情報用語辞典(P - 7 )
PR Partial Response。 パーシャル・レスポンス。
PRAM Parameter RAM。 コントロールパネル設定とデスクトップ上の隠しファイル設定を保持する。 Macintoshで、内蔵バッテリによりデータが保持されているRAM。 このデータとしては、コントロールパネルの一般設定で設定する日付、時刻、デスクトップパターンを始めとして起動デバイス、シリアルポートの通信速度、モニタの設定などがある。
P-Rating Pentium互換プロセッサの性能が、Pentiumの何MHz版に相当するのかを表わす数値。 実際のクロック周波数に関係なく、そのプロセッサの持つパフォーマンスを客観的に提示するもので、互換プロセッサメーカーの米AMD社米Cyrix社、 IBM Microelectronics社、SGS-Thomson社(後ろ2社は、Cyrixのチップを製造しているメーカー)が計算方法などを策定した。 具体的にはAMD5k86-P75の"P75"が75MHz相当であることを、Cyrix6x86-P120+の"P120+"が120MHz相当であることを表わしている。
PRBS Pseudo Random Bit Sequence。 擬似ランダム・ビット列。
PReP PowerPC Reference Platform。 PowerPC搭載パソコンの仕様。 現在は、Power Macintoshの仕様も統合してCHRPとなった。
PRER Pacific Rim Economic Region。 環太平洋経済圏。
Prescott 米Intel社が開発中のPentium4次期バージョンの開発コード名。 プレスコットと呼ぶ。 2003年後半に登場予定。
Presler 米Intel社が開発中の、デスクトップ向けデュアルコア プロセッサの開発コード。
Prestonia 米Intel社が開発中のサーバ向けPentium4 プロセッサの開発コード名。 プレストニアと呼ぶ。
PRI Primary Rate Interface。 一次群速度インタフェース。 23B+D、または30B+DのISDN回線。
PRIMESERVER 富士通UNIX サーバ、オフコン、パソコン・サーバの統一ブランド名。
PrimeStage NTT-MEが提供する映像配信サービス。
PRISM Porgressive and Revolutionary Integration on Service Media。 日本テレコムが構築している基幹ネットワーク(バックボーン)。 IPベース。 プリズムと呼ぶ。
PRISM 日本経済新聞社と日経リサーチが共同開発した、多角的企業評価システム。 「収益・成長力」、「社会性・柔軟性」、「開発・研究」、「若さ」の4つの観点から企業を評価するもの。
PRMA Packet Reservation Multiple Access。 パケットを使った無線通信方式の一つ。
PRML Pertial Response Maximum Likelihood。 デジタルデータの伝送の方式の一つ。 パーシャル・レスポンス(PR)等化方式と最尤復号化とを組み合わせた信号処理方式。
P-RMTR Prohibit-Repeated Minimum Transition Runlength。 蘭Philips Research Laboratoriesとソニーが開発した、(1,7)RLLを改良した光ディスク用の記録符号化方式。
PRN符号 Pseudo Random Noise。 PN符号のこと。
PRO Precision RISC Organization。 PA-RISCを搭載したコンピュータ間でソフトウェア互換性を取ることを目的とした企業連合。 プロと呼ぶ。
ProDOS Professional Disk Operating System。 Apple II用のOS。 階層的なファイルシステムを与え、15文字までのファイル名が使えた。
Profusion 1999年8月24日に米Intel社が発売開始したマルチプロセッサチップセット。 最大8プロセッサに対応。 クロスバ・スイッチ機構を使って、5ポートに接続したコンポーネントを制御する。 100MHzのプロセサ・バス 2ポート、主記憶バス 2ポート、PCIブリッジ・バス 1ポートである。 1個のプロセサ・バスは最大4個のプロセサを接続できる。 2つのポートに接続した主記憶は、最大800MB/sでインターリーブ方式でアクセスする。
