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4月は主に溜まってたゲームをこれもまた怒涛のように消化してました。
主に巷で評価が高いものを中心に、20本くらいは遊んだかなあ。
クリアした後、レビューサイトを巡って自分の他人の受けた印象の違いを比べたりしてると、
まあ仕事柄、ゲームにおけるBGMとはなんぞや、なんてことをつらつらと考え始めちゃう。
すごくいい曲だと自分は感じても、軒並み評価が悪いなんてことはよくある話で。
逆にものによっては、そこまでか?ってくらい評価が高かったりもする。
同業種の友人も多くて、楽曲制作のスタンスもそれぞれ様々だったりするけど、
成功してる人も、埋もれてる人もいる。僕は今ほぼ後者に入っちゃってるんだろうな。
フリーでやっている以上、ある程度自分の楽曲の「印象」を周囲がイメージできる位でないと、
いい仕事はなかなかやってこない。それには単純に言えば個性、が必要なんだと思う。
いろんな場面や、ディレクターの要望に対応する力、というものは長年培った経験で
それなりに自信はあるんだけれども、じゃあ自分がやりたいことは何だ、自分が本当に
楽しみながらこだわって作れる音楽のジャンルは何だ?というと、それがすごく曖昧、というか、
一般的に見て手広すぎるところがあるんだと思う。結構なんでも好きだったりするから。
要するに、広く浅く、になってしまっているんじゃないかと感じる。
その中から少しでもいいから、深く、の部分も作っていきたいし、そのためには
何か、自分の中でのブレイクスルーが必要な時期に来ているんじゃないかと思う。
現状、それなりに楽しんでプロ的に通用するものを作れてるからいいや、なんて慢心を排除して、
その先のレベルに向かえる力、チャレンジ精神とでもいうか。
もちろん、楽しみながら、という姿勢は維持できるようでなければ続かないだろうし、
じわじわとそのやる気を溜め込むのに、ゲームをいろいろ遊んでみるっていうのは
なかなか自分にとってはいい手段なんだろうなと思う。
まあでも、なんにしても、言うのは簡単。有言実行とできるのか、これから、ですなあ。