No.216 またまたヨット(豪華快適クルーズ編)
2002年10月5日(土)
またまたヨットに乗ってきた。
しかも今度は豪華快適クルーズである。
前回乗せてもらったヨットは僕の元上司(上の写真の中央の人)が仲間数名と所有するヨットであったが
今度のはただものでない。
僕のボスのボスのボスのボス、うちの会社の取締役をやられている方が個人で所有しているヨットである。
実は僕の元上司とその取締役はヨット仲間。
前から誘われていたのだが
今回ユキちゃんのお友達も参加するということもあって
僕も参加させてもらった。
(ユキちゃんは船酔いが心配で不参加)
・
このお方がこのヨット(船名:Lady Liberty)のオーナー
取締役である。
会社で見かけるとそれはそれはとても偉そうなのだが
海の上ではとても気のいいおじ様(失礼)。
船にはビールやらサワーやらワインがたんまりと積んであってみんなに振る舞ってくれる。
自らチーズを切りおつまみも用意してくれる。
僕なんかはとても気が引けてしまう。
必ず濡れるもんだという僕のヨットに対するイメージが変わるような
それはそれは楽しくて豪華で快適なクルーズだった。
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これが今回のクルーズに参加したメンバー。
この人達は今回が初めてではなくすでに何回もこういったクルーズを楽しんでいる。
基本的にみんな会社の人たち。
僕は初めての参加だったがみんな気のいい人達ですんなりと溶け込むことが出来た。
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朝10時頃、久里浜にあるヨットハーバーを出て大回りしながら城ヶ島に向かう。
家族で参加した方の娘さんが退屈しないようにと安い釣り竿を持ってきて
船尾からルアーを垂らしていた。
どうせ釣れる訳無いと誰もが思っていた。
しかし釣りを初めてものの10分で竿に強い感触が。
どう見てもグイグイ引っ張られている。
船の上はもう大騒ぎ。
見事立派なサバが釣れてしまった。
釣った娘さんのお母さんがその場で手際よくさばいて、アッという間にお刺身に。
結構いける。
いやー、まさか釣りたてのサバのお刺身が食べられるとは思ってもみなかった。
(もちろん包丁やまな板、しょうゆ、わさびなどは船に常備してある)
サバは帰りにもう1匹釣れた。
いやー、釣れるもんだねー。
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2時頃に城ヶ島を回って三崎港に到着。
港にヨットを泊め船の上でちょっと遅い昼食。
参加した人が作って持ってきたお弁当や三崎港の市場で買ったお刺身などで
それは豪華な昼食だった。
久里浜のヨットハーバーまでの帰路
お腹も良くなりほろ酔い気分で船の船首のいい位置を独り占めして昼寝をしてしまった。
いやー、気持ちよかった。
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この日は風がほとんど無く海もまるで湖のように波が無く穏やか。
そのせいで帰りはほとんどエンジンだった。
時間は間もなく5時になろうとしている。
辺りは薄暗くなり始めていた。
久里浜の横須賀火力発電所の煙突と東京湾フェリーが夕暮れにかすんでなんともいい感じ。
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ヨットハーバーに着いて船のお掃除。
これがLady Libertyの全貌である。
大きくて立派なヨット。
どうもありがとうございました。
また是非乗せて下さい。
(Lady Libertyにて撮影)
No.217 鎌倉ハイキング〜樹(いつき)ガーデン編
2002年10月13日(日)
秋の行楽のシーズンである。
考えてみたらこんなに鎌倉が近いのに
ユキちゃんと一回も鎌倉には来ていなかった。
この3連休あまりに天気がいいので2人でちょっとした鎌倉ハイキングに出かけた。
目的地は「樹(いつき)ガーデン」というカフェテラスである。
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藤沢駅から江ノ電に乗り換えて長谷駅へ。
やっぱりみんな考えることは同じなのか江ノ電は藤沢駅から大混雑。
長谷駅も江ノ電に乗る人と降りる人で大混乱になっていた。
長谷駅と言えば鎌倉の大仏様。
とりあえず人の流れに沿って大仏方面に歩くが
僕たちは大仏様に用はない。
大仏様を通り過ぎ新大仏坂トンネルの脇からハイキングコースに入る。
ハイキングコースと言うよりは登山道に近い山道。
かなりの斜面を登ったり下ったり。
僕はここ数年山登りなんてしていなかったので
久しぶりですごく面白かった。
でもユキちゃんにはちょっとしんどかったみたい。
ハイキングコースでもたくさんの人とすれ違った。
やっぱりみんなハイキングに出かけたくなる季節なのね。
やがて突然「銭洗弁財天」という標識の隣に
「カフェテラス樹ガーデン」という標識が現れた。
その標識を見て急に元気になるユキちゃん。
そしてその標識に沿って歩いていくと
なんでこんな山奥にこんな洒落たカフェテラスがあるんだという感じで