Project Mayo DivXプロジェクトの創始者たちが設立した会社。 DivXのアップバージョンDivX Deuxを開発中。
Project X 米Microsoft社のゲーム機Xboxのセキュリティコードを解読しようというプロジェクト。
Prolin-Shockwave コンピュータ・ウィルスであるワームの1種。 登録名称は、「W32/ProLin@MM」。 Visual Basic 6で書かれており、電子メールを介して広がる。 Microsoft Outlookのアドレス帳の全アドレス宛にメールを送信する。 拡張子が.zip及び.jpgのファイル名を変更してCドライブのルート・ディレクトリに移動させる。
Prolog Programming in Logic。 AIアプリケーションを開発するために使用されるプログラミング言語の一つ。 プロローグと呼ぶ。 1973年、フランスで開発され、欧州と日本で使用され、その後、米国に普及した。
PROM Programmable ROM。 書込み可能なROM。 ピーロムと呼ぶ。
Proposed
Standard
RFCの分類のひとつ。 Internet DraftとしてIESGに提案され、インターネット共同体にとって必要な技術と判断されたもの。 6ヶ月以上の検討期間の後、承認されると、Draft Standardに進む。
proxy httpftpサーバにアクセスする際に、各マシンが直接接続するのではなく、あるマシンを経由し、そのマシンが代行してアクセスを行うこと。 主に、ファイヤウォールを越えるためや、キャッシュを行って回線利用効率を向上させるために使用する。
ProxyARP ルータなどがパソコンの代理としてARPレスポンスを返信する仕組み。
PRTR法 PRTRは、Pollutant Release and Transfer Registerの略で、環境汚染物質排出移動登録を意味する。 PRTR法は、それに関して規定した法律、「特定化学物質排出管理促進法」(正式名称は、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」)を指す。 1999年に公布された。 2001年4月より1年間で、各事業者は自らの対象化学物質の排出量を把握し、2002年4月よりその排出量を届け出なければならない。
PRUG Packet Radio Users Group。 アマチュア無線の帯域を使ってデータ通信を行う組織。
PR4 Partial Response class 4。 パーシャル・レスポンスの方式の一つ。
PR5 Partial Response class 5。 パーシャル・レスポンスの方式の一つ。
PS PostScript。 ポストスクリプト・ファイル。
PS Program Stream。 MPEG2が規定する映像データや音声データの多重化形式の一つ。
PS Pakistan Standards。 パキスタン規格。
PS power supply。 電源装置、供給電力の意。
PSB Processor System Bus。 プロセッサ・システム・バス。
PSCF Pure Silica Core Fiber。 コアに純粋な石英を用いる単一モード光ファイバ
PSD Power Spectral Density。 電力スペクトラム密度。
PSD Position Sensitive Device。 カメラのAF機構などに使われる測距センサ。
PSE Power Sourcing Equipment。 電力を送る側の装置。
PSE法 Product Safety Electrical Appliance & Materials法。 電気用品安全法。 2001年4月1日に施行された、電気用品の製造・輸入を事業としておこなう場合の手続きや罰則を定めた法律。 技術的な基準を満たす電気用品にはPSEマークの表示が義務付けられる。 5年間の猶予期間を経た2006年4月1日以降は、PSEマーク表示のない一部の製品を販売することが禁止される。
【PSEマークがないと販売が禁止される電気用品】
06年4月〜(259品目)テレビ、冷蔵庫、洗濯機、トースター、電子楽器、音響機器、ゲーム機器など
08年4月〜(101品目)エアコン、電気ドリルなど電動工具、空気清浄機、ホットプレートなど
