土用の章 ─第0章─
第41話(七夕の明け)前編
[1] 話は一年前にさかのぼる。眷族がまだ目覚める前、宮古野市の異変にいち早く気づいた蝦夷と前神主が動き始める。
[2] 蝦夷たちは危機を伝えるも、あまりにも非現実的な話に相手にされない。そうしているうちにも第一の眷族『猫蜘蛛』が蘇ってしまう。
[3] 蝦夷は思い悩む。宮古野に迫る危機と神器使いの運命を。
[4] そして蝦夷たちは、初めて現代人の前に現れた眷族に対峙する。まだ神器使いとして目覚めていなかった蝦夷にとって、それは恐怖以外のなにものでもなかった。
第42話(七夕の暮れ)後編
[1] 猫蜘蛛を追い払った蝦夷たち。そして玄武の神器使いいろりと偶然出会う。彼女もまた神器使いという重たい宿命に苦悩しつつ生きてきていた。
[2] 猫蜘蛛の再襲来。守人を使って巧みに奇襲をかける猫蜘蛛。蝦夷は猫蜘蛛に特殊な能力を感じるが…。
[3] 蝦夷のピンチをいろりが守る。神器能力に翻弄されながらも、絶妙のチームワークで戦う二人。
[4] いろりは神器の中に母の存在を感じた。神器には奉った者の想いが込められているのか?