No.211 旅行前の買い物
2002年8月18日(日)
実は今週の水曜日から旅行で日本を離れる。
その準備のときに、旅先で履くズボンの件でユキちゃんと意見が別れた。
どうやら僕が履いて行こうとしているズボンなどではこれから行く国を「なめてる」そうなのだ。
ということで台風が近づいていて雨が降るこの日曜日に
急遽ズボンを買いに久々に横浜ベイ・サイド・マリーナに行ったのであった。
・
お店はいつものLevi’sのアウトレット。
あーだこーだといろいろ試し、やっとユキちゃんのお眼鏡にかなうズボンを買うことが出来た。
・
買い物が終わってちょっとお茶してるときにふと
前回ここに来たのがBoulderに出張に行く直前だったことに気が付いた。
ずいぶんと長いこと来てなかったんだなー。
あの頃、表向きにはリラックスしてるように見せかけて
内心かなり緊張して一杯一杯だったんだよなー。
などとほんのちょっとだけ感傷に浸ったしてしまいました。
・
...ということで来週は日本にいない(予定)なのでここの更新は無しです。
早ければ8月31日の土曜日にでも何かしらのご報告が出来るかもしれません。
それでは皆様、行ってまいりまーす。
(横浜ベイ・サイド・マリーナにて撮影)
No.212 ドイツ旅情
2002年8月21日(水)〜29日(木)
ユキちゃんと2人でドイツ旅行に行ってきた。
月並みな感想だがはっきり言ってすごく良かった。
まるでおとぎ話の中に出てくるような昔ながらの街並み。
どの場面を切り取っても絵になる。
狂喜乱舞してデジカメのシャッターを押し続けてしまった。
聞くところによるとドイツではドアと窓枠以外
建物の外装を変えることは許されていないらしい。
住んでる人にとっては大変だがそのお陰でこんなに美しい街並みが今も残っているのだ。
・
どの街にも必ず背の高い教会が建っている。
この教会がある街並みだけでも十分趣があるのだが
時間時間に教会の鐘が鳴る。
この鐘の音がまた最高!
石畳の路面のオープン・テラスのレストランでビールを飲みながら食事をして
そんな時にどこからともなく鐘の音が聞こえてくると本当に幸せな気分になってしまう。
いくつかの教会は中も見せてもらったが天井が高く本当に大きい。
ほとんどの教会に立派なパイプオルガンがあった。
とある夕暮れに通りがかった教会の中からパイプオルガンの音色が聞こえてきたことがあった。
中には入れなかったが建物の外に響くパイプオルガンの音色がとても素晴らしく
しばらくそこで聞き入ってしまった。
・
ドイツで忘れてはならないのがお城。
本当にたくさんのお城があった。
その中で一番感動したのがベタベタな観光スポットで申し訳ないが
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなったというノイシュバンシュタイン城。
こればっかりはしょうがない。
たいていのガイドブックにも載っているが本当にきれい。
近くの橋から眺めるお城の全景は最高!
しばらく言葉を失ってしまった。
・
もう1つドイツと言えばビール。
本当においしかった。
昼間っから堂々とビールが飲めるのがまたいい。
オープン・カフェに座っているおじさん、おばさん達も
お昼にもかかわらずでもたいていビールを飲んでいる。
ビールの種類はいろいろあるが僕はWeizen(ヴァイツェン)と呼ばれる白ビールが気に入ってしまった。
日本でも地ビールの飲める店などでたまに飲むことが出来る。
ちょっと白く濁ったビールで以前飲んだときはどちらかというと苦手な部類だった。
しかし今回は完全にこれにはまってしまい
ほとんどのお店でヴァイツェン・ビールばかり飲んでいた。
もちろんそれ以外のビールもおいしい。
う〜ん、このままでは発泡酒が飲めなくなってしまいそうだ。
下の写真はホフブロイハウスというミュンヘンのビアホールで
ドイツ民謡を見ながら楽しくビールを飲んでるの図。
この後ステージの上げられてしまうというエピソードもあったがそれはまた後日ご報告しよう。
・
旅行行程はフランクフルト空港に到着後すぐにバスでヴュルツブルグへ移動。
そこで一泊して翌日はヴュルツブルグを観光後ロマンチック街道を南下。