11年4月〜(87品目)配線器具、電線管など
(注)国際規格や別の法律で安全性確保の規定があるパソコン、ファクスなどは対象外
PSEC Provably Secure Elliptic Curve Encryption Scheme。 1999年5月にNTTが開発しただ円曲線暗号。 だ円曲線暗号の一つであるElGamal暗号を改良し、選択暗号文攻撃に対する安全性を数学的に証明した。
pServer 米IBM社e serverシリーズのひとつ。 従来のRS/6000シリーズ。
PSG Phosphosilicate Glass。 リンをドープした酸化膜。
PSGA Plastic Stud Grid Array。 表面実装型パッケージの一種。 プリント配線基板の裏面にプラスチック材料のスタッドをアレイ状に並べリードの代わりにする。
PSG音源 1つまたは数種類の基本波形を持ち、16段階程度の音量変化と、ハードウェアによるエンベロープ(音量変化のパターン)発生機能、ノイズ発生機能などなどを持つ音源LSIの総称。
psi-CELP pitch synchronous innovation-Code Excited Linear Prediction。 ピッチ同期雑音励振源-コード励振線形予測符号化。 プサイセルプと呼ぶ。 NTTが提案したCELP(コード励振線形予測)に基づく音声符号化方式。 1993年に日本のディジタル携帯電話のハーフレート音声符号化標準方式に採用された。
PSIP Program and System Information Protocol。 米国の地上デジタル放送などATSC準拠の放送ストリームで、選局やEPG機能をサポートするためにメタデータを埋め込んで伝送する仕様。
PSK Phase Shift Keying。 位相偏移変調。
PSM Phase Shift Mask。 位相シフト・マスク。
PSN Processor Serial Number。 米Intel社PentiumVに組み込んだ固有の番号。 プロセッサがリセットされた時点では、常に有効に設定されるため、ソフトウェア等でネットワークを通じて読み出すことができる。 個人のプライバシー保護上の問題が指摘されている。
PSNR Peak Signal to Noise Ratio。 原画像に対する画像の劣化を表す尺度の一つ。
PSO Protocol Supporting Organization。 ICANNの下部組織。 プロトコル番号の管理方針を検討する。
PSone SCEが2000年7月7日発売開始予定の新型プレイステーション(初代)。 携帯電話に接続可能。 また、ボディーサイズを従来の約1/3に低減、重量も550gと携帯性を考慮したものとなっている。
PSQM Perceptual Speecj Quality Measurement。 電話などの音声品質に関する客観評価の一手法。
PSP Pit Signal Processing。 著作権保護技術の一つ。 SACDで採用。
PSP Play Station Portable。 2003年5月13日、SCEが発表した、携帯型プレイステーション。 32bitコアのMIPS R4000(クロック周波数最大333MHz、バス幅128bit)をCPUとメディアエンジン(メディア処理専用プロセッサ)にそれぞれ採用。 さらに、2種のグラフィクスコア、1種のサウンドコアを持つ。 16:9のワイド型TFT液晶パネルを装備。 記憶媒体としてUMDを採用。 汎用インタフェースとして、USB2.0メモリスティックIEEE802.11 無線LANIrDAをサポートする。 2004年末、製品予定。
2004年5月10日、正式発表。 外形170×74×23mm3、重量260g(バッテリー込み)。 フルカラー(1677万色)480×272ピクセル(16:9)のTFT液晶を搭載。 CPUはカスタムのPSP CPU。 クロックは1〜333MHz。 メインメモリ32MB、組み込みRAM4MB。 インターフェースは、USB 2.0IEEE802.11bIrDAをサポート。 記憶媒体は予定通り、UMD。
PSRR Power Supply Rejection Ratio。 電源電圧除去比。
PST Pacific Standard Time。 太平洋標準時(間)、太平洋冬時間。
PSTN Public Switched Telephone Network。 公衆交換電話網。
