No.326 Austin便りその41〜Gregのウチでバーベキュー
2004年7月18日(日)
Austinで友人になった
Gregのウチに招かれた。
Gregのウチにはすでに何度かお邪魔していた。
Kenのウチほどバカでかくはないが
それでも日本の一軒家と比べれば十分広いお宅。
こぢんまりとしてそれでも決して狭くはない裏庭がなかなかいい感じだった。
そこでのバーベキュー。
夕方4時くらいにGregのウチに着いた時は
Gregがまさに炭に火を点けるべく悪戦苦闘の真っ最中。
新聞紙が大量にあれば点ける自信があるのだが
どうやらほとんど無いらしい。
おまけにライターのたぐいも無くて
唯一のマッチも残り3本という絶望的状況。
チャコールからは煙は出ているものの肉が焼けるような状態にはほど遠い。
そんな中Gregが物置小屋から秘密の液体をコップに入れて持ってきた。
ほんのちょっとその液体をチャコールにかけると
ものすごい勢いで炎が上がった。
どうやら芝刈り機用の燃料のようだ。
危険なほどの炎だったがなんとかその甲斐あって
徐々にチャコールに火が点き始めた。
肉が大量に載った網をコンロにかける。
でっかい牛肉のステーキとチキンの固まりが所狭しと網の上に並べられている。
どう見ても4人で食うには多すぎる。
・
Gregの奥様は日本人。
そしてこの5月に待望の赤ちゃんが誕生した。
まさに僕が今回Austinに到着したのとほぼ同じ頃に産まれたらしい。
男の子でMaich(マイカ...綴り自信なし)ちゃんという。
奥様が物を取りに家の中に入る間ユキちゃんが預かることに。
落とすなよ。
・
ようやく肉も焼けいよいよお食事。
庭には大きく屋根のひさしが延びていて
その下にはGreg特製のテーブルがある。
そこにずらりと並べられた肉や野菜。
どう見ても食べきれる量ではないのにGregはまだ更に焼こうとする。
「もう食べきれないから焼かなくてもいいよ」
と言ったのに
「食べきれなかったらとっとけばいいよ」
とお構いなしに焼き続ける。
少しでもたくさん食べようとがんばって食べたが
やっぱりそんなに食べられるわけがない。
結局思ったとおり大量に残る羽目になってしまった。
・
この後は家の中に入って
おしゃべりをしたりデザートを食べたり。
今日のトップの写真はこのときにリビングで撮影したもの。
左から2番目がGregの奥様、レイコさん。
こっちにはグリーン・カードを取得して住んでいるんだとか。
現在は育児休暇中だが普段はこっちの会社で和訳の仕事をしているらしい。
すごい人や。
帰りには食べ残しの大量のおみやげとともに
また是非来てねと誘ってくれた。
ご夫婦ともにとても優しくて本当にいい人なのです。
(Gregのお宅で撮影)
No.327 Austin便りその42〜競馬
2004年7月24日(土)
会社の日本人の友人の1人(以降Iさんと呼ぶ)が競馬に行くというので
僕とユキちゃんも一緒に連れてってもらうことにした。
Iさん曰く
Iさんは日本では競馬はほとんどやらないらしいが
こっちアメリカのしかも田舎の方の競馬場は
掛け金もそれほど大きくなく
競馬場の雰囲気も日本のようなちょっとダーティーな雰囲気とは違って
とても気軽な感じで楽しめるので
こっちではよく来ているという。
(本当はドッグ・レースの方が好きらしいが)
・
行ったのはSan Antonioにほど近い
RETAMA PARKという所。
Austinからは車でHighwayを飛ばして1時間ちょっとの距離。
第1レースの出走時間が夕方の6:45ということで6時過ぎくらいに到着した。
入場料1人$2を払って中へ。
その日のレースのプログラムも$2で買う。
なるほど中は家族連れが多くてなんだかとっても平和な雰囲気。
予想屋のようなたぐいの人はいない。
初心者のための賭け方講座をやっている場所があった。
6時過ぎとはいえ日差しはまだまだ強く
こんなカンカン照りの中での競馬観戦は大変そうだなと思っていたら
ちょうど観客席の建物が日よけになるようになっていて
観客席全体がすっぽり日陰になっていた。
こっちの方は直射日光に当たるとそれこそ死にそうになるほど暑いが
湿度が比較的低いせいで日陰になると結構涼しい。
