オーバークロック | Over Clock。 CPU等の動作周波数を、メーカの保証する定格以上に上げて動作させること。 |
オーバーシュート | over-shoot。 信号が急激に変化した時に、所望の値を一旦行き過ぎて戻ってくる現象。 信号が増加する方向に変化した場合をオーバーシュート、減少する方向に変化した場合をアンダーシュートと呼ぶ。 |
オーバーフロー | overflow。 桁あふれ。 ある演算の結果がその記憶域で表現できる範囲を超えること。 通常エラーとなる。 |
オーバーヘッド |
overhead。
(1)本来の処理を始めるに当たって、その前にかかる作業や時間のこと。 (2)CPUの演算時間以外で処理速度を低下させる要因。 ディスクアクセスにかかる時間やプログラム自体の冗長さなどがある。 オーバーヘッドを減らすことは処理の高速化への鍵となる。 |
オーバーレイ | overlay。 ビデオカードのデジタル出力画像に、NTSCコンポジットビデオ映像やMPEG映像など、アナログの映像をハードウェアによって重ね合わせて表示する機能。 |
オーバロード | overload。 オブジェクト指向言語で同名の関数を複数定義すること。 引数の数やデータ型が異なる同名の関数を定義したい場合に用いる。 C++やSmalltalkは演算子のオーバロードもできる。 |
オープン化 | globalization。 コンピュータに関連するアーキテクチャを公開し標準化していくこと。 メーカは機種依存しない製品を提供し、ユーザーはコストパフォーマンスのよい製品を入手できる。 |
オープン・サイト | open site。 飛来する電磁波が少ない場所に建設する屋外の電磁放射雑音測定設備。 山間部や海岸沿いの平地に設けられている。 |
オープンシステム | open system。 コンピュータに関する技術や規格を標準化して公開する仕組み。 ネットワーク技術など広範囲に影響を与える規格に付いては、他社がその内容を踏まえて汎用性のある技術を開発していく必要がある。 つまり、メーカーや機種が異なるコンピュータでも互換性が保てるようにする目的がある。 これにより、コンピュータのユーザーは、特定のハードウェアやソフトウェアにとらわれることなくシステムを構築できるようになる。 |
オープン・ソース | open source。 ソース・コードを全て無償公開していて再配布自由なソフトウェアのこと。 これまでのフリー・ソフトとほぼ同じ意味である。 有名なオープン・ソースとしては、GNUのソフトウェア群、UNIX互換OS「Linux」、WWW サーバ「Apache」、ブラウザ「Netscape Communicator」、HTML描画エンジン「Gecko」、Javaコンパイラ「Jikes」、メールソフト「Secure Mailer」、などがある。 |
オープン調達 | メーカーが部品や原材料を取引先を限定せずに調達すること。 メーカー側には安価調達、サプライヤ側には新規取引先の開拓等のメリットがある。 (但し、メーカー側にとっては、過去に培ってきたサプライヤとの信頼関係を無に帰す危険もある。) |
オープン トランスポート | Open Transport。 米Apple Computer社が開発したネットワーク通信アーキテクチャ。 これまで弱かったMacintoshのネットワーク機能を向上させるために開発され、ほとんどのネットワーク プロトコルをサポートしている。 業界標準の各種APIが搭載されており、プログラム側がどのネットワークプロトコルを使用しているか知る必要がない。 Power Mac上でもAppleTalkをネイティブコードで稼動できるようになるなど、パフォーマンス性が向上している。 |
オープンプライス | open price。 メーカーが製品に定価を付けず、流通業者に価格設定を任せる仕組み。 製品サイクルが短く価格競争が激しいと、メーカーの希望する小売価格と実売価格の差が大きくなって定価の意味がなくなる。 これを是正するための措置で、家電に限らずパソコンにも導入され始めている。 我が国のパソコン業界ではアップル社が初めて取り入れ、その後はハードウェアメーカーに限らずソフトウェアメーカーなどでも採用している。 オープンプライスの商品に付いては、購入者は常に実勢価格を調査する必要がある。 ユーザーに便宜を図る手段として、Macintoshなどはその時点での推定小売価格というものを公表している。 |
