No.261 中国出張、再び...
2003年8月20日(水)〜29日(金)
天津駅にて
今年の2月に続いて2度目の中国出張。
前回は広東省の東莞という所だけだったが
今回は東莞に加えて北京の近くの天津という所にも行く。
先週トルコから帰ってきてわずか1週間後の海外出張。
さすがにきつい。

東莞は相変わらず。
前回から特に大きく変わったものはない。
ボロの建物。
大勢の人。
行き交うトラック。
鳴り響くクラクション。
ただ前回行ったレストランが廃墟と化していたり
前回無かったホテルが新しく出来ていたり
少しずつ変化を続けていることは確か。
今回はその新しく出来たホテルに滞在。
相変わらずフロントなどでは英語が通じず
前回もお世話になった日本語ペラペラの香港人の商社の人がいなければチェック・イン、もままならない。
しかし新しくできただけあって部屋はきれい。
宿泊に関しては特に不満は無かった。

8月18日(月)、東莞での仕事を終え今度は北京の近くにある天津という街へ移動する。
東莞の近くのシンセンという街の飛行場から中国の国内線で天津空港へ。
この時香港近辺に台風が来ていて元々18時頃出発の飛行機が23時に遅れていることは事前にわかっていた。
それに合わせて20時頃空港到着。
中国国内の空港ってどうなのよ、と思っていたが
なかなかどうしてシンセン空港は日本の国内線の空港も真っ青の立派な空港だった。
シンセンの空港
現在はまだ国内線しか停まらないがゆくゆくは国際空港になるんだそうな。
ここができたら東莞に行くにも香港を経由しなくて済む。
楽になるなー。
などとのんきなことを言ってる場合ではない。
やっと着いたシンセン空港だがなんと23時発だった飛行機が更に延期になっている。
出発時間は未定。
どうやら飛行機が到着していないらしい。
呆然としながらみんなで空港で待ちぼうけ。
22時頃しびれをきらしてカウンターへ。
すると僕たちが乗るはずだった飛行機は少なくとも翌日の朝までは飛ばないことが判明。
更にその飛行機の乗客は航空会社が用意した臨時のホテルへすでに移動済みだと言う。
一緒にいた中国人は「そんな放送聞こえなかった」「サービスが悪い」などと文句を言っていたが
僕から言わせれば
「おまえらもうちょっと空港内にしょっちゅう流れていたアナウンスをもうちょっと真面目に聴いとけよ」
って感じ。
それはともかくなにがどうなったのかよく分からないまま
怪しい車に乗せられて連れて行かれたところは空港に比較的近いホテル。
どうやらここで一夜を過ごさなければいけないらしい。
僕は一緒に日本から来ている人と相部屋。
部屋にいてもなんだか寝付けなかったので
一緒の中国人達とホテルのロビーでビールを飲み
夜中の1時頃寝付いた。

朝の5時ホテルの人に半強制的に起こされる。
空港へ連れて行かれチェック・インを済ませ搭乗ゲートへ。
ここで再び1時間以上待たされる。
僕たちの飛行機が飛び立つ時間は例のごとく不明。
長い待ち時間を過ごしやっとのことで飛行機に乗れたのは8時過ぎ。
3時間のフライトの後僕たちはやっとのことで天津空港にたどり着いた。
遠かった。

天津の街は東莞よりも都会。
ビルがたくさん建っていて走っている車も多い。
そして何より驚かされるのは自転車の数。
歩道はおろか車道にまで自転車が溢れている。
いわゆる中国のイメージの1つにある自転車に乗る人々の群である。
やはり中国の人は車を買うのは大変なことなので
みんな自転車に乗って通勤したり買い物に行ったりしているのである。
自転車の群
交差点などでは車と自転車が入り乱れている。
事故が起こらないのが不思議(実は結構起きているらしいが)。

天津ではわずか3日の滞在のみで
のんびり街中を見て回る時間は無かった。
この辺は治安もいいため一人で出歩いても危険はまず無いらしい。
夜遅くとか朝早くとかにちょっとホテルの周りを1人でうろついてみたが
確かに大丈夫そうである。

