情報用語辞典(H - 2 )
HE human engineering。 人間工学。
Heathen 1999年6月に発見されたウィルス米Microsoft社のWord97のファイルに感染してExplorerを書き換える。 以後、Explorerを起動するたびに、HDD内のWord97のファイルを探して感染する。
HEED High Energy Electron Diffraction。 光束電子回折法。
HEL Hardware Emulation Layer。 ハードウェアの機能をソフトウェアでエミュレーションするシステムモジュール。
Helix 2002年7月、米RealNetworks社が発表した、オープンソースによるデジタルメディアコンテンツ作成、配信プラットフォーム。
HELP Help System for Emergency Life Saving and Public Safety。 緊急通報システム。
HELPキー キートップにHELPの文字が書かれているキーで、アプリケーションによってはこのキーを押すことによってHELP画面が表示される。
HEMT High Electron Mobility Transistor。 高電子移動度トランジスタ。 ガリウム砒素などを使う化合物半導体の一種。 ヘムトと呼ぶ。 ヘテロ接合を利用した、高速かつ低雑音の電界効果トランジスタベル研究所のアイデアであるが、1980年、富士通研究所が実際に開発した。
HEPA High Efficiency Particulate Air Filter。 クリーンルーム等に使われるエアフィルタで、0.3μmの粒子に対して99.97%以上の集塵効率を持ち、初期圧力損失が245Pa以下のもの。 0.1μmHEPAフィルタ、0.05μmHEPAフィルタ等と使われることもある。 ヘパと呼ぶ。
HEPC Hanshin Expressway Public Corporation。 阪神高速道路公団。 阪神高速道路公団法に基く特殊法人で、1962年設立。
HESSLA Hacktivismo Enhanced-Source Software License Agreement。 ハッキング集団Hacktivismoが案出したソフトウェアライセンス。 このライセンスで定めているのは以下のような点。 (1)本ライセンス下でリリースされるコードを利用する者は誰であれ、プライバシー、表現の自由、正当な法の手続きなどの人権を守らなければならない。(人権侵害を行なっている政府が使用することを禁じる) (2)本ライセンス下でリリースされるコードをプログラムに組み込む場合には、そのプログラムのソースコードの公開を義務付ける。 (3)米国以外の政府に対して、ライセンスの使用をめぐり何らかの問題が生じた場合には、国家主権による免責特権を放棄し、米国連邦裁判所における訴訟手続きに合意することを求める。 (4)本ライセンス下でリリースされたソフトを誰かが悪用しようとした場合や悪質な変更を加えようとした場合に法的手段に訴える権利を認める。
HEV Hybrid Electric Vehicle。 ハイブリッド・カー、またはハイブリッド電気自動車。 燃料エンジンとバッテリで駆動するモータを組み合わせた自動車。 シリーズ方式(エンジンは発電用としてのみ使用し、モータで走行)、パラレル方式(エンジンとモータの効率の良い方を使用し、単独で足りない場合はお互いに補う)、トルクスプリット方式(シリーズ方式とパラレル方式の両方式を兼ね備え、使い分ける)の3種がある。 1997年に登場。
HEX hexadecimalの省略形。 16進法。 10〜15(10進法)は、A〜Fで表記する。
HF high frequency。 短波。 3MHz〜30MHzの電磁波。(波長10m〜100m)
HFC Hybrid Fiber-Coax network。 CATV局のヘッドエンドからノードまでを光ファイバで直結し、ノードから家庭までを同軸ケーブルでツリー状に接続する形式。 ノードには光電変換装置を設置する。
HFS Hierarchical File System。 MacOSのファイルシステム。 MS-DOS/Windowsと同様階層構造を持つ。 1986年にMacintosh Plusに採用されて以後、ディスク容量は増大したが基本的な仕組みは変わっていない。
HFS Plus MacOS 8.1で、Macintoshで使用されるHFSを拡張したファイルシステム。 HFSが、ハードディスクなどの外部記憶装置を16bitのファイル情報で管理していたのに対して、32bitのファイル情報で管理できるようにした。 大容量の外部記憶装置でも、有効に使うことができる。 また、MacOSの使用できるボリュームサイズも、最大4GBから2TBへ拡張された。
HGA Head Gimbals Assembly。 サスペンション(板バネ)に磁気ヘッドをジンバルに載せて接着した組立構造体のこと。 HDDの基本構成部品の一つ。
HGC Hercules Graphics Card。 初期のパソコンで広く使われたグラフィクスカード。
HIC hybrid integrated circuit。 ハイブリッドIC、混成集積回路、ハイブリッド集積回路。 半導体部品と受動部品を混在して集積させた部品。 但し、「HIC」は村田製作所の登録商標であり使用には注意が必要。 「HYIC」が使用されることもある。
HID High Intensity Discharge。 高輝度ヘッドランプに用いる高圧放電技術。 点灯中の消費電力が小さい。
HID Human Interface Device。 Bluetoothキーボードマウスを接続する通信プロファイル。
