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八戸市の温泉銭湯巡り

八戸市には数多くの公衆浴場がある。
いわゆる沸かし湯もあれば、温泉の銭湯もある。
東日本大震災の復興状況を見舞って、2011年7月に五軒の温泉銭湯を訪ねてみた。

はちのへ温泉
温泉みちのく
バイタル温泉柏崎
みどり温泉
柳湯


はちのへ温泉

はちのへ温泉はJR八戸駅から約1キロほど市街地に近い尻内町の国道454号線沿いにある大きな温泉銭湯で、旅館の浴場でもある。
大きな駐車場があり早朝から多くの入浴客がいる。

ロビーも脱衣場もかなり広い。

(はちのへ温泉)
(メインの浴槽)
はちのへ温泉   メインの浴槽

(洗い場)
(ロビー)
洗い場   ロビー

浴室は中央に間仕切りがあり、左側にメインの浴槽があり、右側は洗い場が並ぶ。

長く連なったメインの浴槽は、ぬる湯、高温湯、ジェットバス、寝湯、電気風呂、といろいろ仕掛けがあり、他に水風呂やサウナ室もある。
お湯はうす黄褐色で透明のナトリウムー塩化物泉で舐めると塩味がする。地下水の加水はあるが循環はしていないと表示し、消毒臭もない。
源泉は51度とのこと。

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温泉みちのく

(温泉みちのく)
温泉みちのくは住宅の多い類家町にあり、国道45号線に近い小高い山の上にある。
同じ系列では四軒目というこの公衆浴場では客の気に入る仕掛けを心得ており、ひいき客が多く押しかける。
メインの浴槽は棚田のように段々になっており下流ほどぬるめの設定。
下から、ブラックシリカ入り風呂、ジャグジー、超音波風呂と並んでおり、壁際には電気風呂、寝風呂などが隣接している。他に水風呂とサウナがある。 温泉分析表によると源泉は二種類あって、類家温泉は28.6度の冷鉱泉、類家温泉2号泉は46.8度の高温泉。
  温泉みちのく

(メインの浴槽)
(脱衣場)
メインの浴槽   脱衣場

お湯は割とさっぱりとしたナトリウム−塩化物泉で、無色透明。

入浴券を購入して受付に出すと穴を開けて返してくれる。これを10枚集めると1回無料で入浴出来るとのこと。

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バイタル温泉柏崎

バイタル温泉柏崎は八戸市柏崎6丁目の住宅地にある。
温泉みちのくから5〜6百メートルの場所で、広い駐車場がある。

バイタル温泉というのは地下から湧き出す天然温泉ではなく、バイタル濾過システムとバイタル活性石を利用した弱アルカリ水を使用した銭湯で、多くの天然温泉を利用した銭湯にごして顧客から人気を博している。

(バイタル温泉柏崎)
(メインの浴槽)
バイタル温泉柏崎   メインの浴槽

メインの浴槽は女湯との境の壁側にあり、途中に間仕切りがある。やや黄褐色の透明のお湯があふれ、ジェット風呂、一段下がって泡風呂と続く。
他に、薬湯(木酢湯)、電気風呂、寝風呂、打たせ湯、サウナ(ドライ・スチーム)、水風呂などがある。

(薬湯(木酢湯))
(バイタル温泉活性石分析表)
薬湯   バイタル温泉活性石分析表


浴感は、若干のぬるすべ感のあるマイルドなお湯で、いろいろな仕掛けのお湯を楽しんだりすると時の経つのも忘れてしまうほどである。

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みどり温泉

みどり温泉は柏崎5丁目にある昔からの銭湯で、バイタル温泉柏崎から近く、、また八戸聾唖学校に近い。

周囲は静かな住宅街で、50年以上も営業を続けてきた。 創業は昭和32年で、現在は二代目の経営。内部は昭和の面影を良く残していた。

(みどり温泉)
 
(メインの浴槽)
 
(番台は二代目)
みどり温泉   メインの浴槽   番台は二代目

二階建ての建物の一階部分に浴場があり、入ると昔ながらの番台がある。 昔ながらというのは、脱衣場側を向いているということ。
浴室内は両サイドと真ん中にカランがあり、突き当たりがメインの浴槽。浴槽には、1メートルほどの高さの岩の間からお湯が注ぐ。
この浴槽には間仕切りがあって、超音波風呂と電気風呂が続く。 奥にガラスの壁を隔ててサウナと水風呂がある。

お湯はナトリウム−塩化物泉で湯温は27.8度。 この源泉は創業時からの源泉とのこと。
加熱されたお湯は適温で、無色透明。肌触りなど特色はないが、カルキ臭も少なく、さっぱりとした浴感は毎日入りたくなりそう。
籐製の脱衣籠が数多く積まれていたのでとても懐かしかった。

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柳湯

柳湯は陸奥湊の駅に近い。JR の線路を挟んで駅前市場の反対側にあり、新井田川をまたぐ柳橋の近くにある。
公衆浴場としては中規模の大きさの昔ながらの銭湯で、創業は昭和37年、平成9年に建て替えられ、その際敷地に井戸を掘ったところ湯温12.6度の冷鉱泉を掘り当て、温泉銭湯になった。

 
(柳湯)
 
(メインの浴槽)
柳湯のメインの浴槽は壁のコーナーに沿った変型の浴槽で、壁側にいろいろの仕掛けを施し、立ち風呂、座風呂、寝湯、ジャグジー、電気風呂や薬湯などあって、試してみるとそれぞれ楽しい。
立ち風呂は底に石が敷かれ遠赤外線が出るという。足踏みしながら入ると身体に良さそうだ。
  柳湯   メインの浴槽

(洗い場)
 
(壁絵は富士山)
 
(脱衣場)
洗い場洗い場   壁絵は富士山   脱衣場

海水の成分に近い塩味の源泉はナトリウミ−塩化物泉。
壁絵は大きな富士山が男湯からも女湯からも見える位置に描かれていて雄大だ。

今回の旅行を企画した際、電話で震災の被害状況を確かめたところ、浴室のタイルがはがれ落ちて補修をしたとのことだったが、この訪問の時確かめたところ、壁の内側の温泉の配管は一部漏れがあり、冬までに補修をしなければならないとのことだった。
早い復旧を祈るばかりである。


このページで紹介した公衆浴場は、当ホームページの「全国共同浴場巡り」で営業時間、料金などを含めて詳細に報告しています。
「全国共同浴場巡り」

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