最後の日。
天津から北京へ移動。
北京空港から成田へ向かう。
せっかくなので北京見物もしたかったが
残念ながらそんな時間は無かった。
ちなみにトップの写真は北京へ向かう際に立ち寄った天津駅で撮影したもの。
本当はここから電車で北京へ行く予定だったが電車が無かったので急遽車で移動。
天津から北京へは高速で約2時間の距離。
あー、なんだか今回の出張は疲れた。
しばらく休みたい。
(でも多分また近いうちに来そうな予感...)
(中国にて撮影)
No.262 三度釣り
2003年9月6日(土)
三度釣り
月1回のペースで行こうと思っていた釣り。
でも8月はトルコ旅行や中国出張など忙しくて行けなかったので。
2ヶ月ぶりの釣りとなる。
場所はいつものリヴァスポット早戸
今回もひでおが参加。
前回は朝早くに車でやって来たひでおだが
さすがに辛かったらしい。
今回は電車で来て我が家に前泊。
(※余談だがひでおは我が家に宿泊した記念すべきお客様第一号)
朝4時過ぎに起床。
僕の車で釣り場へ向かった。

6時前に到着。
車から降りると山のひんやりした空気と木々の緑、川のせせらぎの音が一斉に体の中にしみ込んでくる。
最近中国出張や仕事でストレスの溜まる日々が続いていた僕は
これだけで一気に癒される感じ。
あー、来て良かった。
しかしなんか寒いぞ。
ひでおも僕も超薄着。
僕はTシャツだがひでおはタンクトップ。
「もしかして俺達って超大バカ野郎なんじゃないの?」
こうして2人して鳥肌を立たせながら釣りを開始した。

前回は最初のうちは釣れても全部逃がしていた。
家に2匹だけ持ち帰ったところ
「少ない!」
とユキちゃんに文句を言われてしまった。
そこで今回は積極的に持って帰ることにした。
とは言え前回みたいに2人して20匹近く釣って全部持って帰ったらさすがに処理に困るだろう。
最初しばらくは釣れても逃がせるように
今回新たに調達したバーブレス・フック(返しの無い針)のスプーンを使った。
何度がヒットしたがやっぱり返しが無いせいか引き寄せている間に外れてしまう。
そのうちにやっとなんとか手元まで引き寄せることに成功。
ここでまた大活躍したのが今回新たに購入した手網。
無事逃がすことなくゲットすることが出来た。
最初は逃がすつもりでいたがもしかして今日はあんまり釣れないかもしれないと急に不安になり
最初の一匹目からお持ち帰りすることにしてクーラーボックスに入れた。

その後返しのある普通の針のルアーに変えて釣りを続行。
朝のうちはよく釣れる。
2匹目、3匹目とそこそこ順調に釣り上げていった。
それでもなんとなく前回より少ない感じ。

真夏のような天気
やがて日差しが強くなってきた。
一気に気温は上昇。
寒かった朝がウソのよう。
かなり蒸し暑い。
やっぱりこんな格好で良かった。
今年は夏でもなかなかこんなに暑い日は無かったので
本当に久しぶりに真夏のような天気を満喫した。

例のごとく最初のうちはバラバラに釣っていたひでおと合流。
これ以降はひでおが釣った魚も持ち帰ることになった。
しばらくしてふと後ろ側で釣りをしていたひでおを見ると竿がぐんぐんしなっている。
お、釣れたな。
手網を持って手助けに行く。
ん!? なんかでかいぞ。
なんとか無事手元までたどり寄せたところで網ですくう。
で、でかい!
クーラーボックスに入れるとそれまで僕が釣ったニジマス4匹が小魚のよう。
負けた。
今日はひでおに完敗である。
ひでおが釣り上げた大物
(※何センチあるか計ろうと思っていたが結局計り忘れたまま食べてしまった)

その後もポツポツ釣れたがやっぱり前回よりも少ない。
正確な数は数えていないが多分この日僕が釣ったのは6匹くらいだろう。
最初の一匹目からキープしといて良かった。

さっぱり釣れなくなりだんだん飽きてきた。
朝も早かったせいで時折睡魔も襲う。
ふと見ると流しがあってナイフが置かれている。
おお、なんとここには魚をさばける場所があるではないか。
家に帰ってからでは大変なのでちょっとさばいていくことにした。
前回もやったからだいぶコツはつかんでいる。
まずはお尻にナイフの先っぽを突き刺し頭の方に向かってお腹を切り開いていく。
次にエラをしっかりつかみお尻の方に引っ張ると内蔵がきれいに取れる。
あとは水で流しながら背わたを取ってできあがり。
やがてひでおもやって来た。
最初はおっかなびっくりだったひでおも2匹目3匹目とおろしていくうちにだんだん慣れてきた。
結局クーラーボックスに入っていた12匹全部をおろしてしまった。

