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全国秘湯巡り・信州遠刈田温泉再訪 2012
第1日目 東京→白石蔵王→刈田岳山頂→遠刈田温泉 第1日目
(遠刈田温泉 神の湯)遠刈田温泉の「センター浴場」が閉鎖され、道路を挟んで「神の湯」が開設されたと伝えられてからかなり日時が経過した。 神の湯に早く入りたいのだが、なかなか果たせなかった。 そうこうしているうちに東日本大震災が起きてまたチャンスが遠のいた。 これは、強引に計画を立てるしかないと、ともかく蔵王のお釜、神の湯、寿の湯を訪問することだけを眼目にし、後は行き当たりばったりで、遠刈田温泉の旅館を確保した。 前回は青根温泉に泊まったので今回は遠刈田温泉に泊まることにした。 蔵王のお釜は今回は見ることが出来るのか?。 刈田岳山頂を目指すバスは、東北新幹線の白石蔵王駅から東北本線白石駅と遠刈田温泉を経由して刈田岳に至る。
この日は駅前から蔵王連峰はくっきりと見え、期待が高まった。 蔵王のお釜は、連峰のどのあたりだろうか?。 途中快調に走っていたバスは蔵王町に入るとたびたび渋滞に巻き込まれ、特に蔵王町の秋の収穫祭りの会場近くではほとんど進まなくなった。
バスは、30分遅れで遠刈田温泉街に入り、大和ロイヤルホテル前を過ぎると、美しい森林地帯があり、森林地帯を抜けると高原を走る。
ところが、駒草平から大黒天に至ると、度々カーブのコーナーで小さな渋滞がおこり、ついには車の長い列がほとんど動かなくなった。 刈田峠から刈田岳山頂までは一寸刻みで、予定時刻の2時間遅れで刈田岳山頂のレストハウス前に着いた。 このページのTop ● 蔵王のお釜バス停には、このバスを待っている多くのお客さんが並んでいた。運転手は、トイレ休憩として10分間で戻るのなら荷物は座席上に置いておくことを許可し、蔵王のお釜が見える場所までは3〜4分で着くことが出来るだろうという。 レストハウスの脇の人混みを小走りに坂を上ると、見えた。蔵王のお釜!!!。 深い青緑色のお釜がくっきりと見えた。 斜面を下れば、もっと全貌が見えるのか?。ただ、バスの発車時刻も迫っている。 結局、中途半端な場所から引き返して、バス停のあるレストハウスでトイレを借り、バスに戻った。 このページのTop ● 昼食はまるたま食堂バスに戻ると車中は大混雑だった。荷物を置いておいた席に座るとすぐに発車した。 上り車線は相変わらず混んでいたが、下り車線は快適で、あっという間にロイヤルホテル前経由で遠刈田温泉街に戻った。 午後3時近かった。 「遠刈田湯の町」でバスを下り、バス停前のそば屋に入った。 第一印象はさえない店という感じだった。 先客が一組いるだけで、年配のおやじさんが厨房に入っており、おばあさんが注文を取りに来た。 が、オーダーして一口味わうと評価は一変した。
そばはやや乱切りだが香りが良く、つゆも甘辛具合が良い。 白石の冷やしうーめんも程よいつゆ加減で、のどごしは最高だった。 お客がぽつりぽつりと入って来て、そばが無くなったと云われて帰る客もいた。 このページのTop ● 寿の湯まるたま食堂を出て、予約した大沼旅館に行った。目と鼻の距離で、大沼旅館からは寿の湯が見えた。 旅館にチェックインして、タクシーがあるかどうか聞いてもらったが、街の中も蔵王方面も蔵王町役場方面も全て渋滞で、車がいつ戻ってくるか分からず、タクシーは当分あてに出来ないとのことだった。 青根温泉に行くことをあきらめ、寿の湯に入ることにする。 寿の湯は幅広い路地の奥にある細長い木造の建物で、寿の湯の前は駐車場になっている。 