1995年版: World Wide Web の今後
1995年7月 記
現在、ご存じの通り、すさまじい勢いでInternetあるいはWWWが社会に広がっています。しかしながら、WWWをWorld Wideな規模の「半固定化したデータベース集(一度作ってしまえば、後は時々手を入れる程度)」に留まらせずに、もっとup-to-dateな情報を得られるダイナミックな情報媒体として活用し、既存の情報媒体をスピード・新陳代謝の面で越えた、ビジネス等にも本格的に利用するようなものにしていくためには、私個人が考えてみるに、何かもうひと越え、「起爆剤」が必要な気がします。
一例として、日本の官公庁などが一部先進的企業に負けじと率先してWWWに着手し、各種統計調査などの公表資料をWWWも利用して随時提供・更新するといったような試みを成すことは、大いに有効な起爆剤になるのでは、と私は常日頃から考えています。
このような観点から、私個人は日本銀行・経済企画庁のWebを評価したいと思います。