No.256 ルアー、リベンジ!
2003年7月5日(土)
この日、ルアー・フィッシング第1回目の秘密の特訓。
前回の釣り
で無茶苦茶悔しい思いを味わった僕は
次は1人で特訓に来ようと決めていたのだ。
しかし話を聞きつけた従兄弟のヒデオも特別参加。
特訓転じて楽しい釣りの1日となった。
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場所は前回と同じ管理釣り場の
リヴァスポット早戸
。
朝6時に到着してさっそく特訓開始。
・
前回の敗因の一つにライン(釣り糸)が太すぎたことがある。
僕のタックル(釣り道具)は約10年前に揃えたもので
何ポンドのラインが付いていたのかすでに不明だが
前回行ったメンバーのラインより明らかに太かった。
僕の竿を使ってみた友人から
「糸が太すぎて魚が逃げちゃってるね」
と指摘されていた。
そこで今回はそのとき友人が使っていた4ポンドのラインに巻き直してきた。
ルアーもそのとき友人がメインに使っていたスプーンを4個仕入れてきた。
・
まずは白いスプーンで挑戦。
友人はこの白いスプーンでばんばん釣っていた。
前回憶えたように竿に小刻みにアクションを加えながらリールを巻いていく。
5〜10分くらい続けてヒットが無いのでまた前回と同じ悲劇を味わうのかと思い始めたその頃
ついに一匹目がヒット!
やっぱり魚がかかると舞い上がってしまう。
極力冷静を装いリールを巻き針が外れないように魚を引き寄せる。
そしてついについにゲット成功!
前回は残念ながら魚をつかむまでには至らなかったので
これが人生最初の獲物と言ってもいいだろう。
近くにヒデオがいなかったのでウェストバッグからデジカメを取り出して
なんとか自分で最初の獲物を撮影。
びくなどは用意していないので逃がすことにした。
ルアーの針を外してそっと離す。
魚はスーッと泳いで消えていった。
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その後は前回の悲劇がウソのように快調。
3投連続で釣れたこともあった。
もう面白いやらつまらないやら。
結局この白いスプーンが好調で、これ1個でなんと8匹も釣り上げることができた。
・
ヒデオも順調そう。
基本的に2人バラバラに釣りをしていたが
僕がたまたま近くにいたときだけで2〜3匹釣っていた。
ヒデオはこういった管理釣り場が初めてらしい。
とにかくよく釣れるので面白がっていた。
完全にお気に入りの様子である。
・
僕の方は今回のためにせっかく4個もスプーンを買ってきたので残りの3個も試すことにした。
まずは赤と金のツートンカラー。
こいつはいまいち当たりがなかった。
しかしすでに8時をまわっていたので
釣れる時間帯を過ぎてしまっていたせいだったのかもしれない。
なんとかこいつで1匹を釣ることが出来た。
(トップの写真はこのときのもの)
・
次に蛍光オレンジのスプーン。
これもいまいち。
挙げ句の果てにはスレで魚の尻尾の方にひっかかり
一瞬後にはプツンと糸が切れてしまった。
これで400円がパー。
あっけない。
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最後に赤いやつ。
これもいまいち。
それでも2匹釣り上げた。
・
さあこれで全4種類のスプーンを試した。
最初の白いスプーンに戻してまたバンバン釣るぞー。
そう思って釣り始めた矢先の出来事。
確かにこの白いスプーンはすごかった。
それまでさっぱりヒットが無かったのにこいつに換えてすぐに当たりがあった。
しかしその直後。
プツン
糸が切れた。
僕の心の支えも切れた。
すでに僕の宝物のような存在になっていた白いスプーンはあっけなく無くなった。
しばし呆然としつつも確かここの売店でルアーを売っているのを思い出し
白いスプーンを求めて売店へ向かう。
確かに白に近いがどちらかというと銀に近いものしか売ってなかったが
すがる思いでそれを買いさっそく試す。
さっき白いスプーンを取られた場所。
見ると口元に白いスプーンを付けた魚が
なんとかそれを外そうともがき狂ったように泳いでいる。
あいつだ!