お陰で快適に競馬を楽しむことが出来た。
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賭け方はいろいろあるが
全て分かりやすい説明がプログラムに書いてある。
1頭の馬が1着になるのを当てるWin。
2着までに入ればいいPlaceと3着までに入ればいいShow。
1着2着の馬を着順まで正確に当てるExactaとそれのBox。
などなど...。
僕はあまり競馬はやらないし
それほどの勝負師でも無いので
1頭の馬が3着までに入ればいいというShowという賭け方が僕に合ってそうな感じ。
最低掛け金は$2。
ということで全9レース
最初から最後までShowを$2ずつ買い続けた。
しかし見渡した感じでは他にも$2ずつ買っているお客さんが結構いて
1レース全体の掛け金もせいぜい日本円で数百万円といったところ。
だから競馬のプロのような人が来てもそれこそ全く儲からないのだ。
本当に単なる娯楽といった感じ。
プログラムにはちゃんと買い方の説明まであって
窓口に行ったらまずはどのTRACKかを告げることとある。
これはTVで他の競馬場のレースも放映していて
そっちのチケットも買うことができるためらしい。
ここRETAMA PARKのチケットを買うのであれば「This Track」と言えばそれでOK。
次にレース・ナンバー、いくら賭けるか、どのタイプの賭け方にするか、最後に馬の番号を言えばそれで終了。
特に英文になっていなくてもそれらをただ順番に言っていけば買えるのでとっても楽。
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各馬はみんな観客席のすぐ目の前を通ってスタート地点まで行く。
必ず1頭ごとにエスコートの馬が付く。
ここで馬を見てから馬券を買うのもいい。
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走り終わると全ての馬が再び観客席の前まで戻って
そそくさとゼッケンやら鞍を外して帰っていく。
優勝した馬のみしばらくそこにとどまる。
この時勝ったのは女性騎手。
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会場内にはお子様が一杯。
レースとレースの合間にはそんなお子様達を飽きさせないように
馬のぬいぐるみが出てきてくじ引きをやったり
YMCAのダンスを踊ったり
競馬場側も親子連れのお客さんに来てもらうために
いろんな工夫をしている。
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プログラムを見ながらいろいろ予想を立てるユキちゃん。
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馬券売り場。
窓口の向こうとこっちの間にガラスの仕切りなどは無い。
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すっかり日も落ちてライト照明された観客席。
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黙々とプログラムとにらめっこするIさんと僕。
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アメリカンなトラックに引っ張られて来たスタート・ゲート。
・
最初の5レースは全て外した。
オッズの低い馬に賭けておけばそこそこ当たっていたのだが
やっぱりちょっとスケベ根性を出してオッズの高めの馬に賭けたのが失敗。
最初の5レースはほぼプログラムに書いてある予想通りの結果だった。
それに気付いたユキちゃん。
6レース目以降はプログラム予想1位の馬をShowで買うという
必ず当てる作戦に出た。
僕は相変わらずプログラムの予想の4着あたりの
ちょっとオッズも高めの馬をShowで買った。
結果見事第6レースにして初めて当てることができた。
ユキちゃんの馬券は$2で買って配当金額$2.60くらい。
僕のは多少良くてそれでも$3.50。
小さい。
それでもやっぱり当たらないより当たった方が100倍楽しい。
