情報用語辞典(P - 6 )
PO Post Office。 ファイル・サーバ上に設置する電子メールの保管場所。
POC Policy Oversight Committee。 民間でgTLDへの移行を進めている団体。
POC Portable Object Container。 自動車用ナビゲーション装置向けのWWWページの統一フォーマット。
Pocket PC Windows Powered Pocket PCの略称。 米Microsoft社が開発・販売しているPDA用プラットフォーム。 カシオや日本HPのPDAが採用している。
PocketZip 米Iomega社のリムーバブル メディア、及び装置。 Iomega社のClik!の新しいブランド名。 2000年8月30日に発表された。 2001年3月8日、メディア容量100MBの装置仕様を発表。 2001年第3四半期に発売予定。
POD Point Of Deployment。 セットトップ・ボックスなどに挿入するICカード・モジュール。
POE port of entry。 到着港渡し。
PoE Power over Ethernet。 Ethernetで電力を供給する機能のこと。
POF Plastic Optical Fiber。 プラスチック光ファイバ
POI Point of Interface。 NTTと長距離通信事業者のネットワーク相互接続点。 異なる通信事業者間を結ぶ相互接続点。 責任分界点となる。
Pointcast PointCast社が提供するプッシュ型データ配信サービスの形式の一つ。 天気予報、企業情報、ニュースなどの情報が、インターネットを介して随時ユーザーの元に送られてくる。
POIX Point Of Interest eXchange language。 日本のモバイル標準化検討委員会が提唱している、位置に関する情報をインターネットを介してやり取りするための仕様。 XMLにより、場所の名称、緯度経度、近くの交差点からの経路などのタグを定義。 1999年4月にPOIX仕様Ver.1.0を、同年6月にVer.2.0が公開された。
POL Point Of Load。 POLコンバータ(LSIの近くに実装する絶縁型のマイクロDC-DCコンバータ)。
poly-silicon 半導体の材料として使われるシリコン(Si)の一種で、細かいシリコンの結晶が無数に集まった状態のもの。 デジタルスチルカメラやビデオカメラなどのディスプレイに使われる「低温ポリシリコン液晶ディスプレイ」は、 ガラス基板の上にポリシリコンを使ってトランジスタなどの素子を形成したもの。 従来のアモルファス型シリコンを使った液晶ディスプレイに比べてトランジスタ素子のサイズが小さくなり、画面の明るさやコントラストを高くできるという特徴がある。
PON Passive Optical Network。 増幅器など能動部品を使わない光ネットワーク
POP Post Office Protocol。 インターネット電子メール・システムにおいて、 クライアントサーバから受取るためのプロトコル。 一般的に使われているPOP3RFC1725に規定されている。 クライアントであるメール・ソフトからメール・サーバにアクセスして電子メールの内容を取得するためのプロトコル。 送信する場合にはSMTPプロトコルを用いる。 一般にバージョン3(POP3)が使われている。
POP Point of Presence。
POPサーバ POP(Post Office Protocol)によりクライアントへメールを送信するメールサーバ
pop before smtp e-Mailの送受信に際して、送信(SMTP)の前に受信(POP)動作を行うこと。 SMTPは送信者の身元確認を行わないプロトコルであるため、メールの不正送信を防ぐ目的で多くのISPが要求している機能。
popd Post Office Protocol Deamon。 UNIXシステムに常駐するPOPサーバの名称。
POPS Peta Operations Per Second。 1秒間に1P(ペタ)回(=一千兆回)処理できるという命令数の単位。 ポップスと呼ぶ。
POPSB Power Optimized Processor System Bus。 2002年9月10日、米Intel社が発表した、プロセッサ処理技術。 プロセッサ内で電力を必要な部分だけに供給するもの。 低電圧駆動が可能。 Baniasで採用する。
