情報用語辞典(フ - 3 )
プリアンプ pre-amplifier。 HDDにおいて、HDA内に実装され、磁気ヘッドの記録・再生処理、及びヘッド異常検出等を行うLSI
プリアンブル preamble。 同期を取るために使用される信号エリア。 通常一定周波数のクロックを発生するようなフォーマットに規定される。
フリーエリア free area。 空き容量のこと。 ディスクの空き容量や、デバイスドライバなどを組み込んだ後のアプリケーションプログラムが使えるメモリ容量を指す。
フリーズ fleeze。 OSやアプリケーションがエラーにより停止し、マウスキーボード操作も受け付けなくなってしまう現象のこと。 凍り付いたように動かなくなることから、このように呼ばれる。 一旦フリーズすると、リブート以外に解決する手段はない。
フリー・スレッド free thread。 COMオブジェクトマルチ・スレッド化する手法の一つ。 Visual Basicで実現できるマルチ・スレッドは、アパートメント・モデルと呼ばれるもので、生成したオブジェクト内のメソッドはオブジェクトを生成したスレッドからしか呼べない。 一方、フリー・スレッドでは、生成したオブジェクトのメソッドをあらゆるスレッドからあらゆるタイミングでアクセスできるようになる。 自由度が高い反面、危険性も高くなる。
フリーソフト free software。 無料で自由に使えるソフトウェア。 但し、営利目的での使用には制限がある場合が多いので、注意を要す。
フリー・メール free mail。 WWWブラウザを使った電子メールの送受信サービス。 無料で取得できる。
プリインストール pre-install。 メーカ出荷時、パソコンソフトウェアOSをあらかじめインストールしておくこと。
プリエンプティブ preemptive。 マルチタスク OSで特定のアプリケーションがプロセサを占有することなく、複数のアプリケーションに公平に実行時間を割り振る処理方式。 Windows95/NTOS/2などがこの方式を採用している。 これに対して、特定のアプリケーションが制御をOSに戻さないと他のアプリケーションが動作しないマルチタスクOSをノンプリエンプティブなマルチタスクOSと呼ぶ。 Windows3.1がこれにあたる。
プリクラ 「プリント倶楽部」の略称。 アトラスとセガ・エンタープライゼスが共同開発した顔写真シール印刷機。
プリ
コンペンセーション
pre-compensation。 書き込み補償のこと。 プリコンペ、ライト・プリコンペ等とも呼ばれる。
フリスの伝達公式 送受信の電波電力の関係を示す公式。
Wa = Ga Gt λ2 Wt / (4πd)2
Wa : 受信電波電力[W]、Wt : 送信電波電力[W]、λ : 電波の波長[m]、d : 距離[m]、Ga、Gt : 受信/送信のアンテナの性能により決まる係数。
受信電波の電力は、距離の2乗に反比例することが示されている。
フリッカー flicker。 テレビ画面やコンピュータディスプレイで発生する画面のちらつきのこと。 見た目は安定して表示されている画面も、実際には各ドットとも高速な点滅を繰返している。 これが蛍光管の残像現象によって点滅していないように見えるのだが、画面の蛍光面を走査する電子ビームの同期に乱れが発生すると、輝度が不安定になりフリッカーが発生する。
ブリックス・アンド・
モルタル
Brick and Mortar。 レンガと漆喰の意。 店舗と倉庫をもつ従来型の小売ビジネスを意味する。 「クリックス・アンド・モルタル」の対意語。
ブリッジ bridge。 複数のLANを接続し、論理的に1つのLANとするために使用される接続機器。 通常はLAN用のポートを2つ持っており、各々のLANケーブルを接続することで相互にデータのやり取りができるようになる。 ブリッジの長所は、フレームの宛先アドレスを読み取り、中継が必要なフレームのみを送り出すため、相互のLAN同士でデータのやり取りをする以外にはデータが他のLANに流れることがないので、パフォーマンスが低下しない点にある。 接続したいLANが遠隔地にある場合には、「リモートブリッジ」という製品を使用する。 また、他の端末が通信を行っている場合にはデータ送信を控える機能を有しており、コリジョン・ドメインを分割することができる。
フリップチップ flip chip。 半導体のベアチップ(裸チップ)をフェースダウン(裏返し)で実装する方式。 チップ上の電極パッド上に金ボールや半田ボールを形成し、基板の電極と接合する。
フリップフロップ flip-flop。 論理回路の基本セルの一つで、1bitの情報を記憶できる回路。
プリファレンス preference。 ユーザー・エージェントがどのように振る舞うかのルール。 Webサイトが示すプライバシー・ポリシーに対して、個人情報を引き渡すかどうかなどの判断基準などが盛り込まれている。
プリペイド prepaid。 前払い。 サービスや商品を受領する前に、顧客が料金を支払うシステム。 プリペイドに対応して、通常の後払いをポストペイドと呼ぶこともある。