オキシライド乾電池 | 2004年4月、松下電器が開発した新型乾電池。 正極にオキシ水酸化ニッケル(Oxy Nickel Hydroxide)、新二酸化マンガン、新黒鉛を使用するのが特徴。 負極は亜鉛。 アルカリ乾電池に比較し、長寿命。 |
沖縄憲章 | 「グローバルな情報社会に関する沖縄憲章」。 2000年7月21日〜23日に開催された沖縄サミット(日米欧主要8カ国による主要国首脳会議)で採択された。 情報通信技術(IT)の重要性を世界に示した。 |
オクテット | octet。 データ通信で使用される単位で、8bitを指す。 |
音帯域 | sound bandwidth。 可聴周波数帯域は、20〜20,000Hz。 人間の声は、3,000Hz以下。 |
オブジェクト指向 | object-oriented。 モノのあり方に注目し、データとその機能(属性やメソッド)を一体化して取り扱う考え方や規範。 ソフトウェアの扱う各種対象を「もの」(object)と考え、システム全体をそれぞれの「もの」の特性や振る舞いと「もの」同士の相互作用との複合体として扱うような…思想/枠組み/モデル化手法/考え方、である。 オブジェクト指向プログラミングやオブジェクト指向分析/設計など、プログラミングに関連する多くの技術に影響を与えている。 |
オブジェクト指向言語 | object-oriented language。 プログラミング言語の種別の一つ。 対象物となるデータと、その操作がペアでひとつのオブジェクトを構成し、オブジェクト間のメッセージのやり取りで全体の処理が進むようになっている。 SmalltalkやC++、Javaなどが代表例。 |
オブジェクト指向 データベース | Object Oriented Database。 数値、文字や画像などのデータだけでなく、それに関する手続きも含めてオブジェクトとして管理対象とするデータベース。 |
オブジェクト・モデル | objeck model。 プログラムはいくつかの機能から構成されることが多い。 その単位機能をオブジェクトと呼ぶ。 オブジェクト・モデルとは、そのソフトのオブジェクト構成とオブジェクト間の関係を示したものである。 |
オプトアウト | Opt Out。 ユーザーが商用メールの送信リストへの登録を拒否すること。 |
オプトインメール | Opt In Mail。 商用メールの1種で、あらかじめ受信の意思を示したユーザーのみに送信されるもの。 |
オフトラック | offtrack。 HDDにおいて、熱による円板、ヘッド等の各部品の膨張率の差が原因で、データトラック上へのヘッド位置決め精度が狂うこと。 |
オブファスケータ | obfuscater。 難読化ソフトウェアのこと。 プログラムを保護する(リバースエンジニアリングができないようにする)ことを目的に、プログラムコードが容易に解読できないような処理を施すソフトウェア。 出力コードはそのまま実行可能。 特にJavaやC#のように中間コードを生成するプログラミング言語に適用される。 |
オフライン | off-line。 ネットワークから切り離された状態。 |
オペアンプ | operational amplifier。 演算増幅器。 演算回路素子または回路を接続して演算器を構成することができる増幅器。 リニアICの中心をなすコア回路で、抵抗、コンデンサ、インダクタンスの線形回路素子と組み合わせて、積分、加算、微分、発振器、フィルタ、スイッチング、比較器等、様々な機能を実現できる。 |
オペレーションズ リサーチ | Operations Research。 OR参照。 |
親指シフトキーボード | 富士通が開発した日本語入力用のキーボード。 両手の親指にシフトキーが割り当てられており、これを文字キーと同時に打鍵することでシフト状態のかなを入力する。 |
オレンジ・ブック | Orange Book。 記録可能なCD(CD-MO、CD-WO、CD-R、CD-RW、Photo CD)に関して、1988年に定められた規格。 |
