情報用語辞典(M - 9 )
MT Magnetic Tape。 磁気テープ。
MTA Major Trading Area。 全米を51に分割した地域。
MTA Message Transfer Agent。 電子メールを中継するためのプログラムのこと。
MTA Mail Transfer Agent。 メール・サーバの正式名称。
MTBF Mean Time Between Failures。 平均故障時間。 ハードウェアあるいはその構成部品が、故障無しの状態で経過する時間の平均値。 ハードウェアの信頼性を表す目安となる。 実際には、経過時間の累計を故障件数で割ったもの。 修理しながら継続使用できる系、機器、部品などに適用される。
MTC MIDI Time Code。 MIDIタイムコード。
MT-CMOS Multi-Threshold CMOS。 NTTが開発した、低消費電力のCMOS技術。
MTD Memory Technology Driver。 PCカード上のメモリにアクセスするために必要なアルゴリズムを実行するソフトウェア
MTDSM Multi-Tap Direct Sampling Mixer。 携帯電話機のRF回路の周波数変換部などで利用される直接サンプリング型ミキサのアーキテクチャで、マルチタップ型を特徴とする。
MTF Modulation Transfer Function。 光学系の振幅の伝達関数。 周波数が高くなるほど減衰する特性となる。
MTO Multilateral Trade Organization。 多角的貿易機構。
M to M Machine to Machine。 機械と機械を常時接続回線で接続するサービス。 具体的には、監視カメラ、自動販売機等。
mtools Linux上でMS-DOSファイル(FATファイルシステム)を操作するためのツール(ソフトウェア)群の総称。
[ 主なmtoolsコマンド ]
mcd 作業ディレクトリ変更
mcopy MS-DOSとLinux間でのファイルコピー
mdel ファイルを削除
mdir ディレクトリ表示
mformat フロッピーディスク初期化(MS-DOSファイルシステム)
mmd ディレクトリ作成
mrd ディレクトリ削除
mtype ファイル内容表示
MTP Media Transfer Protocol。 米Microsoft社が開発した、ポータブル機器とWindows PCを接続するための仕様。
MTR Multi-Track Recorder。 1本の磁気テープに同時に複数の音楽信号を記録できるようにしたテープレコーダ。
MTS Magnetic Tape Standard。 磁気テープ規格。
MTTF Mean Time To Failures。 故障するまでの平均時間(寿命)。
MTTFF Mean Time To First Failure。 最初の故障までの平均時間。 修理しながら継続使用できるシステムが、最初の故障までの平均時間。
MTTR Mean Time To Repair。 平均修復時間。
MTU maximum transfer unit。 IPパケット最大長。 Ethernetでは、1518byte。 Windows98以降では、OSが回線速度に応じて自動的にMTUを調節する。(128kbps以下では576byte、それ以上では1500byte) また、「ダイヤルアップアダプタのプロパティ」でIPパケット・サイズを大(1500byte)、中(1000byte)、小(576byte)から手動設定できる。 なお、一部のADSLサービスで使用されているPPPoE プロトコルはIPパケットにさらにPPPヘッダを付加し、Ethernetで中継するため、MTUは1456byte以下の方が効率が良い。 MTUが1500byteとなっているとIPパケットが分割され、2個のEthernetフレームで送信されることになる。
MTX コンピュータ・ウィルスの1種。 名称 W32/MTX。 ウイルスの添付ファイルを電子メールで自動送信するウィルスだが、メーラーの種類を問わないのが特徴。 本物のメールの後にタイトルのない添付ファイルだけのメールとして送信されてくる。 また、添付ファイル名が毎回変わる、「送信済みメール」ボックスに履歴が残らないという悪質なもので、拡散危険性が極めて大きい。 感染すると、自動送信の他に、特定URL(ワクチン・ソフト・ベンダー等)へのアクセス遮断、不正プログラム(インターネットから危険なプログラムをダウンロードする)の実行を行う。 初期バージョンではこのダウンロードは失敗するが、不正プログラムが正常に動作する亜種が登場すると予想される。