結構でかい。
そうか、あいつを釣り上げれば白いスプーンも戻るんだ。
でもそんな状態の魚が再びすぐに釣れるわけがない。
やがてその魚は遠くの方に消えていった。
慌てて買った銀のスプーンも全く成果を上げることは出来なかった。
・
さっぱり釣れなくなった。
時間はすでに3時を過ぎている。
見るとヒデオが何か苦労している。
ルアーの針が魚から外れずにもう10分も格闘しているらしい。
僕も手伝ったか本当に外れない。
魚の唇の硬い部分に針が突き刺さり
その返しがどうしても抜けないのだ。
すでに魚はぐったりしている。
これを離しても多分すぐに死んでしまうだろう。
急遽作戦を変更して持って帰ることにする。
ヒデオが持ってきたクーラーボックスに氷水を作りその中へ入れる。
ルアーは結局ハサミで唇を切って取り外した。
どうせ一匹持って帰るくらいなららこれから釣った魚は全部持って帰ろう。
そうなると俄然やる気が出てくる。
赤と金のツートンカラーのスプーンを使って再チャレンジ。
やる気が出ると不思議なもので
すぐに立て続けに2匹釣れた。
ヒデオもその後更に2匹釣ることが出来て
結局5匹がこの日の成果として持ち帰ることができた。
朝の6時から釣り始めて時間ぎりぎりの夕方5時まで。
気が付けば11時間釣りっぱなしだった。
面白くて時間が経つのもあっという間。
・
僕のこの日の成績は13匹。
前回のおまけの1匹とは大違いである。
道具のせいだったのか腕が良くなったのかは分からない。
ルアー釣りが俄然面白くなってきた。
また来るぞ!
・
我が家の食卓に上がることになった本日の獲物。
魚の種類はよく分からないが本で調べると
ブラウン・トラウトのようだ
(※ニジマスでした)。
まずはスチールたわしなどで表面のぬめりを取れとあるが
そんなものは無いのでそのまま進める。
肛門の部分に包丁を突き刺しそのままエラの付け根まで切り込みを入れる。
次にエラをしっかりつかんで引っ張るとはらわたがきれいに取れる。
あとは背わたを取って水で洗ってさばきは終了。
その後荒塩を揉み混んで下ごしらえ完了。
そのまま塩焼きにしようと思ったが
ユキちゃんが香草焼きにしようというので
表面と内側に塩こしょうをまぶし
ウチにあった適当な香草を振り掛けてグリルで焼く。
そして完成。
見た目ちょっと焦げ気味だが焦げたのは表面の皮のみ。
中の肉は丁度良く焼き上がっていた。
味は最高!
はっきり言って無茶苦茶うまかった。
釣った魚を氷水ですぐにしめたのが良かったのかもしれない。
ユキちゃんもいたく感動していた。
次からは釣った魚はどんどん持って帰ろう。
(リヴァスポット早戸にて撮影)
No.257 むふふ
2003年7月12日(土)
いやー、なんともだらしない顔でお恥ずかしい。
ユキちゃんがどうしてもこの写真をトップに使えと言うので...。
・
去る7月8日にこの僕もついに35歳になってしまった。
35歳と言えば四捨五入すれば40歳。
あー、やだやだ。
まあそれはそれとして
例えそれが嬉しかろうと嬉しくなかろうと
イベント大好きな僕たちにとって誕生日というのは貴重なビッグイベントの1つ。
昨年
はドラマ「王様のレストラン」のモデルにもなったレストラン「
マダム・トキ
」でフレンチ・ランチ。
今年は僕のリクエストで
フランス料理を食べれるだけの予算でおいしいステーキが食べたい!
ということでユキちゃんがいろいろ調べて見つけてくれた
汐留シティセンター
42階にある「
The OREGON Bar&Grill
」というレストランで
豪勢にステーキをいただこうということになったのであった。
トップの写真はおいしいステーキをいただいて満足感に浸っている私だったのです。
・
コース料理もあったが今回はやっぱりステーキが大本命なので
前菜を2人で2品だけ取ってあとはステーキ!