番台でお金は払い中に入ると、脱衣場の先は浴室で、間口は建物の半分で細長く奥に続いている。 木造の脱衣用棚に衣服を脱ぎ浴室に入る。 浴槽は石造りだが浴室の羽目は板張りで、とても雰囲気の良い公衆浴場である。 お湯は、うす茶褐色の透明なお湯で、熱めだが適温。 浴槽の半ばあたりに湯口があり、加水された源泉が大量に流入している。 若干のぬるぬる感がある良いお湯で、「ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉」とのこと。 源泉温度は68.7度。 よく温まるお湯で、大勢の人が入っていても地元の人はとてもマナーがよい。 このページのTop ● 神の湯大沼旅館の目を通って「神の湯」に向かう。徒歩数分の距離で、昔、センター浴場という公衆浴場があった場所の道路を隔てた前の敷地である。 ここには観光案内所と無料の足湯もあり、また駐車場は、神の湯の脇の敷地に確保されている。 神の湯は、中に入ると受付があり、入浴券を券売機で買って入る。
脱衣場は、木の棚とコインロッカーがあり、人気のある共同浴場なので広いわりには混雑感もある。 浴室に入ると、右側に浴槽が連なり、手前にある小さめの浴槽はあつい湯の浴槽と書かれて、44度〜45度とある。 奥の大浴槽はぬるい湯と書かれ、41度〜42度と表示されている。
薄茶色でほとんど透明なお湯は、奥のぬるい湯が適温で、手前のあつい湯はかなり熱い。 肩まで入って、十数えてすぐに飛び出した。 寿の湯と同じ「遠刈田温泉株式会社」の経営で源泉も同じ遠刈田7号泉。 ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物泉で源泉温度は68.7度とのこと。 このページのTop ● 大沼旅館のお風呂と食事温泉街の中程にある大沼旅館に戻る。大沼旅館は遠刈田でも老舗の旅館だそうで、収容40名ほどの中堅の旅館。
大沼旅館はご夫婦が主体の経営で、食事は個室の食事処で摂る。お風呂は、貸切り露天風呂と男女の大浴場がある。 まずお風呂から紹介しよう。 ○ 貸切り露天風呂貸切り露天風呂は、30分単位の申し込み制で、木造りの浴槽が落ち着く。
お湯は遠刈田温泉株式会社の7号泉だから、先に入った神の湯や寿の湯と同じなのだが、入る人が少ないので鮮度が違う。 このお風呂は、板塀の外が寿の湯の男湯と路地を隔てた場所らしく、たまに外を入浴客が通る。 温泉街ならではの風情か?。 ○ 男性大浴場男性大浴場呂と書いたが、日替わりで翌日は女性大浴場となる。(ここでは仮に男湯/女湯としておく。)建物の一番奥にあり、内湯は石造りで窓が広い。 露天風呂は、貸切り露天風呂と並んだ位置関係と思われる。
○ 女性大浴場女性大浴場呂は内湯だけである。露天風呂は貸切り露天に転用された訳。女性だいよくじょうは石造りで窓は一方向だけだが広く明るい。
大沼旅館の規模から云えばこの男女大浴場でも十分な広さで、時間差があるから他の客と顔を合わせることはそれほど多くはない。 大沼旅館は掲示されていなかったが源泉を加水して掛流しにしていた。 ○ 大沼旅館の夕食大沼旅館の夕食は一階の食事処で摂る。少人数の個室が多くなるように間仕切りを工夫しており、人数が多い場合は広間があるのだろう。 掘りごたつ式なので足は楽だった。 主なメニューを以下にかかげる。
他に茶碗蒸し、味噌汁、ご飯、デザートなど。 という、雑然とした、やや豪勢な食事。 席に着いたときから、中央にある炭火の上の牛肉の入った肉うどんが湯気を立てて食べ頃になっていたので、他の料理を味わう前からせき立てられて肉うどんを食べた。 なかなか世の中は上手い具合に運ばないのだが、食事の内容には大満足だった。 このページのTop 第2日目