MUA Mail User Agent。 メーラーの正式名称。
MUG Macintosh User Group。 米Apple Computer社Macintosh ユーザーが作っているグループ。 全世界に1000を超えるグループが存在する。
MultiAudio 2001年7月、OSTAが策定した新仕様。 MP3WMA等の圧縮されたオーディオ・データをCD-RCD-RW等に記録するためのもの。
Multibank
DRAM
MDRAMとも表記する。 一般的にDRAMは揮発性で、そのままでは記憶されたデータが消えてしまう。 よって定期的にデータの読み出しを行って記憶内容を保持させる必要がある(この動作をリフレッシュあるいはプリチャージと呼ぶ)。 しかしリフレッシュ中は、CPUがDRAMにアクセスできないため、この待ち時間の分だけアクセスに時間がかかることになる。 MDRAMでは、DRAMの内部を複数の領域(メモリバンク)に分割することによって、リフレッシュ中の領域とCPUがアクセスしようとする領域を重ならないようにする。 これにより、高速なデータアクセス(600MB/s)が実現する。
MultiPlay 2001年7月、OSTAが策定した新仕様。 CD-RCD-RW等の再生互換性に関する仕様
MULTI-S01 日立製作所が開発したストリーム暗号技術。 共通鍵暗号方式。 鍵長は、128bit、192bit、256bitに対応。 ストリーム暗号であるため、並列処理による高速化が可能。
MULTOS Multiapplication Operating System。 マルチアプリケーション対応のICカードOSの一種。
MUMPs Multi-User MEMS Processes。 1枚のウェハーを複数ユーザーが共同で利用するMEMS試作サービス。
MUSE Multiple Syb-Nyquist Sample Encoding。 ハイビジョンを衛星で放送するための帯域圧縮方式。 ミューズと呼ぶ。
Musea 2002年9月6日に、NTTドコモが発売開始した、Pocket PC。 カシオ製。 「Wake On Ring」機能(サーバ側から付属のPHSを通じて更新情報を伝達する機能)搭載。 薄さ14.8mm、重さ約180g。
MUSIC Multiple Signal Classification。 受信信号の相関行列を固有値分解することで、到来電波の方位を求めるアルゴリズム。
MUSICAM Masking Pattern Adapted Universal Suband Integrated Coding And Multiplexing。 オーディオ信号のデータ圧縮方式の一つ。 ミュージカムと呼ぶ。
Mustang 米AMD社Athlonアーキテクチャを使用したモバイルプロセサの開発コード名。 2000年後半に発表予定。 0.18μmプロセスで、最大2Mバイトの2次キャッシュがプロセサコアに統合。 マスタングと呼ぶ。
MUX Multiplexer。 マルチプレクサ。 マックスと呼ぶ。
MVA Multidomain Vertical Alignment。 富士通が開発した、TFT液晶分子の配列方式。
MVDISC 書き換え可能なDVD規格の一つ。 NECが製品化している。 容量は片面5.2GB。 DVD-RAMDVD+RWに対抗する第3の規格。
MVEX Minimal Video Extension to X。 米Tektronix社が開発したXウィンドウ上に動画像を表示するための拡張機能。 エムベックスと呼ぶ。
MVNO Mobile Virtual Network Operator。 仮想移動体通信事業者。 携帯電話会社から回線を借り、料金一括請求や部署別請求等の付加価値を付けて提供するサービス業者。 ユーザーは主に企業。
MVP Multimedia Video Processor。 1994年、米TI社が開発した高速DSPチップ。
MVS Multiple Virtual Storage。 1974年に登場した、米IBM社メインフレーム用主力OS
MVS/ESA MVS/Enterprise Systems Architecture。 1988年に登場した、米IBM社MVS新バージョン。 16TBまでの仮想記憶を扱える。
