情報用語辞典(V - 3 )
VT Virtual Terminal。 遠隔操作を規定したプロトコル ISO9040/9041で規定。
VTAM Virtual Telecommunications Access Method。 仮想記憶通信アクセス方式。 ブイタムと呼ぶ。
VTCMOS Variable Threshold Voltage CMOS。 MOSトランジスタに基板電圧を掛けることで、実効しきい値電圧を動的に制御する低消費電力化技術。
VTOC Volume Table of Contents。 ディスク上のファイルリスト。 メインフレームで使用される。
VTR Video Tape Recorder。 ビデオ・テープ・レコーダ。
VT-100 米Digital Equipment社ディスプレイ端末の名称。 現在では、一般的にこの端末で使われる画面制御のコードセットを言う。 標準的なターミナルとして広く普及したことから、パソコンなどをインテリジェントターミナルとして利用する時に使うソフトウェアであるターミナルエミュレータには、VT-100互換モードがあることが多い。
VUMA VESA Unified Memory Architecture。 パソコンで主記憶の一部をフレーム・バッファとして使うための標準仕様。 ブーマと呼ぶ。
VUP VAX Unit of Performance。 VAX-11/780を基準にした性能指標。
VUV vacuum ultraviolet。 真空紫外。 波長0.2〜200nmの紫外域。
VVIDD VESA Video Interface for Digital Display。 米VESAが定める液晶モニタ向けのインタフェース。 ヴィヴィッドと呼ぶ。
VWM Video Watermarking Group。 2001年4月25日、米Digimarc社、日立製作所、米Macrovision社、NEC、蘭Philips社、パイオニア、ソニーが共同設立した、デジタルビデオ向け電子透かし技術の標準化団体。
VxD Windows3.1Windows95仮想デバイス・ドライバのこと。
VXI VMEbus eXtensions for Instrumentation。 計測器用の標準バス。
VXML Voice XMLIVRの記述を行えるXML。 米AT&T社、米Lucent Technologies社米Motorola社米IBM社が中心となって仕様を策定した。
V.110 1984年、ITU-Tによって定められた、ISDN ネットワークに使用する同期及び非同期シリアルインタフェースを持つDTE規格。
V.120 1988年、ITU-Tによって定められた、カプセル化されたデータ伝送プロトコルによるISDN ネットワークに使用する同期及び非同期シリアルインタフェースを持つDTE規格。
V.17 1991年、ITU-Tによって定められたTCM変調を使用したFAX規格。 G3の12000bps〜14400bpsに対応。 V.32bis半二重通信
V.21 1964年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップで使用される非同期全二重通信 モデム規格。 0-300bpsで、FSK変調を使用。
V.22 1980年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップで使用される同期及び非同期の全二重通信 モデム規格。 通信速度は600bps及び1200bps。 DPSK変調を使用。
V.22bis 1984年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップ及び専用線(2線)で使用される同期及び非同期の全二重通信 モデム規格。 通信速度は2400bps。 QAM変調を使用。
V.23 1964年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップで使用される同期及び非同期の半二重通信 モデム規格。 通信速度は0-600bps、0-1200bps。 FSK変調を使用。
V.24 1964年、ITU-Tによって定められた、RS-232C インタフェースの全回路機能定義。
V.25 1968年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップ上での自動呼び出し/応答装置規格。
V.25bis 1968年、ITU-Tによって定められた、V.25の第2規格。
V.26 1968年、ITU-Tによって定められた、専用線(4線)で使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は2400bps。 DPSK変調を使用。
V.26bis 1972年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップで使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は1200bps及び2400bps。 DPSK変調を使用。
V.26ter 1984年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップ及び専用線(2線)で使用される同期及び非同期の全二重通信 モデム規格。 通信速度は2400bps。 DPSK変調を使用。
V.27 1972年、ITU-Tによって定められた、専用線(4線)で使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は4800bps。 DPSK変調を使用。
V.27bis 1976年、ITU-Tによって定められた、専用線(4線)で使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は2400bps及び4800bps。 DPSK変調を使用。 自動適応イコライザを追加定義。
V.27ter 1976年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップで使用される同期半二重通信 モデム規格。 通信速度は2400bps及び4800bps。 DPSK変調を使用。 G3 FAXで使用されている。
V.28 1972年、ITU-Tによって定められた、RS-232C インタフェースの全回路機能定義。
V.29 1976年、ITU-Tによって定められた、専用線(4線)で使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は4800bps、7200bps及び9600bps。 QAM変調を使用。 G3 FAXにも対応。
V.32 1984年、ITU-Tによって定められた、ダイヤルアップ及び専用線(2線)で使用される同期及び非同期の全二重通信 モデム規格。 通信速度は4800bps及び9600bps。 TCM変調を使用。 エコーキャンセラを採用。
V.32bis 1991年、ITU-Tによって定められた、同期及び非同期の全二重通信 モデム規格。 通信速度は4800bps、7200bps、9600bps、12000bps及び14400bps。 TCM変調、エコーキャンセラを使用。
V.32terbo 米AT&T社の19200bpsモデム規格。
V.33 1988年、ITU-Tによって定められた、専用線(4線)で使用される同期全二重通信 モデム規格。 通信速度は12000bps及び14400bps。 QAM変調を使用。 オプションとして、複数の端末間で伝送線を時分割シェアするマルチプレクス機能をサポート。
V.34 1994年、ITU-Tによって定められた、28800bpsモデム規格。 最高28800kbpsでの接続を規定している。
V.42 1989年、ITU-T(旧CCITT)によって定められた通信時のエラー訂正に関する規格。 V.32やV.32bis対応のモデムにおいて働く。 エラー訂正プロトコルにはLAPMがさ移用されているが、MNPクラス2〜4の機能も持つ。
V.42bis 1989年、ITU-TS(旧CCITT)によって定められた通信時のデータ圧縮に関する規格。 V.42との併用が前提となる。 BTLZを採用。 最大圧縮率4倍。
V.44 ITU-Tによって定められた通信時のデータ圧縮に関する規格。 V.42bisより25%圧縮効率が向上している。
V.54 1976年、ITU-Tによって定められた、モデムに内蔵するテスト規格。
V.56 1972年、ITU-Tによって定められた、モデム性能を比較するためテスト規格。
V.90 56kbpsモデムの新規格。 56kbpsモデムには、x2K56Flex互換性のない2つの規格が存在したが、双方の長所を合わせ持つ統一規格としてITU-Tによって提唱された。 順調に進めば1998年9月には正式に制定される予定である。 この制定によって、x2とK56Flexは消滅して行くとみられている。
V.92 2000年7月4日にITUが勧告した、V.90を拡張した新56kモデム規格。 主な拡張点は、(1)、上り方向の最大通信速度を33.6kbpsから48kbpsに高速化(2)着信音声通話のために、データ通信ホールドが可能、(3)電話回線に関する情報を保管することにより、接続を確立するまでの時間を短縮。