大沼旅館の朝食はごく普通の日本食。冷や奴、温泉玉子、焼海苔、納豆、鮭の塩焼き、笹かまぼこなど。 チェックアウトして、宮城交通(ミヤコーバス)「湯の町」のバス停から高速バスで仙台に向かう。 高速バスは1時間10分で仙台市のど真ん中に着く。
山を下った高速バスは、途中人々を拾って東北自動車に入り、仙台インターで下りて長いトンネルを抜けると仙台の繁華街に出た。 仙台市内は渋滞しているかも知れないと思っていたが、ほとんど市の中心部に出たので、仙台駅まではあっという間だった。 このページのTop ● 仙台駅の電子式コインロッカーに驚く仙台駅は人であふれていた。仙台で数時間をいかに過ごすか考えていたが、前日テレビで放映していた「ハイウエイフェスタとうほく2012」に行くことにしてコインロッカーを探した。 仙台駅にはコインロッカーがいろいろな場所にあったが、ほとんどは満杯だった。 何カ所か歩き回ってようやくコンコースの2階に空きを見つけた。 仙台駅のコインロッカーは全て電子式で、操作にやや手間取ったが、Suica が使えて便利だった。 電子式コインロッカーは、昔、ゴルフをやっていた頃、ゴルフ場の貴重品ロッカーとして使っていた方式に似ており、暗証番号を入力して施錠し、解錠時にその暗証番号を入力する方式で、Suica などが使えるのはコインの持ち合わせがない人に電子マネーで決済させる方式を組み合わせた優れもので、ただ、これを初めて見た驚きはひとかたではない。 このページのTop ● ハイウエイフェスタ とうほく 2012ハイウエイフェスタ とうほく 2012 は2012年9月16〜17日に開催され、東北の郷土芸能とグルメが一堂に集結するというイベントで、仙台市 勾当台公園 市民広場で開催している。会場まで歩いて歩けない距離ではないが、気温が結構高いので地下鉄を利用した。 ハイウエイフェスタ とうほく 2012のパンフレットによると、 イベントは
このページのTop ● 五所川原立佞武多囃子の演奏入場時には五所川原立佞武多囃子の演奏の最中だったので、デジカメで一部を録画した。五所川原立佞武多は平成8年に古い写真と図面で復活した巨大ねぶただが、運行する際の囃子方として生まれた(らしい)。 今回の録画は祭り囃子、青森ねぶたの囃子、はねとの実演、「やってまれ!やってまれ!」の掛け声等だった。 ● ハイウエイフェスタ とうほく 2012 の出展者と出展物今年の出展者は、
雑然と写真を並べると
これは一例で、ともかく、東北の底力をアッピールするのに十分なイベントだった。 ハイウェイフェスタとうほく2012のホームページ ハイウェイフェスタとうほく2012へ このページのTop ● 昼食は駅ビルの「炙屋十兵衛(ABURIYA JUBEY)」ハイウェイフェスタとうほく2012の会場の屋台でたこやき様のものをつまんだり、生りんごジュースなどを飲んだが、屋外は暑いので仙台駅ビルに戻った。食堂街で飛び込んだのは炙屋十兵衛という、比内地鶏を使った焼き鳥、串焼き、親子丼などのお店。 雰囲気のあるお店で、店員の愛想も良かった。 だが、選んだ昼食は、親子丼でも串焼きでもない麺類。
このお店の麺類も十分価値ある昼食で、変わった味を楽しむことが出来た。 このあと、駅のコンコースの電子ロッカーは無事解錠出来て、預けた荷物を取り出し、東北新幹線に乗ってあっという間に東京に着いた。 東北新幹線車内では、恒例の発泡酒による飲酒も無事に出来て、次の旅の出発を祈った。
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