・
その後もユキちゃんは必ず当てる作戦が功を奏してほぼ全勝。
(それでも配当は毎回ほぼ$2〜3)
僕はと言うとそれ以降はさっぱり当たらず。
ユキちゃんからは「私が稼いであなたが使うのね」などと痛い言葉を浴びせられる。
(稼ぐってほど稼いでないやん)
そしていよいよ本日最終の第9レース。
時間はもう11時近い。
見るとお客さんもだいぶまばらになっている。
ユキちゃんは相変わらず予想1位のShowを$2。
負け続けの僕はちょっと弱い立場に立たされていが
それでもちょっとオッズの高めの馬を買う。
さらに今回は最後なので
なんとなく気になっていたもう1頭の馬もユキちゃんに内緒で買った。
・
最後のレースは観客席の目の前がスタート地点。
みんな間近で見ようと周りに集まる。
かなり近くまで寄れて結構迫力がある。
そしてスタート。
走ってる間どの馬が何番手かはほとんど認識不可能。
ただし電光掲示板にはその時点の順位が表示される。
あれよあれよという間にゴール。
今回は結構波乱があった。
必ず当てる作戦のユキちゃんは見事に外れ。
2頭買った僕は...なんと2着と3着にそれぞれ入っていた。
それぞれ配当金額は$5と$5.80。
小さいことは小さいがそれでもその日一番の返金額である。
最後に勝ててなかなかいい気分である。
一方Iさんはと言うとほとんど全てのレースをBox買いしていたのだが全敗。
ただし最後のレースでやっと勝つことができた。
配当は$9.50。
・
帰り際にその日当てた馬券を全て返金。
全部で$22.60返ってきた。
確か全部で$32分くらいの馬券を買っているはずなので損は損だが
十分楽しかった。
日本でほとんどやらない競馬を
遙か遠く離れたテキサスの地でやるとは思っていなかったが
なかなか娯楽としては楽しめる。
今度機会があれば是非ドッグ・レースもやってみたい。
(RETAMA PARKにて撮影)
No.328 エキサイティング花火2004
2004年8月7日(土)
今回のタイトルはなんだかナイター中継のタイトルか何かのようだが
実はこれが毎年楽しみに欠かさず見に来ている江戸川篠崎の花火大会の名前であることを
会場への道のりの途中でもらったパンフレットで知った。
ダサッ!
・
7月31日に一旦帰国した。
現在次の出張の手続き中でそれが済み次第再びAustinに行く。
今回ちょっと手続きに手間取りそうでいつ頃Austin入り出来るかは未定。
8月中に行けるといいなー。
・
この日は毎年楽しみにしている江戸川篠崎の花火大会。
人それぞれご意見はあると思うが
僕たちはこの花火が東京周辺でやる中で最高の花火大会だと思っている。
(花火大会の規模もそうだが
広い河川敷でのんびり見れるというのも重要な要素)
夕方頃空を真っ黒な雲が覆い始めた。
オイオイ、夕立は勘弁してくれ。
やがてポツポツ雨粒が。
周りにいる人達が「ついに来たか」という感じで傘を差し始める。
しかし幸いにもすぐに止みそれ以降降ることはなかった。
・
本日トップの写真は
毎年強烈なインパクトのオープニングの花火を撮影したもの。
はっきり言って花火の写真としては大失敗なのだが
あまりにインパクトがあったので思わずトップにしてしまった。
大爆発である。
・
4月に買った新しいデジカメ
コニカミノルタのDiMAGE A1での初の花火撮影。
それまで使っていたオリンパスのCAMEDIA-C2020ZOOMに負けず劣らず高機能でいいカメラなのだが
その分操作も多くきれいな花火の写真が撮れるようになるまで慣れが必要。
最初の方は失敗の連続。
しかし徐々にクセも分かってきて
だいぶきれいな花火を撮れるようになってきた。
だが相変わらず写真を撮っていると花火そのものが楽しめない。
途中からは撮影を止めて目で見る花火を楽しんだ。
いや〜、やっぱり花火はじかに見るのが一番!
・
花火のパンフレットに書いてあったが
この篠崎の花火大会の花火師は
かの有名な「鍵屋」の十五代目だそうな。
しかも鍵屋史上初の女性の当主さんだそうで
へ〜だからこんなすごいんだ〜と意味もなく感心。
いやでも本当にすごい花火の連続だった。
オープニングからエンディングまでずっとすごい。
やっぱり篠崎の花火サイコー!