MVS/XA MVS/eXtended Architecture。 1981年に登場した、米IBM社MVS新バージョン。 2GBまでの仮想記憶を扱える。
MWave 米IBM社が開発した、モデムやサウンドカードのエミュレーションを可能にするDSPチップ。 エムウェイブと呼ぶ。 単体のモデムやサウンドカードと違って、ソフトウェア(ファームウェア)を書き替えることによって、機能や性能を向上させることができるのが特徴。 IBMのノートパソコンのThinkPadやデスクトップパソコンのAptivaなどに採用されている。
MWIF Mobile Wireless Internet Forum。 2000年2月2日に発足した、インターネットに対応する無線ネットワークの標準化に向けて、共通仕様の策定を目指す業界団体。 コンピュータや通信関連の大手43社が参画。
MWIPS Million Whetstone Instructions Per Second。 浮動小数点演算の性能指標。
MXレコード Mail Exchange Record。 DNSサーバに設定する項目の一つで、メール・サーバ名を登録する。
MXF Material Exchange Format。 Pro-MPEG ForumやAAF Associationらが協力しながら規格化作業を進めているメタデータ仕様。
MXI Multisystem eXtension Interface。 計測システム専用バスの規格。 データ 転送速度200Mbps。
MXM Mobile PCI Express Module。 ノートパソコンで使うグラフィクス・ボード用インタフェース
MX RR Mail Exchange Resource Record。 DNSサーバに設定されたメールサーバを示す情報。
MXT Memory eXpansion Technology。 2000年6月26日に米IBM社が発表したハードウエア・インプリメンテーション技術。 アクセス頻度の高いデータや命令をマイクロプロセッサの近くに保管しておきアクセス高速化を図る。 頻繁の低いデータは圧縮してディスク上ではなくメモリ上に格納しておく。 圧縮はハードウェア・ベースのアルゴリズムを使用し、展開(伸張)はナノ秒オーダ。 実質的にサーバのメモリ容量を2倍以上に増加し、かつ高速に利用できるようになるというもの。
MyDoom 2004年1月末に発見された、コンピュータ・ウィルスの1種で、ワーム型。 電子メールの送信エラーを装った件名のメールで届く。 WindowsOSを持つPCに感染する。 感染すると、遠隔操作可能なプログラムをインストールし、そのPCからSCO GroupのWebサーバへデータの送信(DoS攻撃)が始まる。 また、TCP3127ポートに外部との通信を行なうためのバックドアを設ける。 2月1日、この攻撃のため、SCOサイトはダウンした。 Novargとも呼ばれる。
MyDoom.B 2004年1月末に発見された、コンピュータ・ウィルスの1種で、ワーム型。 MyDoomの亜種で、MicrosoftWebサーバを攻撃するタイプ。 ウイルス対策ソフトメーカーサイトへのアクセスを妨げようとする機能が追加されている。
MZ Mach-Zehnder。 光変調方式の一種。
M1 Cyrix社が開発したPentiumプロセッサ対応のx86 互換 CPU。 Pentiumと同じ296ピンソケットに装着できる。 x86命令に完全互換なため、Pentiumコードにエミュレーションすることなくx86コードをネイティブに実行できる。 そのため、従来のアプリケーションの実行も高速に実行する。 またCPU内部の待ち時間を可能な限り減らす技術のOut-of-Order実行機能が備えられている。
M1sc Cyrix社が開発したPentiumプロセッサの下位機種対応のx86 互換 CPU米Intel社のDX4と同じソケットに装着することができる。 M1sc(120Mhz)はPentium(90Mhz)と同等の処理速度を実現する。 命令実行パイプラインの構成や分岐予測に同社のM1の技術を採用しているが、スーパースケーラ技術は採用されていない。 そのため低消費電力で発熱も少なく、ノートパソコンでの利用に向いている。
M2 Cyrix社が開発したマイクロプロセッサで、300MHz版以降、PentiumUに対抗してMUと名称が改められた。
M4IF MPEG-4 Industry Forum。 MPEG4の普及促進団体。