音響カプラ | acoustic coupler。 電話回線を介してデータ通信を行うための装置。 電話機の送受話器にくくりつけて、デジタル信号と音声信号の復変調を行う。 カプラと略されることもある。 1980年代半ば頃までの音響カプラは、直接パソコンのシリアル端子に接続してユーザーが手動で電話を掛けるという風にして使うものであった。 しかし、ノートパソコンが登場してから現在発売されているほとんどの製品は、音響カプラを通常のモデムに接続してそのモデムをパソコンに接続するという形で使うようになっている。 |
音源モジュール | tone generator module。 外部からMIDI信号を送ると音声を発生するユニット。 シンセサイザなどからキーボードを取り去り、音源部分だけを独立させたものに相当する。 独立した音源もジュールを複数用意することにより、キーボードを何台も並べずに相当数の音源を用意することが可能になる。 |
オンサイトサービス | onsite service。 機器の修理や保守のためにメーカーや販売店がユーザーのもとに出張してサービスを行うこと。 最近では、法人ユーザーだけでなく個人ユーザーに対してもオンサイトサービスを行うメーカーが増えてきている。 |
音声合成 | speech synthesis。 電気的な仕組みで人間の声を合成すること。 現在ではデジタル的な処理で音声を作り出すことを指す。 音声を構成する規則を抽出し、これを組み合わせることによって音声のパターンを作り出す。 音声合成のメカニズムは回路のLSI化によって低価格化が進んでいる。 パソコン用の音声合成専用ボードや汎用の音源ボードで音声を出すシステムもある。 |
音声出力 | voice output。 コンピュータの出力として、音声を利用すること。 例えばテキストファイルの内容をコンピュータが読み上げたり、音声認識と一緒に使用してコンピュータと音声による自然言語で対話するために利用される。 多くの場合、音声合成の電子回路が必要になる。 |
音声データ | voice data。 音声波形の情報をA/D変換してデジタル化したデータ。 CDのようにデジタル化したデータを再生するだけの用途もあるが、音声波形がデジタル化されることによって、音声信号の分析、音声認識、音声合成の基本データなどに活用することができる。 |
音声認識 | speech recognition。 音声をコンピュータが自動的に認識すること。 |
オンデマンド | on demand。 要求に応じて即座に処理する、と言った意味。 この用語を使った代表的な例にビデオオンデマンドがある。 これはCATVなどで視聴者からの要求したビデオ番組を最初から即座に配信するサービスのことである。 |
オンデマンド定着 | レーザープリンタでは一般に、熱と圧力を加える定着器を使って、紙の上に付着させたトナーを紙に固定し、印刷を行っている。 旧来のレーザープリンタではこの際に、ローラー全体を加熱するローラー定着器を採用している。 キャノンの「オンデマンド定着」とは、これをフィルム素材を利用して部分的に加熱できるようにした仕掛け。 ローラー全体を加熱しないためウォームアップ時間が短縮でき、廃熱ファンが不要のため省エネルギーといったメリットがある。 |
オンボード | on board。 基板の上に搭載されているという意味。 増設用の基板上に搭載されている時にも使われるが、特別な指定がない場合の多くは、マザーボード上に搭載されていることを指す。 グラフィック機能やサウンド機能がマザーボードに搭載されている時などに「オンボードで供給されている」という使い方をする。 |
オンライン | on-line。 ネットワークに接続した状態。 |
オンライン切手 | インターネットを介してオンラインで切手を販売する事業で、米国で実用化されている。 切手に相当するものは、米郵政公社が認識できるバーコード型のイメージで、ユーザーの手元のプリンタで、封筒にプリントアウトされる。 但し、現時点ではこの事業の収益性は良くない。 |
オンライン・ サービス | online service。 ネットワークを利用して受けることのできるサービスの総称。 通信サービスで各種情報を入手したり、電話番号案内を利用したり、データベース検索を代行してもらったり、チケットなどを購入するなど、サービスの内容は多種多様である。 |