赤ワインもボトルで頼む頼む。
結構この前菜がなかなかいける。
おいしい前菜を堪能した後はいよいよ本日のメイン・イベント。
僕はサーロイン・ステーキ、10oz(何グラムだか忘れちゃった)。
ユキちゃんはフィレ・ステーキ、6oz。
うーん、おいしい。
赤ワインも肉に合う。
あっと言う間にペロリと平らげさせていただきました。
(でも結構ボリュームはあった)
フレンチもいいけどたまにはこういうのもいい。
ユキちゃんも新鮮な感覚に大満足の様子。
さあ、いよいよ三十代後半に突入してしまったが
なってしまったものはしょうがない。
これからもがんばろっと。
(「The OREGON Bar&Grill」にて撮影)
No.258 昭和記念公園の花火大会
2003年7月26日(土)
この日は昭和記念公園の花火大会。
この時期になってもまだ梅雨が明けず
毎日ジメジメした日々が続いている。
この日もなんだか雲が多くて危なっかしいったらありゃしない。
・
実家の父と母はこの花火大会が大好きで毎年見に来ている。
今年は僕たちも便乗させてもらってしまった。
父と母が先に行って場所を取っておいてくれたところに
携帯で連絡を取りながら合流。
ここから比較的近くに住んでいる弟夫婦も合流。
シートの上は一気に宴会モードに突入。
やがて辺りも暗くなりいよいよ花火大会の始まり始まり〜。
・
例年は五千発近くの花火が上がるらしいが
今年は不景気のせいで三千発に減っているらしい。
そのせいだろうか、花火の上がり方がまばら。
というか子供の頃に見た江戸川の花火大会とかはこんなペースだったと思う。
でもここ数年の花火大会は惜しげもなくバンバン上がるのがほとんど。
それに見慣れちゃったせいかなんとなく物足りない。
たまのスターマインもなんとなく小粒。
うーん、いまいち盛り上がりに欠けるのー。
それでもたまに上がる尺玉は一気に会場が盛り上がる。
光の筋を描きながら空高く上がっていく尺玉はその時点ですでに他の花火と見分けが付く。
花火が開くその前から会場全体が「オオー!」と盛り上がっている。
そして一際大きな爆発音とともに巨大な花火が空一杯に広がる。
他の花火が寂しいせいか尺玉が一段と映える。
・
途中ちょっと小雨も降りかけたがなんとか最後まで天気は持ちこたえてくれた。
今回の花火もデジカメ撮影に挑戦。
ちょっとしか撮らなかったがその中で比較的良く撮れたものをご覧いただこう。
(昭和記念公園にて撮影)
No.259 梅雨明けのランチ
2003年8月3日(日)
本来なら今回は前日の江戸川(篠崎)の花火大会の写真を持ってくる予定だったが
デジカメの調子が悪いのかスマートメディアのデータが壊れてしまって
それまでたくさん撮っていた花火の写真が全て水の泡になってしまった。
という訳で今回はこんな写真。
やっっっっっっっとのことで梅雨が明けたこの週末。
梅雨が明けたと思ったら突然真夏が来た。
もう蒸し暑いったらありゃしない。
でもやっぱり夏は暑くなきゃ。
あまりに天気が良くて夏っぽいので久々にバルコニーでランチを摂ることにした。
直射日光は当たらないため写真ではいまいち夏っぽさは感じられないが
なかなかどーして暑くてしっかり夏のランチを楽しんでしまった。
外で食べる食事はなぜかおいしい。
・
実はこれとほぼ同じような写真が以前
ここ
に登場している。
久々に見てみたが床がウッドデッキっぽくなっていたり結構雰囲気が違っている。
年齢の移り変わりなども見れて結構面白いかもしれない。
(イコちゃんという家族も増えたしね)。
・
さて、今度の水曜日(8/6)から
皆さんのご批判にもめげずまたまた海外に行って来ます。
今回はめずらしく僕から行きたいと言って決まった異国(くに)。
無事帰って来れたら8/16あたりにでも何かしらのご報告ができると思います。
それでは皆さんごきげんよう。
(自宅のバルコニーにて撮影)
No.260 飛んでイスタンブール
2003年8月6日(水)〜13日(水)
トルコ旅行に行ってきた。
昨年のサッカー、ワールド・カップの日本対トルコ戦の時に
テレビでトルコの紹介を見て以来一度は行ってみたいと思っていた。
その間にイラク戦争なんかもあったりしてあきらめたりもしたが(トルコとイラクは国境が接している)
なんとか無事に行ってくることが出来た。
安いツアーだったので結構強行なスケジュールで大変なこともあったが
いろんなものが見れて面白い旅行だった。
上の写真はイスタンブールの旧市街にあるアヤソフィアという教会をバックに撮影したもの。