・
最後におまけ。
題して「星とナルトと土星」。
今度は是非ドラえもんを撮りたい!
(篠崎の江戸川河川敷にて撮影)
No.329 新しいリュック
2004年8月8日(日)
この日はユキちゃんと町田をブラブラとお散歩。
特に何の目的もなく入った東急ハンズで
本当に何年ぶりかで新しいリュックを買った。
(リックサック? ナップザック? ディバック?)
メーカーは今までのと同じ
Jack Wolfskin。
売り場にはJack Wolfskinのリュックがたくさんあったが
僕が買ったのはその中でも決してかっこいいデザインのものではなかった。
にも関わらずこれに決めたのはその機能性の高さから。
・
まず気に入ったのはしっかりした持ち手が付いていること。
日本にいる間は電車であちこちお客さんの所に行くことが多いのだが
でかいノートPCを入れて満員電車に乗ると背中のリュックが邪魔。
網棚にも載せられないようなときはしょうがなく手に持ったりするのだが
大抵のリュックはあまり手で持つようには出来ていないのですぐに手が痛くなってしまう。
しかしこのリュックなら少々長い時間手に持ったままでも大丈夫そう。
・
次に気に入ったのがその優れた収納性。
背中に一番近い部分はなんとノートPC専用。
ノートPCがすっぽり収まるように出来ている。
そして残る2つの部分には書類やら筆記用具やらがうまく収まる。
携帯電話用のポケットまである。
これなら電車での日帰り出張にもとても便利そう。
(※今行っているお客さんの所へはスーツじゃなく普段着で行っているのだ)
・
なぜ今回たかがリュック1つにこんなにあれこれ書いているかというと
今まで使っていたリュックに相当強い思い入れがあるから。
これがそのリュック。
僕と会ったことがある人なら1度は見たことがあるのではないだろうか。
これまたJack Wolfskin製。
普通のリュックなら数年使っていると上のチャックの部分が破けてしまったりするのだが
こいつはどこも壊れることもなく今現在でも何の問題もなく使えている。
良くできたいいリュックだった。
いったいいつ頃からこのリュックを使っていたのだろう。
古い写真を掘り起こしてみたら
なんと1997年12月に行ったホノルル・マラソンの時の写真(下)にこのリュックが写っていた。
ということは最低でももう7年近く使っていたことになる。
もちろん初の海外出張
Boulderにも持って行っているし
その後も
タヒチ、
ドイツ、
トルコ...
もちろんAustinにも持って行っている。
いろんな思い出が詰まったリュック。
今回買ったリュックもまた長く使い続けることになるのだろうか。
(マンションの前にて撮影)
No.330 氷川丸船上ビアガーデン
2004年8月12日(木)
毎日クソ暑い日々が続いている。
はっきり言ってテキサスより日本の方が暑い。
こんな暑い時はビアガーデンに限る。
日本にいる間は川崎のお客さんの所で仕事してることが多いので
その帰りに横浜でユキちゃんと待ち合わせて
氷川丸の船上ビアガーデンに行った。
・
久々の氷川丸のビアガーデン。
前回来たのは
1999年。
実に5年振り。
平日だしお盆の時期でもあるから空いてるだろうと思っていたが
仕事帰りのサラリーマン達で結構にぎわっていた。
う〜ん。
暑い中仕事帰りに飲む生ビール。
やっぱりうまい!
つまみは相変わらず大したことないものばかりだが
この雰囲気と生ビールで全然オッケー!
やっぱりビアガーデンはいい!
・
ビアガーデンのテーブルから桜木町の辺りの夜景がよく見える。
この夜景は結構好き。
なかなか綺麗な夜景である。
・
マリンタワーがいつもとちょっと違った感じにライトアップされていた。
下の方が青くて真ん中辺りが白い。
フランス国旗風とでも言おうか。
こっちもなかなか綺麗である。
夜景も綺麗で
ビールもうまくて
大満足のビアガーデンだった。
(横浜、氷川丸にて撮影)
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