プリンタ printer。 コンピュータの処理した情報を紙に印刷する装置。 パソコンに良く使われるプリンタには、熱転写、ドットインパクト、インクジェット、レーザー方式などのものが多い。 実際には、このほかにも印字方式や印字単位によって様々な分類名がある。 簡単に説明すると、印字に際して物理的な衝撃の有無で分類したものには、インパクト式とノンインパクト式がある。 ちなみに、前述のドットインパクト方式のプリンタにはインパクトプリンタに、その他のものはノンインパクトプリンタに分類される。 また、印字単位による分類にはシリアルプリンタとページプリンタの分類が、入力信号などのインタフェースによる分類にはビデオ、 セントロニクス、シリアルなどのプリンタがある。
プリンタエンジン printer engine。 プリンタの印字を担当するもっとも重要な部品。 レーザープリンタの場合は光源と光制御部分、そして感光ドラムの一体化した装置を指す。 レーザープリンタエンジンの製造には高度な技術力が必要とされるのでプリンタエンジンを製造できるメーカは少なく、多くのプリンタメーカーはこの部分に関してはOEM供給を受けている。
プリンタ制御コード printer control code。 プリンタを制御するための命令。 メーカーごと(極端に言うとプリンタごと)に異なっているため、旧来のMS-DOS用のプログラムで印刷するには、 ここのアプリケーションソフトがプリンタごとの制御コードをサポートしたプリンタ制御プログラム(プリンタドライバ)を用意する必要があった。 これでは、新しいプリンタが登場するたびにソフトウェアメーカーはプリンタドライバを作る必要があり、大変な負担となっていた。 Windowsではこの問題を解決する手段として、プリント用のAPIを用意してプリンタメーカーがプリンタドライバを作るようになった。
プリンタバッファ printer buffer。 1台もしくは複数のコンピュータから送られる印刷データを受け取り、プリンタの稼動状況を監視してデータを適宜プリンタに送る、 大量のメモリを持つハードウェア。 1台のプリンタを複数のコンピュータが共有できる経済性とコンピュータ側の印刷処理にかかる時間が短縮される点がメリットである。
プリンタフォント printer font。 プリンタに印刷するためのフォント。 プリンタのROMハードディスクに搭載されている場合とパソコン側からビットマップデータとして送られる場合がある。
プリンタポート printer port。 プリンタを接続するためのコネクタ部のこと。 OS側から見た論理的なプリンタデバイス(LPT1、LPT2...)もプリンタポートという。
プリントアウト printout。 プリンタで印字すること。 印字した結果を指すこともある。 ハードコピーとも言う。
プリント基板 print-circuit board。 配線が印刷されており、LSI チップなどの電子部品を取りつけるための合成樹脂製の板。 単にボードということが多い。 CPUメモリなどを取り付けた主要な機能のボードは、マザーボードと呼ぶ。 マザーボードや拡張スロットに差し込む小型のボードは、拡張ボードまたはカードと呼ぶ。 プリント基板は、機能単位の電子部品のモジュール化ができるので全体の組み立てや交換、機能拡張が容易である。
ブルート・
フォース攻撃
Brute-Force Attack。 暗号解読における総当り攻撃法のこと。
ブルー・ブック Blue Book。 CD Extraに関して、1996年に定められた規格。
フルカラー full color。 24bitカラー参照。
プルダウンメニュー pull-down menu。 GUIで利用されるメニュー形態の一つ。 ウィンドウ上部のメニューバーの項目をマウスでクリックすると引き出されるメニューのこと。
フル・デュプレックス full duplex。 全二重通信のこと。
フル・ハイト Full Height。 5.25インチ型ディスク装置の高さのこと。 82.6mm。
フルブラウザ full browser。 携帯電話で一般PC向けのWebサイトを表示できるブラウザ。 NTTドコモが商標登録出願中。
フルレートADSL 1999年6月にITU-Tが勧告したADSL方式の一つ(G.992.1)。 ADSL参照。
プレイステーション ソニーが開発した家庭用ゲーム機。 全世界で7000万台以上を販売した。
プレイステーション2 ソニーコンピュータエンターテインメントが開発した次世代家庭用ゲーム機。 PS2参照。
ブレーク・ポイント break point。 プログラムのデバグ時に、プログラムの実行を中断してデバッガに制御を渡す条件設定のこと。
ブレードサーバ blade server。 1枚の回路基板上に実装されたサーバ。 複数のブレードで電源、ケーブル、メモリを共有し、設置面積、消費電力の低減を図る。
フレーム frame。 (1)テレビやディスプレイの表示の1画面分のこと。