POP3 Post Office Protocol version 3。 1984年に開発された、クライアント側の電子メールソフトがメール・サーバにアクセスしてメールを取得するためのプロトコル。 サーバー・マシンにログインすることなくメールを取得できる。 RFC1460、1725、1734、1939で規定している。 通常クライアント側の電子メールソフトはSMTPでメールをメール・サーバへ送信し、POP3で受信する。
POP3サーバ POP3(Post Office Protocol)によりクライアントへメールを送信するメールサーバ
PORTコマンド PORT Command。 FTPのデータ送受信に使用するコマンド。 IPアドレスポート番号を指定し、FTPサーバとの接続を確立する。
portalサイト インターネットの入り口となるサイトのこと。
portmap RPCにおいて、プログラム番号とポート番号を管理し、受信データを適切なプログラムに引き渡すデーモン
POS Points Of Sales。 販売時点情報管理。 ポスと呼ぶ。
POS PPP over SONET/SDH。 PPPSONETSDHで使用するための仕様。
PoS Packet over SONET。 高速ルータインタフェースの一つ。
POSIX Portable Operating System Interface for computer environments。 IEEEUNIXをベースにして規格化を進めている移植性の高いOS仕様。 ポジックスと呼ぶ。
postgreSQL UCBで開発されたPostgresというデータベースで使われていたオリジナルのPostQuelという問い合わせ言語を、SQL-92のサブセットで置き換えたシステム。 フリーのDBMS。 日本語対応も進んでいる。
Postscribed
IDTM
2002年5月29日、ソニーが発表した、CD-ROMに個別情報などを追加記録する技術。 追加可能なデータサイズは6〜28バイト。
PostScript 1985年に米Adobe Systems社が開発したページ記述言語プリンタでの採用が多いだけでなく、高解像度のイメージセッタのほとんどがPostScriptを利用しており、高い品質が要求される商業印刷物の制作では事実上の世界標準となっている。 さらに、DTPソフトやグラフィクスソフトなどのアプリケーションソフトの多くがPostScriptに対応し、PostScript向けのフォントも数千種にのぼる。 出力装置の解像度に関係なく、文字、グラフィクス、画像を高品位に出力できるほか、フォントデータはベジェ曲線を利用しているため文字の回転や拡大・縮小、変形などの高度な加工が可能になっている。 1990年には機能を大幅に拡張したPostScriptレベル2が発表され、カラー印刷にも対応した。 インターネットでの電子文書配布に使われるPDFはPostScriptの簡易版でありAdobe Systems社のAcrobatを利用すれば簡単に作成が可能になる。
Posy 2002年3月24日、正式発表された、日本SGIとロボットデザイナーの松井龍哉氏が共同開発した、フラワーガールロボット。 ポジーと呼ぶ。 3歳の女の子をイメージして、身長90cm。 自由度14。
POTS Plain Old Telephone Service。 従来からのアナログ電話サービス。 ポッツと呼ぶ。
POWER Performance Optimization With Enhanced RISC。 米IBM社のRISCアーキテクチャ。 パワーと呼ぶ。
PowerBook 米Apple Computer社のノートブック型コンピュータの総称。 いずれの機種も、ほとんど水平となる角度まで開く液晶ディスプレイと、キーボードの手前にトラックボールまたはトラックパッドを配置している。
Power
Macintosh
米Apple Computer社米IBM社米Motorola社が共同で開発したRISC CPUPowerPC」を搭載したMacintosh。 エミュレーションによって従来の680x0系CPUとの互換性を確保しているが、ネイティブモード対応したソフトを使用することで本来の実力を発揮できる。 1994年にPowerMacintosh 6100が登場したのが最初。
PowerMizer 米NVIDIA社が開発した、モバイル用グラフィックスシステム(ハードウェア及びソフトウェア)の電源管理技術。 パワーマイザーと呼ぶ。
PowerNow! 米AMD社AMD-K6-2+に搭載された低消費電力機能。 動作周波数とCPUコアの動作電圧を,最適な状況に制御する。 AMD-K6-2+では、動作周波数を200MHz〜550MHz(50MHzステップ)で選択できる。 本機能を最初に使用したのは、2000年6月26日に発表された米HP社ノートパソコンPavilion N3300。