ここは僕たちが車を停めた場所からかなり上流。
時間は1時ちょっと前。
釣りをしながら少しずつ下流へ下っていってそのまま帰ることにした。
しかしさっぱり釣れない。
朝のうちはルアーを引っ張ると4〜5匹がルアーに興味を示して近寄ってきたが
今は見向きもしない。
結局その後1匹も連れないまま帰路につくことになった。

今日の獲物
家に着き台所のながしに今日釣れた魚をぶちまける。
う〜んすごい。
食欲を無くすような光景だ。
ひでおは電車だし1匹も持って帰らないらしい。
今晩ウチで食べていくだけでいいという。
食べてくったってこの12匹どーすんだよ。
しばし呆然とするが気を取り直して1匹ずつ洗って塩をまぶしながら7匹を冷蔵庫の氷温室に入れた。
この7匹は明日以降少しずつ食べていくことにしよう。
残り5匹を今日食べることにする。
まず3匹はオーソドックスな塩焼きに。
残り2匹はちょっと本格的な香草焼きにすることにした。
それには皮をはぎ3枚におろさなければならない。
以前買った本に簡単な皮のはぎかたが書いてあった。
それの通りに試してみる。
まずは頭の部分を背中の方に折る。
そしてそのまま尻尾の方に向かって頭をひっぱる。
するとなんと本当にきれいに皮がはがれていくではないか。
すばらしい!
それから3枚におろす。
この日のためにわざわざ買った出刃包丁が大活躍。
切れる切れる。
でもヘタっぴ。
骨のまわりにかなり肉が残ってしまった。
次回までにもっと練習しなければ。
塩こしょうをして薄力粉をまぶして香草を混ぜたパン粉をふりかけてオーブンで焼く。
結構おいしかった。
でもやっぱり塩焼きが美味しい。
こうしてひでおと3人楽しいディナーを楽しんだ。
ひでおと3人のディナー

明日からしばらく魚だけの食卓になりそうだ。
(リヴァスポット早戸と自宅にて撮影)
No.263 行って来ましたトルコ展
2003年9月13日(土)
行って来ましたトルコ展
あまり知られていないが今年2003年は日本におけるトルコ年になっている。
それとNHKテレビ放送50年がタイアップして上野でトルコ三大文明展が開かれている。
ここには本来イスタンブールのトプカプ宮殿でしか見ることの出来ない
宝石を散りばめられたトプカプの短剣などが展示されている。
(上の看板の中央にでっかく写っているもの)
そのお陰で実際にトルコに行った僕たちは現地で見ることが出来なかったのであるが...。
本当はトルコに行く前に来ようと思っていたが結局時間が無く
やっとこの日来ることが出来た。
8月から始まってもう終わりが近いこの時期。
もう空いているかと思っていたがなかなかどうして結構な混雑だった。
展示内容は土器や石版などの出土品。
近代の文明になるにつれ芸術的なもの装飾品などに変わっていく。
どれもすばらしいものなのだろうが...いまいち来ない。
以前台湾の故宮博物院に行ったときから薄々気付いていたのだが
どうも僕はこういった歴史的展示物に興味が無いらしい。
展示物そのものよりその説明の部分に書いてあるどこから運ばれてきたかの方が面白い。
「これはアンカラの博物館から持ってきたんだー。」
「おっ、こっちはトプカプ宮殿ね。」
ユキちゃんも同じだった。
初めのうちは1つ1つ熱心に見ていたが徐々に流すようになり
人混みをかき分けどんどん先に進んでいった。
最後に登場したトプカプの短剣。
これだけはちゃんと見ておきたい。
さすがに人気が高く人がたくさんいる。
ガードマンも立っていてちょっと物々しい雰囲気。
なんとかぐるりと一周してトプカプの短剣をじっくりと見ることが出来た。
全体に宝石が散りばめられていてきんきらきんで美しいのだが
やはり何と言っても柄の部分にはめ込まれている特大のエメラルド3つが素晴らしい。
これが見れただけでも来た甲斐があったというもの。
こうして無事トルコ展にも来ることができ
トルコに行く前からずっと心につかえていたものが1つ無くなった。
僕たちのトルコも完結である。
(上野東京都美術館前にて撮影)
No.264 雨のキャンプ
2003年9月20日(土)〜21日(日)
雨のキャンプ
台風15号が関東地方に近づき大雨だったこの週末。
僕たちはキャンプ場にいた。

この前の3連休にキャンプに行くという会社の友人の話に刺激されて突然思い立った。
「そうだ、キャンプに行こう」
月曜日に休暇を取れば次の週末は4連休になる。
水曜日にインターネットで週間予報を調べたらまあまあ天気も良さそうだ。
よーし今週末は久々のキャンプに決定!

