情報用語辞典(ラ)
ラーマン・
スキャッタリング
Raman scattering。 長距離の低雑音光増幅方式。 伝送網全体に渡り、雑音をほとんど増大させることなくパワー供給を可能にする方式。 信号の受信点から後ろ向きに発せられる伝送波よりも低い周波数の波(ラーマン・ビームと呼ぶ)が、より高い周波数をもつ伝送波に出会うと、自分のエネルギーをそちらに渡してしまうというもの。
雷サージ 線路の近傍に落雷した雷放電電流の電磁界により通信線路に発生する雑音。
ライザカード Raiser Card。 デスクトップ パソコン(特に薄型タイプ)で使用されることのある、バススロット専用カード。 PCIバスに直結したコネクタにマザーボードに対して垂直になるように装着される。
ライティング
ソフト
writing software。 CD-R/RWDVD-R/RWにデータを書き込むソフトウェアの総称。
ライト
イミディエイト
キャッシュ
write-immediate cache。 HDDのI/O処理高速化手法の一つ。 キャッシュに書き込んだ時点でライト処理が完了したものとしてホストのアクセスを完了させ、実際の円板へのデータ書き込みはバックグラウンドで実行する。
ライトバック writeback。 CPUの処理プロセスのひとつ。 命令を実行した結果をメモリに書き戻す処理。
ライブオンデマンド Live on Demand。 VOD サーバに入力中の映像も再生視聴できる技術。
ラインプリンタ Line Printer。 1行分の印字ヘッドを持ち、1行単位で印刷する方式のプリンタ。 特に汎用機に接続して使用されるインパクトプリンタのことを指す。 印字方式としてはチェーン上に並んだ英数字あるいは仮名のドラムが印刷用紙とハンマーとの間にあり、該当の文字が回って来た時点でハンマーが叩き、印刷用紙に文字が印刷される仕組みになっている。 現在ではレーザービーム方式のプリンタが多く使用されているが、複写式の印刷用紙に印刷する時には、この方式でないと複数枚(例えば、納品書、受領書、請求書などの同じ内容のもの)同時に印刷することができないため、 現在でも使用されている。
ラウンド・ロビン
DNS
Round-robin DNS。 サーバの負荷分散方式の一つ。 DNSの設定方法に工夫を施し、1つのURLに対してDNSサーバが返信するIPアドレスを一定時間ごとに自動変更する。
楽網楽座 インパクの愛称。 「らくもうらくざ」と呼ぶ。
ラジオボタン radio button。 排他的な選択肢のGUIの一つ。 項目名の先頭に丸いボタンがついており、選択した項目名のボタンだけがドットを表示する。
ラスー Lasoo。 カナダLasoo社が提供する検索エンジン。(http://www.lasoo.com/ユーザーが指定した地域の情報に絞って検索を行う。
ラスタデータ raster data。 ビットマップのこと。 グラフィクスを格子状に並んだ点(ビット)の集まりで表現する。 GIFJPEGもラスタデータである。
ラスタライザ rasterizer。 表示や印刷が可能なビットマップに、アウトライン・フォントを展開するソフトウェアパソコン本体で実行してからビットマップをプリンタに送る場合と、パソコンからページ記述言語をプリンタに送ってプリンタ側で実行する場合の2通りがある。
ラスタライズ rasterize。 アウトライン・フォントを表示や印刷が可能なビットマップに展開すること。
ラストマイル last mile。 ラスト・ワン・マイルと同じ。 配送センターから消費者の玄関先までの物流、配送・返品業務を意味する。
ラスト・
ワン・マイル
Last One Mile。 通信回線において、通信事業者が個人や家庭と接続する最後の1マイルのこと。 最も接続コストが高い部分。 また、転じて、サービスを利用する顧客とのインタフェースを指す。
ラッチアップ latch-up。 CMOSトランジスタのウェル、Si基板、n+拡散層、p+拡散層により形成される npn、pnp 構造(寄生バイポーラ・トランジスタ)が、電源や入出力端子からの雑音によりオン状態となり、電源と接地の間に大電流が流れる現象。 ラッチアップが発生すると、Siや配線などが融け出し、素子が破壊される。
ラップトップ
コンピュータ
Laptop Computer。 コンピュータの形状の一種で、パソコン本体、キーボード、液晶ディスプレイが一体になっているものを指す。 ひざ(lap)の上に置いて使えることからこの名が考案された。 「ノート型」よりも大型で、バッテリでの使用ができない製品も含まれる。
ラピッド・
レジューム
Rapid Resume。 スイッチを切った時点でのマシン状態を記憶/復元する機能。 最近のノートパソコンでは標準で搭載されている場合が多いが、デスクトップマシンでは搭載している例は米IBM社製Aptivaなど少ない。 起動に時間がかかるOSを使う際に便利。
ラベルビューロ label bureau。 フィルタリングに用いるレイティング結果のデータベース
ラマン散乱 Raman scattering。 光ファイバに非常に強い光を入力すると、長波よりの周波数の光が発生する現象。
ランダム・シーク Random Seek。 HDDの性能評価等に使用されるシーク・パターン。 シーク距離、方向をランダムに発生させ、実際の装置上での連続データ処理を模擬する。
ランディング・ゾーン Landing Zone。 CSSゾーンのこと。
ランド land。 記録可能な光ディスクで使われる記録用のガイドトラック。 レーザ照射方向から見て凹部に当たる。
ランニングコスト 装置や機器を運用して行く上で必要な経費。 電気代や消耗品代等が主なもの。
ランハム法 Lanham Act。 アメリカ合衆国法律集15款1051条〜1127条(15 U.S.C.(United States Code) §§1051-1127)。 日本の商標法と不正競争防止法を合わせたような法律で、登録商標だけでなく、未登録商標も保護する。 製品デザインや企業イメージの盗用を防ぎ、正規品の先行者利益を確保する目的。
ランプ・レート Ramp Rate。 企業のビジネスの成長速度。
ランレングス圧縮 Run Length Compression。 デジタルデータの圧縮技術のひとつ。 データ中のビット列の出現頻度を調べ、その高い順に短いビット列を割り当てる。 データ変換には対応表を記録した辞書が必要となる。