戊(つちのえ)の章 ─第8章─
第38話(見鬼の能力)
[1] 父の死を乗り越えた直後、今度は彼氏からも別れを告げられ、心におおきな傷を作ってしまうよもぎ。
[2] 心に深く刻まれた傷が、見鬼としての新たな能力を目覚めさせようとしていた。
[3] その能力は、遥か地中深くに潜む眷族の姿を見ることが出来たのだ。
[4] 見られている事を警戒したのか、眷族はおお暴れして地震を起こしてしまった。街じゅうが激しく震える。
第39話(交差する二人)
[1] 被害が地震によるという事で、警察は市の地震対策部の指揮下に入ることになった。さすがに今度ばかりは手の施しようがない星野率いる眷族対策部。
[2] 蝦夷の提案により、地震が眷族の仕業と想定した対抗策がとられることになった。よもぎには地中深くに潜む眷族が見えていた。
[3] よもぎと妖介が挑む事になったが、二人の心は非常に不安定な状態だった。
[4] 震度8を越える地震がくる恐れがあるため、宮古野市には避難指示が発表されていた。
第40話(最終防衛線)
[1] よもぎと妖介は時間いっぱい練習して最終防衛線に来ていた。塔の上から地中を狙うというものだった。
[2] 地中の眷族を発見するよもぎ。朱雀の矢は無事命中させられるのか?
[3] 眷族の反撃が始まった。激しい揺れが宮古野市を襲い、妖介達の居る鉄塔も大きく傾いてしまった。
[4] 市内でも建物が倒壊する事態になっていた。果たして眷族は倒せるのか!