●板橋文夫(P) |
私がこれだけジャズにのめりこんだのも、彼の演奏に出会ったからということが大きいです。名前は梅津数時のCD「キネマ」に参加していたので知っていましたが、初めてライヴを聴いたのはエアジンでのことでしたが(ライヴ記)。 とにかくそのパワフルな演奏、しかし迫力だけでない情感、日本的な音楽性。幅広いミュージシャンとのセッションと激しく優しいアドリブ…。人間としての生命感に満ちあふれている、すべてにおいて刺激的なピアニストです。 |
▼CD 「お月さま」「西遊記」「游」 ▼ライヴ記 99.5.3/横浜ジャズプロムナード98 /98.5.2/97.11.9/横浜ジャズプロムナード97/97.7.19 /横浜ジャズプロムナード96/96.5.4/横濱ジャズ・プロムナード95 /95.5.27/95.5.6/94.9.10/94.6.25/94.2.26 /太虚/93.8.28/93.5.29/93.2.6/92.11.7/92.5.4 |
●梅津数時(Sax) |
とにかく幅広い活動をする音楽家。自分主催の複数のバンドに、他のジャズメンたちへのセッション、ロックやニューミュージックへのサポート、舞踏との共演など…自分のスタイルはしっかり持ちながら、いろいろなジャンルそれぞれに対応していく器用さ。外国人アーチストとのフリーセッションではケンカせずにうまく相手をのせていきます。 曲も演奏も外見的なスタイルにおいても、彼はすごくセクシーって感じです。 |
▼CD 「DIVA」「大雑把」「First Deserter」「沖縄浮浪」 ▼ライヴ記 97.12.23/97.11.23/横浜ジャズプロムナード96 /95.7.5/95.4.23/横浜ジャズ・プロムナード94/94.4.2 /横濱ジャズ・プロムナード93/92.5.4 |
●山下洋輔(P) |
やっぱりこのひとはすごいです。マスコミの影響でメチャクチャな演奏をする人というイメージが植え付けられていますが、まったく逆で、もちろん破壊的なパワフルさもありますけれどその底にある芸術性の高さはアカデミックなまでです。ライヴで聴きたいミュージシャンですが、録音でも十分魅力的です。 |
▼CD ▼ライヴ記 /95.2.18/ASIAN FANTASY '94/92.11.26/92.9.4/92.7.7 |
●森山威男(Ds) |
日本人ベスト・ドラマーは、やはりこの人。これだけドラムで自分を表現できる人をほかに知りません。それも、すごく優しい。激しいプレイの中でも、人間的な優しさがにじみ出てくるのです。かつて山下洋輔トリオの初代ドラマーだったベテランですが、いいかんじのおじさんです。 |
▼CD ▼ライヴ記 /96.1.6/横濱ジャズ・プロムナード95/95.3.31 |
●井野信義(B) |
とにかくその安定感は、フリージャズのセッションのときでもみんなをまとめあげ、聴いていて安心感をおぼえます。ベースという楽器そのままのキャラクターを感じさせるミュージシャンです。 |
▼CD ▼ライヴ記 /98.5.2/97.11.23/92.5.4 |
●片山広明(Sax) |
コワモテで大柄な体から噴出する音の迫力は、並大抵ではありません。笑う顔は優しそうですけれど。そしてうねるようなメロディを奏でるという印象が強いですが、いろんなバンド・セッションで吹いているので幅もあります。 |
▼CD ▼ライヴ記 (板橋または梅津とのセッション多)/93.8.28 |
●れいち(Ds、Vo) |
清水一登とのデュオAREPOS(最近は渡辺等も入れてトリオ)はずいぶん聴きに行っていますが、テレビで梅津数時DIVAでの演奏を見て好きになり、はじめて生で聴いたのはウニタ・ミニマというデュオ。AREPOSでは天使のようなボーカルですが、他のバンドなどで叩くドラムは独特の粘りがあってCDなどでもすぐにわかります。女性ドラマーの草分け的な人だと、なにかで読みました。 |
▼CD 「unita minima」「ここだけの話」 ▼ライヴ記(AREPOS含) 97.05.07/97.02./96.6.9/95.8.14/95.6.12 /95.1.16/94.4.29、6.9/94.2.4/93.11.2/93.6.9/93.2.3/92.11.2/92.6.9 |
●清水一登(P) |
れいちさんのパートナーですが、AREPOS以外でもよく聴きます。ピアノだけでなくバスクラリネットやマリンバなど、いろいろな楽器をこなし、また作曲の方でもメロディアスで前衛的な音楽を作る、才能にあふれたひとです。でも歌はあんまり…。 |
▼CD ▼ライヴ記 /97.11.23/95.7.5/92.4.27 |
●斉藤ネコ(Vl) |
谷山浩子のバックとしてアレンジなどもやっていますが、やはり本領はジャズのセッションで見せる狂ったように激しいプレイで、弓の弦が無数に切れて垂れ下がる様はド迫力…なんですが、どこか微笑みを誘うところがキャラクターでしょうか。 |
▼CD ▼ライヴ記 /横浜ジャズプロムナード96/92.9.25/92.7.7 /横浜ジャズプロムナード93 |
●羽野昌二(Ds) |
フリージャズのドラマーとしてヨーロッパなどでも活躍。熱の塊のようなドラムプレイは、ノイジーでありながら聴く者に爽快感を与えてくれます。自分の中にあるリズムを叩き出すというお話をききましたが、それだけでなくすごく人柄も表われている演奏です。 |
▼CD ▼ライヴ記 横浜ジャズプロムナード98/98.6.27/横浜ジャズプロムナード97 |
●佐藤通弘(津軽三味線) |
本格的にジャズを聴くようになる前、フリーセッションに触れる機会となったのがこのひとでした。もともと津軽三味線は非常に即興性とリズム感があり、さらにソウルフルなジャズ的楽器なのですが、生粋のジャズメンたちと絡んだとき、その世界はどんどん広がっていくのです。 |
▼CD ▼ライヴ記 /95.7.5/93.7.24 |
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