No.406 カナダの旅その4〜イースタン・タウンシップ観光、モントリオールへ
2005年9月19日(月)
Saint Benoit-du-Lac Abbey
まず向かったのはノース・ハトリー(North Hatley)。
マサウィピ湖(Lac Massawippi)という湖の湖畔である。
「地球の歩き方」には「絵はがきのような風景」と書かれている。
確かに緑豊かな山の中に現れた静かできれいな湖。
洒落たお店もいくつか建ち並んでいた。
でもはっきり言ってそれだけ。
その日が月曜日で僕たちの他に観光客がほとんどいなく
ひっそりとしていたせいもあるかもしれないが
これといって惹かれるようなものはほとんど無かった。
たまに観光客か釣り人を乗せたボートが行き交うのみ。
ここは観光地というよりももっと長期滞在を楽しむリゾート地なのだろう。
ちょっと周囲を散歩して写真を撮って
すぐに次なる目的地に向かって出発した。

North Hatley
ノース・ハトリーの湖畔にあったかわいい桟橋をバックに

次に向かったのはマゴグ(Magog)。
ここもメンフレマゴグ湖という湖の湖畔。
ノース・ハトリーよりも開けてはいたが
やっぱり湖畔のリゾート地といった感じ。
のんびり時間をつぶすならいいが
短時間の観光を楽しむような場所ではなさそう。
お腹が空いたのでカーナビで近くの良さそうなレストランを検索し
そこへ向かう。
ボートハウスのレストラン。
天気も良かったのでテラス席で気持ちのいいランチを楽しんだ。

メンフレマゴグ湖畔のレストランにて
メンフレマゴグ湖畔のレストランにて

次なる目的地はサン・ブノワ・デュ・テック修道院(Saint-Benoit-du-Lac Abbey)
ここはシャーブルックの壁画以来の観光地らしい観光地だった。
質素だけど美しい修道院の建物(本日トップの写真)。
中は静かで厳かな雰囲気が流れる。
大聖堂へと向かう回廊は見事なモザイク模様。
大聖堂の中は撮影禁止。
やはりこちらも質素で飾り気のない感じだったが
とても心が静まる。
現地人っぽい観光客は皆聖堂の正面に向かい膝を曲げ一礼をする。
椅子に座って熱心にお祈りを捧げる人もいた。

モザイク模様が美しい回廊
モザイク模様が美しい回廊

修道院内のギフトショップをブラブラしていたら日本人がちらほらと現れだした。
どうやら日本人ツアーの観光バスがやってきたらしい。
彼らの会話を聞くとどうやらとても短い時間の観光らしい。
そそくさと買い物やトイレを済ませ戻っていった。
僕たちも外に出るとでっかい観光バスが1台止まっていて日本人が乗っていた。
全員が乗ったのを確認すると次なる目的地に向けてどこかへと出発していった。
ガイドさんっぽい人が僕たちが乗らなくていいのか気にしていたように見えたのが笑えた。
ああいう団体ツアーも気軽でいいが
僕たちのようにスケジュールを気にせずに好きなように自由にできる旅行も
慣れてしまうとやめられない。

日本人のバスがいなくなってからゆっくりと修道院の外で写真撮影を楽しんで
僕たちも出発することにした。
本日の観光はもうお終い。
僕たちは今晩モントリオールに泊まるのだ。
カーナビに今晩泊まるホテルを入力し
表示された道の通りに進む。
やがて未舗装の砂利道に出た。
砂利道といっても広いしちゃんと整備されているのでそれほど問題はない。
じきに普通の道路に出るだろう。
やがて間もなく左に曲がるとカーナビが言い出した。
カーナビが曲がれと言ったその道は
けもの道をちょっと広くしたような感じの完全な林道。
こんな道を走ってモントリオールまで行くの〜!?
どうしようか迷ったがまあどこかには着くだろう。
行けー!