Hierocrypt 東芝が開発した128bitのブロック暗号技術。 共通鍵暗号方式。 鍵長は、128bit、192bit、256bitに対応。 SPネット型アルゴリズムを入れ子式に使用する方式。 線形解読法差分解読法に対する安全性を数学的に証明可能。
HiFD High Capacity Floppy Disk。 ソニーと富士フィルムが開発した、容量200MBのリムーバブルディスク/ドライブ。 高密度記録用のギャップの狭いヘッドと、現行3.5インチのFDD用のギャップの広いヘッドの両方を搭載することで、従来のFDとの互換性を持っている。 高密度記録時は専用のメディアと浮上型のヘッドを使用して、データ 転送速度は最高3.6MB/s。 ポストFDDを狙う規格の一つ。 装置はソニーのほか、ティアック、アルプス電気が販売している。 媒体はソニーと富士写真フィルムが供給、14 US$ 程度。 2000年11月1日、ソニーと富士写真フィルムは、HiFD製品の新規開発中止を発表、事実上撤退した。
Hi-Fi High Fidelity。 高忠実度。 ハイファイと呼ぶ。
high-k材料 SiO2より比誘電率が高い材料の総称。 ゲート絶縁膜にhigh-k材料を用いると、漏れ電流削減に有効。
HighMAT High-performance Media Access Technology。 2002年10月18日、松下電器産業米Microsoft社が発表したCD-RWの次世代管理規格。 ハイマットと呼ぶ。
HII Home Information Infrastructure。 家庭のネットワーク化を目指す松下電器産業の構想。
Hi-MD 2004年1月8日、ソニーが発表した、MDの新規格。 現行MD(177MB)との再生互換性を持ち、初期化し直せば305MBの記憶容量に拡張できる(13時間半の録音時間)。 またDWDD技術を採用した1GBメディア(45時間の録音時間)も開発。 音楽ファイル圧縮形式は「ATRAC3plus」を採用。 著作権保護技術としてOpenMGMagicGateを採用、SCMSにも対応。 USBマスストレージもサポートし、PCの外部ストレージとしての使用も可。
HINFOレコード host information record。 DNSサーバが管理するレコードの1種。 ホストOSCPU名を指定する。
HIP Hot Isostatic Press。 熱間静水圧焼結。 ヒップと呼ぶ。
HIPAA Health Insurance Portability and Accountability Act。 1996年に制定された、米国の医療データの標準化に関する法律、及びそのデータ規格。
HIPERLAN High Performance European Radio Local Area Networks。 無線LANシステムの一つ。 ハイパーランと呼ぶ。
HIPERLAN2 High Performance Radio Local Area Network type 2。 主に欧州で使われている5GHz帯の無線LAN規格。 ハイパーランツーと呼ぶ。
HIPPI High Performance Parallel Interface。 800Mbps〜1.6Gbpsの速度で大量データを並列転送することを目的に開発されているインタフェース。 データ幅は、32bitもしくは64bit。 ヒッピーと呼ぶ。
HiQOS 松下通信工業と松下電器産業が共同開発した情報系車内LAN向けインタフェース規格。 POF(プラスチック光ファイバ)を使用し、データ伝送速度は54Mbps。
hi-res high resolution。 高解像度。 ハイレゾ。
HIROS High Resolution Satellite。 災害監視用高分解観測技術衛星。 ハイロスと呼ぶ。
HiSIM 2001年11月12日、広島大大学院極微細デバイス工学研究室(http://home.hiroshima-u.ac.jp/usdl/index-j.html)と半導体理工学研究センター(http://www.starc.or.jp/index-j.html)が発表した、トランジスタモデル。
Historic RFCの分類のひとつ。 新技術の登場により古くなったRFC、不要となったRFC。
HiSWANa High Speed Wireless Access Network type a。 ARIBが策定した、無線通信方式。 欧州のHyperLANとほぼ同じ仕様。 5GHz帯を使う。
HiSWANb High Speed Wireless Access Network type b。 25GHz帯を使う高速無線LANシステムの仕様。
HIT Heterojunction with Intrinsic Thin-layer。 薄膜アモルファスSiと単結晶Siを組み合わせた太陽電池。
HITAC Hitachi Automatic Computer。 日立製作所コンピュータの総称。 ハイタックと呼ぶ。
HIV human immunodeficiency virus。 ヒト免疫不全症ウイルス。 エイズ・ウイルスのこと。
HJFET Heterojunction FET。 ヘテロ接合電界効果トランジスタ。
HKチャンネル 1998年4月に日立製作所が開始した、教育、医療・福祉関連の情報サービスを提供できる衛星を使った情報配信メディア事業。 通信衛星(CS)には、JSkyBと同じ、日本サテライトシステムズのJCSAT-4を利用。 家庭には、パソコンまたはテレビに接続する専用受信機を設置、映像番組や文字・静止画データを配信する。 専用受信機にはデータ蓄積機能を持たせ、夜間のプッシュ型配信も可能とする。 電話回線を経由したインターネットアクセスも可能。