PSU Power Supply Unit。 電源装置。
PSX 2003年7月末発表された、ソニーPS2アーキテクチャーを応用したAV家電製品。 HDDを内蔵、DVD±R/RWドライブ搭載。 インターフェースとして、USB2.0メモリスティックイーサネットをサポート。
2003年10月7日、正式発表。 「DESR-5000」(160GB HDD搭載)、「DESR-7000」(250GB HDD搭載)の2モデル。
PS2 Play Station 2。 プレイステーション2。 ソニーコンピュータエンターテインメントが2000年3月4日に発売開始した次世代ゲーム機の名称。 2日間で100万台を出荷する計画には及ばなかったものの、発売3日間でWebでの予約販売を含めて98万台を達成した(但し、出荷台数は72万台)。 東芝と組んで開発した浮動小数点演算性能6.2GFLOPSマイクロプロセサEmotion Engine」、4MBのDRAMを内蔵するレンダリング LSIGraphics Synthesizer」などの超高性能なLSIを搭載し、記録媒体にはDVD-ROMを採用。 主記憶は32MBのDR DRAMで、Direct Rambus仕様の普及も期待される。 DVD-Videoの再生機能も組み込まれ、DVDプレーヤとしても使用できる。 さらに2001年にはPS2を使用したビット配信事業の開始も発表している。 価格は、発売当初3万9800円という破格の低価格であり、すでに全世界での大ヒットが予約された感がある。
2000年10月26日に米国、カナダでも発売開始。 北米での発売価格は299ドル(約32,000円)。 北米版はHDDの接続ポート付き。 但し、半導体の供給不足により、販売目標数は当初比半減。
2000年11月24日、欧州で発売開始。
2001年3月23日に全世界で1000万台を出荷。
2001年4月18日、海外モデルと同様にHDDを内蔵できる新型「SCPH-30000」を発売開始。 (初代PS2の製品型名は「SCPH-10000」、2000年6月に登場した2代目PS2の製品型名は「SCPH-15000」)
2001年10月10日に2000万台を突破。
2002年9月19日、4000万台を突破。
2003年1月15日、5000万台を突破。(日本(アジア含む)1253万台、北米2148万台、欧州(PAL地域)1602万台、合計5003万台)
2003年1月31日、世界出荷5000万台を記念した新カラーモデル3タイプ「SILVER」、「SAKURA」、「AQUA」を発表。

[プレイステーション2とX-Boxの比較] (参考:日経エレクトロニクス2000年3月27日号)
項目 プレイステーション2 X-Box
マイクロ
プロセサ
アーキテクチャ Emotion Engine 86系(PentiumVベース)の
専用チップ
動作周波数 294.912MHz 600MHz以上
主記憶 32MB DirectRumbus仕様
DRAM
64MB DDR SDRAM
主記憶の
最大データ転送速度
3.2GB/s 6.4GB/s
ジオメトリ演算器
(性能)
あり(6.2GFLOPS) 不明
グラフィクス
LSI
動作周波数 147.456MHz 300MHz
フレーム・バッファ 4MBのDRAM内蔵 主記憶とDRAMを共用
フレーム・バッファの
最大データ転送速度
48GB/s 6.4GB/s
ジオメトリ演算器
(性能)
なし あり(140.1GFLOPS)
グラフィクス
描画性能
ポリゴン描画性能 660万ポリゴン/秒 3億ポリゴン/秒
ピクセル
塗りつぶし性能
24億画素/秒 48億画素/秒
外部記憶装置 DVD-ROM、メモリ・カード HDD(8GB)、DVD-ROM、
メモリ・カード
入出力インタフェース ゲーム・コントローラ・ポート
(2本)、USB、IEEE1394
PCMCIA
ゲーム・コントローラ・ポート
(4本)、USB互換ポート、
Ethernet
出荷時期 出荷中(日本)、
2000年秋(米国)
2001年秋
PS/2 Personal System/2。 米IBM社パソコンの製品名。
PS3 Play Station 3。 2005年5月16日、ソニー・コンピュータエンタテインメント社が発表した、次世代家庭用ゲーム機。 同時に試作品を公開。 Cellを搭載、Blu-ray Discを採用。 2006年春、発売開始予定。