こんな道を走らされた
こんな道を走らされた

対向車が来たらとてもじゃないがすれ違うことは無理な感じ。
しばらく降っていた雨のせいで所々ぬかるんでいる。
4WDではないので底を擦ったりしないように慎重に車を進める。
何分くらい走っただろうか。
幸い対向車と遭遇することもなくやがて大きな舗装された道路に出た。
カーナビは気を利かせてずいぶんとショートカットしてくれたらしい。
でももうちょっとちゃんとした道が良かったなぁ。
やがてすぐにフリーウェイに乗った。
一路モントリオールへ。

1時間ちょっとフリーウェイを走り続け車がだんだん多くなってきた。
とある橋の上を走っていたら遠くに高層ビル群が見えた。
いよいよモントリオールに近づいてきた。
モントリオールはカナダに着いた初日に泊まったが
夜遅く空港近くのホテルにチェックインして
翌朝早くに街を出てしまったのでほとんどどんな街だったのか知らない。
かなり大きそうな都市だ。

モントリオール
モントリオール(Montreal)

ここからが大変だった。
昨年Austinにいた頃もそれほどの大都市を走ったことはない。
ましてやこの日はごく普通の平日。
時間も4時を回ったところでモントリオールの街中は車で溢れていた。
ほとんどの道路が一方通行で3〜4車線ある。
そこにぎっしりと車がつまっていてあちこちからクラクションが鳴り響いている。
そんな中必死にカーナビの指示通りに走りなんとか目的のホテルに到着。
しかし駐車場らしきものが見あたらない。
ぐるっとホテルのあるブロックを1周してそれらしきパーキングを見つける。
しかし走っていた方向が悪く入れることができない。
ここからはカーナビの指示はなくカンで一方通行だらけの道を走り
なんとか無事にパーキングに入庫することができた。
全身からどっと力が抜ける。

Marriott Hotel
僕たちが泊まったマリオット・ホテル

窓からの眺め
窓からの眺め

チェックインも順調で部屋に荷物を置く。
時間は5時近かったがまだ外は明るかったので
ちょっとブラブラ外に出てみることにした。
続く...
(イースタン・タウンシップス各地およびモントリオールにて撮影)
No.407 胃カメラ初体験
2005年10月29日(土)
困った時のイコちゃん
※今回の写真は本文とは全く関係ありません(久々のイコちゃん登場)

カナダ旅行編の途中ではあるが
ちょっと今回は別の話題をお届けしたいと思う。
ついに初めて胃カメラを飲んだ体験記である。

会社で受けた定期健診。
消化器検診は今年からレントゲン(バリウム)、内視鏡(胃カメラ)、ペプシノーゲン検査の3つの中から
好きなもの1つを選ぶというものになった。
今まではバリウムを飲んでいたがあまり好きではない。
胃カメラなんてもってのほか。
今年から新たに導入されたペプシノーゲン検査というのは採血だけで行う検査。
詳しい説明は省くが簡単に言うと
胃ガンになりやすい状態かどうかが血液検査だけで分かるらしいのだ。
ということで僕はこれを選択した。

数週間後結果が戻ってきた。
なんと「擬陽性」!
胃内視鏡での精査が必要とのことだった。
胃ガン検診で例え「擬」が付いていたとしても「陽性」という結果が出てしまったことに対するショックもあるが
それ以上にショックだったのが胃内視鏡検査を受けなければいけないこと。
いつかは受けなければならない時が来るだろうとは思っていたがそれがついに来てしまった。
この結果を見た瞬間が最も胃がキリキリ痛み余計に胃に悪そうに思える瞬間だった。

以前立石会でコウくんの胃カメラ体験を聞いてその凄まじかった状況に恐れおののき
更に最近は歯医者さんでも奥歯の治療の時に「オエッ」となってしまうほど
僕は口の中をいじられるのが苦手。
胃カメラは全く自信が無い。
帰ってユキちゃんに相談したらユキちゃんの友達がいい所を知っているという。
なんとそこでは寝てる間に胃カメラ検診が済んでしまうというのだ。
場所も比較的近い。
それだー!
藁にもすがる思いでそこでの検診の予約を取った。

そして検診日当日。
実はこの一週間この日のことがずっと頭から離れず胃の痛い日々を送っていた。
当日も朝から落ち着かない。
何度もユキちゃんに「本当に寝てる間に済むんだよね?」と確かめる。
別にユキちゃんが受けたわけではないのでそんなこと分かるはずがない。
ただお友達の話では、事前に「セメダイン」を飲まされてそれが一番辛いという。
まさか本当にセメダインを飲むわけはないだろうが多分ドロドロした液体を飲むということだろう。
胃カメラを飲む時に寝ていられるならそれくらいいくらでも我慢してやる。

