3巡目は乱れ打
1.松山周辺クラス会
44番〜45番・02年4月
2.結願は次の始まり
1番〜5番・02年10月
3.広島まで来たら
43番〜54番・03年9月
4.阿波路はコスモス
6番〜19番・03年10月
5.土佐路は雨模様
29番〜31番 37番〜39番・04年5月
6.2年ぶりの四国遍路
20番〜27番 32番〜33番・06年5月
2巡目四国遍路
(1998-2002)
はじめての四国遍路
(1995-1998)
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3巡目は乱れ打・その5
初夏の土佐路は雨模様
(2004年5月2〜4日)
第1日目、羽田→高知→
31番・竹林寺
→窪川→
37番・岩本寺→
中村
第2日目、中村→足摺岬・
38番・金剛福寺→
39番・延光寺→高知
第3日目、高知→
29番・国分寺→
30番・善楽寺→
高知城→高知空港→羽田
第1日目(2004年5月2日)
(中村駅の鯉のぼり)
2004年の5月の連休は、前半好天気、後半荒れ模様の天気だった。
バースデイ得割りで航空券が手に入ったのは5月2日分で、天候が崩れかける寸前だった。
例によって連休の羽田は大混雑。高知龍馬空港到着が遅れ、午後の窪川行き特急に乗るまでの時間が大幅に少なくなった。
で、市街への空港バスは高速空港バスでなく、一部路線の高知駅前観光のバスに乗り、宝永町でのタクシーに接続サービスを受けることにした。
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31番・竹林寺
待っていてくれたタクシーで、牧野植物園の前を通り、難なく竹林寺裏門へ。
竹林寺は、高知の市街側から登るとここに来る。 境内を進むと、左に本堂、右に大師堂とその脇に五重塔という配置で、更に石段の下に山門、山門の脇に鐘楼、その奥が納経帳という配置で、何か逆の世界になる。
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(竹林寺本堂) |
(竹林寺大師堂) |
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(竹林寺石段) |
(竹林寺山門) |
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境内は、雨模様のせいか比較的静かで、家族連れの遍路が多い。
広い境内は88ヶ所でも屈指のお寺。
タクシーで高知駅に着くと、弁当を買う間もなく特急の発車時刻。
この日、土佐電鉄は創業100周年で、全線100円のイベントにも参加できず、数年前に高知駅前に乗り入れている電車(維新号)の写真も撮れなかった。
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37番・岩本寺
1時間ほどで窪川。
須崎からは海も見え、トンネルと新緑の山と海が織りなす景色はすばらしい。
岩本寺は須崎駅から5分ほど。何組かのお遍路さんと歩いた。
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(特急あしずり) |
(岩本寺山門) |
(岩本寺の仁王様) |
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岩本寺は本堂の天井画で有名で、格天井の中にはいろいろの人の絵が奉納されている。 上手い人も幼い絵もそれぞれが何かを語っている。
(岩本寺本堂) |
(岩本寺本堂の額) |
(岩本寺の天井画) |
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(カツオのぼり)
窪川駅に戻り各駅停車の一両編成で中村まで1時間。
この区間もローカル列車の楽しみそのもの。
途中駅では、「カツオ一本釣り日本一」などと表示があり、鰹ののぼりも3本泳いでいてほほえましかった。
車窓からの海とトンネルの連続も4年前の記憶のとおり。
中村
中村の駅では、ホームの鯉のぼりが雲行きの怪しい中を泳いでいた。
駅前のホテルにチェックインして、何年か前に出来た「サンリバー四万十」のお風呂に入りに行った。(入浴料¥400)。
国民年金保養施設だが、満室の盛況で、お風呂もにぎわっていた。
循環湯で、若干のぬるぬる感。「含硫黄・ナトリウム塩化物泉」とのこと。茶褐色?
