四万十市サイン会
無事終了!





四万十市 サイン会
無事終了いたしました!
来てくださった方、本当にありがとうござい鱒!

(今回長いよ)


いや〜、始終ウチの親父にやられっぱなしのサイン会でした。

僕の帰省した時にサイン会をする!と
親父が書店に独走的に話を持って行き、
慌てて編集部に連絡したら、営業部にも確認取らないと…
ってなふうに立ち上がった四万十市(超地方)サイン会でしたが、
ふたを開けてみたら
物凄い盛り上がりようでびっくりしました!

最初は、書店も僕も新潮社もそしてお客さんも
こんな地方の町でサイン会をやるなんて経験がないので、
誰にもまったく読めない状態でした。

サイン会一ヶ月前に告知し、
2週間後の整理券のはけ具合を聞いたら
全体50枚中20枚にも満たない状況。
まぁ、こんなモンか?
6月にやった東京と京都のサイン会では
100枚(東京)と50枚(京都)だったので
小京都中村(四万十市)は
その京都よりも少なくて当然、むしろ
京都と同じ枚数で告知して大丈夫なのか?と
思ったくらいです。

まぁ、当日までにはもうちょっと増えるかな?
30人くらいいけばいいな…とおもいつつ
イベント前日に挨拶に行った時に
書店員さんに聞いた進捗状況は
「えぇ〜、20枚です。」
ゲ…、増えてねぇ!!

しょうがない、のんびりトークでも楽しもう…。
と思ってましたよ正直…。

もう80歳になる親父が満足するんなら
それだけでいいや…と
割り切って(?)
それなりに来てくれたお客さんに
どうサービスしようか考えていました。
そこで「持ってきたモノならなんにでもサインをする!」と決め
当日を迎えました。

書店のウラの詰め所で軽く打ち合わせをし、
いざイベントコーナーに足を運んでみてびっくり
「なんだこの人の集まりは?50人くらいいないか?」
つまりこういう事だったと思うのです。
お客さんたちも慣れていないせいで
整理券のシステムが完全に伝わっていなかったのではないでしょうか?
告知ポスター等を見たお客さんは
「あ、サイン会、24日の1時にやるんだ。行ってみるか〜。」
ってな感じでただ来ればいいと思ったと思うのですが、
主催側の人間はいつものノウハウでさばこうと思っていますから
○まず新刊を売る

○その時整理券を渡す

○当日整理券の番号で人を呼んで

○持ってきてもらった新刊にサインを入れる
この流れが当然になってしまっていたのです。
その段取りを書店員さんたちに説明している段階で気付くべきでした。
整理券番号を見て、番号が後のほうだから遅めに行こうなんて
思った方はいなかったと思うのです。
そのため
皆さんをひどくお待たせする事になってしまいました〜〜。
ごめんなさい〜〜!
もうそれからは詫びの精神で
ひたすらサインを描きました。
何にでも描きましたし、ひとり何枚でも描きました。

僕の基準なのですが、漫画家のサインなら
絵を入れるのが理想だと思うのです。
それがどんな記号的な絵でも
漫画家のマークとして
最低限何か入れないと気がすまないのです。
ポスターとかCDなど、
絵がびっしり入っているものにサインする場合は別です。
ジャマですから。
サイン会では新刊の表紙をめくった最初の白紙ページに
サインを入れるのですが、白紙なので
当然絵は入れるべきと考えています。
サインを書くとサインを描く
意味があるのです。
ここでいったん話を変えます。

初めてのサイン会を経験するお客さんたちは
整理券を持たないまま来て、
当日会場でやっとサイン会のセオリーが把握できて
本を買ったのではないでしょうか?
(2冊買うハメになった人がいないか不安です…。怖)
つまりそういう人はサインをしてもらうために色紙を持ってきていたのでしょう。

僕は持ってきたものにはどんなものにもサインする精神でしたので
熱心なゲーム時代からのファンという方々に
デススマイルズのムックやCDやゲームソフト。
ヒミコのはずかTシャツや
プロギアの嵐のCP2基盤にまで
(持ってくるほうが凄いよあなた方)
何にでも書いていました。
それを見た方が
「色紙を持ってきているんですがそれにも書いていただけますか?」
と言ってこられました。
当然僕の答えは「YES!」です。
ただここで先ほどの話、
漫画家のサインは絵があるのが理想!
とくに色紙なんて絵を入れるスペースがしっかりあるので
それなりのクオリティーはないといけないのではないか?
と思い、「色紙は時間がかかるので後で描きます。」と言ってひきうけました。
さぁみなさん、ここまで読まれた方は、この先どうなるか
予想できますか?
ヒントは、みんなセオリーを知らずに色紙を持ってきているという事です。
はい!
来ました。
大量注文!
預かった色紙は20枚オーバー。
@バンチの編集長S氏も来ていたので
そこで編集長判断
「いったん引き受けてご自宅に郵送します!」
なかなか太っ腹な決断をしてくれました。
色紙を持ってきた皆さんも
状況を理解してくださり、住所を書き込んで
きちんとした引き受け方ができました。

ちなみにこのサインは
帰りに一泊した高知のホテルで
なんとか全部描ききりました。
だって東京に帰ったら来月号の締め切り3日前だから
やる暇ないんだもん…。

いや〜〜、大変なイベントになりました。

でも、親父の仕掛けた策は
このまま終わらせてくれませんでした。



みなさん『ふるさと納税』という制度をご存知でしょうか?
簡単に言うと東京で働いている人が、税金を東京都に払うのではなく
全国どこでも好きなところに税金を払えるという制度で
都知事が反対しているアレです。

親父は前々からこの話を僕に持ちかけていました。
僕もやぶさかではない程度で考えていましたが、
なんとこのタイミングでそれやる事になったのです。
この「タイミング」というのは
話の流れからすると、後日市役所に行って…と思うかもしれませんが
何を思ったのか、サイン会の真っ最中にイベントとして組まれていたのです。
市役所から市の教育委員長(高校時代の恩師が偉くなった)が来てくれて
サイン会の真っ最中に目録授与の式典的な事になったのです。
そんなサイン会あるか?
と突っ込みたくなると思いますが、
なんとコレがニュースになるという事で
地元TV局と新聞社がカメラ持って来てるんです!
これには僕も編集長もビックリです。
だってこんなのサイン会のセオリーにないよ…。
まぁ、教育委員長(分かりやすく言うとオギママみたいな役職)の恩師が
サイン会に来てくれるということで
じゃあふるさと納税を…と親父が思いつきで言い出したことだと思うのですが、
やられましたよ…。
お客さんもキョトン…な状況だったのではないでしょうか?

このニュースはサイン会が終わって夕方のローカルニュースで
グラサンに髭で
思いっきり緊張してきょどってるサマが
県内に放送されました。


こんなメチャクチャなサイン会でしたが
整理番号は50まで全てなくなり
大盛況と言っても過言ではないくらいの
盛り上がりをみせました。

あと合間合間に懐かしい顔が並んでくれて
10年20年ぶりの再会も楽しめました。

長い文章になったなぁ…。
読んでくれた人、来てくれた人
ありがとうです。
地図を見てもらえると分かりやすいですが、
あんなへき地にもかかわらず
神奈川・岐阜・福井などからも来て下さっていました。
みなさん本当にありがとうございました。
そしてゴメンナサイ…。
いろいろメチャクチャでごめんなさい。

終わった後、親父が満面の笑顔で笑っていました。
「カッカッカッカ…」
なんかアナタが水戸黄門に見えたよ。


                                                  2011、09、27 井上淳哉


2011年09月27日

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