検診を受ける医院に到着。
受付を済ませ更衣室に連れて行かれそこでガウンに着替える。
パンツ1枚とガウンとスリッパ。
こんな格好したのは初めて。
いよいよだ。
緊張感が高まる。
血圧を測り胃の動きを抑えるための注射をされ
胃の中をきれいにするという白くてちょっとドロドロした液体を小さいカップ一杯飲まされた。
ん? これが「セメダイン」のことか?
甘くて特に飲みにくいということは無かった。
次に簡単な問診を受けいよいよ胃カメラの部屋へ。
ここの医院の良いところは看護婦さんがみんな気さくで感じがいいこと。
みんなそれなりのベテランっぽく明るくてそれでもテキパキと物事をこなしていく。

なんとなく薄暗くて雑然とした胃カメラの部屋。
ベッドに寝かされる。
すぐ横には胃カメラらしき機械がある。
胃の中に入っていく部分が結構太く見える(実際には小指の太さくらい)。
恐ろしい...。
ここでの看護婦さんも僕が初めてでかなり緊張していることが分かると
できるだけリラックスできるように明るく接してくれた。
まずはベッドの上で左右に10回ずつゴロゴロと転がる。
これはさっき飲んだ胃の中をきれいにする液体が胃の壁にまんべんなく回るように。
そしてついに「セメダイン」登場。
舌や喉をしびれさせる麻酔の働きがある物質である。
それが入ったチューブがまさに「セメダイン」のようだった。
しかし本当にそれが「セメダイン」だと実感したのは口の中に入れられた時。
寝転がった状態で口を開き舌の上に出されたのだが
何とも言えない変な味で本当にセメダインってこんな味がするんじゃないかと思えるほど。
それをしばらく口の中に溜めておく。
無理して喉の方に溜めようとすると「オエッ」なるから
あまり意識しないで自然に口の中に溜めておけばいい、と言われた。
でも今のうちに出来るだけ喉をマヒさせておいた方が後でカメラを飲む時に楽だろうと思い
僕はできるだけ喉の奥の方までそれが行くように努力した。
約3分後。
「それではそれを飲み込んでください」と言われた。
飲む。
!!!!!
なんだ、この感覚は!?
口の中に溜めていた時はそれほど感じなかったが
その「セメダイン」はものすごい粘性があった。
なかなか喉に入っていかない。
気持ち悪い。
横隔膜が痙攣する。
「オエッ、オエッ」と何度もなった。
看護婦さん曰くやはり何割かの人はここでかなり苦労するという。
目を白黒させながらなんとか飲み込み横隔膜の痙攣も収まった。
目は涙目になっていた。
看護婦さんが優しくティッシュをくれた。
そしてこれをもう1回行う。
また口の中に「セメダイン」が入れられた。
意外にさっきほどの違和感は無い。
看護婦さんは今度は無理に飲み込まなくてもいいと言ってくれた。
また3分間それを口の中に溜めておく。
その間にさっき飲み込んだ感覚が何度も呼び起こされその度に「オエッ」となった。
必死に別のことを考えるように努力する。
すでに舌の上やのどの奥の方はかなりマヒしている感じ。
3分後とても飲み込む自信は無かったのでティッシュの上に吐き出してしまった。

今度はスプレー。
喉の奥の方にシュッシュッと液体がかけられた。
それをまた飲み込む。
ちょっとピリピリする感覚はあったが今度はそれほど違和感は無い。
これを3回行った。
さてこれで前準備はほとんど終了。
ベッドの上で横向きになりお尻を突き出してくの字にさせられる。
口が閉じないようにマウスピースをくわえさせられた。
なんかこのまま胃カメラを突っ込まれそうな雰囲気。
おいおい話が違うよ!
でもここでやっと麻酔の登場。
看護婦さん曰くこれは麻酔ではなくて安定剤なんだという。
ほとんどの人がこれで寝てしまって、でも中にはもうろうとした状態で胃カメラを飲む人もいるという。
もうろうは嫌だ。
完全に寝てしまいたい。
先にチューブが付いた注射器が腕に刺さる。
そのままの状態で「それでは大きくゆっくり深呼吸を繰り返して」と言われた。
言われた通り深呼吸をする。
緊張感と腕に刺さった注射針のせいでなんとなく体が細かく震えていた。
こんな状態で眠れるんだろうか。
2回3回と深呼吸を繰り返す...。

なんだか喉に物が当たったような感じがして全身で咳き込んだ。
そんな感覚が2回くらいあったような気がする。

「はいそれではマウスピースを外しますよー」
ん? もう外すんだ。
それから起こされてちょっとクラクラしながら看護婦さんに付き添われてその部屋を出た。
え? もしかして胃カメラ飲むのってまた別の部屋なの?
でも連れて行かれたのはリクライニング・シートがいくつも並べられている小部屋。
他にも人が何人もそこで横になっている。
そのうちの1つに僕も寝かされた。
「ではしばらく休んでいてください」
いったい何が起きたんだろう。
うまく胃カメラが入らなくてまたやり直しなんだろうか?
ボーッとしてるうちにまだ安定剤が効いているのかまた眠ってしまった。
しばらくして意識がだんだんはっきりしてきた。
あれこれ考える。
やっぱりどう考えてもすでに胃カメラは終わったとしか思えない。
ちょっと咳き込んだことしか憶えていない。
すごいなー!

