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全国秘湯巡り・青森東北町と三沢市の旅 2014(後編 三沢市編)第1日目 東京→八戸→上北町駅 第2日目 上北町→三沢 第2日目 三沢→八戸→東京 第2日目
(寺山修司記念館で)小川原(こがわら)駅前の姉戸川温泉から8号線をタクシーで走るとすぐに三沢市に入る。 三沢市駅には向かわず、道を左にとると三沢基地に沿って走り、宿泊予定の三沢パークホテルまでは近かった。 荷物を置くだけのつもりだったが部屋に入れるとのことだったのでチェックインを済ませさっそく湯巡りを始める。 といっても、昼時近いので、昼食と温泉の両方が可能な市民の森公園が良いと考えた。 ここには、三沢市自慢の「寺山修司記念館」もある。 持ち物を選んで早速ホテルを出て市民の森公園に出かけた。 このページのTop ● 市民の森公園市民の森公園は、老人福祉センター、レストハウス、温泉浴場、宿泊施設「やすらぎ荘」などのある複合施設で、三沢市自治振興公社経営が経営する。場所は小川原湖畔にあり、三沢パークホテルが約15分の距離。 温泉浴場や食堂「おおせっか」他、いろいろの施設がこの内部にある。 市民の森温泉浴場 タクシーを降り、レストハウスの中に入って食事か?お風呂か?と考えたが、お風呂が先と判断して廊下を通り「湯っこ」の料金を支払った。 それが市民でない人は\160円とのこと。 三沢市民は\110で、65歳以上は無料券を見せれば無料とのこと。 浴場はすばらしかった。 「湯っこ」ののれんをくぐり長い廊下を渡ると浴場エリアがあり、広い気持ちの良い脱衣場で衣服を脱ぎ、鍵のかかるロッカーに入れて浴室に入った。 浴場は窓が大きく明るい陽光がさしかかっていて、奥の窓側の浴槽は大小二つの浴槽がつながっており、大きな浴槽は15〜6人が入れそうでジャグジーが付いており、右側の小浴槽は数人が入れる落ち着いた静水。
お湯は新鮮で、弱アルカリ性の単純泉とのことで、ヌルすべ感が強く、中に入ると身体がぬるぬるに浸される。 窓外には小川原湖が垣間見られる。 自治体の運営する日帰り温泉施設の内では、三沢市民の森温泉浴場は、立地も雰囲気もお湯も価格も全てにおいてトップになれる資格がある。 小川原湖もっと良く見たい人には、浴場の隣のリラックスルームのテラスから見るのが最高かも知れない。 グラウンドゴルフ場 浴場に行く渡り廊下からはグラウンドゴルフ場の一部を見ることが出来た。 年配の方たちが何組もラウンドしていた。
森の駅 温泉浴場の入り口の奥に森の駅が営業していた。 地元の農産品とお菓子などの産直で、こういう市を見るのはとても楽しい。
なお、野菜類の市は土曜日と日曜日とのこと。また、レジ袋は持参して欲しいと張り紙に書いてあった。曰わく「畑で袋はとれないので、買い物袋をご持参下さい。・・・」 このページのTop ● 食事処 おおせっか食事処 おおせっか はビル内の別の入り口近くにある。註(おおせっかとは耳慣れない言葉なのだが、野鳥で、「海岸や河口、湖沼の周辺にある湿性草原、アシ原などに生息」し、絶滅危惧種なのだが小川原湖畔の仏沼(ラムサール条約湿地)は全国でも数少ないおおせっかの生息地とのこと) 店内は明るく、机の配置も広々としている。 驚いたのは価格の安さの割に、メニューが多く、内容が優れていること。
例えば、メニューの中で、中華麺を例に取ると、正油ラーメンは¥450で、ざる中華¥450、冷やしラーメン¥550、塩ラーメン¥600、味噌ラーメン¥650と続く。 定食は、本日の定食(数種で日替わり)¥550、若鳥のから揚げ定食¥700、豚の生姜焼き定食¥750、海の幸と野菜のうま煮定食¥800、と続く。(ライスお変わり¥50 など) やや遅めの時間だったが結構繁盛しているのは喜ばしい。 このページのTop ● 寺山修司記念館市民の森のお風呂に入り、昼食にもありついたので、散歩をかねて寺山修司記念館まで散歩することにした。車道にあった道標に従って左折し、車道を北に向かう。 立派な松の林を一本道がまっすぐに通り快適だった。 ただ、思ったよりも遠く、小田内沼に着く頃には不安になった。 沼のほとりを過ぎると登り道になり登り切った場所が記念館だった。
建物は奇抜であまり美しいとは言い難い。 また内部は全て撮影禁止で、集合写真に自分の顔出しができるこのぺージの冒頭の写真だけが撮影可となっていた。 寺山修司に関して、ひろさんは特別な知識も無いし好き嫌いも無い。 知っているのは劇作家で天井桟敷の主宰者だったということぐらい。 寺山を知らない人のために三沢市の公式観光ガイドブック「来て!みさわ」の一部を下記に引用する。
