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全国秘湯巡り

冬の富山/高山

第1日目 東京→魚津→ 水橋(富山)
第2日目 富山→ 高山
第3日目 高山→ 酒蔵巡り→名古屋→小田原

戦時中世話になった、母の兄の23回忌の法事の案内が来た。
一人で出席することにしてルートを検討した。
飛行機で一泊旅行にするか?2泊3日にしてどこかに寄るか?
寄るのは、金沢周辺か、高山か?

結局高山になった。
冬の高山なら、コンパクトな街並みなので、寒くてもどこにでも避難できる。

第1日目

北陸へのアクセスは、上越新幹線の、越後湯沢もしくは 長岡経由でとても便利になった。
疎開の時は、信越線経由で10時間以上もかかった。
母に連れられ、上野から夜行列車で疲れ切って富山にたどり着いた。
今では、4時間ほどで富山に着ける。

今年から始まった成人の日特例で、3連休の東京駅は大混雑だったが、 暖冬の影響で湯沢のスキー場は地肌が出ている。
浦佐もほとんど雪がなく、長岡では雪は全く見あたらなかった。

柏崎から先の日本海はさすがに冬の雰囲気で、荒波が押し寄せてくる。
親不知あたりの景色は昔見た覚えがある。
夜行列車で、夜が明けかけたころ通ったのだろうか。

水橋(富山)

富山と言っても、疎開時には、中新川郡上条村小出、今は富山市 に編入されている。

(水橋駅)
水橋駅 下車駅は水橋。
特急が滑川に止まるので、下車して普通列車を待つ。

冬の間ドアを手で開け閉めする方式の普通列車が珍しい。
町からタクシーを呼ぶ。
田圃の中の道はかなり変わっていたが、神社や寺、寺田への街道 が何となくわかり、間違えずに目指す家に着いた。

従兄は法事の準備で忙しい。

やはり、疎開の時世話になった、母の姉の家へ行く。
母の姉はかなり前に亡くなり、その子(従兄)も亡くなって、従兄の 嫁さんが元気で、時代はその息子の代になっている。
想い出話に花が咲く。

夜は、何人か集まって宴会。
味覚は、寒ブリとその昆布締め。大根や蕪の煮付け。
疎開の味が残っていた。

第2日目

やはり暖冬。
遠く、立山連峰がかすんで見える。
朝食後、法事の始まるまで、散歩。
疎開の時の想い出を頼りに、寺や神社を回り、上条小学校まで 行ってみた。
小学校は思いの外近かった。

(富山の法事)
富山の法事 三々五々人が集まった。
お互いに身分を名乗ると、何となく誰かに似ていたりして、ほとんどの 人とは共通の話題があった。

顔がわからなくても声で覚えていた人もいた。

法事は真言宗。菩提寺の住職他3人が長いお経を読んでくれた。

2時間近くで法事が終わり、食事が始まった。

食事は近くの公民館。
豪勢な二の膳付きの仕出し料理だった。
汽車の都合があり終わりまで居ることが出来なかった。
従兄は、料理を全部包んでくれたほか、すべてのお供えを小分け にして持たせてくれた。
自分の持っていった鳩サブレも入っていた。

富山発特急飛騨は発車後、空港のそばを通り山の中に入る。
とばくちが越中八尾。風の盆の踊りで最近つとに名高い。
高山まで1時間半は景色に見とれ、また愛読書のヴァクスに 読みふけりあっという間だった。

冬の高山

高山での宿は「雲仙」。
駅から近かったが、大量の荷物に かこまれタクシーにした。

(高山夜景)
高山夜景 夕食までの間、宿を出て付近を散策した。
灯をともした街の写真を撮りたかったが、三脚なしでは無理な ことがわかった。

夕食は、豪勢ではないが高山名物が幾つか入り、持参の赤飯 (法事の食事)とともに堪能した。

第3日目

午後一番の列車の時間まで高山が見物出来る。
朝のテレビの番組で、造り酒屋巡りの報道があったので、これを組 み入れるとちょうど良さそうだ。
どうしても回りたいのは山の手の寺の連なるあたり。
高山で一番好きな場所だ。

宿に荷物を置いて、一番近い観光地、高山陣屋へ。

(高山陣屋)
高山陣屋 うまく復元された陣屋(代官所)は、昔の役所(幕府直轄領) を彷彿とさせる。
陣屋前の朝市は冬のせいか出店が少ない。

中橋を渡り城山公園へ。小高いところから街並が望
遠 できる。
飛騨護国神社で安産のお守りをもらう。

寺に向かう途中、上一之町に(有)平瀬酒造店がある。

岐阜生まれの友人の説、「有限会社の2級酒が旨い。」
で、3本買って自宅に送る。

高山の寺町には、十を越すお寺が軒を連ねている。
城山公園からの遊歩道がつながっており、散策にはもってこいの 場所だ。

街に戻る。

酒蔵巡り

高山市が今年(2000年)から、市内の酒蔵を観光客に案内する行事を始めた。
酒蔵巡りの今週の当番店は川尻酒造所。
ここも有限会社だろうか?
数人の案内嬢が酒造りの工程を説明し、終わった人に試飲させ、 記念品の利き酒用猪口を土産に持たせるという趣向。
8社の醸造所が、2月末まで続けるという。

(平瀬酒造店)
(川尻酒造所)
平瀬酒造店 川尻酒造所

推奨の古酒を買う。

宮川朝市を散歩し、古い街並みに戻り、土産を買う。
街がコンパクトなので、同じところを何度か通る。
旅館で荷物を受け取り、弁当やビールを買ったりしていると 間もなく出発の時間。
高山線は車窓からの景色が良いので飽きないで見入っていると いつのまにか眠くなり、目を覚ましたら日本ラインの説明 が耳に入った。



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