(サンリバー四万十玄関) |
(サンリバー四万十浴室) |
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夕食は、例によって「たにぐち」。
サンリバー四万十からホテルの前を通り、ぶらぶら歩いて10分ほど。
たにぐちは四万十川の川魚料理が中心だが、いろいろな刺身も旨く、価格も比較的安い。
6時過ぎに入ると、予約のない人は待たされることがあり、今回も若干待ってカウンターに座ることが出来た。
(たにぐち玄関) |
(ごりの卵和え) |
(川エビの唐揚げ) |
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たにぐちでの料理のオーダーの仕方を前回土地の人に聞いていたので実行した。
まず、好きな定食を基本とし、一品料理として四万十川の地物を頼むと、四万十川関連の定食より実質的だという。
(あおさのりの天ぷら) |
(鰻定食の蒲焼き) |
(3代目の谷口さん) |
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土佐の味を堪能し、歩いてホテルに戻った。天気予報では明日は大雨という。
第2日目(2004年5月3日)
夜中に何回か目覚めたが、雨はたいしたことはなかった。
足摺岬へのバスは、土佐清水経由。
土佐清水までは普通の道路。
バスは、夫婦の歩き遍路を何人か追い越した。途中の長いトンネルなどは気持ちの良いものではないだろう。
土佐清水からは、海沿いの細い道をたどる。
中の浜、大浜までは海岸線近い高度だが、次第に高度が高くなり、原生林を縫うように走る。
林のはるか下の海が美しく光る。
何回か、対向車のバックに助けられながら、人家が現れて足摺に着く。
大きな集落で、巨大ホテル、民宿などが混る。 金剛福寺までの約800メートルは連休中進入禁止で、マイクロバスでピストン輸送をしていた。
38番・金剛福寺
(金剛福寺本堂) |
(雨の境内) |
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(金剛福寺大師堂1) |
(金剛福寺大師堂2) |
(金剛福寺山門) |
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1時間後に出る宿毛行きのバスに乗る。
このバスは中村経由で、朝来た路を戻る。 中村から40分程でバス停「寺山口」。
39番・延光寺
延光寺は寺山口から10分程。
雨はたいしたことが無く、田植えが終わったばかりの田圃で蛙が鳴いていた。
参拝客も少なく静かなお参りになった。
バス停寺山口に戻ったが、休日のため、1時間以上も待たなければならなかった。
付近には釣り具屋しかないと思っていたが、隣に「アサヒ健康ランド」という施設があり、浴場があったので入って汗を流した。(入浴料¥600)。
昔はやったヘルスセンター形式で、大浴場の他、泡風呂、サウナ、露天風呂などが付いているが天然温泉ではないらしい。
バスで中村に戻り、特急で高知に出た。
(JR高知駅前の土電)
高知は雨が降り始めていた。
100周年を迎えた土佐電の写真を撮り、ホテルに入った。
雨の中、食事の場所探しは結構難渋した。安くて、美味しくて、居心地の良さそうな店という基準は難しい。
手頃な店がようやくあって、清水鯖(ゴマサバ)や、握りの焼いたのが珍しかった。 早めにホテルに戻った。
第3日目(2004年5月4日)
大雨が来そうな予報だった。
で、予定を変えて、なるべく歩く距離が少なそうな2ヶ寺を今回お参りし、後は次回以降に回すことにした。
29番・国分寺
(国分通りバス停)
過去、国分寺は、後免駅から歩いたのだが、宇佐→領石間のバスで「国分通り」下車が歩く距離が少ないのがわかったので試してみることにした。
この線は、高知県交通の本社前と土佐一宮(30番善楽寺前)を通り、高知大医学部に寄って領石に至る路線を走る。国分通りまでおよそ30分。
バス停のソバの美容院で路を聞き、歩き始めたら、横殴りの雨が降り始め、オーバーズボンを着用した。
15分程で国分寺の横手に着く。
(国分寺本堂) |
(国分寺大師堂) |
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国分寺では傘を差してのお参りとなった。個人の遍路客しか見あたらず非常に静か。
来た路を引き返して、領石からのバスを待った。
30番善楽寺
バスも同じ路を通り、土佐神社(一宮神社前)で下車。
善楽寺は神社の境内を本殿の方に歩き、神社の右側に在る。
雨は小康状態。
(善楽寺大師堂) |
(善楽寺本堂) |
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善楽寺から市街に戻るバスは医大発を含めて結構多い。ホテルに戻り着替えた後、時間があったので高知城に登った。
高知城
(高知城天守閣)
高知城は姿の良いお城で、保存状態も良い。
天守閣に登ると、市街から遠くの山も海も眺めることが出来る。
昼食は、お城から繁華街に行く途中の「ひろめ市場」。
ひろめ市場は魚屋、土産物屋と飲食店が入り乱れた巨大な屋台で、いろいろなモノをセルフサービスでテーブルに並べ、好き勝手に食べる。
和食系と韓国料理系が多いが、この旅行で品切れだった「どろめ(生シラス)」や「ノレソレ(アナゴの稚魚)」があったのでビールを飲みながらつまんでいたら、空港に行く時間になった。
(若干の情報)
場所 | 電話/URL |
中村第一ホテル | 0880-34-7211 |
たにぐち | 0880-34-3388 |
ひろめ市場 | 088-822-5287 |
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