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ロバート・B・パーカー 

2010年1月18日ボストンの自宅で逝去と報じられた。合掌

ネオハードボイルドといわれる。
ベトナム戦争を体験したアメリカは、正統ハードボイルドがすたれ、 優しい主人公主体の、ネオ・ハードボイルド(男の探偵)の時代を経て、 今や女性探偵大流行の時代に突入している。
主人公は私立探偵スペンサー。
スペンサーは、心情は優しいが、体力的には本当のハードボイルド。
ジョギングをし、トレーニングジムでボクシングの練習を怠らない。
スポーツ観戦が大好きで、野球やバスケットの造詣が深い。

生活信条も健全で、他のネオ派に見られる敗残者イメージは全くない。
また饒舌で、気の利いたセリフを吐くのが趣味。
相棒のホークは得体の知れない臭いを放つ。

TJのキャラクターがよい
(この相棒はヴァクスの相棒たちと一脈通ずるところが良い)

もう一つ、料理を作る場面が良く出てくる。
いま流行の女探偵でも、料理については記述が少なく、テイクアウトか、 冷凍肉のステーキ作りぐらいしか出てこないのに、スペンサーは本当に旨そうな料理を作り、自分で食べたり、人に供したりしている。

このシリーズは読み進めていくうちに、スペンサーを主人公にした、冒険小説的色彩が強くなってくる。
スーザンとの関係がだんだん深まる。

最近、女探偵サニー・ランドルものがシリーズ化した。
自立心に富む離婚歴のある女性が探偵になって、事件を解決してゆく話だが、元夫との関係も断ち切れず、自立とは何かを考えさせる話だが、面白い。

年代は少々古いが、面白いシリーズだ。

<ハヤカワ・ミステリ文庫>

スペンサー・シリーズ
失投
ゴッドウルフの行方
約束の地
ユダの山羊
レイチェルウオレスを捜せ
初秋
誘拐
残酷な土地
儀式
拡がる環
告別
キャッキルの鷲
海馬を馴らす
蒼ざめた王たち
深紅の歓び
プレイメイツ
スターダスト
晩秋
ダブルデュースの対決
ペイパー・ドール
歩く影
虚空
チャンス
悪党
突然の災禍
ハガーマガーを守れ
ポットショットの銃弾
笑う未亡人
真相
背信
冷たい銃声
スクール・デイスズ
ドリームガール
昔日
灰色の嵐
プロフェッショナル
盗まれた貴婦人


サニー・ランドル・シリーズ
家族の名誉
二度目の破滅
束縛
メランコリー・ベイビー
虚栄
殺意のコイン


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