Jazz CD 

自主レーベルや古いものなど、CD店で手に入れ難いものも多いですが、
もしも中古品で見つけたりしたら迷わず買おう!というくらいのお勧め盤です。
ジャズのカテゴリーといえないものもありますが、私の中では一まとめです。


板橋文夫

「お月さま」(97年)

沖縄で録音してきた1枚。島唄と三線の大工哲朗とのデュオ、海岸でのピアニカ演奏、幼稚園児とのセッション?などもあって、南国の開放的な雰囲気が、普段ライヴハウスで演奏している時よりもはるかに自由な感じで、奇蹟的にさえ思えるほど心地良いアルバムです。CDプラケースでなく、フタのある紙箱入りというのもこのアルバムにはぴったりです。


「西遊記」(93年?)

MIX DYNAMITEで、4枚同時に発売されたライヴ盤のうちの1枚。ちょうど私が板橋サウンドに出会ったばかりの頃の演奏なので、何度もライヴハウスで聴いたメンバーによる馴染みの曲が入っていますが、その時によってまったく違った演奏になるのがジャズの醍醐味。もしかすると、この頃が一番激しい演奏だったかもしれないと思うのは、私だけでしょうか…。名曲「暗恋桃花源」も収録。


「游」(95年)The MixDynamite

スタジオ録音盤ですので即興の楽しみは少なく迫力も落ち、1曲の演奏時間は短くなっていますが、10曲と収録数が多いのでメロディを聴くには適しています。ライヴで良く聴く曲が実はこんなメロディだったのか、などと^.^発見してしまったり。基本として聴いてからライヴに行くと、また違った魅力が感じられます。



梅津数時

「DIVA」(88年)DIVA

日本のジャズにのめりこむようになっていく、記念の1枚。梅津と高田みどり(per)、橋本一子(p)、れいち(ds)という3人のすぐれた女性ミュージシャンによる演奏は、優しい遊び心にあふれていて、聴いていながら「自由」という言葉で頭の中が満たされていきます。私にとってはもっとも大切なアルバムで、心を洗いたいときに聴くのです。


「大雑把」(92年)シャクシャイン

メンバーも凄いけれど、これほど爽快でかっこいいバンドは他にないと思っていますが、「Desert in a Hand」と2枚のアルバムを残して97年に解散となりました。こちらの盤は初期のライヴ盤。シャクシャインの戦いとか、シーコ・メンデスの歌とか、覚えやすいメロディーが魅力であるとともに、1ヶ月以上にわたるライヴの最終日の演奏ならではの開放的な迫力が最高です。


「First Deserter」(95年)

曲はシャクシャインで演奏するものも多いけれど、ニューヨークのフリー系ミュージシャンたちとの演奏です。私にとってはアメリカのジャズとの数少ない接点となっています。梅津音楽はワールドな感覚なのだと思いますが、多民族の集合したセッションならではの良い緊張感があって、良い演奏です。


「沖縄浮浪」(97年)

沖縄の街頭や海辺などでの、独奏集。誰もが聴いていて面白いかといえばどうか…、ただ管楽器の好きな私としては、サックス1本だけでのソロ演奏への興味がありますし、街角で突然はじめるライヴというのも音楽の在り方としていいなぁと思います。うるさいと言って怒られたりもして…旅人的なアルバムです。



れいち

「世界の縁」(89年?)ウニタ・ミニマ

れいちのドラムとボーカル、近藤達郎のピアノとボーカル。4本の手足と声で、どんな音が作り出せるかという実験性をもったユニットでした。不響和音なメロディと、粘りつくようなドラム、絡まるピアノ、哲学的なようで意味は無いのかもしれない歌詞…アンバランスな調和が、非常に心地よく聞こえるという不思議な音楽世界です。


「ここだけの話」(95年)AREPOS

ライヴ録音集。音量レベルが低くてボリュームを上げなければなりませんが…名曲ばかりです。清水一登のピアノ・バスクラリネットと渡辺等のベース・マンドリン・その他弦楽器…は、一級のテクニックとライヴならではのアドリブを楽しく聴かせてくれます。れいちはほとんど歌だけに専念していますが、その声は天使のごとく…。


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