PowerNP 米IBM社が開発した、PowerPCベースのネットワークプロセッサ。 複数のEthernetポートを持つのが特徴。 ネットワーク機器のアップグレードをソフトウェアで対応するという目的で使用される。
PowerPC 米IBM社米Motorola社米Apple Computer社が共同開発したRISC CPU。 現在、主にデスクトップマシンに使われる604/750、ホームパソコンやノートマシン用の603/603e/604eなどがある。 PowerMacintoshなどで採用されている。
PowerPC
G3
PowerPCシリーズの604eの後継として位置づけられている。 第3世代アーキテクチャのCPUのブランド名。 米IBM社が「PowerPC 750」として製品化している。 パフォーマンスの向上はもちろん、0.25μmプロセス技術を使って製造されるため、消費電力も低く抑えられているのが特徴。
PowerPC
G4
米Motorola社が開発したRISC プロセッサ。 動作周波数450MHz。 製品型名は「MPC7400」。 0.22μmCMOSプロセス、Cu配線を使用。 マルチメディア向けのSIMD演算機能であるVelocity Engineを搭載。 常に128bit演算が行われ、SIMD用ベクトルレジスタを32本有する。 集積トランジスタ数1050万個、チップ面積83mm2。 電源電圧は1.8V、400MHz動作時の消費電力8W。 2000年9月26日に、0.18μmCMOSプロセスを用いた、400MHz、450MHz、500MHz版を発表。 製品型名は「MPC7410」。 2001年1月9日に第3世代の533MHz、667MHz、733MHz版を出荷開始。 製品型名は「MPC7450」、従来、開発コードV'ger(ボイジャー)と呼ばれていたもの。 0.18μmCMOSプロセス使用。 256kBの2次キャッシュを搭載。 スーパパイプライン技術を採用した。 733MHz版の性能は、32.1 SPECint95、23.9 SPECfp95
2002年1月28日、7455/1GHz版を発表。 電源電圧1.6V、消費電力15〜17W。 また、低電力版7445/733MHzは、電源電圧1.3V、消費電力10W。 いずれにもSOI技術を採用。
PowerPC
750CX
米IBM社が開発したRISC プロセッサ。 最大動作周波数550MHz。 256kBの2次キャッシュを搭載。 0.18μmCMOSプロセス、Cu配線を使用。 集積トランジスタ数2150万個、チップ面積42mm2。 電源電圧は1.8V、400MHz動作時の消費電力4W。 パッケージはBGA256ピン。 2000年第4四半期に750MHz品を出荷予定。
PowerPC
750FX
2001年10月16日、米IBM社が発表したRISC プロセッサ。 最大動作周波数700MHz〜1GHz。 512kBの2次キャッシュを搭載。 0.13μmCMOSプロセス、Cu配線SOI(Silicon On Insulator)、SiLK低誘電絶縁膜を使用。 集積トランジスタ数3900万個、チップ面積34.9mm2。 2002年1月サンプル出荷予定。
PowerPC
970
2002年10月14日、米IBM社が発表したRISC プロセッサ。 最大動作周波数1.8GHz。 0.13μmCMOSプロセス、SOIを採用。 32bit、64bitの両アーキテクチャに対応。
PowerQUICC V 2002年7月22日、米Motorola社が発表した、通信チップファミリーの新ブランド。
Power4 米IBM社が開発した、サーバマイクロプロセッサ。 64bitのPowerPCプロセッサコアを2個搭載、高速通信で接続。
PP Program Parallelism。 プログラムの並列化。
PP poly propylene。 ポリプロピレン。 高分子材料の一種。 比較的安価で軽量(密度0.90―0.91)、高融点(160―170℃)、成形加工容易という特徴がある。
PP Protection Profile。 ISO/IEC15408の情報技術セキュリティ評価基準の関連で、製品のユーザー団体が作成するセキュリティ関連の要求仕様。
PP Push-Pull。 光ディスクの再生などで、トラッキングエラー信号を得る手法の一つ。 2つの検出器で受けた光量の差を検出し、左右のどちらにどのくらいズレているかを知る。
P-P Point-to-Point。 通信事業者側とユーザー側を1対1で接続する方式。