突然モダンな空間が現れる。
(実際はそんな山奥では無いのだが)
煉瓦で作られた立体的な庭のあちこちにテーブルがあり
結構たくさんの人が食事やお茶を楽しんでいた。
ここは飲み物さえ頼めばお弁当の持ち込みもオッケーらしい。
こんな急な山道を歩いてこなくちゃ来れないのにこんなに人が大勢いるのが不思議。
レジでビールを注文し番号札をもらって適当な空いている席へ。
やがて「...番のお客様〜。」とお店の人が注文の品を持ってきてくれる。
暖かい秋の日差しの中、心地よい風を受けながら木々に囲まれて飲むビール。
なかなか気持ちがいい。
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ちょっと変わったリゾート気分を満喫した後
ハイキングコースを先へと進み
お約束通り銭洗弁財天でお札を洗って鎌倉駅から帰ってきた。
僕にとってはちょっと物足りないハイキングではあったが
ユキちゃんも楽しんだみたいなのでこれからはまたちょくちょく来てみたいと思う。
せっかく鎌倉が近いんだから。
(鎌倉「樹ガーデン」ほかで撮影)
No.218 イコとの生活
2002年10月20日(日)
我が家に新しい家族が増えたというご報告をしてから
やれヨットに乗ってみたり
やれ鎌倉にハイキングに行ったりと
いったいイコちゃんはどうしたんだ!?
というお問い合わせのメールが...全く来て無いのですが
今週はイコとの生活をちょっとご報告したいと思います。
・
最近イコはいたって元気。
最初のご報告の時にはやっと鳴きだした程度だったが
今では指に乗って積極的にカゴから出たがるは
バタバタ部屋の中を飛び回るは
すっかりここの生活に馴染んでいるようだ。
やっと僕たちのことも「仲間」と認めてくれたらしく
カゴの近くによると「出してくれ」と言わんばかりに出入り口の所でそわそわと開けてくれるのを待っている。
かわいさが日に日に増している。
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カゴの中の止まり木を買ったときのあまりと
ウチに残っていたベニヤ板の残りを使って
カゴから出た時用の止まり木を作ってやった。
最初怖がるかと思ったが材質がカゴの中の止まり木と同じだったせいか
意外と抵抗無く止まってくれた。
でもやっぱり人の指の方がいいのか
あまり長い間は止まっていない。
・
あの鳥が苦手だったユキちゃんも
今ではこんなことをするまでにイコに馴染んでいる。
うれしい誤算。
・
実は1回イコを連れて動物病院に行った。
イコが頭や目の周りを無性にかゆがるのだ。
止まり木やカゴの網にこすりつけたり
指に乗っても親指などにかなり強い力でこすりつけたりしている。
会社から帰って見たときに足で掻きすぎたのか左目の周りが赤く腫れたようになっていたこともあった。
インコの本を買って読んでみると「かいせん症」という病気の症状に似ているようだった。
これはダニの一種だそうで早期治療がいいんだそうだ。
イコを買ったペットショップもそれほど衛生状態が良かったようには見えなかったので
心配になって休みの日に近所の動物病院に予約して診せに行った。
結果としてはまだグレー。
確かにそういう病気はあるけどまだ決定的な症状が現れていないという。
この段階で治療を始めるのはちょっと乱暴らしい。
ただし症状が現れたらすぐに連れてきて下さいと言われた。
もし病気にかかっていれば半年くらいの間に必ず発症するのだそうだ。
ただいろいろ見てもらったが今のところはすごく健康そのもので
「この子は長生きしますよ」
と言われた。
まだ完全には安心できないがちょっとは安心した。
ちなみに動物の診察料って保険もきかないからいくらするんだろうとちょっと心配だったが
特に治療が無かったせいか\1,050だった。
相場は知らないがなかなか良心的な値段ではないかと思う。
・
最近ではイコは指より肩に乗るのが好きになっている。
耳をかまれたら嫌だが今のところ耳には興味なく髪の毛をついばんでいる。
また今まではバタバタ飛び回っても観葉植物に止まるだけだったが
最近では僕の肩に止まるようになった。
もうかわいくて仕方がない。
でもちょっとフンが心配...。
(自宅にて撮影)
No.219 台場一丁目商店街
2002年11月4日(月)
お台場のデックス東京ビーチに10月26日にオープンした台場一丁目商店街に行って来た。
ここはデックス東京の4階フロアーがまるまる昭和30年代の町並みになったもの。
横浜ラーメン博物館や一昔前の池袋のナンジャタウンのような感じ。
なんかこういう場所ってそそられてしまうのよね。
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オープンして間もないため結構にぎわっている。
ちょっと昔懐かしい感じの
ある種想像したとおりの空間が広がっていた。
ここのフロアは前にも何度か来たはず。
前にあったお店はみんな消えちゃったのかなーと思っていたら
見た目を古めかしい感じにしただけで中は前と同じお店というのがいくつかあった。
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そんな中とあるお店でアルミの弁当箱を見つけてしまった。
懐かしー!!!