記念館内部で1時間ほど過ごして、寺山の生涯や活動を知ったが、特にコメントすることはない。 三沢で時間をもてあましたら、訪れる場所の一つかも知れないが、市民の森温泉浴場とセットで訪問するならなお面白いかも知れない。 記念館の管理者の方にタクシーを呼んでもらった。来るまでにかなり時間がかかったが、タクシーはやはり三八五タクシーだった。 このページのTop ● 三沢空港温泉タクシーの運転手さんに、最終的には三沢パークホテルに戻るのだが、温泉巡りの途中なので、三沢空港温泉、三沢保養センター、太郎温泉のどこに行くのがよいだろうか?と相談したら三沢空港温泉に連れて行ってくれた。三沢空港温泉は、温泉銭湯としては規模が大きく、場所は三沢空港の真ん前である。 浴場の雰囲気は日帰り温泉施設系統といえるが、脱衣場も結構大きく、何カ所かに脱衣用の棚と脱衣籠があった。 浴室内は、床に滑りにくい十和田石(大谷石みたいなざらざらした肌の)が敷かれ、メインの浴槽内は一部泡風呂付きの他、ジャグジー風呂、電気風呂、サウナ室、水風呂、等があり、カランは4列、屋外には、メインの浴槽の外に露天風呂があった。 通常は身体があたたまったら写真を撮るのだが、先客の数も多く、撮影の同意が得られそうもないので無人の露天風呂だけ撮って、言葉で説明する羽目になった。 メインの浴槽は十数人入れる大きさで、お湯はやや緑ががった薄色褐色で透明、無味無臭。肌触りはヌルヌルすべすべで、湯温は適温だった。 明日早朝に来て浴槽の写真を撮ってもよいな!と思いつつタクシーで三沢パークホテルに戻った。 このページのTop ● 夕食は居酒屋「浜慶」夕方暗くなるまでホテルで休息し、繁華街に出て食事することにした。昨年来たときに三沢シティホテル近辺の繁華街で夕食を摂ったか、今回は、居酒屋浜慶を選んだ。
店は、小上がりのテーブルが掘りごたつ形式で二卓、奥にカウンターと厨房がある、標準的な小料理屋で良い店に入ったと思った。 小料理屋で食事する場合、鉄則を高知県の中村市(現四万十市)の谷口で教わったことがある。 それは、核になる定食を一品頼んで後はアラカルトの一品料理を好きに組み合わせる、という方式で、滅多に居酒屋に来ない我々が久しぶりにこの方法を試みた。 年と共に小食になり、定食を二人分頼まなくとも一人分でご飯は十分であった。 こんな質素な夕食で満足できるので、これではお店も成り立たないのではないか?。 食後、おやじさんといろいろ話したが、おやじさんも休みの日には市民の森の温泉浴場には良く行くそうだ。 このページのTop 第3日
三沢パークホテルは朝食付きの宿泊プランが無い。朝食は和食か洋食を選ぶ。 サーブする人のついた朝食も良いものだ。 他に、ジュース、果物など。 この日は昨年と違い、稲庭野球スポーツ少年団と鶴田中学校柔道部の2団体が来ていたので、食堂もロビーも賑やかだった。 規律正しい子供たちで、こういった団体が何のために三沢に来ているのか不明だった時代の移り変わりを感じた。 このページのTop ● 太郎温泉チェックアウトを済ませ、タクシーを呼んでもらい、太郎温泉に向かう。温泉を楽しんだ後三沢駅から八戸駅に向かい帰路につく予定。 太郎温泉はタクシーで5〜6分の距離で、昨年訪れた木ア野温泉を越えて、スーパーのユニバースを越えて2ブロックほど行ったところ。 太郎温泉は旅館と公衆浴場を兼営している経営形態で、今回の旅でも何軒もる形態だった。 浴場はかなり広い。近くの木野崎温泉ほどではないが、ロビーも脱衣場も浴場も広い。 脱衣場は木の棚と脱衣用籠が並んで壮観。脱衣場の一部は禁煙の張り紙があり、木のベンチが並んでいる。 浴室に入ると中央に浴槽が独立し、間に間仕切りがしてある。 この仕切りに、「高 42度」と「低 40度」と表示されているが湯温はどちらもほとんど変わらない印象で、あつい方は一部泡風呂となっている。 お湯は無色透明、無臭、味は薄塩味。このお湯が掛け流しになっている。 若干のヌルヌル感があり、塩分があるせいか出た後の保温感が強い。 中央の浴槽の両側には洗い場があり、カランなどが並んでいる。 カランからも源泉が出るのはこの地方の常識なのか?、シャワーが気持ちよい。 入るときには無かったが、ロビーの入り口に近い場所に季節のリンゴが並んでいた。 自家果樹園のもぎたてという。 すかさず買い込んだ。 タクシーを呼んでもらい、三沢駅に向かう。 このページのTop ● 八戸経由東北新幹線に
八戸駅では小一時間あったので、ユートリーと呼ばれる八戸地域地場産業振興センターのビルに行った。 八戸駅からはコンコースでつながっている。 ビルの一階は地場産品展示即売場があり、多くの産品が並んでいる。 また、屋外には魚や野菜、果物などの売り場があった。
土産品を買い込み、屋外の朝市ではリンゴなどを宅配便で送り、昼食を買い込んだ。 新幹線内で食べる昼食を買い、他に、改札内にあるKIOSKで昼食時に飲む第三のビールとサンドイッチも買い、車中の人となった。 湯巡りの間は、昼食時のビールを控えているが、車中になら多少のアルコールはかまわない。 日頃晩酌時に飲む発泡酒はKIOSKではあまり取り扱っていないのは不思議である。 昼食を終わり、新聞のよく読んでいると眠気が来た。 今回も無事な旅が出来た・・・。 前編 東北町編に戻る このページのTop
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