ローテンブルクで二泊目と三泊目を過ごす。
翌日はデュンケルスビュールに寄りながら一気にロマンチック街道最南端の街フュッセンまで移動し
例のノイシュバンシュタイン城を見てミュンヘンへ移動。
ミュンヘンでまた二泊し今度は西に移動。
途中ホーエンツォレルン城を見ながらハイデルベルグまで行きその近くのワインハイムという街で二泊。
最後はリューデスハイムという街からライン川を船で下りローレライの岩などを見てフランクフルトに戻り帰国。
行く前は洪水とかちょっと心配していたが僕達がまわったところは洪水の被害が無いところで
心配していた天気も最後の2日以外はいい天気に恵まれラッキーだった。
・
今回僕にとっては初めての添乗員付き団体ツアー。
旗を持った添乗員にぞろぞろ付いてまわるオジ様オバ様のイメージが強くちょっと嫌だったが
僕たちのツアーには途中3日間自由行動の日があるせいか若い人が多く
また添乗員さんも旗を持っていなくてとてもいい感じの人だったのでそれほど嫌な感じはしなかった。
・
ドイツと言えばこの前のワールドカップでドイツ・チームを引っ張ったキーパー
オリバー・カーンが思い浮かぶ。
まあしかしドイツとは言えテレビで見たりましてや会えるなんてもちろん思っていなかったのだが
実は僕は知らなかったのだが彼はドイツではミュンヘンのチームに所属している。
ミュンヘンは二泊した都市。
ただ残念なことに僕たちが宿泊したときにはサッカーの試合は無かったらしい。
がっかり。
しかし帰る前日ワインハイムのホテルで帰り支度をしながらなにげなくテレビを点けると
サッカーの試合をやっていた。
ミュンヘンとどこかのチームのゲーム。
まさかと思ってみているとなんとミュンヘンのチームのゴール・キーパーは
紛れもなくあのオリバー・カーンではないか!
例えテレビとは言え見れるとは思ってなかったので感激。
ゲームは一方的な試合でミュンヘンが3−1で勝利。
しかし見てる前でカーンが1点入れられるシーンを見てしまった。
ある意味ちょっと得した気分。
チームのキャプテンを務めているカーンは試合後インタビューに。
もちろん何を言っているかさっぱり分からなかったがインタビューの終わりにインタビュアーが一言。
「ダンケ・オリバ・カーン!」
・
今回のツアーは安さを追求したため韓国のAsiana航空を利用しているため往復ともソウル経由。
行きはまだ良かったが帰りはソウルで乗り継ぎに7時間待ち。
韓国に入国するのも自由だがそれにはちょっと時間が中途半端。
ということでこの文章はその待ち時間に書いている。
長い...
・
以上、ダラダラととりとめもなく書いてしまったが
とにかく今回のドイツ旅行はすごく良かった。
あらためて海外旅行の面白さを実感してしまった。
さあ、次はどこに行くか...。
・
「ドイツ旅行記」はこちら
・
(トップの写真;「哲学者の道」よりハイデルベルクの街を望む)
No.213 今度はヨットだ!
2002年9月16日(月)
ドイツに行ったかと思えば今度はヨット。
まったく遊んでばっかりのようだが平日はまじめにお仕事をしているので
どうかご勘弁願いたい。
・
会社の上司(矢崎さん、結婚式で乾杯の音頭をとってくれた人)からヨットに誘われて行って来た。
場所は油壺マリンパークの近くシーボニアというヨットハーバー。
電車とバスを乗り継ぎ朝11時前にヨットハーバーに着くと
もうすでに矢崎さんともう1人会社とは全く関係ない人(鈴木さん)と2人でほとんど準備は整っていた。
・
僕も昔会社の仲間で江ノ島にディンギーという小さいヨットを所有していて
何回か乗ったことがあるが
そのうちだんだん乗らなくなり5〜6年前についにやめてしまったのだ。
当時乗っていたディンギーはまず確実に波に濡れ
下手をするとチンというヨット横倒し状態
もしくは完チンという真っ逆様状態に日常茶飯事のようになった。
当然海に投げ出され波をかぶりながら必至にヨットを引き起こすという事態となる。
だから乗る前は濡れてもいい服装に着替えライフジャケットも装備して乗り込むこととなる。
しかし僕を見つけた矢崎さんはそのままスタスタとヨットに向かっていく。
エエッ!?
着替えは? ロッカーは?