2〜30分してあの看護婦さんがやってきた。
付き添われながら更衣室に戻る。
看護婦さんにたずねる。
「あの、もう終わったんですよね?」
「ええ、あれだけ緊張してた割にはとっても順調でしたよ」
やっぱり終わってたんだ。
更衣室で着替えた後お茶が一杯出された。
そのお茶のおいしかったこと。
それまでさんざん変な物を飲まされたあとの最初の一杯。
人生で今まで飲んだ中で一番おいしいと感じたお茶だった。

その後再び問診。
僕の食道、胃の中の写真がカラーで印刷された物をもらった。
とりあえず胃ガンは無いらしい。
仕事のストレスで胃潰瘍くらいできてるかと思っていたがそれも無し。
ただし胃炎にはなっていて更に食道が荒れているという。
あまり心配することは無いと言われた。
薬(「ガスター10」の更に上を行く「ガスター20」)を3週間分もらいまた来ることになった。

こんな訳で僕の胃カメラ初体験は無事終了した。
確かに最初の「セメダイン」には参ったが
それ以外は本当に何事もなくスムースに終わった。
ただし保険が利いて本人3割負担で約\8,000。
これが普通の胃カメラと比べて高いのか同じなのかは不明。
でもあれだけ楽に受けられるなら僕はこれくらい払います。
皆様も健康には十分お気を付けください。
(トップの写真は自宅でイコちゃんと一緒に撮影したもの)
No.408 カナダの旅その5〜モントリオール散策
2005年9月19日(月)
モントリオール散策
ホテルを出て少し離れたところにあるインフォメーション・センターに行き
この辺りの地図をもらう。
周囲の道路は相変わらず車通りが激しい。
高層ビルが建ち並び完全な大都会。
でもそんな中にも広くて緑の多い公園があって
大勢の人たちがのんびりくつろいでいた。
思った通り公園内にはリスがたくさんいて
結構人に慣れていた。
しかしここの公園にはリスの他にカモメもたくさんいる。
すぐ近くにセントローレンス川が流れているためだろう。

モントリオールの街並み
モントリオールの街並み

公園にて
緑豊かな公園

Mary Queen of the World Cathedral
その公園の隣に立派な教会が建っていた。
ガイドブックによると「世界の女王マリア大聖堂(Mary Queen of the World Cathedral)」というものらしい。
1894年に建てられたヴァチカン市国のサン・ピエトロ寺院の4分の1のレプリカ寺院なのだそうだ。
出入り自由のようだったので中も見てみた。
とても広大な空間が広がっていた。
静かで厳格な雰囲気が満ちている。
こんな都会の真ん中にこういう立派な教会があるのが面白い。
世界の女王マリア大聖堂の中1 世界の女王マリア大聖堂の中2

クレセント通り にぎやかな繁華街
夕食は近くのクレセント通りへ行った。
ここはモントリオールの繁華街といった感じ。
この日は月曜日だったにも関わらず多くの人がくり出していた。
特にどこで食べるかは決めていなかったので
ブラブラ見て回りながら物色。
できればローカル・フードが食べたかったがあまりそういう感じのお店はなかった。
イタリアンのお店が多かったが夕べも食べたばかり。
かなり迷ったあげく最後はステーキに決定。
通りに面したバルコニーの席でちょっと贅沢なワインとステーキを楽しんだ。
ステーキ
(モントリオール市内にて撮影)
No.409 カナダの旅その6〜モントリオール旧市街
2005年9月20日(火)
ノートルダム大聖堂にて
翌日はモントリオールの旧市街観光。
ホテルの真下の駅から地下鉄に乗って2つ目の駅で下車。
モントリオールの地下鉄の中はこんな感じ。
モントリオールの地下鉄内