オンライン 証券取引 | インターネットや電話を使用した証券取引サービスの総称。 1999年10月に5000万円以下の上場株式の手数料が自由化されたことに伴い、各社がこのサービスを開始した。 |
オンライン・ ショッピング | online shopping。 パソコン通信やインターネットを利用して、遠隔地から買い物をすること。 画面に表示された商品リストから興味のある物を選び、必要に応じてその詳細や商品の写真などを確認して注文を行う。 最近では、インターネット上に「バーチャルモール」とか「電子メール」と呼ばれる仮想の商店街が作られていて、それぞれの店が開いているホームページを開くことで簡単に買い物ができる。 代金の支払方法には、クレジットカード決済、代金引換、銀行振込などが利用されている。 クレジットカード決済については、クレジット番号の漏洩などセキュリティを保つ技術の整備が急務とされている。 また、インターネット上で決済を行う方法として注目されているのが電子マネー(digital money)の利用で、電子商取引(EC:electric commerce)のキーワードとなっている。 ICカードなどのハードウェアを利用した電子マネーと、コンピュータでソフトウェア的に管理される電子マネーがあり、ネットワーク上では後者を利用する。 ネットワーク上で利用する代表的な電子マネーシステムとして、オランダのDigiCash社が米国のMark Twain Bankと提携して1995年から開始しているE-cashがあり、我が国では1997年に野村総合研究所がライセンスを受けた。 インターネット上で小額の決済を行う方法として、限られた範囲の会員や加盟店の間で利用するアコシス、プリペイドカード方式のBitCashなどが登場しており、それぞれ、クレジット番号やカードに記載された番号を使って決済を行う。 |
オンライン・ ストレージ | Online Storage。 ユーザーがインターネット経由でアクセスして利用できるストレージ、及びそれを提供する事業。 1999年半ばに米国に登場。 |
オンライン・ トランザクション処理 | Online Transaction Processing。 OLTP参照。 |
オンライン・ トレード | Online Trade。 インターネット上で株取引を行うこと。 インターネット・トレードと同義。 |
オンライン・ バンキング | Online Banking。 自分の口座の残高、入手金照会や振込みなどの銀行サービスをオンラインで利用できるシステム。 |
オンライン マーク | 社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1999年8月より実験を行っている制度。 インターネット通信販売の促進と消費者保護両立のため、適切な取引をするための体制を整備している事業者に対し、申請に基づき、その旨を表すオンラインマークを付与する。 JADMAは認定マークをサイト運営者に直接交付するのではなく、システムセキュリティ技術を用いて、認定サイトのWebページ上のみにおいて、ユーザーのブラウザ上でのオンラインマーク表示を可能とする。 さらに、ユーザーが表示されたマークをクリックすると、その認定マークが正当であることを保証する旨の表示がなされ、その認定マークが正当であることを確認できる。 認定は、サイト単位、及びページ単位でも可能。 対応ブラウザは、Internet Explorer3.0以上、Netscape Navigator3.0以上で、Javaを有効に設定しておくことが必要だが、特殊なハードウェア、あるいはソフトウェアを購入する必要はない。 |
オンライン・ マガジン | online magazine。 ネットワーク上で雑誌を真似た形態で情報発信すること。 インターネットの普及により、雑誌のページをめくる間隔でホームページが見られるようになった。 この点に注目して、商用ベースあるいは個人ベースで、定期的に内容の更新されるホームページがいくつも作られつつある。 |
オンライン・ マニュアル | Online Manual。 マニュアル(取扱説明書)を、製本されたものではなく、オンライン(=パソコン上)で検索可能なファイルの形で提供する形態。 |
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