しかし桟橋に停泊していたヨットに乗り込んで納得した。
「これなら大丈夫だ」
・
これがそのヨット・シーフェラー。
ドイツ製。
エンジンも付いている。
数人で所有しているというそれはそれは立派なヨット。
さすがにマネージャークラスになると違うぜ。
実はこの写真は戻ってきてから撮影したもの。
土砂降り。
出廷するときにこんなに雨が降っていたら止めていたかも。
・
内装はこんな感じ。
コンロ、炊事場、トイレ、ベッド全て揃っている。
GPSも持っていてセットすれば目的地までオートクルーズで行けるらしい。
昔僕が乗っていたディンギーにはそもそも中に入れる空間は無かった。
・
こんなヨットだもの。
チンなんてまず無いし波も相当高くなければ大丈夫。
荷物も中に入れておけばまず濡れることはない。
う〜ん、すごい。
・
エンジンでまずはヨットハーバーの外に出る。
やっぱりエンジン付きはいーねー。
前はヨットハーバーから出るだけでも大仕事。
楽々防波堤の外に出てここで改めて帆を張る。
まだこの頃はほとんど雨は降ってなかった。
風はまあまあ。
波のうねりは結構あるように感じたがこれでも大したこと無いらしい。
そうそう、言い忘れていたがユキちゃんはどうしたかというと
行きたい気持ちは山々なのだがユキちゃんは船に弱いのだ。
1年前タヒチに新婚旅行に行ったときも
タヒチ島からモーレア島に行く結構大きな船でもぎりぎり一杯一杯だった。
この日久々にヨットに乗って実感した。
「ユキちゃんには無理だ」
僕でさえちょっと下を向いたり細かいことをしていたら酔ってしまいそう。
必至に遠くの海を見て酔わないように努めた。
・
だんだん雨が本降りになってきた。
僕も一応ウィンドブレーカーを持ってきたのだが全然ダメ。
途中で矢崎さんのカッパ上下(カッパと言っても結構いいもの)を借りて着込む。
結局僕はどんなヨットに乗ってもずぶ濡れになる運命なのだ。
・
舵を任された。
僕だって一応経験はあるがもうはるか昔。
それでもなんとか想い出しながらセールのてっぺんに付いた風見を見ながらなんとか舵を取る。
ヨットは風に向かって45°の角度までなら上ることが出来る。
風見の方向を見ながら船を立てる。
結構いい風が吹いていた。
こんな大きい船もかなりヒールする(傾く)。
ディンギーの頃は「やばい、チンする!」とあまり傾けないように気を配ったが
この船では誰も慌てない。
やっぱりチンはまず無いのだろう。
安心して風を思いっきり受けてヒールさせることが出来た。
下の写真並んで写っているのが矢崎さん。
・
気が付くと天気が悪いせいか陸地は全く見えなくなっていた。
陸地どころか船さえ周りに見あたらない。
なんか孤独。
一応GPSチェック。
この雨じゃ沖に停めてビールを飲む気にもならない。
引き返すことにした。
・
舵を矢崎さんに代わりタック(方向転換の1種)をして帰路へ。
しかし何にも見えない。
本当に帰っているのか...。
下の写真は舵を取る鈴木さん。
この日初対面で白髪の結構お年を召した感じの人
・
やがてかすかに陸地が見えてきた。
ほぼまっすぐにヨットハーバーに向かっていた。
さすがだ。
ヨットハーバー近くで帆をたたみあれこれ後始末をして1時頃帰ってきた。
天気が良かったらもっと楽しかったんだろうけどでも十分楽しめた。
今度は天気のいい日に沖でビールを飲みたいねー。
(ヨット・シーフェラー&ヨットハーバー・シーボニアにて撮影)
No.214 世界最大の恐竜博2002
2002年9月21日(土)
幕張メッセで開催中の「世界最大の恐竜博2002」に行って来た。
なんかどこかでそんな感じの恐竜博をやっていると以前聞いて
行きたいなーくらいに思っていたのだが
ウチの掲示板で人に聞くまですっかりその存在を忘れていた。
思い出したのはいいが開催期間は9月23日まで。
結構混んでそうだし最後の3連休はもっと混みそう。
行こうかどうしようか迷ったが土曜日の朝1番ならそんなに混んでないんじゃないかと思い
この日朝5時半に起きて6時半の電車に乗って行って来た。
・
開場時間は通常は9時半なのだがこの3連休は特別に8時半。
8時過ぎに海浜幕張駅に着いて会場に着いたのは8時20分くらい。
すでに列が出来ていたがそれほど長くはない。
やがて開場。
列はどんどん進みすぐに入ることが出来た。
・
その昔多分僕が小学生だった頃
上野で開催された「大恐竜展」に親に連れていってもらったのが多分最後の恐竜。
それから20年余り。
大人になってからでかい恐竜の骨を見ると新鮮な感動がある。
「本当にこんなのが生きてたのか?」
・
さすが「世界最大」と言うだけあって
本当にでかい恐竜の骨格標本がたくさんある。
特にでかいのが「セイスモサウルス」。
全長35メートル!