昔よくこんなのに入れて弁当持っていったよなー。
汁がこぼれて包んだ布がぐちゃぐちゃになっちゃうんだよなー。
しばしノスタルジックな感情に浸ってしまった。
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一通り端から端まで歩いてみたがなんかいまいち。
今じゃ近所のスーパーにも昔の駄菓子屋さん風のお菓子コーナーがあるし
結構こういうのって流行ってるんだよなー。
あまり珍しくなくなってしまった。
射的のコーナーがあったり月光仮面がいたりいろいろ工夫してるのは分かるんだけど
あまりこう胸にグッと来るものは無かった(アルミの弁当箱は除く)。
やっぱりこの手のものは横浜ラーメン博物館が一番やね。
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※今回のセピアの写真クリックするとカラーも見れます。
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(お台場デックス東京ビーチ、台場一丁目商店街にて撮影)
No.220 三度ヨット
2002年11月9日(土)
最近ヨットの話題が多くてすんません。
僕の元上司の矢崎さん(結婚式で乾杯の音頭をとってくれた人)にすっかり見込まれてしまったのと(※)
ここ数年ヨットから離れていた所に
最近2回乗ったことでヨットの楽しさを少し思い出してしまったのが理由。
※別にヨットの才能があるとかそういうことではなく
単にヨットの経験があってコキ使える下っ端という点で...。
今後も月一くらいのペースで乗れたらと思っている。
・
この日は矢崎さんと2人だけのセーリング。
秋晴れのすごくいい天気。
油壺の近くのヨットハーバー。
前回来たときは小雨の降る曇り空だったせいで気が付かなかったが
晴れているとこのヨットハーバーから富士山がよく見える。
クルージング中もずっときれいな富士山が見えていて
まるで銭湯にいるような気分になってしまった。
・
前回も紹介したがこれが矢崎さんとその仲間数人で所有するヨット「シーフェラー」
中には同時に最高6人寝れるだけの設備があり
トイレや炊事場も備える。
毎年春と夏に1週間くらいのロング・クルーズに出かけるそうだ。
・
GPSも備わっていて地図と現在地が表示される。
何やらあれこれセットしている矢崎さん。
・
真ん中に見える木の棒がティラーと呼ばれる舵取り。
そしてそこに取り付けられた黒い棒。
これはGPSと連動していて自動制御で伸び縮みする。
要するに目的地さえセットしてしまえば自動的に舵を操ってくれる便利な装置。
でも風向きを計算に入れたりセイルの操作などはしてくれないので
完全に任せっきりという訳にはいかない。
いい風を受けて一定の方向に進んでいるときはとっても重宝する装置である。
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さて船の紹介ばかりになってしまったが
肝心のセーリングはどうだったかと言うと...。
前日には「風があんまり強かったら出さないかも」と言っていた割には
風はほとんど無く
代わりになぜか海は大きくうねっていた。
まるで巨大なタンカーが近くを通り過ぎた後のよう。
船は大きく上下に揺れまるでジェットコースター。
僕にとっては映画「パーフェクト・ストーム」のような海だった。
結構船酔いには強いと自負していたがさすがに効いた。
だんだん胸がむかむかしてきて気分が悪くなってくる。
常に遠くの景色を見ていないとダメ。
デジカメの操作をするために手元に目を移しただけでもどしてしまいそうだった。
でも悔しいから決して自分から「気持ち悪いから戻りたい」とは言わなかった。
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一番トップの写真は油壺の湾内に行ったときに写したもの。
油壺とは壺の中の油のように波が無いからそう名付けられたらしい。
その名の通り湾の外のうねりがまるでウソのように静か。
ここで体調を少し持ち直してなんとか記念撮影となったのであった。
この後再び沖に戻ったが
舵を取らせてもらったせいか今度はそれほど気分は悪くならなかった。
ただ相変わらず風が無くセーリングとしてはあまり面白くなかったので
早々に引き上げることにした。
・
今回は風が無く波もうねっていて決していい条件ではなかったが
やっぱり海でのんびり過ごすのは悪くない。
また来てやるぜ!
(シーフェラーにて撮影)
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