3. ローテンブルク (Rothenburg)
Aug. 23, 2002
3.5 自由行動その1
一夜明けた翌日。
ドイツで初めての自由行動の日。
まずは城壁に囲まれた旧市街ではなく、城壁の外の比較的新しい地区を歩いてみる。
ごく普通の閑散とした市街地が広がっている。
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こんな大きいショッピング・センターもある。
ユキちゃんが靴下を買った。
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ローテンブルク駅。
こっちの駅は改札を通らずに外からホームに入れてしまう。
とても洗練された格好いい電車が停車しているが2両編成。
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レーダー門から城壁の内側、旧市街に入る。
ローテンブルクの南の方をまわってみよう。
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さっそくお気に入りの城壁に登る。
壁には城壁の修復に寄付をした人の名前がたくさん刻まれている。
日本の企業や個人もたくさんあり漢字やロゴそのままが彫り込まれていた。
いったいいくらくらい寄付すると名前が残ったんだろう。
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城壁の通路からの眺めは相変わらず面白い。
左の写真は旧鍛冶屋のものだそうだ。
まるで魚眼レンズで撮ったかのようだがそれは建物のせい。
右は赤煉瓦の屋根の向こうに市庁舎の塔と聖ヤコブ教会が見えている。
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城壁には外部の敵を攻撃するための小窓がいくつも開いている。
除いてみると昨日のブルク公園とは逆に谷を挟んでローテンブルクの西側が見える。
美しい風景。
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ローテンブルクの南の方の町並み。
こんな緑のきれいな庭もあった。
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どの家の窓際もきれいな花で飾られている。
最初これらは住んでる人が世話をしてるのかと思ったが
実は花屋さんが町の中を見て回り
花が枯れかけたりしている家に勝手に花を置いていくそうなのだ。
(もちろん請求書も一緒に)
家を飾ることが好きなドイツならではの風習と言えるだろう。
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写真は無いがこの後「中世犯罪博物館」という所に入った。
名前がすごいが昔犯罪を犯した人が受ける刑罰に使用した様々な道具や拷問に使った道具などが
たくさん展示されている。
添乗員さんの説明では昔は娯楽が無くこういった刑罰が唯一の人々の娯楽だったという。
ギロチンの処刑ですら娯楽だったそうなのだ。
「だからより明るく楽しいイメージで見て下さい。」と言われた。
そう言われても...。
ブタなどの動物を模したマスク。
これらは刑を犯した人に被せて通りに立たせてさらし者にするためのもの。
よくウソをつく人には舌を長く伸ばした顔のマスク。
大酒飲みには酒樽に首と手を通す穴を空けたものを着せたり。
確かに娯楽と言えば言えなくもないものが多い。
ただ拷問に使う道具などもありこっちはかなり残酷。
やはり見ていてあまり気持ちのいい所ではなかった。
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