旅先で読む文庫本ひろさんの読書遍歴日本作家編 五十嵐貴久New 池宮彰一郎Updated 宇江佐真理Updated 荻原浩New 北森鴻New 佐藤雅美Updated 志水辰夫Updated 真保裕一Updated 東郷隆Updated 藤原伊織Updated 山本一力New 横山秀夫Updated 隆慶一郎 本欄で更新を怠っている作家 帚木蓬生
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ジョン・グリシャム(旅先で読む文庫本)アメリカ大統領選挙がもつれ、訴訟合戦になったのは記憶に新しいが、ジョン・グリシャムの「評決の時」を読んでいたので、訴訟システムが良くわかり、現実の訴訟戦術がまるで小説のように繰り広げられたのには驚いた。グリシャムの作品は、ほとんどが、若い法律家(弁護士)か法学部の学生が出てくる。 が、グリシャムの作品は、法廷ものというより、法律関係者が主人公の冒険小説で、血わき肉踊る作品といった方が適切な気がする。 評決の時は処女作で、発表時にはあまり売れなかったそうだが、第2作「法律事務所」では、原稿のコピー段階で大いに評判になり、この作品が映画化され、第3作「ペリカン文書」が映画化されるに及んで、この処女作までが売れ始め、ベストセラー作家に連続してノミネートされるようになったという。 ペリカン文書は、ロー・スクールの学生が論文で陰謀を暴き、命を狙われるという話。 これも面白い。 第4作「依頼人」は、マフィアの弁護士が自殺する様を図らずも目撃した少年と、少年の依頼で弁護人になる中年の女性弁護士の話で、これも息をつかせないほど面白い。 食わず嫌いの人も一度試しに読んでみると、やみつきになること請け合いだ。 評決の時<新潮文庫> 法律事務所<新潮文庫> ペリカン文書<新潮文庫> 依頼人<新潮文庫> 処刑室<新潮文庫> 原告側弁護人<新潮文庫> 陪審評決<新潮文庫> スキッピング・クリスマス<小学館文庫> ペインテッドハウス<小学館文庫> 路上の弁護士<新潮文庫> 最後の陪審員(上下)<新潮文庫> 大統領特赦(上下)<新潮文庫> 最後のタッチダウン(上下)<ゴマ文庫> 謀略法廷(上下)<新潮文庫> 無実(上下)<ゴマ文庫> アソシエイト(上下)<新潮文庫> 自白(上下)<新潮文庫>
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