キャンプ前日の金曜日に突然天気予報が変わった。
台風15号に秋雨前線が刺激されてこの連休は晴れから一転雨模様になってしまった。
そりゃねーっすよ。
おとといの週間予報を見てキャンプを決めた俺の立場は!?
そんなこと言ってみたところで今更どうしようもない。
キャンプ場近くの天気を見るとそれほど本格的な雨にはならなそうだ。
キャンプ場の予約も取ってしまったし
すっかりキャンプ気分になってしまったこの気持ちは収まりそうもない。
なんとかなるだろうということで決行することにした。

20日土曜日朝6時に家を出る。
なんかポツポツ降り始めた。
嫌〜な予感...。
首都高を抜け一路東北道へ。
気が付くと雨は本降り。
激しい雨粒がフロントガラスを叩く。
僕のキャンプ気分を萎えさせるには十分な雨だった。
キャンプ場に電話して今からコテージに変えられないか聞いてみたが残念ながら満室。
しかしやがて雨が止み前方の空も明るくなってきた。
これなら大丈夫かも。

僕たちが今回選んだキャンプ場は福島県羽鳥湖高原のレジーナの森
以前大学の友人、野口さんが教えてくれたところだ。
今回急にキャンプが決まったので準備する時間も短く
それなら多少値段が高くても
施設の整った所に行ってキャンプ気分が味わえればいいやということでここに決まった。
ちなみにこの時期はオート・キャンプ一泊7,500円
敷地内には別荘地やテニス・コート、温泉もある。
カヌーや釣りで遊べる池の周りにはコテージ・タイプのホテルも建ち並ぶ。
レジーナの森
お洒落な一大アウトドア・リゾートと言ったところか。
そしてその中にコールマン・プロデュースの広大なキャンプ・エリアがある。
キャンプ場エリアの入り口には車のゲートがあって
専用のカードを挿入しなければ中に入れないようになっている。
セキュリティーもしっかりしているのだ。
素晴らしすぎる。

各テント・サイトはちゃんと駐車エリア、テント・エリア、タープ・エリアと区切られている。
テント・エリアは周囲より若干土が盛られていて雨が降っても水が入って来ないようになっている。
更に石が無く平らに整地されていてペグも打ちやすいように土が軟らかくなっている。
隣のサイトともかなり間隔が空いていて
1つ1つのサイトが木々に囲まれていて環境は最高。
近くにあるトイレはとても清潔。
屋根に囲まれた炊事場もきれいでなんとお湯も出る。
見るとコイン・ランドリーまであるではないか。
これならテントを買って初めて来るような超初心者でも
立派なキャンプ生活が送れそう。
(実はテントを持っていなくてもレンタル出来るので手ぶらで来ても大丈夫そう)
さすがコールマン・プロデュース。
出来過ぎ。
本当は14時チェック・インだったが12時前に着いてすぐに中に入れてくれたので
雨が降り出す前に無事テント設営を済ませることが出来た。
設営完了

ちょっと周囲をブラブラ散歩しているうちについにこの辺りにもポツポツ雨が降り始めた。
最初は小降りだった雨も徐々に本格的に降り始めてきた。
やはりこうなってしまったか。
しかし時間をかけてしっかりテントもタープも設営できたので
しっかり居住空間は確保できていた。
周囲も暗くなり雨はますます本降りになっていったが
恒例の七輪バーベキューでしっかりアウトドアを楽しむことが出来た。
雨の中の七輪バーベキュー

夕食も終わり近くにある温泉に傘をさして行く。
一般1,000円の温泉が施設利用者は600円で入れる。
風呂に入れるのはありがたい。
露天風呂も付いていてなかなか立派な温泉。
一風呂あびて休憩室でビール。
しかしこの頃から僕の頭の片隅ではグルグルとある言葉が繰り返し叫ばれていた。
「こんなのはキャンプじゃなーい!」
覚悟していたもののあまりのヌルさに少々辟易していた。
一方のユキちゃんはこの出来過ぎの環境にしっかり楽しんでいるようだった。
しかしいくら施設が良くできていたとしても一歩外へ出ればそれなりの自然環境が待ちかまえている。
外は相変わらずの雨。
おまけにかなりの冷え込み。
風が無いのがせめてもの救い。
寒さは覚悟していたのでそれなりの装備は準備してきた。
テントに入って厚着して寝袋にくるまりおやすみなさーい。
雨粒がテントに当たる「ボツ、ボツ」という耳障りな音に慣れてしまえば
居心地はそれほど悪くなかった。
朝も早く疲れていたので僕はあっと言う間に眠りに落ちてしまった。