PPA Page per Access。 日本リサーチセンターが行っているインターネット視聴率調査JARのパラメータの一つ。 トップページを含めた平均視聴ページ数。
ppb parts per billion。 10億分の1を表す単位。 ppmの1000分の1。
PPF Public Patent Foundation。 米国の非営利の特許監視団体。
ppi pixels per inch。 液晶ディスプレイの解像度を表す指標。
PPM Pulse Position Modulation。 パルス位置変調。
ppm pages per minute。 ページ/分。 ページプリンタの印刷速度を表わすのに用いられる。
PPP Point-to-Point protocol。 2点間で通信を行うプロトコルダイヤルアップインターネット接続する際などに使う。 RFC1661で規定。 ユーザー 認証にはPAP/CHAPプロトコルを使用する。
PPPの歴史(参考文献、日経NETWORK 2001年9月号)
1988年、SLIPが標準化し、RFC1055にて規定。
1989年11月、RFC1134にて提案。
1990年7月、第1回改訂。認証、回線品質モニタ、ヘッダー圧縮等の機能追加。
1991年4月、PPPを用いたブリッジ機能を提案(RFC1220)。
1992年5月、第2回改訂。IPCPを分離(RFC1331)。
1992年10月、暗号つき認証提案(RFC1334)。
1992年11月、NCP提案(RFC1378)。
1993年12月、第3回改訂(RFC1548)。
1994年1月、コールバック提案(RFC1570)。
1994年5月、POS提案(RFC1619)。
1994年7月、第4回改訂。標準化完了(RFC1661)。
1994年11月、マルチリンク機能提案(RFC1717)。
1995年12月、IPCPにDNSアドレス取得機能追加(RFC1877)。
1996年6月、CCP圧縮機能(RFC1962)、ECP暗号化機能(RFC1968)追加。
1996年10月、IPv6対応提案(RFC2023)。
1998年3月、EAP拡張認証提案(RFC2284)。
1998年7月、PPPoA提案(RFC2364)。
1998年10月、米Microsoft社がMS CHAP公開(RFC2423)
1999年2月、PPPoE提案(RFC2516)。
1999年7月、PPTP提案(RFC2637)。
1999年8月、L2TP提案(RFC2661)。
PPPoA PPP over ATM。 ATM上でPPPを実行するための使用。
PPPoE PPP over Ethernet。 PPP(Point-to-Point Protocol)フレームをEthernetで中継するための技術。 今後、ADSLの中核技術になると見込まれている。 RFC2516で規定されている。
PPR Performance-Power Rating。 2004年5月より米AMD社が採用しているプロセッサの新モデルナンバーシステム。 性能と消費電力を併記する。
PPS Permanent Power Supply。 永久停電電源、無停電電源装置。
pps pulse per second。 パルス/秒。
PPTP Point-to-Point Tunneling Protocol。 米Microsoft社が提唱しているセキュリティプロトコルで、これを使ってVPNを実現する。 PPPの拡張版。 WindowsNT4.0やWindows98に標準実装されている。 データIPのパケットにカプセル化する際に、付加するIPヘッダ中にユーザー 認証データも埋め込む。 また、カプセル化するデータは米RSA Data Security社の共通鍵暗合方式RC4を用いて暗号化する。 米Microsoft社がPPTPを提唱したのとほぼ同時期に米Cisco Systems社が同様のVPN向けプロトコル「L2F」(Layer 2 Forwarding)を提案。 PPTPとL2Fを統合し、「L2TP」(Layer 2 Tunneling Protocol)として、IETFで標準化が進められている。
PPV Pay Per View。
PQC Process Quality Control。 製造工程において、原材料の受入から出荷検査に至るまでの流れに沿って、生産の品質及び、製品の品質が保持され向上されることを目的として行われるQC活動。
PQFP Plastic QFP。 材質がプラスチックの4方向フラット・パッケージ。
PQMF Polyphase Quadrature Mirror Filter。 材質がプラスチックの4方向フラット・パッケージ。