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ポーラ・ゴズリング(旅先で読む文庫本)

ひろさんのミステリーの好みは、

  • 登場人物が人として描かれていること
    (実在感,本人の考え方,生活)
  • 恋人が好ましい人であること
  • 話のテンポが早いこと
  • 地域的広がりがあること(狭い市内の話でも,動きがあること)
  • 世の中や社会(世相)が描かれていること
  • 主人公が普通の人であること
    (スーパーヒーローでなく普通の人で問題解決能力を持っていること)
  • 謎解きが複雑でないこと
など幾つかのポイントがあるが,ポーラ・ゴズリングはほぼこれらの点を満たしている。
概して,女性作家は独りよがりの面が多いが(従って社会性に乏しいのが普通だが), ゴズリングはそんなことはない。
作品には警官が良く出てくるが,人間として描かれていて,警察に対する偏見はあまりない。
警察を中心とした作品も多く,例えば 「ウイッチフォード連続殺人」と「死の宣告」にはイギリスの主任警部が, 「モンキーパズル」と「殺意のバックラッシュ」にはアメリカの警部補が出てくるが, これもはじめに掲げたひろさんの好みに合った描かれ方をしている。

舞台設定も作品毎に違う。
例えば,サラ・パレツキーのヴィク・ウオーショースキーの舞台設定は,マンネリ気味になり やすいが,ポーラ・ゴズリングはそこを工夫して飽きさせない。

女性がとても魅力的に描かれているのは,当然と言えば当然だがこれも良い。

<ハヤカワ・ミステリ文庫>

ウイッチフォード連続殺人
逃げるアヒル
ゼロの罠
死の宣告
負け犬のブルース
赤の女
モンキーパズル
殺意のバックラッシュ
ブラックウオーター湾の殺人
ハロウィーンの死体


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