駅から旧市街へ向かう途中
オフィスビルの中にちょっとしたカフェを見つけた。
朝食を食べに中に入る。
朝食を食べたカフェ

カフェ店内
こういうフリーの海外旅行の醍醐味の一つに
ごく普通のお店での買い物や食事があると思う。
ここでもお店の人とのやりとりでちょっと苦労しながらも
無事おいしい朝食とコーヒーを飲むことが出来た。
朝食

旧市街最初の観光地はノートルダム大聖堂(本日トップの写真)。
ここはあのセリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたところで有名らしい。
セリーヌ・ディオンは僕のホームページでもちょく ちょく登場しているが
別に追っかけをやってる訳ではない。
ノートルダム大聖堂の中その1

入場料(確か大人1人$4〜5)を払って中へ。
中は相当に広い。
天井も高くて広大な空間が広がっている。
正面に青くライトアップされた祭壇があって
教会とは思えないほどの美しさだった。
ここは撮影禁止じゃなかったので写真を一杯撮った。
ノートルダム大聖堂の中その2

メープルシロップのお店の看板
次に立ち寄ったのがカナダ名産メープルシロップのお店。
メープルシロップはだいたいどのおみやげ屋さんにも売っていたがここはその専門店。
店内を物色しているとちょっとブルース・ウィリス似の坊主頭の店員のおじさんが話しかけてきた。
いろいろな種類のメープルシロップを味見させてくれるという。
まずはグレードの違うメープルシロップを味比べ。
う〜ん、はっきり言ってよくわからない。
とにかく甘い、ただそれだけ(僕は甘いのが苦手)。
次にブランデー風味のもの。
お!? 今度は味が違う。
結構おいしい。
次はオレンジ・アロマ。
こっちもオレンジ風味で結構いける。
ということで自分たち用のお土産はオレンジ・アロマのものに決定。
それ以外のお土産はごく普通のタイプのものを買うことにした。
一本一本ちゃんと緩衝材で包んでくれる店のオヤジ。
とっても親切で気持ちのいいオヤジだった。
メープルシロップのお店

カフェで休憩
大通りに面したカフェでちょっと休憩。
僕はビール。
ユキちゃんはアイスラテ。

ノートルダム・ド・ボンスクール教会
再び教会。
ここはノートルダム・ド・ボンスクール教会(Chapelle Notre-Dame-de-Bonsecours)
別名「船乗りの教会」といって中には天井からいくつもの船の模型が吊り下げられていた。
船乗りたちが航海の無事を祈願して奉納したものだという。
ノートルダム大聖堂に比べたらはるかに小さくて質素だが
とても静かで落ち着いた感じの良い教会だった。
教会の中

レストラン
近くのボンスクール・マーケット(Bonsecours Market)を見て回った後
その表にあったレストランで昼食。
レストランの入り口には日本の雑誌で紹介された記事のコピーが張り出されていた。
日本人客が多いのね。
入ると店主っぽい感じのおばあさんが「日本の雑誌で紹介されたのよ」と
うれしそうに話しかけてくる。
カナダの人はみんな明るくて人なつこい。
僕はハンバーグのような肉料理。
ユキちゃんは白身魚のフライ。
昼食

旧市街を後にして地下鉄で駅2つ。
プラトー・モン・ロワイヤル(Plateau-Mont-Royal)地区へ行く。
ここにはビクトリア様式の古びた住宅が多く建ち並び
モントリオールの典型的な下町の風情といわれる場所らしい。
確かにいい感じの古い街並みが広がっている。
近くの公園には町の人たちが静かな午後の一時をのんびり楽しんでいる。
平和な時間が流れていた。
プラトー・モン・ロワイヤル1 プラトー・モン・ロワイヤル2