翌朝、テントを叩く雨の音はどうやら一晩中鳴り響いていたようだ。
外に出てみても周囲は相変わらずの雨。
ユキちゃんはまだ寝ていたのでしばらく1人で雨を眺めながらボーっと過ごす。
その内体も冷えてきたのでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりスープを飲んだりした。
やがてユキちゃんが起きてきた。
開口一番ユキちゃんが発した言葉は
「今日帰るんじゃだめだよね?」
どうやら昨夜あまりに寒くて一晩中凍えていたんだとか。
すっかり爆睡してしまった僕は全く気が付かなかった。
(僕の体を揺すって起こそうとしたが全く起きなかったそうだ)
おまけに外はこんな天気。
身も心も完全に冷え切ってしまったようだ。
僕はせっかく苦労してテントを張っても一泊で帰ってしまうのはもったいないと思い
キャンプは最低2泊と決めていた。
もちろん今回も2泊で予約を取ってある。
しかし僕もこの雨の中もう一泊するのもなんだなーと思い始めていた。
すでに2泊分の料金は払ってしまっている。
今からお金を返してもらえるのだろうか。
受付で聞いてみるとあっさりOKだった。
ここで急にちょっともったいなく感じ始める。
雨とは言えこんな環境も少しずつ楽しみ始めていた。
せっかくこんな所まで来て今日帰っちゃうのはちょっともったいなくないか?
まあでもしょうがないか。
テントに戻り冷たい雨がタープを打ちつける中
焼きそばを作ってちょっと遅めの朝食。
ユキちゃんは寒さに心を閉ざしてしまっていた(※ちょっとオーバー)。
雨に震えるユキちゃん

この後雨が降りしきる中荷物の撤収を始める。
ずぶ濡れのテントとタープもなんとかしまえた。
さあ帰ろう(トップの写真と下の写真)。
撤収完了
東京に戻ると雨は更に激しく
風も強く吹いていた。
本当に台風が近づいて来てたんだ。
帰ってきて正解だったかも。

それにしても僕たちのキャンプ運は良くない。
まだこのホームページを始める前に行ったユキちゃんとの初めてのキャンプも雨だった。
前回の長瀞キャンプでも途中ちょっと雨に降られた。
まあこれにめげず近いうちにまた行こう。
(と言っても早くて来年5月以降だなー)

(羽鳥湖高原レジーナの森にて撮影)
No.265 イコちゃんの誕生日
2003年9月23日(火)
イコちゃんの誕生日
昨年、幕張メッセでやった世界最大の恐竜博に行った日に
半分衝動買いのようにインコを買って
我が家にイコちゃんがやってきてから早1年。
イコちゃんを交えて3人で誕生日を祝った。

初めて我が家に来たときは
怯えて餌も食べようとせずに
じっと一カ所にうずくまったままだった。
あれから1年。
今ではすっかり人にも慣れ
一度カゴから出してやるとなかなか入ろうとしない。
言葉もたくさん憶えた。
結構笑わせられることもしばしば。
これからもよろしく頼むよ。

あらためて昨年の写真を見てみたら
前はおでこに黒い編み目のような模様が入っていたのに
いつの間にか消えていることに気付いた。
なんとなく体全体も大きくなったような感じ。
変わっていないようでしっかり成長しているのである。

ブローチ
初めは鳥が苦手だったユキちゃんも
今ではイコちゃんを髪のブローチ代わりにするまでに慣れた。
※実際にはイコちゃんが勝手に頭にへばりついてるだけ。

今回の写真を撮影するのには結構苦労した。
失敗作をご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

イコちゃんを取り上げた過去の「今日の1枚」
No.215 新しい家族 (2002-9-29)
No.218 イコとの生活 (2002-10-20)
No.221 木の上の鳥 (2002-11-17)
No.235 イコと留守番 (2003-2-12)
(自宅にて撮影)
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