(2)レイヤー2(データリンク層)の通信で使われるPDU(データをやり取りする単位)の呼び名。 EthernetではMACフレームPPPではPPPフレーム、HDLCではHDLCフレーム等と呼ぶ。
フレームバッファ frame buffer。 ディスプレイに表示する画像データを、一時的に保存しておくバッファビデオメモリ、グラフィックメモリとも呼ぶ。 フレームバッファに蓄積されたデータをRAMDACが順番に読み出し、ビデオ信号に変換してディスプレイに出力する。 画面の解像度や色数に応じて、必要となるフレームバッファの容量は異なる。
フレーム・リレー frame relay。 交換機がバケツ・リレーのようにデータを送受する方式。 フレームと呼ぶ可変長の単位でデータを多重化して伝送する。 交換機がフレーム中に記録されている宛先を見て目的の端末に送り届ける。 ネットワークがあまりにも混雑すると、データを捨て始め、捨てたことを送信元に通知することさえしないという特徴がある。 DLCIを使用することにより、フレーム多重化が可能。
フレームレート frame rate。 ディスプレイの表示が、1秒間に何回更新されるかを示す数値で、「Hz」の単位で表示する。 リフレッシュレート(垂直同期周波数)とも呼ぶ。 フレームレートを上げると画面のちらつき(フリッカー)が減少するため、75Hz以上の設定を「フリッカーフリー」と称することがある。 また、動画のフレームが切り変わる速度を示すことも有り、この場合は「fps」の単位で表示する。 例えばTVは1秒間に30フレームの画面を表示するため、30fpsとなる。
プレーン plane。 色や濃淡の階調の1種類を1画面分表わす単位。 特に、各ピクセルの1bit分の情報を格納できるフレームバッファの領域をプレーンという。 1ピクセル当たり8bitの情報で色や階調を表現する場合、8プレーン必要となる。
ブレーン
ストーミング
brain storming。 グループでアイデアを出す時の手法。メンバーは次のような心構えで発言する。(1)批判禁止、(2)質より量、(3)自由奔放、(4)結合便乗。
プレオーダー pre-order。 事前注文。 インターネット上でのチケット販売において、ある期間を設定し、その期間内であれば、自由に顧客がオーダー可能な仕組み(早い者勝ちではない仕組み)。
プレゼン
テーション層
presentation layer。 OSIで規定されたプロトコル層の7階層モデルの第6層の名称。 アプリケーション層が授受するデータの表現方法を規定。
フレッツ・アイ フレッツ・ISDNの旧称。
フレッツ・オフィス NTT東日本とNTT西日本が提供する、企業向けサービス。 NTT地域会社が都道府県ごとに構築中のIP ネットワーク「地域IP網」に、企業のサーバを専用線などで直結するもの(インターネットを介さない)。 接続回線は、(1)128kbpsの専用線、(2)1.5Mbpsの専用線、(3)10Mbps Ethernetの3種類。 企業はフレッツ・ISDNに加入する必要がある。 2001年2月22日、さらに2001年3月からフレッツADSL(最大1.5Mbps)、光・IP通信網サービス(最大10Mbps)も利用可能となることを発表。 接続回線も、(4)0.5M〜135MbpsのATM専用線、(5)100Mbps Ethernetの2種類を追加。
フレッツ・ロボ 2003年9月3日、NTT西日本とタカラが発表した、共同開発の家電コントロール装置の名称。 USBパソコンにつなぎ、インターネットでフレッツ回線に接続すると、外部からの遠隔操作により家電の赤外線リモコン操作ができるというもの。
フレッツ・ADSL NTT東日本とNTT西日本が提供する、ユニバーサルADSL接続サービスの1種。 加入者回線区間にADSL技術を使用、NTTの地域IP網を介して、ISPに接続する。 2000年12月より提供開始。 加入電話と共用する「タイプ1」と共用しない「タイプ2」がある。 「タイプ1」の月額料金は4,800円、初期工事費16,500円、「タイプ2」はそれぞれ6,400円、14,000円。(IPS料金を除く)
フレッツ・ADSLモア 2002年9月9日、NTT東西が発表した新サービス。 最大12MbpsのADSLサービスを提供するもの。 サービス開始は2002年11月。 月額利用料は3200円。(ほか契約料800円、工事費別)
フレッツ・ISDN 2000年6月15日に発表された、NTT東日本およびNTT西日本が提供している「IP接続サービス」の名称。 提供地域は、2000年第二四半期中に北海道から沖縄までの全国80市に拡大され、その後も順次拡大されていく予定。 当初は、呼称を「フレッツ・アイ」と発表していたが、2000年7月18日に呼称変更。 東芝系のインターネット情報提供会社および同社の検索サービス名「フレッシュアイ」との混同を避けたもの。
プレパーソナ
ライゼーション
prepersonalization。 1次発行のこと。