と言っても多分その大きさはじかに見ないと分からないだろう。
くどいようだが本当にこんな大きいのが動き回ってたのか?
でもいろいろ資料を見ていくと実際に見つかった化石は腰の辺りの骨数点のみ。
それから科学的に復元していくとこれくらいの大きさになるらしい。
この復元骨格もほとんどが似たような他の恐竜の骨格から想像したものらしいのだ。
ちょっとがっかり。
本当のところはどうなのかまだ分からないのね。
でももしかしたらこんなのが地上を徘徊していたかもしれない。
そう思うだけでも夢は大きく膨らむ。
・
他にもたくさんの恐竜の骨が展示されている。
ただ子供の頃に憶えた名前の恐竜があまり無かったような。
初めて聞く名前の恐竜が多かった。
(でかい恐竜と言えば僕の頃は「プロントサウルス」だったのに「プ」の字も出てこなかった)
きっとその後どんどん新しい恐竜が発見されているのだろう。
そんな中でも「アロサウルス(左の写真)」と「ティラノサウルス(右の写真)」は有名。
凶暴そうだけど格好いいぜ。
・
おみやげ屋さんで思わず買ってしまったのがこの「チョコラザウルス」。
よくは知らないけど多分最近流行の海洋堂の精巧なフィギュアが入っている
大人にも大人気のお菓子シリーズなのだろう。
それの恐竜博限定シリーズの5個セット。
こんなの買っても後で始末に困ることくらいよく分かっている。
でも買ってしまうんだな〜。
一応恐竜博限定の7種類の中からランダムで5個入っているらしいのだが
セイスモサウルスの骨格と肉付き、あとステゴサウルスなんかも入っていてまあまあ満足。
どうだ! いいだろ〜。
(幕張メッセの「世界最大の恐竜博2002」会場で撮影)
No.215 新しい家族
2002年9月29日(日)
我が家に新しい家族が増えた。
結婚一年半の僕たちがこんなことを言い出せば
普通なら「ついに2世誕生か!?」となるわけだが
残念ながらそうではない。
セキセイインコを飼い始めたのだ。
・
ウチの実家で飼っているハムスターに刺激されて
何か小動物を飼いたいなーと思っていた。
何度かペット屋さんに行ってハムスターやモルモットなどいろいろ見たが
やっぱり僕は昔飼っていたセキセイインコが飼いたかった。
でもユキちゃんは鳥が大の苦手。
「鳥だけは絶対飼わない!」と断言していた。
ところが先週「恐竜展」を見に行ったときに
なぜか「鳥でもいいから飼おうか」という話になって
あれよあれよという間に話が固まっていた。
・
初めはまだ毛の生えそろっていないひなを飼おうとしたが
2時間おきに餌をやらなければいけないらしく
昼間は2人とも家を留守にしてしまうウチでは無理だ。
ひなの隣に生後3週間くらい経った
すでに普通の餌を食べられるようになっている子供のインコがいた。
「これくらいならまだ人に慣れますよ。」とお店の人が言うのでそれにすることにした。
ユキちゃんが白がいいというのでちょっと羽に黒い模様のある雄の白い鳥を選んだ。
・
飼い始めたのはちょうど3連休の最初の日。
翌日も翌々日もずっと鳥の相手をしていた。
名前はイコ。
僕が大好きなプレステ2のゲーム「ICO(イコ)」に出てくる主人公の少年の名前。
ユキちゃんが思いついたのだが
名付け親のユキちゃんがイコを呼ぶときはなぜか思わず「ピーちゃん!」
イコがピーちゃんになる日も遠くないかもしれない。
・
初めは急な環境の変化でほとんど動かず餌も食べず全く鳴かなかったイコ。
しかしやがてブランコに乗るようになり
(半ば強制的に)指にも乗るようになり
餌も食べるようになった。
初めて指に乗ったときの感動と言ったら!
親バカのように顔はもうデレデレ。
・
インコはとっても感情表現が豊か。
鳥が苦手だったユキちゃんも今ではすっかりイコにはまっている。
しかし実はインコは人見知りが激しく
新しい飼い主に心を許すには相当時間がかかるらしい。
早く僕たちのことを信頼してねー。
この日イコは妙に活発。
ついに育ち盛りのわんぱく盛り大爆発。
今まで本当にたまにしか鳴かなかったのに「ピヨピヨ」鳴くは
バタバタかごの中を動き回るは全く落ち着きがない。
でも元気がいいことに越したことはない。
元気に育ってねー。
・
もしよかったらこっちの親バカイコ日記も見てね。
(自宅にて撮影)
[ 前号へ | バックナンバー一覧へ | 次号へ ]