丸いドームの建物とその周辺にそびえ立つ尖塔。
この独特な雰囲気の建物を見たいがために行ったようなこともあり
間近に見れて感激だった。
目の前に広がる雄大なその勇姿にしばし目を奪われた。
・
トルコのイスタンブールはヨーロッパとアジアが接するところ。
最も狭いところで幅700mほどのボスポラス海峡がヨーロッパ大陸とアジア大陸を隔てている。
上の写真はイスタンブール旧市街にあるトプカプ宮殿からボスポラス海峡を見渡したところ。
僕たちがいる方はヨーロッパ側。
向こう岸はアジア側である。
そう言われても全く実感は沸かないが
なんとも不思議な感じのする光景だった。
海の色が青と緑が混じったとても深い色だったのが印象的。
・
わずか1週間の間にトルコの名所を見て回るツアー。
移動距離も半端じゃない。
バスは
ドイツ旅行
の時とほぼ同じベンツのでかいバス。
乗り心地がいいので助かったが1日10時間移動の日もあった。
乗ってる方も大変だが運転する方はもっと大変。
この1週間たった1人の運転手さんがずっと運転してくれていた。
その全行程の移動距離はおよそ3,000km。
何kmくらいなんだか想像も付かない。
そんな大変な思いをしながら回ったトルコの名所の1つ。
パムッカレの石灰棚。
石灰質を含む温泉が湧き出るところでその石灰質が固まって出来た不思議な光景。
昔たばこのコマーシャルか何かで見たことがあってとても印象に残っていたが
それをまさかこの目で見ることができるとは。
世界遺産にも登録されているこの場所は現在は保護のためにほとんどの区域が立入禁止になっている。
それでも十分楽しむことができた。
・
このツアーの目玉の一つ。
トルコに来たら一度は訪れなければいけないと言われるカッパドキア。
大忙しのスケジュールの中ここカッパドキアには2泊もして丸一日観光を楽しむことが出来た。
写真などでは見たことがあったがそのユニークな形状の岩が広がる光景は不思議そのもの。
この写真はまさにカッパドキアを代表すると言っても過言ではないキノコ岩。
見ていて飽きることはなかった。
・
同じくカッパドキアのウチヒサルの城塞。
自然の岩の中をくり抜いてできた城。
すばらしすぎる!
・
再び戻ってきたイスタンブール。
金角湾をまたぐガラタ橋から夜のイェニ・ジャミィを望む。
ツアーのコースでは無かったがイスタンブールの夜景をどうしても見たくて
ホテル、チェックイン後に2人だけでタクシーに乗ってやってきた。
来た甲斐あってとても美しい夜景を見ることができた。
・
トルコは人口の99%がイスラム教の国。
しかしそのうちの90%はすでにその厳しい教えを守っていないという。
お酒は飲むし1日5回のお祈りもしない人が多い。
アルカイダやイラクなどによりイスラム教そのものに危険を感じる人も多いと思うが
ここトルコは政教分離が確立していて宗教もすでに個人の自由になっている。
肌を露出して歩いている女性も多いし
口ひげを生やしている男性などはほとんど見かけなかった。
日本人にとっての仏教と近いものがあるように感じる。
イスラム教の国だからと言って危険を感じるようなことは一度も無かった。
また治安に関しても現地のガイドさんが言っていたが
イスタンブールは最近ちょっと治安が悪くなってきているが
それ以外の町はいたって安全とのこと。
親日家が多いのも事実でカッパドキアでユキちゃんと2人で町を歩いたときなどは
僕たちの姿を見つけると遠くからでも手を振ってくれる人がたくさんいた。
なんだか有名人にでもなったような気がしてちょっといい気分だった。
しかしイスタンブールは少し用心が必要。
最後の日の午後、唯一の自由行動がありユキちゃんと2人でイスタンブールをブラブラしたが
親切な振りをして近づいてくる人が多くトルコ絨毯の店まで連れて行かれたこともあった。
しかし実際に親切な人も多いのでその見極めが難しい。
あまり油断できない街だなと実感した。
しかし金品強奪などの強引な手に出てくることは希なようなので
それほど神経質になる必要は無いと思う。
・
西洋の文化と東洋の文化が混ざり合った国トルコ。
イスラム教の文化や変わった自然の芸術など本当にいろいろなものが見れて
また明るい現地の人とも交流を持つことができて
短かったが濃い旅行だった。
やっぱり海外旅行は面白いぜ。
(トルコにて撮影)
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