これでモントリオール観光はお終い。
この後また別の場所へ移動しなければならない。
急いでホテルへ向かった。

(モントリオール旧市街およびプラトー・モン・ロワイヤル地区にて撮影)
No.410 カナダの旅その7〜モン・トランブラン
2005年9月20日(火)〜21日(水)
モン・トランブラン
モントリオールのホテルを午後5時過ぎにチェックアウトして
次の目的地ロレンシャン(Laurentians)という高原地帯のモン・トランブラン(Mont-Tremblant)へ向かう。
平日の夕方ということでモントリオール市内は大渋滞。
あちこちでクラクションが鳴り響く。
そんな中を前日とはうって変わって意外と大胆に運転していく。
自分で言うのも何だがタクシーの運転手にでもなったかのように
するすると渋滞を交わしながら進んでいくことができた。
フリーウェイに乗ってもやっぱり渋滞。
でもだんだん郊外に行くに従って車の数は減っていった。
モントリオールからモン・トランブランまでは距離およそ250km。
辺りはだんだん暗くなっていく。
午後8時、日もすっかり落ち真っ暗な中、無事ホテルに到着した。
今回のホテルはLe Westin Resort & Spa
今回のカナダ旅行で初めて2連泊するホテルである(そして最後のホテル)。
ちょうど僕たちがチェックインしようとした時に
ホテルのロビーに日本人の集団がいて食事か何かに出発するところだった。
なんと日本人のツアー客もこのホテルに宿泊しているらしい。
僕たちがチェックインのためにカウンターに行っても
カウンターの人は僕たちもその集団の一員だと思ったらしい。
しばらくして僕の方から「May I check in?(チェックインしてもいいですか)」と聞くと
ちょっと驚いた様子で「え!? ああ、失礼しました。もちろんです(多分こんな感じて言ったんだと思う)」と応対してくれた。

今回の部屋ははっきり言って結構いい部屋だった。
とても広い室内にベッドとリビングっぽいソファーとテーブルがあって
なんと暖炉まであった(使い方が分からず結局使えずじまい)。
※実は予約を取った時にすでにこういう部屋しか空いてなかったのだが...。
のんびり楽しめそう。
豪華な部屋 部屋の暖炉

無事チェックインはできたもののまだ夕食を食べていない。
車でこのホテルに来るまでの途中には食事が出来そうなにぎやかな場所は全くなかった。
ここは完全に山の中のようだ。
さっき日本人ツアー客が外に出て行ったんだから何かあるだろう(もしかしたらバスでどこかに行ったのかもしれないが)。
外は真っ暗。
しかもかなりの寒さ。
しっかり厚着する。
ホテルを出てしばらく歩き回ったが
ホテルはいくつかあったがレストランのようなものは見あたらない。
「地球の歩き方」の地図に載っていた一番近くのレストランの場所にもそれらしきものは無かった。
そんな時近くのホテルの建物の方から人が何人か歩いてきた。
向こうの方に何かあるのかもしれない。
人が歩いてきた方向に行ってみる。
ホテルの建物の下の部分がそのまま向こう側へ通り抜けられるようになっていて
そこをくぐるとパッと視界が開けた。
広場のようになっていて照明で結構明るい。
ちょっとホッとした。
広場の周囲にはいくつもレストランらしきものがあった。
ここモン・トランブランはスキーリゾート。
この辺りはきっとスキー場に面したリゾート施設の一部なのだろう。
ぐるっとレストランの中をのぞいてみたが
どこもお客さんはあまり入っていないがとりあえず営業はしているみたい。
その1つのレストランで無事に夕食を食べることが出来た。
僕はハンバーガー、ユキちゃんはパスタ。
レストランの中には木が生えていてなかなか面白い作り。
リゾート地っぽい雰囲気。
レストラン

ホテル
翌日天気は曇りでいまいち。
やっと自分たちがどんなホテルに泊まっているのか見ることが出来た。
上の写真が僕たちが泊まったホテル。
夕べ僕たちが写真(本日トップの写真)を撮った場所もだいぶ観光客でにぎやかになっている。
ヨーロッパっぽい感じの洒落た町並み。
ヨーロッパ風の町

無料のリフト乗り場
ここには無料のリフトがあって上まで行けるようになっている。
大した距離ではないがせっかくなので乗ってみることにした。

リフト
このリフトは立って乗るタイプ。
いくつかのゴンドラにはこの写真のようにフォルクスワーゲンの絵が描いてあった(もちろん前面にはフロント側の絵)。
なかなかかわいい。

リフトの上から
立ち乗りは初めてだが結構楽しい。
スピードがあって結構気持ちがいい。
高いところから眺めるモン・トランブラン。
なかなか面白い。

リフトを降りたところ
リフトを降りた場所はまさにスキー場。
もちろんこの時期はまだ雪はなく
その代わりいろいろなレクリエーションが楽しめるようになっている。
トレイルコースもいくつかあるみたい。
ここから更に上に行くゴンドラリフトは有料。
せっかくだから後で乗ってみよう。
ここにはすでに大勢の観光客がいた。
日本人ツアーもたくさんいる。
よく見るとゴンドラリフト乗り場の上に「トランブランへようこそ!」と日本語の看板が。
ちょっとがっかり。

少し奥まったところにあった小さなカフェで朝食を食べた。
スープとサンドイッチとコーヒー。
うまかった。
カフェで朝食
(モン・トランブランにて撮影)
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