TLC/3D

物凄い久し振りの更新…ていうか、ええっっ!?二年振りかよ!ぎゃああ!!!!(笑)大笑いだなーもう。そして久し振りに取り上げるのはやっぱりこのアルバムしかないと思った。TLCの4th。発売からもう半年が過ぎましたが、今でもやっぱりよく聴いてる。発売に際していろいろゴタゴタしたし、何時も予定通りいかないのがTLCの常なんだが今回は出てみればあっさりだったので拍子抜けしたよね(笑)。発売日、普通にタワレコに陳列してあって、「あるーーーっ!!」と驚愕しちゃったもんね(笑)。……ああ、しかしなんかもう、辛いな。書きたいことは山ほどあるんだけど、いろいろ辛いな。その中のひとつが、このジャケの今日び考えられないダサさなんだけど。(いきなりそれかい。笑。)ちゅーーかまじでなんなのよこのジャケ!!!こんなんありか!?何時の時代の人達なんだよーーーー!!!!またタイトルの「TLC3D」のロゴが切なくなるくらいにベタでダサダサ。合成してある背景のCGはなんなのーーー!!後光が差してるのか、そうなのか!?Chilliはエジプト人なのかっ!?Lefteyeは不意を突かれたかのような驚いた顔して写ってるし。もっと可愛い写真一杯あるのに。このジャケのアートワークやったやつ…締めあげたい。これにOKを出したレコード会社も同罪。こんなダサいジャケ作るならわしにやらせやがれ!!と思っているファンは私だけではあるまい。つーかほぼ全部のファンがそう思ってると思う。それぐらい誰が見てもださい。(最もLaFace系ジャケのアートワークのダサさには定評があるんだが。私の中で。笑。あ、Laface自体はもうなくなったんだっけ。んじゃ元・Lafaceかしら。)
このCDを買った時、丁度タワレコで1stシングルの「Girl Talk」が流れてたのね。今でもよく覚えてる。発売前にこのCDの音を聴こうと思えば幾らでも聴けたけど、私はCD発売まで聴こうとは思わなかったから、そこで初めて聴いたんだけど、Lefteyeの声が聞こえてきただけでヤバくなった。泣きそうになっちゃったのよ(笑)。家に帰って来てからアルバム通して聴いたけど、なんか平常心で聴けなくて参ったさ。Lefteyeのラップになると心が騒ぐねん。悲しいのか嬉しいのか、よくわかんないんだけど、とにかく心が騒ぐねん。もう半年が経ったから、今はやっと平常心で聴けるようになった。でも聴き込むほどに、もうエライエライエライ淋しいです。凄く悲しい。Lefteyeが亡くなって、初めて「悲しい、淋しい」という感情が湧いてきたのはこのCDを聴いてから。んでね、泣いちゃったよー。やっぱり、それまではいまいちLefteyeの死を実感していなかったんだなと思う。そういうことだったんだわね。Lefteyeが亡くなる前から、亡くなったあとも、ずっと楽しみにしてたアルバムだったのに、それによってこんなにも淋しい気持ちになるなんて思わなかった。Lefteyeはもう何処にもいないんだってことを実感してしまった。凄く切ないよ。Lefteyeのラップを聴くのが辛いなんてさ。「Girl Talk」のビデオクリップを見た時にはもう悲しいを通り越して「こんなん嘘だ!Lefteyeがいないなんて嘘だ!」って、二人になっちゃったTLCがどうにも受け入れ難かった。二人だけのTLCを見るのは辛かった。きっと本人らはもっと辛かったと思う。去年のMTVのvideo Music AwardにT-bozとChilliが二人で出演してLefteyeに関するスピーチをしたんだけど、それも見てて酷く辛かった。二人とも声を詰まらせながらもしっかりスピーチしていたのよ。その時はまだこのアルバムの発売前だったんだけど、でも多分もうTLCとしての活動は次のアルバムが最後になるだろうなと私は思った。いや決してマイナス思考になっていたのではないのよ。現実的な話。T-bozとChilliが揃っていたら、どうしてもLefteyeの存在を思い出してしまう。見てる方もそうだし、本人達もきっとそう。どっちも辛い。TLCがデビューしてからのこの10年、いろんなことが有り過ぎた。そして長すぎた。これからLefteye抜きでTLCとしての活動を続けて行けるほどのパワーと勢いはもうT-bozとChilliにはないと思った。やっぱりTLCは三人揃っていることに何よりも意義があったよ。三人それぞれピン向きでは全くないし、むしろピンになるとダメダメな感じもありありと感じられた(笑)。グループ内でのT-boz、Lefteye、Chilliはそれぞれ凄く大きく感じるのに、ピンになると途端に小物なんだよね何故か(笑)。三人揃ったグループは本当に計り知れないパワーと魅力があるのにね。お互いがお互いを引き立たせ合うというか。太陽と月のような感じ。お互いがなくてはならないねん。LefteyeとともにTLCも死んだのかもしれないなどと感傷的なことを思ってみたりした。
私さ、高校生の頃からファンやってるわけよ。TLCは私の青春でもあるわけよ。なんか、ひとつの時代の終わりを感じるよ。米でのこのアルバムの売り上げは不振甚だしかったし、シングルもぱっとしなかった。(既に過去形。もう今更このアルバムが売れるわけもないし。悲しいな。)私にとってはTLCは永遠だけど、世間ではそうではないねん。本人達やプロデューサーのDallasの発言からも、いよいよこのアルバムがTLCの最後のオリジナルアルバムに確定、ベストを出したらTLCは解散というのが現実になってきた。ああ。遂に来たか、っていう感じ。悲しいけど受け入れるしかない。どうしようもないことなんだろうなと思う。そして、悲しいし切ないけど、一方でほっとしている自分もいるのかもしれない。やっぱりLefteyeのいないTLCを見るのは辛いんだもの。
はっ。アルバムについて全然書いてないじゃん!!もう好き好きです(笑)。だって私はファンなんだよ。TLCの音は無条件に好きです。T-bozの低音ヴォーカルが聞こえて、Lefteyeのタイトなラップが聞こえて、Chilliのシャウトが聞こえて、それ以上何を望むか(笑)。シビアな話をすると、米でヒットしなかったのはこのアルバムの音が新しくなかったからだろうね。流行の音を散りばめているだけで斬新さはない。今まで常に革新的だったTLCだというのに。それに、Lefteyeのラップは相変わらずカッコいいけど切り張り感が拭えないのも事実。これは聞き込んでるファンにしか分からないかもしれないけど。ラップが歌から浮いていて不自然なところが結構ある。本人のソロからの使い回しも多い。もう本人が居ないのだからしょうがないんだろうけど…。(これが私がアルバムを聴いて悲しくなった要因。)あとは統一感にも欠けるよね。でもこのいろいろごちゃ混ぜのおもちゃ箱的な作りは如何にもTLCらしくて悪くないなと思う。…これはファンの欲目かな(笑)。あーあ、それにしても、やっぱり大好きだなTLC(笑)。…これはちょっと、ベタベタで言うのが恥ずかしいけど、TLCが活動しなくなったとしても私はやっぱりTLCのファンさ。うん。伊達に1stの恥ずかしいコンドーム時代からファンやってる訳じゃないのさ。ナメないで欲しいぜ。(誰がナメてるねん。笑。)



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