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志水辰夫(旅先で読む文庫本)

絶好調が息長く持続している。

日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、柴田錬三郎賞などを受賞し、文庫本化も年数冊を数える。

「志水節」と呼ばれる文体は、センチメンタルで、華麗で、饒舌で、ニヒルで、格調高く、およそひろさんの趣味にぴったりと合う。

主人公が巻き込まれる事件は多彩で、日常起こりえないようなものもあるが、全くあり得ない話でも無い。
また、事件を追いかけて、方々かけずり回り、日本中いろいろな土地に展開する話は冒険談として考えるとこれも良く検討されている。
だが、主人公はインテリで、思索的で、タフで、自己規制が効き、抑制的な考え方をする。この主人公の人物づくりが、志水節の一番の魅力なのだろう。

ごく最近、時代ものに傾斜してきた。

<講談社文庫>
飢えて狼
裂けて海峡
散る花もあり
背いて故郷
オンリィ・イエスタデイ
帰りなん、いざ
花ならアザミ
負け犬

<新潮文庫>
行きずりの街
いまひとたびの
あした蜻蛉の旅
情事
暗夜
きのうの空
飢えて狼
裂けて海峡
背いて故郷
オンリィ・イエスタデイ
帰りなんいざ
ラストドリーム
青に候
うしろ姿
黒い報告書

<集英社文庫>
あっちが上海
こっちは渤海
カサブランカ物語
滅びし者へ
いつか浦島
生きいそぎ
みのたけの春

<角川文庫>
冬の巡礼

<文春文庫>
男坂
うしろ姿
<光文社文庫>
きみ去りし後

<徳間文庫>
夜の分水嶺
尋ねて雪か
ラストラン

<双葉文庫>
約束の地


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